【記事抜粋】

「150(キロ)を出しにいきました」

 いつもと変わらぬにこやかな表情で、星稜(石川)のエース・奥川恭伸は言った。

 6月1日、春季北信越大会1回戦。センバツの習志野戦以来、65日ぶりに公式戦のマウンドに上がった奥川は4回、

砺波工(富山)の3番・齋藤健也への3球目に150キロを計時。スタンドをどよめかせた。


 センバツで敗れた習志野戦。「相手にサイン盗みがあったのではないか」と直接抗議した林和成監督が、

「世間を騒がせた状況を勘案」し、4月15日に学校から指導禁止処分を受けた。

 その間、県大会やこの北信越大会は、山下智将部長が監督を代行することになる。

異例の抗議、そこから派生した騒動、そして指揮官不在という非常事態に、選手の動揺はなかったのか。山下監督代行が言う。

「う〜ん……あったかもしれませんね。ただ、その件についてはミーティングをひんぱんにやりましたし、

選手間でも意図的に話し合いを多くしたようです」

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2019/06/08/___split_41/
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