合言葉は「あの2人を投げさせたい!!」

チームの合言葉は一つだった。選手ミーティングでは自然と、こういった声が出たという。

「あの2人を投げさせたい!!」

 U-18W杯(韓国・機張)に出場している高校日本代表はオープニングラウンドを4勝1敗のグループB1位で、
9月5日からのスーパーラウンド進出を決めた。

 投手は9人が登録されているが、一度もマウンドを踏んでいない2人がいる。

 大船渡高・佐々木朗希と星稜高・奥川恭伸だ。佐々木は8月26日の壮行試合(神宮)を先発で1イニングを投げた際に右手中指に血マメができ、
以降はノースローが続いた。一方、奥川も準優勝だった甲子園の疲労から、国内合宿では別メニューでコンディションづくりに努めた。

 2人は韓国入りしてからキャッチボール、そして投球練習の再開と、徐々にピッチを上げてきた
。その間、チームは8月30日からオープニングラウンド5連戦を消化。9月3日は2人そろってブルペンで熱のこもった投球を披露し、
大会の休養日となった4日の練習は投手陣全体がノースローながら、2人は精力的に体を動かしたという。
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