東京都から初めての21世紀枠出場校に選ばれたのは都立小山台高校ではあるが、その選考を振り替えってみよう

都立小山台高校は日大豊山、堀越、早実と甲子園出場経験校を次々と撃破してベスト8進出、
一柳東一郎(元朝日新聞社社長)、菅直人、御手洗冨士夫、筑紫哲也、山田洋次、押井守など超大物OBがいる、
狭いグラウンド、短い練習時間、誰でも知ってる一流大学に現役合格者多数の文武両道。

・・・だが、これだけでは選出の決め手ではない

2006年6月に東京都港区の公営住宅「シティハイツ竹芝」では「扉が開いたまま昇降する」という欠陥がある
シンドラー社のエレベーターが設置されており、このエレベーターの不具合によって高校生が死亡した事件が発生した。
シンドラー社は世界第二位の昇降機メーカーであり、1985年に日本市場へ参入したものの
三菱電機、日立製作所、東芝など国内大手の牙城を崩せず、競争入札で納入業者を決める公共事業をターゲットにして、
国内製品より2〜3割安い低価格戦略で受注を拡大していた。
そして問題の死亡した高校生が通っていた高校が都立小山台高校で、高校生がしていた部活は野球だった。
そのため2014年春、21世紀枠特別選考委員会によって21世紀枠にふさわしい「困難な環境を克服」したと見なされて選出。
これにより都立小山台高校は都立高校として初めての選抜高校野球大会出場校となった

問題の事件の報道
https://www.youtube.com/watch?v=Tdv5o6TgSr4
https://www.youtube.com/watch?v=JLHGsk5Qx-A
https://www.youtube.com/watch?v=PWIfIG2BaF0
https://www.youtube.com/watch?v=5xrcFjgdmTY
都立高校初のセンバツ甲子園出場決定
https://www.youtube.com/watch?v=Uc9Eug3LwtQ
https://www.youtube.com/watch?v=AmuqpWM_H_w
シンドラー社製エレベータのトラブルは全国で100件を超え、海外でもこれまでに3件の死亡事故が報告されている
それにも関わらずメーカーは情報開示も、徹底的な原因究明もせず、「当社の責任ではない」と言い訳ばかり
すべて保守会社に責任転嫁して逃げてばかりで設計上の欠陥も自社の過失も認めていない。
そういうワケだからシンドラー社がもっとマトモな会社だったら、都立小山台高校は絶対に選ばれなかったと言える。

ちなみに、空気読まない履正社高校の仕業によって、あわやノーヒットノーランになりそうな状態にまでボッコボコにされた