名勝負をやるといえば、やはり明徳だろう。
甲子園初登場の1982年春、いきなり箕島相手に、延長で2度リードしながら逆転サヨナラ負けし、「箕島伝説」の一試合に名を連ねた。
翌1983年春も準決勝で王者池田相手に8回までリードを奪い、スタンドをざわめかせた。
さらに翌1984年、春は大船渡、夏は新潟南と雪国勢相手に好ゲームの末にいずれも金星を献上。
甲子園に出てきたばかりの頃からずっと印象に残るゲームをやってきた。
松井5敬遠の星稜戦とか0−6から逆転された横浜戦とか、マニアでなくても知っている名勝負は氷山の一角だからね。
売春スキャンダルでの選抜推薦取り消し、夏の大会の組み合わせ抽選後の出場辞退など、場外でも話題豊富。
1980年代以降の甲子園、明徳がいなければ今とはずいぶん歴史が変わっていたと思う。