抜粋
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/17178

 確固たる証拠も根拠もないまま習志野をヒールに仕立て上げようと血気盛んに動いたはずが、結局は自分がヒールになってしまった。
どことなくグレーゾーンの感が拭えず、しかもアンタッチャブルな要素も漂う相手のサイン盗みに関して声を大にしながら、
大勢のメディアが集う衆人環視の場において敵陣に殴り込み同然の姿勢で出向いて行った事実はそう簡単に消えない。
こうした背景こそ今夏の甲子園でスターとなった奥川の恩師であり、
準V指揮官でありながらも大々的に扱おうとするメディアが少ない理由にどうやらつながっているようだ。

 ただ、そんな林監督のミソギ≠ヘ十分過ぎるぐらいに済んだと言えるのかもしれない。
2カ月間の謹慎期間中、学校には抗議電話が殺到し、プライベートにも悪影響を及ぼすほどの誹謗中傷を受けた。
介護施設でボランティア業務にも携わり、相手の側に立つ姿勢についてもう一度、見つめ直した。
数々の批判も真摯に受け止め、ネット上で書き込まれるコメントにも一語一句、目を通していたという。

 その謹慎期間中、林監督は実際に周囲からも完全な四面楚歌だったようだ。星稜の関係者は次のように明かす。

 「林監督に肩叩きをして辞任を促す人たちも数多くいたと聞く。学校側の一部有力者たちからも、
かねてから激情型の性格の持ち主だった林監督を色眼鏡で見ていた傾向が強かったこともあり
『これを機に別の監督へシフトしたほうがいいのではないか』との声が出ていた。

つづく・・・
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