ワンダビジョンについて少し詳細に言及すると
「ハウスオブM」はコミックXMENの有名なエピソードで、強力すぎる力を持つある人物の思惑通りに世界を丸ごと作り替えられた話で
ワンダビジョンのシットコムパロディは「埋め込まれた物語」であることが匂わされていて
その外枠に別の世界(恐らく本当の現実)があることが視聴者に予想されている
まだ二話までしか公開されてないからなんとも言えないが、恐らく一話ごとに10年ほど経過してどれもその年代のパロディ作品になることが予想されている
そして最終的には既に存在が匂わされてる外枠の物語に推移して真の対立構造が明かされるという構成

本来こういう改変手法を得意とするセカイ系のエヴァにこんな何層にもわたる高度なメタフィクション化は存在していない
MCUの凄いところは、ヒーローものを題材としていながら古今東西のあらゆる物語の手法に精通した人材が、ジャンルをミックスして独自の作品に仕上げること
既存の少年漫画の焼き直し以上のものがない鬼滅程度に沸いてる日本じゃこの凄さを理解すらされにくいだろう