二度と社会復帰は無理だと言われたワイが・・・ [無断転載禁止]©2ch.net
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「二度と、一般的な生活は無理でしょう。」
はっきりと医者から断言されたのがつい4年前。
ところが、就職し、結婚し、娘がもうすぐ生まれる。
障害があっても何とか乗り切れるんやで、というワイの駄文を読んでもらいたいンゴ。 ワイは親戚にダウン症や自閉症の子どもが多くてな。
それでその子らのために医者になって、何とか助けたいと思ってたんだけど。
よく考えたらその子の生活を保護する親の方がたいへんなんじゃね?
と思い出してきて、医者じゃなくて臨床心理士になることを決意した。 「臨床心理士ってなんじゃそれ、精神科医じゃないんかい」
と思う方も多いだろう。
本当は色々な定義があるが、
一般的な認識では「医療行為のできない精神科医」くらいに考えてくれたらわかりやすい。
だから注射は打てません。カウンセリングができます。
診断はつけられません。所見はつけられます。
といった感じかな。
ともかく、それで家族をケアしたるわ!と意気込んでおったそうじゃ。 そこでワイは臨床心理専攻のある大学を選んで、卒業し
そこの大学院に進路先を決めた。
臨床心理士になるためには指定大学院っていう大学院を修了しなければ
受験さえさせてくれない、文系の中では割と難易度高い資格なのだ。
大学院までは特に勉強に苦労もしなくて、大学生活も満喫できたし、
かなり楽しい日々を過ごしておった。 大学院を修了して、そこから臨床心理士になるには試験を受けるのだけど
修了は3月、資格受験は10月で、その間は臨床心理士候補として病院や
施設などに配属されることが多いんやで。
ワイもその例に漏れず、教授が推薦してくれた精神科病棟に就職のお世話になった。
だが、そこからがワイの道は一歩一歩間違えとったんや。 病院によって臨床心理士の使い方は異なる。
例えばもう心理テストだけをやって、医者にその結果を伝えるだけのデスクワーク的な使い方もあれば、
患者と一緒に過ごしながら看護師や医者には言えない患者の悩みを聴いて挙げるだとか
そういった感じね。
ワイの職場はその折衷案というか、両方やることになっていて、死ぬほど忙しかった。
でも、それ以上に楽しかった。
精神病の人って、意識水準(自我をどこまで保つか)が低いから、すごく柔和なのね。
よく発達障害の子なんかが暴力的な事件を起こしてしますけど、それは全体の1%程度。
入院患者たちとぬるま湯に浸かったような生活を過ごして、ここでも順調だった。 あとは資格を取って、資格取ったら給料倍額やんけ!ヤバー!
などと不純な動機で胸がいっぱいになって来た頃、一人の患者さんが入院してきたんや。
Aさんってことにしよか。Aさんは重度の「うつ病」で、ガリガリに痩せていて
常に無表情だった。薬の影響もあるが、無表情なのは病気のせいだ。
うつ病は感情が鈍ったり、気力がなくなったりする病気だからそうなんだ。
でも薬物療法と精神病棟でゆっくり休む休養を取れば、緊急時以外は何とか症状は治まる。
先ずは看護師がAさんの何週間も風呂に入っていないだろう体をジャブジャブと洗い、
そのままAさんは何事も無かったかのように、ベッドで静かに寝た。 しばらくAさんは食事もとらず、栄養点滴で過ごしていたけど
1週間経つ頃には自分で煙草を吸いに行く程度には回復し、
1カ月経つ頃には外出許可も下りるほどになっていた。
ワイが「どうですか?」と話しかけても、以前は応える気力が無かったのに
「それなりに・・・生きています」と答えられるようになっていた。
本当に良かった。このままあと半年もいれば普通の生活に戻れるだろう。 ほんでワイは患者さんカウンセリングルームっていう部署を担当しててな。
「医者や看護師に言うまでも無いんだけど、なんか話したい」って人向けに
いつ来てもいいよー、部屋を持ってたんや。
ある日、Aさんがフラッと現れた。缶コーヒー二つ持って。
ワイ「お、僕の好きなコーヒーです。ありがとうございます」
A「なんか悩みとか、聴いてもらえるって、聞いたんで」
ワイ「えぇ、解決できるかはわかりませんが、解決できるようにお手伝いはできますよ」
A「はい、あの、実は、両親が重くて、体重じゃないです。精神的に・・・」 Aさんの言う事はこうだった。
昔からAさんの家には両親、特に母の言われたことしかやってはいけないルールがあった。
野球部をやりたかったけど、書道部に入らされたり
あそこの大学に行きたいと言っているのに、こっちの大学に行きなさいと言われたり
そしてそれに従わない時は、家中のものをぶん投げて暴れて、ヒステリックになって大変。
父は逃げるように単身赴任ばかり繰り返していて、ここ数年は父と直接会ったこともない。
自分は、どうやって対応すればいいんだろうか、と悩んでいた。 こういう時ってカウンセラーはどう対応するのか。
大まかに分けて二つあると思う。
一つは、「今は」入院中だから、休養することが大切。それは考えないでください。
とスッパリしちゃう系か、
二つ目は「とても辛いんですね。Aさんはどうなりたいのですか」
と、具体的に患者の志向性を聴くこと。
一つ目は何か冷たい印象を受けるかも知れないが、実はこれが最適解で、
重度のうつ病患者の人にはとにかく症状が落ち着くまで余計な事を考えて行けないとされている。
ワイはAさんがこれを話せるだけ回復したと思って、2つ目を選んだ。 ワイ「Aさんは、どうなりたいですか」
A「僕は、昔みたいに家族が仲良くて、遊園地に行ったりした時の子どもの時みたいな
そんな家庭に戻れたらなって、思うんです」
ワイ「それじゃあ子どものころはお母さんは違っていたんですか?」
A「はい、もっと優しくて失敗しても怒らない人でした」
ワイ「どのくらいから、Aさんのいうヒステリックになったかわかりますか?」
A「たぶん、叔母さん、あ、母の妹ですけど。亡くなったあたりからですね」
ワイ「そのくらいの時期からAさんを指示するようになったのですね」
A「はい」 この母の状態はフロイト派の言う「喪の仕事」ができていないから起こるものだと推察した。
喪の仕事、とは何か大切な人や物を失った時に、それを受け入れる心構えの時間を指す。
すぐに頭を切り替えられる人も居れば、病的になるほど引きずる人も居る。
おそらくAさんの母は、妹を失ったことで病的なまでに喪の仕事が長引き
その妹に傾けていた愛憎を、Aさんに全部押し付けているのではないか
そうワイは推測した。 うつ病はものすごく簡単に言えば、うつになった原因を取り除けばうつにならないので
その原因を探して取り除くのが治療の内の一つ。
例えば仕事が忙し過ぎて、うつ病になったら、その仕事を辞めるか転職するか。
学校に通うのが嫌でうつ病になったら、学校じゃない場所で勉強するか。
そんな例があげられる。
ところが、こういう親族が絡むうつ病は結構、厄介。
取り除くと言っても、親から絶縁されるのが良い訳じゃないし、絶縁されることで感じるストレスもある。
そして何より、こうやって育ってきたAさんにとって、母は絶対者な存在な訳だから、逆らうことは出来ない。
ゆえに、離れる事もできない。
つまりこれは、母親も交えた世代カウンセリングになるな、とワイは思った。 後日、母親を呼び寄せて三者面談を行った。
もちろん、ワイはAさんから聞いて「あんたがヒステリックだからAさんつらいんだよ」などとは言わずに
治療の一環としてお越しくださいね、とまぁそんな感じで約束を取り付けた。
Aさんの母親、すごく若く(そうに見えるだけ?)で物腰が低く、丁寧な方だった。
イメージしていたキツそうな人では無かった。
A母「Aはちゃんと治るんでしょうか?」
ワイ「そこを含めてお話をさせてください」
A「先生が今日は話してくれるって」
その一言で急に母親が激昂! A母「あんたには聴いてないでしょうが!!!!!!」
カウンセリングルームが揺れたかと思うほどの声量だった。
ワイ「ま、まぁまぁ、A母さん。落ち着いてください。」
A母「あら、すみません」
何事も無かったかのように座る。
ワイ「実はですね、入院後のことなんですが、Aさんはかなり順調に回復しておりまして」
A母「それはいいことです!」
ワイ「それでですね、グループホームに入って自立の援J」 助、と言い切る前に左ほほに激痛が走った。
A母「なんなんですかあなたは!!!!!!」
あぁ、A母がワイを殴ったんだな、と気付いた
A母「この子は私以外の人とは合わないんです!自立何て、私がめんどうみます!」
ワイ「そうは行ってもA母さん、これは治療の一環でして」
A母「治療も何も無い!!!ダメだこいつは!お前なんてダメだ!院長呼べ!!!」
ワイは咄嗟にナースコール押して看護師に来てもらった。
その間にもA母はヒートアップしていく。
ルーム内にある心理テストの束とかを手づかみで投げ飛ばし、机をひっくりかえし
いやも、あなたが入院するべきじゃない?と突っ込みたくなりました。 結局、その日はA母は帰ることになった。
A「先生、ごめんなさい。母はいつも、あぁなんです」
ワイ「いいよいいよ、気にしてないよ。でも、そうだね。Aさん、辛いね」
A「は、はい・・・」と言って、Aさんは嗚咽した。
そりゃそうだよね、誰が見たって母親おかしいよね。
そしてそれでも母親なのだと受け入れなければならない自分って、辛いよね。
そんなことを思いながら、その夜は更けて行った。 次の日、Aさんは外出日。
ワイのいた精神科病棟は閉鎖病棟(全部に鍵が掛かって合って、外と中が隔絶されている)
なので、気分転換をしたい患者さんは申請書を出してふらっと外出してくる。
これはもちろんかなり回復した患者さんじゃないと無理なのだが、
Aさんは順調に回復してきているという判断が出たので、外出は許されていた。
Aさんはでかけるまえにワイを捕まえて、
「あの、これ、後で、ですよ。絶対に後で見てくださいね。先生なら約束守ってくれますよね」
一冊のノートをワイに手渡した。
「なんで後かはわからないけど、いいよ。約束だしね、何かポエムとか書いてるのかな そう冗談を行ってみたが、Aさんは薄らと笑い、ごめんなさい、行ってきます。
といって病院を出て行った。
さてさて、なんかおかしい様子やったなぁ。
もう愛想笑いなんてできるくらいの回復やったし。
まさか!
ワイはノートを見た。
ノートの第一文目、「遺書」
やばいやばいやばいやばい!!!!
「ちょっと誰か手伝っ、今の、今のAさん止めるの手伝っ」
キィィイイイー! ドン!!
病院の外から事故の音が聞こえた。 即死、だった。
葬式、A母がワイの耳元で何か騒いでいる。
よく聞き取れないけど、辛うじて「おまえのせいだ」と聞こえた気がした。
Aさん、君の生涯は一体何だったんだい?
ワイはノートを1冊読ませてもらったけれど、ただ辛いということしか書いていなかったよ。
君の生涯は何だったんだい?
そう思うと、涙がホロホロ出てきて、御焼香が上手くできなかった。 翌日、病院を休んだ。なんだか何もやる気が起きなくて。
翌々日、これも病院を休んだ。上司に電話したところ、
「担当してた人が自殺するっていうのはショックだろう、十分休んで来い」と言われてホッとした。
ワイはただ寝て、ション便して、水道水の水を飲んで、それ以外の事は何もしなかった。
ただ、何にもやる気が起きなくなった。
寝た。
すると玄関の鍵が勝手に開いた。
だれだろう、泥棒かな、まぁ、いいや、なんもやる気おきん。
入ってきたのは会社の上司と看護師だった。
上司「ワイくん、会社を休んでから2週間も音沙汰がなかったから、もしかして、と思ってね」
ワイ「え?2日くらいじゃないですか?」
上司「2週間だよ、2週間、いくら休養を伝えたかも知れないけれど2しゅうかn・・は」 上司はワイの顔を見て驚いているようだった。
看護師さんに「バイタル!至急計って!」と支持する。
あぁ、バイタルね、体温とか酸素濃度とかあれでしょ、はいはい。
看護師「バイタル正常です」
上司「良かった。それじゃ、病院行こうか」
ワイ「あ、そんなら服を着替えて」
上司「いや、服は着替えなくていい、そのままでいい」 ワイはスタッフ用の玄関では無く、正面玄関から入らされた。
なぜか医師が目の前にいる。
うん、うつ病だね。入院。
そうしてワイは、うつ病を治療する側から治療される側に回った。 続きが気になる人が一人でもいたら、書きます。
もしいなかったら、ワイのダラダラ日記でも書いてスレを汚しますんで
お願いします。 >>10だけど見てるよ
ずっと張り付いては居られないけど、気になるから最後まで読みたいな
大変だったね… >>28
>>27
ありがとうございます。
いやね、ちまたじゃうつ病は怠けだの甘えだの言われてるから、
ここでちゃんとした病気だってことを言えたらいいなぁ、なんて思ってるんだ。 見てくれてる方達、ありがとう。
少しでも、精神障害の実態を知ってもらえたら嬉しいな!
まぁ、そんな訳でワイは治療する側から治療される側へ。
うつ病と診断されて閉鎖病棟へブチ込まれた。 閉鎖病棟というのは聞きなれないと思うが、ざっくり説明してみる。
一昔前までは窓に鉄格子がかけてあったり、座敷牢みたいな部屋が多かったが、
最近の閉鎖病棟は強化アクリル板で仕切られており、非常に清潔感があって
開放的な病棟になっている。
どんな病棟かと言えば、そのまま「閉鎖された」病棟のこと。
入院患者は外出するのを制限され、鍵がかけられた入院室で過ごす。 ただ、勘違いしないでもらいたいのは、閉鎖病棟は「隔離している」のではなく
「保護している」ということだ。
よく、「ガイキチが事件起こしたら困るから閉鎖病棟に入れる」と言われるが、
事件を起こす様な精神障害は全体の2〜3%程度で、ほとんどの患者は無害。
だから問題を起こさないように隔離しているのではなくて、
社会の辛い現実から一度離れられるように、保護されていると考えてほしい。
だから閉鎖病棟=手の付けられないガイキチ、だとは思わないでほしい。 例えば精神障害で一番有名な「統合失調症(精神分裂病)」は、
脳の恐怖(本能)を司る部分が異常になってしまい、常に恐怖に震え、
その見えない恐怖を補完しようと、脳が勝手に幻覚や幻聴を醸し出すというシステム。
だから、その恐怖を補完しないように、原因となる社会の煩雑さを取り除く
=社会から一時的に離れる
ということが必要になるんだ。 とりあえず閉鎖病棟についてはおいおい、説明を付け加えるとして。
ワイは閉鎖病棟に入ることになった。
妙に身体が重く感じて、歩くのすらダルいということだけ覚えている。
とりあえず割り当てられた部屋のベッドに横になって、その日はただただ寝ていた
と、思う。 次の日?2日後? とにかく寝ていた記憶しかない。
それなのにいつの間にか左手から点滴の管が伸びていた。
これはうつ病の症状に食欲不振(逆に食欲亢進もある)があって、
ワイは2週間近く水しか飲んでいなかったので、栄養失調になっていたから
栄養の点滴をぶち込まれていたのだ。
その日は点滴の雫が落ちるのをただ見送っていたと思う。
不思議とトイレに行きたいだとか、眠たいとは思わなかった。
ただただ、機械的にそのリズムを刻んでいた。 2〜3日、ただ点滴を目で追っていただけの生活だったと思う。
その間に何回かション便に行った記憶はある。
なんというか、まるっきり何も、食べる気も、寝る気もないのだが、
ション便だけはトイレでしないと、何かに負けた気になるのだった。 ただ、歩く気力すらわかない。
ナースコールポチーして、看護師さんに車椅子で運んでもらう。
今思えばめちゃくちゃ甘えてたと思うが、当時はそれしか方法が浮かばなかった。
ようやく意識がハッキリしてきて、「あ、自分は何かの精神病で入院してるんだ」と
思い始めるようになった。
ただ、「何か」がわからない。臨床心理士である自分の知識を総動員しようとするが、
頭に何も浮かんでこない。いや、何も浮かべる元気が無い。
結局、考えるのが疲れるから、寝たり起きたり寝たり、繰り返していた。 そんな日々を1週間くらい続けた、と思う。
突然、医師が問診にきて何かをワイに聞いてくる。
だが聞き取れない。
医師の滑舌が悪いとか、ワイの耳が壊れたとかではなく、
話の内容が頭の中に入ってこないのだ。
聞き取れた、と思えば、もう医師は次の言葉を紡いでいるので、順に追っている内に
何を話したのか忘れてしまい、覚えきれずにいた。
ただただ、はい、と間抜けた声を出していた。 かろうじて「うつ病」は聞き取れた。
けれど
(あ、ワイってうつ病なんか・・・なんでや?)
頭の中は???マークでいっぱいだった。
なんで自分がうつ病なのか、全く見当がつかない。見当をつける気にもならない。
内心(へー、ワイがうつ病ねぇ)
これぐらいにしか思えなかった。 その日の午後くらい?に母親と彼女が見舞いに来た。
母親はただ黙っていて、彼女は泣いていた。
ワイはなぜ彼女が泣いているのか全くわからなくて、困惑した。
逆に(ワイが悪い事して彼女泣かせとるんや、申し訳ない…)と、
自分が酷く醜く矮小で汚らしいもののように思えてきた。
この頃から、うつ病の最も重篤な症状、「自殺念慮(自殺したい気分)」がはじまる。 うつ病を軽んじてはいけない理由の最も大きなものに、自殺念慮がある。
希死念慮とも言うが、意味は大体同じ。
要するに、「めちゃくちゃ死にたい気分」になることを指す。
人間だれしも、一度や二度とは言わず、何度も死にたくなる気持ちになることくらいあるだろう。
だがうつ病のそれは、病気だから病的に、酷い。
どう酷いかと言えば、「何かに関連付けてすぐに」死にたくなるという気持ちになることだ。 一般的に生活して居て、死にたくなるようなときと言うのは
何か出来事がある→恥ずかしい、みっともない→死にたい
何か想い出す→恥ずかしい、みっともない→しにたい
というように、恥ずかしいとか、みっともないとか思い出したくないとか、色々な感情を
挟んで「死にたい」という気持ちにさせるものなのだけれど、うつ病は
何かある→死ぬ
という超絶短絡的に死に直結させてしまう思考回路になっている。
もし何か感情を挟むとしたら「生きていて申し訳ない」という気持ち。
生きていること自体に罪悪感を覚えているので、生きている意味がない。
だから死のうと思っている。 この思考回路はなかなか取り払えるものでは無くて、
普通の生活に戻った今でさえ、時折、そう思わせる事がある。
例えばワイは今、新聞記者をやっているが
何かミスがあった→うわぁ恥ずかしい→死にたい ではなく
死んでしまえば恥ずかしい事も無いから死にたい
と、もう最初から死が前提となっているのだ。超絶短絡的思考だ。
だからリストカットなんてしない。
すぐに死ねることばかり考えているので、線路に落ちたり、高いビルから落ちたり
ソッコーで死ねることしかしない。 だがそこは閉鎖病棟。
自殺はほぼ不可能な状態になっている。
ヒモで首を括ろうにも、カーテンはないし、入院着もマジックテープだ。
水死もできないように、洗面台は水を深く溜める事ができない。
もちろん刃物類なんて持ち込みは禁止だ。 ワイは彼女が泣いているのを見た時から、急に「自分が生きていてはいけないのではないか」
そう思って仕方が無くなってしまった。
自分がこの世に生を受けて生きていることが、とても申し訳なく思って仕方がない。
なぜこんなクズな人間が生きているのか不思議でたまらない。
どうして生きているのかが全くわからない。
生きている意味がわからないから、死ぬしかない。
でも死ねない。
死ぬしかない。
でも死ねない。
死ぬしかない。
でも死ねない。
毎秒のようにこれが頭の中を支配していた。 死ぬか、ソッコーで死ぬか、ワイの頭の中はその2択に絞られた。
それ以外に考えがまとまらない。
何かワイは、とても孤独に思えてきた。
深い深い穴を掘り、光も届かなくなったその穴の底。
そこにもう一段だけ、人間が入る分の穴を掘って、その中にうずくまっている。
誰もこの穴に気付かないし、気付こうとすらしない。
ワイはただその穴の中で孤独に耐えている。
そんな風に思い、余計に早めに死ななければならないと思うようになってきた。 「あ、せや!自分で死ねないなら看護師さんに頼もう!」
ナースコールポチー!
「看護師さんワイの首を斧でハネてくださいおねがいします早くねぇ早く早く」
看護師さんは直ぐにナースステーションに戻って行った。
ワイは斧を持ってきてくれるのかと、内心でホッとした。
持ってきたのは注射器だった。
ブスーと刺され、何かトロンと眠たくなり、あぁ、毒殺してくれるんやなぁ、と
ワイは心の底から充たされる何かを得た。 目が覚めた。
普通に病室だった。
ワイは数瞬呆けたあと、絶叫した。
生きているのだ。ワイは。生きているのだ。
さっき死ねたと思ったのに、毒殺してくれたと思って居たのに
死だけが救済だと思って居たのに
よくもよくも俺を生かしてくれたな。
その絶望が訳の分からない声となって、病室に反響した。 「貴様ーッ!!よくも俺を生かしたなぁー!!!」
ここ数週間、まともに何も食べていないのに、よくもこんな声を出せたと思う。
看護師が数名やってきて、また腕に注射器をプスーされる。
今度は眠くならない、ただ身体が鉛のように重く、ベッドに横になってしまった。
そこに医師がとてとて、と歩いてきて
「ワイさん、実は、ワイさんはもう二度と社会復帰ができないかも知れません」
と言って、とてとてと帰って行った。
ワイは、生きているワイが申し訳なくなり、本当に本当に死にたくなった。 これ読んでる人いるかなー?
出来ればまとめサイトとかにあがってもらって、
皆に広く知ってほしいんだよなぁ−、このうつ病のことについて。 >>28だよ。読んでるよ。
身内にうつ病がいてるので、他人事じゃないです。
話、聞かせて。 >>52
>>53
ありがてぇ、ありがてぇ。
一人でも多くの人にこの病気のことを知ってもらいたい。
今日は会社を早退してきた。吐血酷い。ストレス性の胃潰瘍だ。
午後から病院が開くまで待機中、少し書き込む。 今考えれば(後にやっぱりヤブだと知るが)
よくまぁうつ病の重篤期に「二度と社会復帰はできないでしょう」と面と向かっていう医者だなぁ
と思えるのだけれど、
その時のワイにとって、それは当たり前のような言葉であって
「社会復帰なんてしたら世間一般の方々に申し訳ねぇ、死ぬしかねぇ」と考えた。
とにかく何にでも「申し訳ない」気分になって、死ぬことしか考えられなかった。 この頃から看護師に「とにかく死にたい」という気持ちを打ち明けると注射された。
注射と言っても静脈注射じゃなくて、筋肉注射ね。
セルシンという抗不安薬(気分を和らげて興奮を抑える薬、飲み薬もある)を
注射される。これは効果てきめんで、死ななければ!死ななければ!と思う気持ちを
少し和らげてくれた。
もう少し小難しく言えば、強迫的な思考が治まる、といった具合だろうか。 これを何日か繰り返していると、死にたいという気持ちはもちろんあったが、
強迫的に「死ななければならない!」という焦った気持ちは落ち着いてきて
(ワイは死ぬのを待ってればええんや・・・)という、変に達観した気分になってきた。
そうしている内に、段々と閉鎖病棟の中を歩けるようにまで快復して来て
たぶん1カ月目くらいなのかな、やっと喫煙室に通えるようになった。
え、ちょっと待って、なんで病院なのに喫煙室?と賢い人なら思うかも知れない。
その通り、本当ならば病院は全面禁煙のはずだ。
しかし、精神科病棟だけは別で、煙草を吸っても良いことになっている。 要するに「身体じゃなくて精神が病気なんだから、少しでも精神に良ければいんじぇね?」
という、お上のお達しにより、精神科病棟は病院で唯一、煙草がOKの場所になっている。
しかし、焼死自殺ができないようになっており、煙草に火をつけるには
壁に取り付けられた小さな穴の電熱線に煙草を入れて、ボタンポチーしなければならない。
ここでも「チッ、焼死できねぇのかよ!」とワイは憤った覚えがある。
だがこの喫煙室でワイは大分快方に向かうことになった。 有体に言えば「煙草を吸うだけまだ精神的に余裕がある」のだ。
本当の本当に重篤な場合、ワイの入院最初期の場合、煙草を吸うことすらできない。
歩いて喫煙室に来て、煙草を吸えるだけ、まだマシなのだ。
その例に漏れず、喫煙室にはパッと見て元気な人が多かった。
普通の人は一目見て精神障害を持っているとは思えない人たちばかりだ。
ちゃんと小奇麗にヒゲも剃っているし、眼も死んでいない。
時折談笑するなど、どこの喫煙室にもある一般的な風景に見えた。
精神病棟という異質な空間の中、そこだけが唯一「まとも」にワイは感じた。 最初の2、3日、ワイは煙草を吸って直ぐに喫煙室から出て行ったが、
談笑している彼らを見て、少しだけ興味がわき、その輪の中に参加することにした。
すると出てくる出てくる、やっぱり「まともじゃない」部分が彼らにはたくさんある。
見ている分には「まとも」だが、話してみると「まともじゃない」。
やっぱり精神科病棟だった。
Yさんは統合失調症。
煙草を吸っている途中に、急に電波を受信することがある。
その電波は毒電波で、アメリカに傍受されているから、すぐに天皇陛下に連絡しなければならない。
なので電波を受信した時はすぐに公衆電話で皇居に電話する。
ただ、もちろん看護師たちはYさんのことをわかっているので、その時は電話線を抜く。
Yさんは電話する度「日本の危機が危ない」と言っていた。
馬から落馬かよ、と思った。 Tさんは、この人はよくできた方だった。
KO大学の大学院博士課程まで出た人で、生粋のインテリだった。
ただワイと同じうつ病で、論文を書けなくて書けなくて、ある日突然おかしくなったそうだ。
話していてもおもしろいし、明るくて、笑顔も素敵で、ユーモアがある。
常にニコニコしているのだが、突然、プッツンすることがある。
うつ病は常に悲観的で寂しい気持ちになる病気ではあるが、逆に興奮したりイライラすることもある。
Tさんは後者のタイプで、怒りをために溜めて、急に放出するタイプだった。
だからニコニコ話をしているのに突然、拳で壁に穴を空けて、またニコニコするのだった。
人に危害は絶対に加えない人だったけれど、さすがに突然の暴力にはビビッた。
本当かどうか知らないけれど、電車の中で騒いでいた高校生5人を全員病院送りにしちゃって、
それで警察に捕まり、うつ病が発覚したそうだ。 Tさんはよく
「高校生には申し訳ない事をした、俺は死ねばよかったんだ」と独り言を言っていた。
さっき人に危害を絶対に加えないと言ったが、それはその高校生たちをフルボッコにしてから
誓ったことだそうだ。突然プッツンする意外、Tさんは本当に優しかった。
認知症で徘徊しているジジババを真っ先に感知して、「どうしたの?一緒にお茶でも飲もうよ」
と、看護師より先に介護しちゃうくらいスゲー人だった。
次はOさん。
Oさんは通算6回目の入院と言う、別の意味でのエリートだ。
もう60歳を過ぎているのだが、病状は「アルコール依存症」
前職はトラック運転手で、飲みながら全国を走り周っていた。
事故は起こさないけれど、とにかくまぁ飲みまくって運転していたから捕まる捕まる。
よく免許はく奪されなかったよなぁ、と思いながらOさんの話を聞いた。
Oさんは下ネタが大好きな人で、とにかくエロいことしか言わないおっさんだった。
ただ時折、アルコール消毒薬を飲んで看護師にえらい怒られていた。 大体、喫煙室はこのYさんTさんOさんがたむろしており、
ワイはこの3人と仲良くなった。
それぞれの身の上話を聞いたり、逆に話したり、
精神障害だからこそわかるようなことを話せて、少し気分が和らいだ。
なんというか、前に「酷く暗い穴の底に居る」と表現したが、その孤独感が薄れた感覚。
死にたいとか、居なくなってしまいたい、とは毎日の様に考えていたが、
喫煙室に行くと、独りでは無いんだ、と感じるようになって
煙草を吸うよりもおしゃべりするために喫煙室にたむろするようになった。 やっぱりTさんの話題になってしまう。
症状は違ってもうつ病という共通の障害をかかえていたので、とても話が通じた。
飲んでる薬も同じだったので、よくTさんとは副作用について話した。
デュロキセチン塩酸塩という薬品名で、商品名がサインバルタという薬がある。
これは抗うつ薬の代表的な薬で、気分を和らげ活発にしてくれる薬だ。
興味がある人は調べてみると面白い。SNRIとも言う。
これは副作用は少ない方なのだが、口渇(口の中が乾く)と排尿困難に見舞われた。
だからワイとTさんは水をガブガブ飲むくせ、おしっこが出にくいと言うデススパイラルで
よく辛いな、と話していた。 おっと、そろそろ病院に行く時間だ。
マジで胃が痛い。新聞の元旦号間近だっていうのに自分は休んで申し訳ない気持ちで
死にたくなる、が死なないぞー、ワイは死なないぞー。
見てくれている人に向けて、またボチボチ書いていきます。 私は子供の時実の父親からの性的虐待に遭い慢性的なうつ病を持っています
死ぬ程辛いです
ワイさんのお話参考になります
お身体お大事に
また来ますヽ(´▽`)/ >>66
ちょwwwワイより酷奴ーwww自愛せよwww
まぁだらだらと書いていきますんで、何かの参考にしてください。
読んでくれてありがとう。 コテハンをつけてみたワイ。
ちなみになんJ民でも関西人でもないが、ワイという一人称がしっくりくるので
ワイと言っている。普段の会話の中では僕。
しばらくTさんとの話になるだろう。 やっぱりTさんとの話になるだろう。
今、ワイがこうやって社旗復帰をして、結婚までしているのはTさんのお陰だと思って居る。
感謝しようにもTさんはもういない。
バイクの事故で亡くなってしまったからだ。
自殺かどうか、遺書が無かったらしいので事故ということだったらしいが、
ワイは自殺だと思って居る。
あの時のTさんはとても遠い目をしていた。 Tさんは先述の通りにインテリだったが、それを全く鼻にかけなかった。
「大学院まで行くような奴にマトモなやつはいないよ」なんて言うのだが、
ユーモアに富んでいて、どんな話題にも対応できるし、
いつもニコニコしていて、イケメンというよりはハンサムメンって感じだった。
時々プッツンする以外は本当にいい人だった。
ただ一度だけ話してくれたことがあるが、これがTさんの闇の深いところでもあるが
Tさんは機能不全家庭に育っていた。 機能不全家庭とは、字面の通りに、家庭として機能ができていないものを指す。
例えば、父親がアルコール依存症で暴力を繰り返したり、
母親が虐待をしてきたり、兄弟が犯罪者でそれを理由にいじめられたり・・・
例を挙げればきりがないが、「まともじゃない家庭」という認識でいいと思う。
ワイはごく普通の一般的な家庭に育った。
父親は土方で口うるさい人ではあったが、別に暴力的でも酒に溺れる人でもなかったし、
母親は普通に母親だ。妹はワイと似ずに賢くて、偏差値の高い大学に行った。
だがTさんの育った家庭は違った。
Tさんは両親の愛を全く享受せずに育った。 Tさんの父は会社の社長だったが、人間としては下等なものだった。
子どもに暴力をすることを好む人で、Tさんは日常的に虐待を受けていた。
Tさんには妹がいたが、Tさんは妹を護るために積極的に暴力を受けた。
母親は離婚したくないために、Tさんのことを見て見ぬふりをして、妹ばかりを溺愛した。
Tさんは妹のために虐待に耐え、しかしその当の妹も母の庇護からTさんを見下していた。
「こんな世の中、生きていても意味が無い」
およそ小学生が考える事では無いかも知れない。
でもTさんは毎日そう思っていた。
ある日、勉強していればあまり暴力を受けないことを知り、Tさんは闇雲に勉強した。
勉強したいからするのではなくて、殴られないために勉強した。
だからTさんは、勉強をしていないと常に不安になる。 Tさんが言うには
「俺は元々頭の良い方じゃなかったから、院なんて行ってしまってパンクしたんだ」
とのことだった。
また
「年下に暴力なんて絶対に使わないって、父親を見て育ったのに、高校生に手を出すなんて」
と、ずっと高校生を半殺しにしたのを引きずっていた。
ここまで書いたらなんとなくわかってもらえると思うけど、
機能不全家庭に育った人間は精神障害になりやすい。
そして、精神障害になりやすい人間とは、「過去を引きずる」という特徴をもっている。 Tさんは知能も高く、社会性もあるが、その精神はずっと小学生で止まったままだった。
喫煙室に居る以外はロビーでずっとノートパソコンを拡げていた。
普通、閉鎖病棟の入院患者はパソコンなんて許されない。
だけどTさんは論文検索サイト(サイニーだっけ?)で、ずっと論文を読んでいた。
英語の論文から、ドイツ語の論文までずっとずっと論文を読み、勉強する。
そうじゃないと不安なのだ。勉強をしていない自分は価値が無いと思って居るのだ。
ずっとずっと、小学生で止まったまま。 その姿を見て、ワイは身につまされた。
ワイも過去を引きずっている。
Aさんが自殺したその瞬間から、ワイの精神は止まったままだったのだ。
あのAさんが残したノートが忘れられない。
なんのために、生きていたのか、Aさんが不憫で仕方が無く、
もし1分でも早くノートを読んでいたらAさんを救えたかも知れないのに、
・・・それとも、Aさんは自殺して幸せだったのかも知れないと思う自分もいて
どうしようもなく、やるせなく、せつなくなるのだった。 Tさんの話をちょっと置いといて、精神科病棟の話をしようと思う。
閉鎖病棟は隔離では無く「保護している」と先述したが、
結局は外に出られないことに変わりはないので、外から色々なサービスがくる。
出張販売もその中の一つだ。
ワイの病棟は毎週月曜日に近くのスーパーが出張販売にやってきて、
色々な雑貨や嗜好品を売ってくれる。
ワイは毎週月曜日に板チョコレートを2枚かって、それを1週間でちまちま食べることが好きだった。 Oさんは毎回お決まりのように
「なんでワンカップを販売しねぇんだよ!」と冗談半分で怒り、
TさんはA4ノートを買って、論文の要旨を書いていた。
Yさんはとにかく目についた甘いお菓子をどっさり買って、看護師から怒られていた。 >>66
です
私の母親はAさんの母親に似ていて私が遊ぶ友達も母親が決めテレビも1日30分まで(観る内容も決められていた)習い事もたくさんさせられ(これももちろん母親が決めた)大変でした
人を追い抜くのはいいけど追い越されてはダメと教わりました
今は父親も母親もそれぞれ反省してくれているのだけが救いです
でも私は子供の頃から自律神経失調症にかかっており今は慢性的なうつ病に加え強迫性障害も酷くもぅ何をどうやって生きているのか毎日訳分かんないですww
生きるって大変ですね(*´Д`*) >>78
ワイちゃんはー、昨日も仕事ぅ、今日も仕事ぅ、明日も仕事ぅ、
たぶん来年の今頃も仕事ぅ
毎日、毎日、仕事ばっかりで、IKITERUKIGAしないんだよぅー!
元ネタわかればようつべで見てみよう!元気がでるよ! 精神科病棟の続きを書くで!
みんなのイメージでは精神科病棟というと、いわゆるまともじゃない人ばかりがいっぱい
というものだろうが、実際の精神科病棟は8割ぐらいが認知症のジジババ様が入っている。
だから一目見たらただの老人ホーム。
ただもちろん入院するぐらいな訳だから、ハンパじゃない認知症ばかり。
ワイが辟易したのは、サイレン爺さんだった。 サイレント、じゃなくてサイレン爺さんな。
常に「ウゥー!ウゥー!」ってサイレンを口で行っている爺さんなんだ。
年の割にものすごい声量で、夜中にされたらたまったもんじゃなかった。
「ウゥー!ウゥー!応答願います!応答願います!防災警報!防災警報!」
こればっかりを繰り返していて、看護師もどうしようもなく、
ただサイレンを繰り返している爺さんだった。 そこでやっぱりTさんなんだよな。
ある日Tさんが見かねて
「こちら西消防署、了解しました−!」と大きな声で爺さんに言ったんだ。
すると突然サイレンを止めて、爺さんは涙を流しながら
「良かった、通じた、良かった・・・」と言って静かになった。
西消防署なんてこの地域には無いんだけど、Tさんの機転でサイレン爺さんは穏やかになった。
Tさんスゲェな、って思った。 どうしてもTさんの話題になっちゃうな。
Tさんが亡くなってから、結構経つんだけど、どうしても思い出しちゃう。
とりあえずワイの話やな。
二度と社会復帰は無理だと言われたはずの、チンケな野郎がどうやって
就職と結婚まで漕ぎ着けたか、という最初の話題から大きく脱線してしまっている。
Tさんが深く関わってくるから、これからもTさんの話題にはなるけども
話を元に戻そう。 >>81
元ネタが分からなかった
ヒントプリーズヽ(´▽`)/ >>87
笑う犬の冒険 テリーとドリー で調べるとおもしろいよ。 話を元に戻そう。
先ず、うつ病の症状と治療について簡単に解説する。
うつ病は未だに「甘え」病だと思って居る人が多い。
特に団塊の世代ぐらいになると、うつ病=怠け者だそうで、ワイは散々苦労した。
うつ病は全く甘え病ではない。
寧ろ自分に厳しくし過ぎるがゆえに、脳が疲弊した状態になっている「厳し過ぎ」病だ。
「余裕が無い」病でも合って居るかも知れない。
とにかく、一つ言える事は「脳の中の伝達物質異常」ということで、
立派(?)な、「脳の病気」であることだ。
だから根性がなんちゃら、気の持ちようがなんちゃらは全く通用しない。 ガン患者が症状で辛い時に「がんばれよ!もっと熱くなれよ!」と励ましたところで
全く意味が無いのは誰もが想像できるだろう。
なぜならば、癌は自分の意思で罹患した訳では無く、気の持ちようで治る物では無いからだ。
うつ病も全く同じである。
自らすすんでうつ病になった訳では無いし、脳の病気なので、気の持ちようで治る物では無い。
世間で大っぴらに「うつ病なんて甘えじゃん」と言う人はかなり少なくなってきたが、
2chでは結構良く見るので、(そしてそれが一般人の本音なのだろう)それが是正されればと思う。 大前提は、うつ病は「脳の病気」であること。
そして、甘えというよりも寧ろ「厳し過ぎ」「余裕が無い」病気である事。
この2つの事は知っていてもらいたい。
では、具体的な症状について。
さっき「脳の伝達物質の異常」だと言ったが、その異常が起きると精神や身体にどう影響を及ぼすのか。
先ずは精神から。
具体例を挙げると、虚脱感、疲労感、無気力、無関心、感情の起伏が減る・・・など
色々とあるのだが、ざっくり言うと「〜できなくなる」という受け止め方でOK。
「ご飯が食べられなくなる」「笑う事ができなくなる」「興味を持てなくなる」などなど、
「症状が出る」というよりは、「日常生活ができなくなる」というイメージを持ってもらいたい。
逆に不安でイライラしたり、過食になったりする場合もあり、
それらは「我慢できなくなる」と解釈してあげると優しいと思う。
自分の意思とは関係なく「できなくなる」ことが多いので、一般人の目から見ると「甘えたやつ」
だと思われてしまうのかも知れない。 そしてこの「できなくなる」ということが、うつ病患者には一番辛い。
今までできたことが、全くできなくなるというのはどんな人にとっても辛い事だろう。
それが特に、誰もができるような簡単なことを。
ワイを例に話そう。
ワイは、紙の枚数を3枚以上数える事ができなくなった。
想像できるだろうか?たったの3枚だ。これが数えられないのだ。
「1枚、2枚・・・えっと、ええっと、い、いちまいとにまいでああうぅあぁうううおお」
3という数字は頭の中に浮かぶ。しかし、それ以上を数える余力がでない。
売店で2500円の買い物をした時、5枚1000円札を持っていたが、
3枚数えて出すことができなかった。
「1枚、2枚・・・ええっと、今、1枚目を数えたから、次は2枚目で、あれ、1枚目は…」
この繰り返し。数えながらワイは涙がダラダラ出てきた。 「今まで」できていた「とても簡単なこと」ができなくなる。
四肢を失くしたり、病気で機能が停止したとするならば、まだあきらめがつくかも知れない。
しかし自分自身はどこも異常だとも思って居ない。
たった3枚の紙が数えられない。
どうしてこんな簡単なことができないのだろうか。
本当に、本当に「情けなくなって」くる。
そして「情けない自分は惨めで、生きているのが恥ずかしくなって」しまう。
「こんな自分が生きているなんて、世の中に申し訳ない」と思う。
だから、死にたくなってしまう。 「こんな自分が生きていて申し訳ない」
こんなセリフ、戦中の特攻兵でも言わないだろう。
何もできない自分が情けなくて、生きている事すら(何かに)申し訳なく感じる。
これがうつ病の自殺思考プロセスだ。
うつ病の症状の中で最も危険なものはこの、「自殺念慮」である。
軽く先述しているが、今一度書いておこう。
うつ病は、死ぬ病気だ。
それは患者自身が、生きていることに意味を見いだせずに、自殺をしてしまうことがあるからだ。
だから簡単な病気では無い。
癌や白血病のように「(本来の)自分の意思とは関係なく死ににかかる」
ところで言うと、かなり致死率が高い病気だ。 よくうつ病は「死ぬ死ぬ詐欺」と呼ばれる。
「死にたいと言っておきながら、実際に自殺なんてしないんだろう」という揶揄だ。
これについては、ワイは何とも言えない。
ワイの場合は「死んだ後の処理をする人に申し訳ない」と思って、死ぬのをためらったことが何度かある。
そういううつ病も中にはいるんじゃないかなぁ、と思うのだ。
ただ、死ぬ死ぬ詐欺の「死にたい」と、うつ病のモノホン的な「死にたい」を判別するには一つ方法がある。
それは黙っていること。
死ぬ死ぬ詐欺は、黙っていると「いやー、実はー」と聴いてもいないことを勝手に話してくる。
モノホンのうつ病は黙っていると、ずっと黙ったままだ。
なぜなら死にたいという欲求を他人に話したところで何も変わらないから、自分自身の中で答えが出ているので
他者にわざわざ話す必要なんてないのだ。
だから友人や知人が「死にたい」と自分に相談した時には、ただ黙って目をみつめてみよう。
死ぬ死ぬ詐欺は、反応に困るので自分から話しかけてきます。
うつ病の人間はただ黙って見つめられるか、眼を逸らしたまま何も話しません。
逝ってみよう!やってみよう! だらだらと話してきたが、ここまでのうつ病の要点。
1.うつ病は「脳の病気」、精神論は無意味。
2.何かが「できなくなる」病気。我慢ができなくなることもある。
3.「自殺する危険が高い」病気。生きていて申し訳なく思っている。
この3つが、うつ病の精神的な症状を端的に表していると、ワイは勝手に思って居るよ。 では、これらをどうやって治療していくかだけど、第一的な選択治療は「薬物治療」と「休養」だ。
何回も話しているように、うつ病は「脳の病気」だから、脳の作用する薬を服薬して治療する。
ちょうど風邪ひいてるから風邪薬飲むようなもので、これはごく当たり前のことだよね。
しかし難しいのは、「休養」と言う名の治療。
これがうつ病を癒すと同時に苦しませもする、飲みすぎると毒になる薬だ。 例えば不慮の事故で骨折してしまい1週間有給をもらったとする。
これはごく当然のことだし(ブラック会社かどうかはさておき)、
有給をもらう当人もその周囲も、当たり前のことだと思うだろう。
しかし不慮のうつ病で寝込んでしまい1週間有給をもらったとする。
これに対する世間の目はどうだろうか?
ただ1週間寝っころがっているだけ給与が発生する、こんなバカげたことがあるかと
なじりたくもなる。
そして何よりも当人だ。うつ病の人間は思考回路が壊れている。
「こんな自分が休むだなんて甘えだ、情けない、なんて惨めな奴だ」と、
休むことが治療なはずなのに、休むことに自責の念を感じてしまうのだ。 脳が疲弊しているので、強制的に休養を取ることがうつ病の人間の責務だ。
しかしその休養に、申し訳なく思ってしまうのがうつ病の人間の思考だ。
これが飲みすぎると毒になる薬、という(ワイが勝手に作った言葉)のゆえんで、
うつ病の人間は苦しみながら休養を取ることになる。 ちょっと書きすぎて疲れてきた。
まだ読んでくれる、って言う人がいたら、あ、でも、い、でも良いから書き込んでくれると嬉しいな。
お先にオヤスー。 読んでるよ
すごく読みやすいし、分かりやすい
沢山の人に もっと理解されて欲しいね
ただ、うつの段階や内包してる気持ちのバランスによっては、自分でも浮き沈みがあったり整理が付いてなくても、信頼出来そうな人に思い切って話してみようか…とかっていう場合もあるし…
自分から何か話してくる人だからと言って、それが全員死ぬ死ぬ詐欺とも嘘とも判断しないで欲しいかもって個人的には感じるかも
普通に暫く誠実に対応してみて、それに対しての態度とか反応で判断していくしかないかなって思う
本当に、本当に色んな人がいるから
ゆっくりでいいから無理しないでね オヤス! 私自身数年前ウツだった事もあり、色々思い出しながら読ませてもらってます
私もありましたよー
『気の持ち様よ!』
って励まされた事
悪気ないのも分かるだけに、なんとも言えない気持ちになった記憶… 【鬱病は甘えじゃない】同意する
要は甘えって一蹴して問題が解決しますか?精神論で問題が解決しますか?って話
◯◯は甘えって思考放棄するのは建設的じゃないね >>101
確かにそう!ちょっと視界が狭まってたンゴ!
こういう>>101さんみたいに意見を言ってくれる人は大変助かるンゴ。
あくまでこのスレはワイの私見と経験で書いているもの
(臨床心理士としての知識もあるけど)だから、第三者の意見は嬉しいンゴ。
ンゴンゴ言ってるけワイはなんJ民じゃないンゴ、
ワイは野球嫌いニキ格闘技大好きニキンゴ。
ゆっくりまたーり更新していくから、だらだら見てね! >>102
悪気がないし、善意で励ましてくれてるんだろうけど、その「励まし」がすごく「重い」ンゴねぇ…。
そしてさらに「重いって感じる自分って酷く醜い」とか思っちゃって、さらに気分が沈むンゴねぇ。
現在>>102さんが元気であれば良いンゴ! >>103
思考放棄者は(一括りにするのは良くないことだけど)ホント、団塊世代に多いンゴね。
ワイは就活する時に散々貶されたんンゴよ(その内カキコするンゴ)
考えるのが怖い世代ンゴかねぇ…。
しかも、そういう人たちに「うつ病は脳の病気」だっていくら説明しても絶対に納得しないンゴよ。
せめてこのスレを見てる人たちが、少しでも優しくなれたら、って願ってるンゴ。 ここまでのあらすじやで!
ワイは臨床心理士やったが、担当の患者が自殺したんやで。
それがきっかけでうつ病になってしまうンゴ。
閉鎖病棟に入院することになり、生きていることに意味を見いだせない毎日を過ごすンゴ。
そして同じ入院患者のTさんという方と知り合いになり、徐々に回復して行くンゴ!
続きを書いていくんやで! 続きを書く、と思ったけど、
よく考えたら「うつ病、身体症状編」を書いてなかった!
ちょっとそれに触れるンゴよ。
うつ病は脳の病気だと口うるさく言っているけど、とにかくそれが大前提ンゴ。
脳の伝達物質が上手く連携が取れなくなる病気なんだけど、
ものすごくざっくり言うと「神経の異常」になる。
だから、神経系に誤作動を起こすことになるので、精神だけじゃなく身体にも症状が出るンゴ! うつ病患者の約4〜6割の人間が、慢性的な「頭痛・関節痛」に悩まされるンゴよ!
完全な原因はよく分かっていないんだけど、
さっき言ったようにものすごくざっくり言えば「神経の誤作動」を引き起こしているので
その影響で、神経系がダメになって、痛むんじゃないかって最近言われてるンゴ。
ワイの場合も慢性的な頭痛持ちで、天気の悪い日は頭が痛くなってどうしようもなくなってしまうンゴ。
本当は嫌だけど、そういう時はロキソニンに頼ってしまうンゴねぇ。
結構、辛い症状なんだけど、うつ病は精神症状ばかりに目が行きがちで蔑にされるンゴ。
もしや、慢性的な頭痛や関節痛に悩まされている人は、うつ病かも知れないンゴよ! やっと話を基に戻すよ!
ワイは3カ月くらい、とにかく寝て起きて、ぼーっとして、煙草吸って、という繰り返しをした。
毎日死にたいと思って居るけど、「何かしなくては」とそわそわもした。
これが大分、回復してきている証拠で、
薬物療法と休養をばっちり取ると、「なんかしたいけど、なんもしたくない」という
微妙な気持ちになってくるのだ。 こういう所まで快復してきたら、次は社会復帰に向けての訓練がはじまるんだ。
それを「作業療法」と言って、国家資格を持った作業療法士さんが、
色々なレクリエーションを考えてくれて、それに参加するんだ。
作業療法と言っても、本当に幅広い。
書道や絵画、インターネット閲覧から、スポーツまで多岐にわたる。
ワイは元々、書道で飯食っていこうと思ったほど書道が好きだったので、
よく作業療法士さんに頼んで書道をさせてもらったンゴよ。 Yさんは絵画が好きで、とくに精緻画が得意だった。
よくコカ・コーラの空き缶を模写するんだけど、成分表示を一文字ずつ書くくらい
細かな所まで似せて書いていて、写真なんじゃないかってくらい上手だった。
Tさんはとにかく体を動かしたい人で、スポーツのレクリエーションだけ積極的に参加していた。
元々運動神経がいいからか、何でも直ぐに順応しちゃう人で、卓球もすぐにカットマンになっちゃったし、
たまに地域の体育館を借りてやるスポーツレクリエーションでは、器械体操を器用にこなしていたンゴねぇ。
Oさんはそういったレクリエーションに全く興味はない人だったけど、
インターネットで日本酒のサイトを見ては「かぁー!飲みてぇ!俺は退院したら飲むぞ!」が口癖だった。 うつ病は「感情が減る」(感情鈍磨)ことが多くて、楽しいとか嬉しいとかいう感情が薄れてしまう。
その割に悲しいとか辛いっていう感情ばかり爆発して、大変なんだけれども。
作業療法は素直に楽しいと思えた。
ワイは黙々と、その瞬間に頭に浮かんだ漢字を書道で書いた。
その中で取り分けの良作は、額に飾って病院に寄贈したんンゴ。
今でも揮毫(きごう)した作品は病院の目立つところに飾ってあって、少し自慢ンゴ。 そうして作業療法も積極的に参加するようになったワイは、
医師からも「驚愕の回復ですね」と言われるほど、うつ病が軽くなって行ったンゴ。
「二度と社会復帰はできないかも知れない、と言いましたが訂正します」と言われたほどンゴ。
まぁ、ただのヤブ医者だっただけなんだと思うけどね。
そして入院して半年くらいしてから、転機が訪れるンゴ。 色々な人に聞いた話だけど、精神科病棟の看護師さんと言うのは
「めちゃくちゃいい人」か「人間として最悪なやつ」に分けられるそうンゴ。
これはワイが臨床心理士をやっていた時の経験でもあるんだけど、確かにそうンゴ。
ただ、勘違いして欲しくないのは「最悪なやつ」は、演技している場合もあるンゴ。
精神科治療では、過度に患者に感情移入しちゃうと、治療する側が辛い時があるンゴ。
ワイのAさんの時と同じように、自分もおかしくなってしまう。
だから「嫌な奴」を演じて、治療だけに徹する、という人も中にはいる。
だけど、正真正銘なクズもそれなりに多いンゴ。 Nという看護師がいたンゴ。
そいつは人間としてクズだった。
認知症のジジババ様をこっそり小突いたり、知的障害の男の子を罵倒したり
看護師というよりも人間の屑だった。
ワイはそれに対して許せない気持ちはあったけど、ワイが目を付けられて、嫌な目に遭わされるのも怖かったンゴ。
でもある日、ついにTさんが耐え切れなくなってプッツンしちゃったンゴ。 Tさんは「人に暴力なんて絶対にしない」と誓ったはずだったのに、
Nという人間の屑を前にして、どうしてもプッツンしてしまったンゴ。
ある日、認知症のジジババ様のおやつタイムの時だった。
ワイとOさんとTさんで喫煙室で煙草を吸ってたンゴ。
その日はNが日直で「嫌な奴が担当だなぁ…」なんて愚痴ってた。
Nがジジババ様のおやつを口に運んでいた時に、Nは何を思ったのか、ジィ様の鼻を詰まんでむせさせた。
(もちろん他に看護師がいない時だ)
それを見てNは「ギャハハ!汚ねぇwww」と笑いだした。
ワイもOさんもムカッときて、互いに顔を見合わせたんだけど、
Tさんは驚くほど真顔で、煙草に火をつけたまま喫煙室を出て行ってしまったンゴ。 ワイはOさんと二人で、???って顔をしながらTさんどうしたんだろって思ったんだけど
一部始終は凄惨なものだった。
Tさんは後ろからNの髪の毛を掴んで、そのまま眼球に煙草の火を押し当てた。
Nが叫ぶんだけど、そのままグリグリ押し込んで潰しちゃったんじゃないかなぁ。
蹲ったNの顔面に膝蹴りを何度も繰り返して、Nはぐったりした。
それからTさんはNの髪の毛を掴んで引きずって行って、机の角にガンガン顔をぶつけるんだ。
そこでようやっとナースステーションから3人くらいの男性看護師が出てきてTさんを押さえ付けた。
それでもTさんはすごく真顔だった。
ずっと能面を張り付けた様な顔だった。今でも鮮明に覚えている。 返り血を少し入院着につけたTさんはそのまま奥の保護室、通称「独房」または「ガッチャン部屋」に
連れて行かれた。
ワイはOさんと「これは大変なことやで」と戦々恐々としていた。
保護室、というのは閉鎖病棟の中にある、さらに閉鎖された病室のことだ。
一度だけ覗いたことがあるのだが、ベッドがあるだけで掛布団すらない。
窓もない。ただトイレだけが剥き出しになっている部屋だ。
ここには自殺の危険性がある人や、他傷の危険性がある人が強制的に入れられる。
Tさんはもう退院間近だというのに、Nを傷つけてしまったせいで、保護室に入れられた。
保護室では最低でも1カ月くらい隔離されることになる。 Nはそのまま担架で運ばれていって、そのままもう二度と姿を見る事が無かった。
ワイはTさんについて考えるようになった。
なぜTさんは、ああまで真顔で、残酷な行為ができたのだろうか。
Tさんはワイと同じうつ病だけど、聡明で知的で、人間的に素晴らしい人だ。
どうしてあんなことをしたのか。
確かに急にプッツンすることはあったけど、あれほど人を傷つける事を後悔している人は見たことが無かった。
Tさんどうして・・・。
ワイは1週間くらいTさんのことばかり考えて、ろくに食事も摂れなくなった。 >>122
>>123
読んでくれてありがてぇ、ありがてぇ。
Tさんの追悼スレみたいになってしまっているけど、やっぱりTさんの話になっちゃう。
これからもゆっくりまったり読んでね! 続きを書くよ!
Tさんはあれほど人に暴力を振わないと誓っていたのに、Nという人間の屑に対して
暴力を使ってしまった。
しかしTさんの一連の動きは、素人のそれじゃなかったと思う。
妙に喧嘩慣れ?してる(ワイは喧嘩なんてしたことないからわからんけど)感じだったし、
なによりもあの真顔、能面を張り付けたかのような顔で、淡々と人を壊すというのが
ものすごく恐ろしい感じがした。 ワイはTさんが保護室から出てくる1カ月、悶々とした日を過ごした。
どうしてあれほどがんばっていたTさんが・・・
確かにNを許せない気持ちも分かるし、見ていてスカッとした気持ちにならなかったかと言えば
嘘になる。やり過ぎだとは思ったが、ざまあみろとも一瞬でもワイは思った。
でも、本当はそんなこと、思っちゃダメなんだ。
あの時の、能面のようなTさんを、止めることができたはずなのに。
ワイのせいで、徐々に世界が暗くなっていくような・・・ そんな気がして。
Tさん、どうしてしまったんだい。 楽しかった作業療法にも出ずに、ワイは1カ月を無為に過ごした。
そして1カ月、Tさんが保護室から出て来ることになった。
無精ひげで、髪はベタベタ、眼は少し虚ろな感じがした。
ワイは何か話しかけてはいけない様な気がして、それでも気になって
Tさんのもとに近寄った。
「あぁ、ワイさんか・・・。いや、ごめんね、臭いよね俺」
そういってTさんはニコニコする。以前のTさんだった。
「でも俺、あの、何て言うか、その!」
「わかってるよ、うん、わかってる。でも先ず、風呂入らせてくれ」
アッハッハとTさんは笑いながら風呂へ行った。 髪を洗って髭を剃り、少しやつれたかな?という程度の
至って以前のようなTさんがそこにいた。
「いや、保護室で何が辛かったってさ、時間の感覚だよねうん」
Tさんは喫煙室で保護室の中の事を話してくれた。
「ベッドだけでさ、掛布団が無いんだ。暖房が入っているから大したことないけど
やっぱり日本人は布団をかけて寝たいよね」
「トイレがさぁ、剥き出しなんだよ。だから妙な羞恥心というか何というか、ね」
「で、天井診てると監視カメラがあるの。俺なんて何回も Vサイン作ったんだけど、ナースステーションで見てた看護師はどうしてたのかなぁ」
わっはっは、とTさんは笑う。
だけど余裕がある笑い方には見えなかった。
何というか気恥ずかしさ 気恥ずかしさ?悲しさ?辛さ? 色々な感情を押し殺して話している感じ。
とにかくその日はTさんの保護室で辛かったぜー、という話を喫煙室でダラダラ聴いて
Oさんが「あれはNが悪ぃんだ!Tさんはなんも悪くねぇぜ!スカッとしたよ!」
と答え、Tさんはただ「ハハハ・・・」と笑うだけだった。
ワイはTさんが本当に話したいことは、きっともっとちゃんと時間をかけて
またきちっとした計画を立ててだって急いて急いでは、話せないのだと。
もっと簡単に言えば、話すのに「覚悟」がいるのだと。
そう思った。
だからその日はただそれだけにして、Tさんと二人になった時に話してみたいと思った。 今日はここまで。
ワイの家、神道だから三が日まで忙しいんだ。
でも一人でも読んでくれている人の為に、少しでもアップしてます。
ちょこちょこ遊びにきてねー! 読んでるよ
あけましておめでとう!忙しい中ありがとう
ワイっちのペースで良いからね
良いお正月を(´・ ∀ ・)ノ 明けましておめでとうございます
ちょこちょこ遊びに来てます♪ >>132
あけましておめでとう!
実を言うと、実家が神道というよりも、神社なんだな。
だから三が日は色々と忙しくて更新しにくいんだ。
読んでくれてありがとうね!よいお正月を! >>133
ちょこちょこ遊びにきて、だらだら読んでくれたら嬉しいです!
あけましておめでとう! ここまでのあらすじ!
ワイ、うつ病により入院する。Tさんという入院仲間ができる。
Tさんは看護師に暴力を振ってしまい、保護室(独房みたいな部屋)へ。
やっとTさんが一般病棟に帰ってきたが、なんだか妙な感じで・・・
続きを書くで! ワイはどうにかして、Tさんと二人きりで話したかった。
腐ってもワイは臨床心理士だ。
自分の病は見抜けなかったが、人の心の観察眼はそれなりにあると自負している。
Tさんが何か隠している?感情を押し殺している?のは明白だった。
どうにかしてTさんと二人で話したい。
ワイは悩んだ。 喫煙室は基本的にYさんの部屋だ。
公共のものだから誰のものって訳じゃないけれど、Yさんは煙草を吸っていないと
常に毒電波(煙草を吸っていてもだけど)を受信しちゃうから喫煙室によくいる。
そうなったらやっぱりワイの部屋に来てもらって、話すしかないと思った。
ワイは月曜日の売店でプリンを一個多く買った。
Tさんは甘いお菓子、特に焼きプリンが大好物なのだ。 その日、Tさんはいつものようにロビーでノートパソコンを拡げていた。
後ろから覗くと、英文がびっしり書いてあって、
いくらワイが大学院も出ているからと言っても、到底読めない、専門用語ばかりが
書かれた英文で、さっぱり何が何だかわからなかった。
「Tさん、何読んでるんですか?」
「お、ワイさんか・・・。いや、ね。難しく話すと宗教の五次元性発達理論についてなんだけど・・・」
「???」
「って言っても難しいよね。いや俺にとっても難しいんだけど、要するに人間の成長・発達において
宗教の捉え方は五次元に分類されるんじゃないかっていう話なんだ」
「はぁ、なるほど?」
「わかってないじゃないか(笑) まぁ、ワイさんも臨床心理学のエキスパートだからさ、俺にはわからない
ような論文もバンバン読んでると思うから、専門性の違いだよね」
「そういえばTさんの専門ってなんなんですか?」
「俺?俺はね・・・教育学なんだけど、宗教教育学っていうちょっと珍しい領域だよ。
単純に宗教学が面白くって勉強してたんだけど、そこに教育が絡むともっとおもしろいんだ」 宗教と教育、それがどう交わるのか難しい問題だ。
少し触れたが、ワイの実家は神道・・・もっと言えば神社なんだ。
だから祭儀式なんていうのは小さい頃からやらされたし、神様を信じているかと言えば信じている。
でもそこに「教育」というのはどうなんだろうか。
宗教を利用した詐欺やテロリズムが世界では蔓延しているし、
世相も宗教と教育を交えるのはよくないと思って居るのではないか。
そんな風にTさんに話してみた。 「そうだよね、確かにそう思うのが一般的だよね。そしてその一般的なことが概ね正しいんだろうね
でもそれじゃあ勉強していてつまらない、んだよ。
俺はね、宗教と言っても、何か特定の宗教じゃなくてもいいんじゃないかって思ってるんだ。
例えば、悪い事はお天道様が観ているとか、善い行いは巡って帰ってくるとか。
おばあちゃんやおじいちゃんに昔話された、そういう「道徳的な宗教心」こそ
現代の世の中に大切なんじゃないかって、そう思うんだ。
だから道徳としての宗教、道徳としての教育、この二つが大切なんだと思うんだ。」 Tさんすげぇぇぇえ。
本物のインテリってこんなにスラスラ自分の考えを述べられるのかよ!
しかも画期的な考えだし、温故知新だし、何から何まで頭かしこなんやなぁ。
と思った。
そこでワイはピンと閃いた。
「それおもしろいッスね。Tさん、僕にも少し宗教と教育について教えてくださいよ。
あ、ロビーじゃなんだから、ワイの部屋に来てもらって、プリンとかありますし。」
「え、あぁ、良いよ。あれ、どうしたの、なんか気に行っちゃった?この学問」
「えぇ、すごく気に入りました。Tさんの話聞きたいですよ」
「それは嬉しいねぇ、俺、人に話すの苦手なんだけど、よっしゃ!やるぞ!」
これでTさんと二人きりになって話をすることができた。 ワイの病室にTさんをお招きした。
Tさんは「プリン〜プリン〜」とすげー嬉しそうだった。
Tさんはパソコンを拡げて、ワイに博士論文の構想を見せてくれた。
博士論文は、「宗教性における五次元発達理論」という題目で
ワイにもわかりやすく丁寧に教えてくれて、
最初はTさんと二人きりになるために呼び込んだ作戦だったけど
しだいにTさんが話すことが面白くなってきて、
フツーにTさんと宗教と教育について熱く論議を重ねた。
一息ついて、プリンを食べることになった。
ワイはここしかないな、と思った。 「Tさん、いま、すごく苦しいんじゃないですか?」
とワイが言った。
ニコニコしていたTさんが、だんだんと真顔になってくる。
「・・・うん。辛いよ。やっぱり、ワイさんはわかってたね」
そのままプリンをもしゃもしゃ食べる。
「他の人は良くやったとか、すっきいりしたとかTさんに言うけど・・・」
「そう、辛い。俺の胸にグサリと来る。正直言って、泣き出したくもなる」
「それは、もう暴力をしたくないから?」
「・・・」
Tさんはプリンを一息に飲みほした。
「ワイさん、保護室に入ってから俺はずっとずっと、親父の事を考えていた」
「憎むべき、何度も殺してやりたいと思って居たやつだよ」
「でもね、似てるんじゃないかって思うんだ、俺と」
「そりゃ父と息子だから似ない方がおかしいけどさ、なんていうか性格かな」
「暴力を振っている時、俺の頭の中は真っ白になるんだ」 で、暴力が終わった後に
「あれ・・・これってもしかして、親父と同じことしてるんじゃないか」ってね。
そう思うようになった。
だからずっと保護室では父親の幻影と闘っていた。
辛かった。
俺が親父になってしまうようで、怖かった。
俺はもう二度と暴力をしないと決めたのは、二度と親父の様になりたくないと決めたからなんだ。
それを破ってしまった。
俺はまた親父の様になってしまうのか。
それだけが、それだけが怖い。 そういってTさんは初めて人前で泣いた。
嗚咽というよりも、ただ涙が溢れて出てくると言った泣き方だった。
ワイが女だったら、そのまま抱きしめてあげる事ができたと思うが
ワイは男だからな。ガチムチ親分やからな。それはできなかった。
Tさんの涙の音で、静かにプリンを食べた。 その日はそれで終わった。
二人で喫煙室に戻っていき、Tさんはいつものようにニコニコして煙草を吸い
ワイも煙草を吸って、Oさんの下品な下ネタに笑い、Yさんがまた毒電波を受信しだしたので
お開きとなった。
そして事態は急変化する。
続きをだらだらお楽しみに! ワイやで、ワイ!
やっとこさ三が日が終わりそうやで。実家の祭儀式が終わったかと思えば明日から仕事や。
うつじゃなくてもめんどうやなぁ、そう思うワイであった。
入院してから約半年、ワイにもやっと外出許可が下りることになった。
目から鱗状態だった。「え、ワイって外に出てもいい生き物なの!?」って感じ。
病院のすぐそばに駅があったから直ぐにでも投身自殺するんじゃないかって、不安になって
医者に相談したんだけど
「ワイさんはもう急な自殺はしないと思うから大丈夫ですよ、外の空気を吸ってきてください」
と言われた。
素直に嬉しかったと記憶している。 看護師からお小遣い(と言っても最初に預けて置いたお金)を渡されて
「ワイさん、久しぶりに雑誌とか買ってきたら?エッチなのは没収しますけど」と
言われて、ちょっと気分があがった。
雑誌かぁ。ここ約半年、読み物らしい読み物は読んでなかった気がする。
病棟ロビーにあった魁!男塾!の3巻だけはちらっと読んだ気がするけど、
活字を追う事は無かったなぁ・・・。
と思い、何か興味が湧くような雑誌があれば買ってみようと思った。 いよいよ病院の外へ!
先ずは病棟の鍵を開けてもらい、次に病棟に直結しているエレベーターの電源を入れてもらい
エレベーターの鍵を開けてもらって、やっと1階へ。
そしてそこからまた鍵を開けてもらって、ようやっと外へ出た。
季節が変わっていた。
病室の外から見て、季節が秋になっていたことはわかっていたが、
風と言うか、空気の匂いというか、ブワァァ!と五感で全て感じて
「あぁ!外だ!」
もう頭の中はそれだけだった。 平日の午後で、あまり人は歩いていない。
だけど目に入って来る情報が多すぎる。
店の看板、高い空、普通?の服を着ている人間、パチンコ屋のピカピカネオン。
そして何より、音、が凄まじいまでに身体を透き通していく。
「うるさぁい!」と叫びたくなるようでいて、「もっと大きな声で!」と励ましたくなるような
そんな変な感覚が脳裏をかすめた。
ワイは途端に何をどうしてよいものかわからなくなり、ひとまずコンビニへ入った。 ファミファミファミマー♪ファミファミマー♪
聞きなれたはずの入店音が妙に懐かしく感じる。
コンビニは何も変わっていなかった。
せいぜいハロウィーンの装いをしているくらいで、他は何にも変わらなかった。
変に思われないように(充分にキョドっていたとおもうけど)普通を徹し、
雑誌を手に取った。
だが、何もおもしろそうな、興味が湧きそうなものがない。
ワイは困り果てて、迷った挙句に、地域の新聞を買うことにした。 うつ病の一つの精神症状に「貧困妄想」ってのがある。
食べるのに困るほどお金が無い訳じゃないのに、途端に自分が超絶貧困に思える妄想だ。
自分もその妄想が掛かっていて、お小遣いに1000円札を一枚持っていたんだけど、
「これが今の自分の全財産や・・・これを全て使い切ったらあかん・・・」というように、
なんでか妙に貧乏性になってしまう、という精神状態になる。
ワイは雑誌を買う金が急に惜しくなって、安い新聞を買ったと言っても過言では無かった。 新聞を買ったら、急に病院へ帰りたくなった。
心臓がドキドキする。
急いで帰らなければ、何か世間に申し訳ない様な気がして、ダメだった。
すぐにコンビニを出て、病院に戻った。
病室に戻って時計を見ると、実質10分程度しか時間が経っていなかった。
自分の中では1時間くらいコンビニで迷っていたと思うのに・・・。
とにかく、ワイは初めての外出で新聞を買ってきた。 帰るとTさんが「お、初外出はどうだった?」みたいに話しかけてくれた。
「いやぁ、新聞を買ってくるだけで手いっぱいでしたよ」と返した。
するとTさんが、これがワイの人生を決定づけることになるんだけど
「あ、?新聞(地元の新聞)じゃない。これ、読者投稿とかしてみたら?」
って言ったんだ。 病棟には読売や毎日新聞は置いてあったけど、地元の新聞であるK新聞は無かった。
Tさんが言うには「地元紙だから読者投稿に通りやすいと思う」というのだ。
また「ワイさんは何か創造的なことをした方がいいんじゃないか」と勧める。
ほーん、ほんなら、何か記事を読んでそれについて投稿してみようかぁー。
いい暇つぶしになるやんけ!とワイは思った。 その日からTさんに言われたとおりに、K新聞に読者投稿をすることにした。
外出できる日は近くのコンビニへ行って、そこでK新聞を買う。
そして社説か、おもしろそうな一面記事について思った事をはがきに書いて投函した。
これを2週間くらい繰り返しただろうか。
K新聞から返信が来た。
「拝啓ワイ様、貴殿のご指摘誠になんちゃらかんちゃら
・・・つきましてはぜひお会いしたいと思います。 K新聞社長」 ほーん彡(^)(^)社長がワイに会いたいニキかぁ・・・。
ふぁ!?彡(●)(●) なんやろそら!
マジで驚いた。 読んでいて思ったんだけどワイさんも凄く頭いいよ
難しいTさんとの会話覚えてるんだもの
文章もまるで小説を読んでいるみたいに引き込まれる
続き楽しみ(でも忙しいと思うから無理せずマイペースで書いてね) >>159
ワイ将、実はメンサの試験を受けたことがある。落ちたけど。
小説みたいって言われて嬉しいンゴ!ちょっと意識してたンゴねぇ…。
続きを楽しみにしてくれてとってもハッピーウレピーヨロピクねー! ちょっとほめられて気分がアガってるンゴ!
頭いいってほめられたのでちょっと調子に乗ってるンゴ!
ついでにIQの説明でもするンゴよ。
皆は「本物の」IQテストを受けたことがあるかな?
よくネット上で簡単にIQを計ることができるページなんかあるけど、あれ全部嘘っぱち。
本物の IQテストは医者や心理士の前でやるものンゴよ!
今はたぶん変わったけど、ワイが受けた頃のIQテストはWAIS-R(ウェイスアール)という
IQテストで、言語性知能と、動作性知能を計る物だったンゴ。
言語性って言うのはそのままで、動作性っていうのは計算や空間認識が入って来るンゴ。
この二つの内、高い方を総合的なIQ指数として(今は確か平均になったはず)
その人のIQを計る物だったンゴ。
ちな、ワイのIQは言語性で156、動作性で110程度だったンゴ。
だから総合IQは156で、いわゆる超絶天才の部類に入るンゴけど、
動作性が110程度だから、その差が激し過ぎてぶっちゃけ発達障害レベルんご。
ただ、動作性が平均以上だから発達障害とは認定されないンゴねぇ・・・。 IQが高けりゃいいと言う訳でもないンゴ。
先述の通り、ワイは言語性が156もあるくせに動作性が110しかないから、
頭の中で考える事は立派でも、実際に行動に移すとなるとダメダメな人間ンゴ。
だからそのギャップで、うつ病になったんじゃないんかなと推測してるンゴよ。
ちな、IQ156は全人類の0.2%程度しかおらんンゴ。
べ、別に自分が頭いいっていう自慢じゃないんnんんごよ!
ある意味、高すぎるIQって言うのは「普通じゃない」ってことンゴ。
IQが低すぎると知的障害ンゴけど、高すぎると何の障害にも認定されないンゴ。
だけど、高すぎても、普通じゃない訳だから、一般世間の生活には支障がでるンゴ。
ワイの場合は、さっきも言ったけど、頭の中で瞬時に全て計算したり文章を考えられるけど
実際にやるとなるとダメダメだから、哲学者にでもなればよかったンゴ。 そんな訳で2chに書き込んでる文章も、頭の中では立派だけど、実際に読んでみると
読みにくかったり誤字脱字が多かったり、助動詞の使い方間違えてたりするンゴ。
はぁ、マヂあたしIQ高過ぎ、つらワラ
って感じかな!(おおざっぱ)
話を元に戻すンゴよ! ここまでのあらすじやで。
ワイ、うつ病で入院。
Tさんという同じ病棟の患者さんに「新聞の投書でもしてみたら?」と言われる。
暇だから投書し続けたら、社長が会いたいとか言ってくる。
あぁ、神様、時間を止めてよ、教科書、制服、まだ髪乾かな、い。
あぁ、助けてリボンが決まらないー、社長の夢見たせい、よ。 ♪甘くて苦い… ママレーd
だっかっらっ気にーなるー
続き楽しーみだよー しかしまぁ、ワイは閉鎖病棟に入院してる訳で。
社長から会いたいとか言われる理由もわからん訳で。
ワイはどうしていいかわからなくなった。
そんな時はTさんに相談相談!
Tさん「会えばいいんじゃない?」
相談にならなかった。 >>166
わかってくれるニキがおってサンガツ!!!
ちょろちょろ続き書いていくンゴ! 仕方がないので医者に相談した。
が、もちろん結果は「ノー」だった。
というのも、結構前に書いたが、閉鎖病棟はあくまで社会から「保護されている」のであって、
社会と接点をできるだけもたないことが推奨される。
だから面会は基本的に親族のみ。
ワイも母親と彼女(は例外的にOKだった)しか面会してこなかった。
でも、社長がワイに何の用なんやろか。
それは気になって、医者も気になったらしく、電話面談することになった。 「えーっと、ウチの記者になりませんか?」
名前を伝えて社長に通してもらうと、開口一番がそれだった。
「は?」
としかワイは言えなかった。意味がわからない。
「ワイさんの投書を読ませていただきましたが、なんちゃらかんちゃら
そのまま記事にできると思うので、ウチの社員に欲しいです」
ということだった。
んー、コマ? 「ちょっと意味がわからないです」
ワイは(原文のまま)言った。
「ですからね、ウチの社員に、なりませんか?」
社長は同じことを3度言った。
んー、どういうことだこれ。
ワイはTさんの勧めで新聞を読んで、投書しただけなのに、なんなのこの展開。
ワイは訳がわからなくなり。
「じゃあ、やります」
と答えた。 そこで医者が「ちょっとちょっと!」と電話を遮って、
社長にワイが置かれている状況を説明した。
医者「そんな訳で、ちょっと無理だと思います」
社長「いや、それはアンタが決める事じゃないでしょう」
医者「いやいや、医者として…」
社長「黙らっしゃい。ワイさんに来てほしい、っていうかもう社員にしちゃうかんね」
ワイ将、閉鎖病棟の中で就職が決まる。 もうね
工工エエェェ(´・д・`)ェェエエ工工
って感じだった。
ワイは退院したらすぐにK新聞に入社することが決定した。
いや、うつ病どこ行ったって話ですよね、マジで。
ノリで「じゃあ、やります」と言った手前、今更断るのも何だか申し訳なく思ってしまい
困った。そして困った時はTさんに相談相談!
Tさん「じゃあ、やればいいいじゃない?」
相談にならなかった。 それから、社長がどういう根回しをしたのか知らないが
ワイは後3ヶ月くらい入院が決まっていたのに、2カ月早まった。
来月退院になるという。
ワイ「大丈夫なんですか?」
医者「頭痛い…」
本当にこんな会話をしたことを覚えている。 そう決まってしまえば退院の日はすぐにやってきた。
ワイは世話になったYさん、Oさん、Tさんにそれぞれ煙草を一箱ずつプレゼントした。
Yさん「護国のために、立派に戦ってください!」
Oさん「いいなぁ、酒が飲めるだろう?俺の分も飲んできてくれよ!」
Tさん「良かったねぇ、ワイさん。新聞記者ってワイさんに合ってると思うよ」
それぞれからお祝いの言葉を貰った。まともなのはTさんだけだったけど。
退院準備をしている時、なんだか無性に悲しくなってきた。
半年以上居た病室の天井を見る。もう二度と見たくないと思って居たようで、名残惜しい気持ちもある。
そしてワイは、約7カ月もの間社会から保護されたが、社会復帰を果たした。 退院したその日は、家で小さなパーティをした。
母と彼女がプレゼントに万年筆を贈ってくれて、逆に気が滅入った。
ワイ、明日からホントに就職するねんなぁ・・・。
そう思って仕方が無かった。
だが母と彼女はかなり喜んでいた。
もう「二度と社会復帰は無理だ」と、2人とも医者から聞いていた。
それが退院して次の日にはスーツを着て仕事をする。
こんな回復はありえるだろうか、いや、フツーは無い。 次回予告
無事に社会復帰を果たしたワイに襲い掛かる試練とは?
次回「いや、結構仕事楽しいかも」
にご期待ください! >>160
メンサの試験に落ちてもドンマイ!
自分メンサの意味が分からずwikiで調べたレベルなんで・・・
くっ悔しいです!(ザブングル風に)笑
次回楽しみにしてます♪ 俺の考えてたメンサが実際には違ってたわwフリーメイソンの入試やと思ってたわw次回期待しとくんごー >>178
あ、あと二回受けられるから、く、悔しくなんかないんだからね!!
いや正直、メンサ入ったから何だっていうこともあるンゴねぇ・・・。
年会費払わないと会員になり続けられないし、めんどい方が多いンゴ。
ただ「ワイメンサやで(どやぁ)」できるだけの会員証はいらンゴ。
日常生活でメンサなんて知ることないから、悔しがること無いんやで!
続き楽しみにしとってな! >>179
フリーメイソンの入試wwwその発想が天才的であるwww
メンサは確か一番古い高IQ団体だったハズやで。wiki見た方が早いと思うけど。
その意味で言えば、何らかのかかわりはあるかも知れないンゴねぇ・・・。
でもマジな話「ワイ、メンサやで(どやぁ」くらいしか日本じゃ意味ないから、
逆に年会費払うだけ損かも知れないンゴねぇ。
続き楽しみにしとってな! ここまでのあらすじやで!
ワイ、うつ病で入院。「二度と社会復帰できない」と医者に言われる。
Tさんという同入院患者との交流で、新聞に投書する遊びを覚える。
投書先の新聞社から「ちょwwおまwww才能あるww来いww」と持ち掛けられる。
その場のノリで「おk」してしまったワイは、退院して直ぐに入社が決定する。
二度と社会復帰できない、と言われたワイは、ソッコーで社会復帰することになる。 登社初日・・・
無駄に朝六時くらいに起きてしまった。
もっと言うと、あまり眠れずにそのまま朝が来たという感じだったけども。
とても憂うつだった。
(あぁ・・・なんでワイ、あの時「じゃあ、やります」とか言ってしもたんやろ・・・)なんて
今更ながらに後悔して来て、また「死にたい欲求」が沸々と湧いてきた。 このまま二度寝した体にして、会社なんて最初から無かったことにしようか。
それとも、そのまま出かけて車にでもはねられちゃおうか・・・。
ふと、「車にはねられる」という自殺欲求が出てきた時に、Aさんのことを思いだした。
Aさんは車にはねられて自殺した。
おい、ワイ。ワイがそうやって死んだらどうする。黄泉の国にいるだろうAさんに申し訳がたたんやろ。
ワイは何か急に、そう突然に、Aさんに申し訳ない気持ちになって、自分を奮い立たせた。 実家にはベンチプレス台があるのだが、それを使って無駄に朝からパンプアップした。
全盛期は確かに100kg拳上できたはずだったのだが、その時は40kgが限界だった。
それでも何度も何度も拳上して、パンプアップして、筋肉に血液を流入させた。
「よし、やるか」
母上さまが用意してくれた朝食は、正直に言ってほとんど入らなかったが、やる気だけは出た。
ワイは久しぶりにスーツを着て、ネクタイのしめかたは身体に染みついていた、カバンを持って
(Aさん、行ってくるで・・・。Aさんの分もがんばらなアカンな・・・)
そう玄関先で祈って、会社に向かった。 今思い返せば、会社に行くまでが大変だった。
久しぶりに電車に乗る。
酷い時は紙の枚数すら数えられなかったワイだったが、今では充分に回復しつつあった。
だが、乗換なんかの時間を計算する時に冷や汗が出てくる。
「えっと、A線に乗った後に6分後にB線に乗ってえぇぇtttっととおおおおお」
絶叫しそうになる身体を押さえて、冬だと言うのに額に浮かぶ玉汗をハンカチで拭って
時計と電光掲示板を何度も見返して、乗る電車を確認した。 電車に乗ってからも大変だ。
本当にこの電車で合っているのか。
いま自分はこの電車に乗っていて変だと思われていないのか。
あぁ人ごみが妙に遠く見える。
うーん・・・、なんとも言い難い不安感が全身にどっとのしかけてくる。
ブルブル震える手で何度も何度も額の汗をぬぐった。 乗り換えも何とか無事に終え、会社近くの駅まで着いた。
ここから徒歩数分らしい。
が、場所がわからないのでタクシーを頼む。
タクシーの運転手さんに近くて申し訳ないので、釣り銭はもらわなかった。
K新聞社本社。
どおおおおん。と、この地方にしては大きい建物だ。
あ、どうしよ、めっちゃチビりそう。
っていうかチビった?
そんな感覚になりながら、ワイは2階にあると言う受付へ行った。 ワイはずっと臨床心理士として、病院やその類の施設の職場しか知らなかったから
受付へ行ってアポとるとか、名刺を交換するとか、そういうのに全く頓着が無かった。
だからどうやって言えばいいか全くわからなくなって、焦って、どうしようもなくなって
ただ受付の前で突っ立っていた。
すると、受付のオネーさんから
^^;「あのどういったご用件で・・・」と話しかけてくれたので
彡(゚)(゚)「社長ニキに会いたいンゴ」と返したら、
^^「あぁ、ワイさんですねー、ドゾー」と案内してくれた。
彡(゚)(゚)「やったぜ」 社長室に通される。
するとそこには、社長が!!!
彡⌒ ミ
(´・ω・`) 「やぁ、君がワイくんだね?」
.__/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄)___
〃 .// ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ / 〃⌒i
| ./ / / ./ / / .i::::::::::i
____| .しU /⌒\./ / / | ____|;;;;;;;;;;;i
[__]___| / /-、 .\_. / Uし'[_] |
| || | / /i i / 社長 .| || |
| ||____|____/ / .| .|\_ノ ______. | || |
|(_____ノ /_| |__________. | || |
| LLLLLL./ __)L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL .| ||_____」
| || (_/ / i | || | ||
|_|| / .ノ |_|| |_||
(_/ 彡(゚)(゚) (いやいや、ゲーハーは関係ないやろ・・・) >>182
社会復帰おめめとー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ もっとこう・・・サラリーマン金太郎の社長みたいなのを想像していたので
ゲーハーは全く悪くないのだが、いやホント、ゲーハーは悪くない。
悪くないんだけど、ちょっと肩透かしを食らった気分だった。
だけどその肩透かしを食らった気分が、逆にワイを和らげてくれた。
彡(^)(^) (せや、この社長はワイを和ますためにゲーハーなんやな)
そう思った。 >>193
彡(゚)(^) 「サンガツ!ワイはやっと社会復帰したんやで!続きも楽しんでってな!」 彡⌒ ミ
(´・ω・`) 「ワイくんの投書、身につまされたよ。いやぁ、よく書いてくれたね」
彡(゚)(゚) 「図書券欲しくてやっただけンゴ」
彡⌒ ミ
(´・ω・`)「いやいや、謙遜しなくていいよ。実に愉快だわっはっはっは」
彡(゚)(゚) 「いや、まじンゴ」
彡⌒ ミ
(´・ω・`)「え?」
彡(゚)(゚) 「え?」
彡⌒ ミ
(´・ω・`) 彡(゚)(゚) 「・・・。」 >>197
全部の投書で3万円分くらいはもらった気がするなぁ。
確かからくりサーカスに全部使ったはず。 AAがめんどいから、ダイジェストでいくで!
社長「ワイくんはあれだね?君は時にユニークだと言われるかい?」
ワイ「そうンゴねぇ・・・。確かに小中高大とお調子者で通っていたンゴ」
社長「そうかそうか・・・。で、どうして記者をやる気になってくれたんだい?」
ワイ「その場のノリ」
社長「そうか・・・間違ったかな・・・」
社長まさかの人選ミスである。 社長「まぁ、とにかく今日から君はうちの社員だ。よろしく頼むよ」
ワイ「働く限りは最善を尽くすンゴ!」
社長「どうしてそういう事を最初から言えないのかな?ん?」
ワイ、無事に面接?を通る。 そこからワイの社会復帰が始まったンゴ。
その日はその面接?だけで帰ったけど、次の日から社員研修が始まったンゴ。
先ず、ワイは当初から記者になることが決まっていたのだけれど、これは異例だそうだ。
決して自慢するとか、偉そうにするという訳では無く、事実だからそれを話すのだけれど
普通は記者志望でもなかなか記者になれず、営業だとか総務に回されるらしい。
「マスコミ志望です!ずっと政治経済を研究してました!」っていう人材でも、そうは記者になれない。
よっぽど光る物があるか、地道に記者に辿り着くか、どちらかの道だそうだ。
ワイはそれらを全てすっ飛ばして、閉鎖病棟という檻の中から記者になった。
マジで異例である。 社員研修、1ヶ月目。マラソン。
マラソンである。
「先ずは現場の仕事を知ってみよう!やってみよう!」ということで、
新聞配達を一カ月やることになった。
午前1時に起床し、偶然実家の近くにあった販売所へ向かう。
まだ星がキラキラきらめている時間帯だ。
新聞の束を肩紐にかけて持つ。
もちろん、最初はどこそこに配るのかはわからない。
先輩?にあたる初老の男性がレクチャーしてくれた。 Uさんはこの道数十年の大ベテランで、この地域ほぼ全ての人の家がわかるという。
ワイはUさんについて行って、新聞を投函する練習をした。
Uさんは決して早くない速度で走る。
ワイは(お・・・楽勝やんけ)と思ったのだが、全く違った。
Uさんは決して早くないが、絶対に止まらない。シームレスなのだ。
最初は平気でついて行ったワイだが、そこは残念閉鎖病棟育ち、段々と息が上がってくる。
「若いんだから、元気を出せば何とかなる!」と、猪木信者前回のUさんは
ワイが汗でダラダラでも、息がゼイゼイしても、絶対にスピードを落としてくれなかった。 そこから2週間、ずっとUさんに着いて回った。
この辺は肉体的には辛かったが、精神的には随分と楽だった。
運動すると余計な事を考えなくて済む。
ただUさんに着いていき、所定のBOXに投函し、次の場所へ。
せいぜいどの家へ届けるのかを覚えるだけで、ほとんど頭は使わない。
また、午前1時に起きなければならないので、午後6時には寝る生活を続けていたら、
自然と朝が楽になった。
この経験から、ワイは若干の体力と、朝起きるというスキルを身に着けた。
地味な様に見えて、結局会社勤めってそこに収斂されるので、かなり役立った研修だった。 残りの2週間は1人で回った。
もうUさんが着いていなくても、どこそこに届けるというのは覚えて、
自然と足が運ばれた。
最後の1週間は息もアガらなくなって、ホント、軽い運動にしか思えなかった。
ありがとうUさん。 次の1週間は「営業」の仕事を体験するというものであった。
「新聞で営業?」と思うかも知れないが、新聞社の財布はこの営業職にある。
単純に広告(スポンサー)をお願いするという役なのだが、
新聞の収入源の7割ぐらいは、広告料にあるので大事な大事な仕事である。
特に地方紙だと、この営業は会社の首を左右すると言っても過言では無い。
大手の新聞社に広告を取られたらおしまいなのだ。
だからあの手この手で何とか広告をお願いしに回る。
大手新聞だと、逆に「載せてください」とお願いされる立場になるのだが、
地方新聞は「載せて(お金)ください」とお願いする立場になる。 ここでは社会人としての言葉づかいや、忍耐を覚えさせられた。
ワイのイメージでは営業と言うと、営業先に行ってお茶を貰って
「どこそこで何かあったんですねー」と世間話して、どっかで飯を食って、終わり、ジャン。
という(完全に昔の漫画の影響だね)ものだったのだが、実際は違った。
飯を食う暇などない。
お茶を出されることも少ない。
ただただひたすら頭を下げて、顧客の話を「なるほどー!」とヨイショして聞き、
平身低頭して街を走り回る。
ワイは社会の現実と厳しさを知った。 ワイはそれまで病院やその施設でしか働いたこと無くてなー
アルバイトも塾の講師やらなんやらで、そういったぬくぬくとした内輪での
仕事ばかりに慣れてしまってたんやなー
そう思うと自分が急にアホらしく思ってしまうやねんか。
自分、生きるとか死ぬとか、えらい難しいことばっかり考えて行きてきたんやなー。
それに比べて何なん、この仕事。生きるとか死ぬより簡単やんけ。
・・・なんや、生きてるって最強やんけ。 1週間の営業職でワイは「何か」を掴んだ気がした。
−生きるとか死ぬとかそういう難しいことより、簡単な仕事が目の前にある
−それを片付けてから死ぬんでも遅くはないねんかなぁ。
段々と、死にたい!死にたい!という欲求は、この頃から少なくなってくる。 晴れて記者になった時、ワイは自分の甘さと未熟さに浸っていた。
こんな世界もあるやんけ、自分がどうしようとかどうしようもないとか、
もがいて足掻いて泥沼にハマるくらいの仕事ってあるんや。
なんや、生きてて良かったんちゃうのか・・・? 記者一発目の仕事は、ヘビーなものだった。
先ず最初に一眼レフのカメラと1冊のA4ノート、少しばかりのボールペンを支給された。
社長「失敗してもいいから、全く訳の分からない状態からどこまで書けるか見せてほしい」
今までのワイやったら、そんな突拍子も無い事、死にたくなっただろう。
だけど今は、死ぬにはまだ早い、生きててもいいんちゃうかなぁー、と思った。
だから即諾した。 地域にあるとあるジュニアオーケストラの団体の取材やった。
ワイの前情報では、近く、病院のロビーを借りてコンサートを開く、という単純なものだったが・
現実は違った。
オケメンバーの内の一人突然、急性骨髄性白血病に罹患してしまい、
その入院費もろもろのカンパをするためにコンサートを開くと言うものだった。
なかなかヘビーだろう?
ワイは泣きを見たと思ったやろ?
だが違った。
ワイは燃えた。
これだ、これこそワイが求めていたものなんや。
自分自身に価値が無いと決めつけ、死のうとした日々をこの子に一日でも分けてあげたい
でもそんなん現実には無理やん。
無理なら何すればええのん? ワイ記者やで、記事で応援すればえぇやんけ! ワイは燃えた。
定時は5時だが、夜9時までかけてその取材を地域に広める文章を練った。
次の日も練った。こねくり回して、誰もが読めて、誰もがわかる記事を目指した。
いつの間にか徹夜していた。
そこから記憶が途切れ途切れになるが、ワイは何とか記事を入稿した。 その記事が一面のトップにのり、
ワイは史上初の初記事にして一面トップを飾るという
快挙を成し遂げた。
次の日、社長がわざわざワイの所へやってきて
「ワイくん、やっぱり間違ってはいなかった。人選ミスはない。しっかり頼むよ」
「へのつっぱりもいらんですよ!」
こうしてワイの記者生活は幕を開けた。
現在では何度もめげたり、死にたくなったりもするけど、毎日会社に行って、
自分の書いた原稿が、自分の署名入りで出されるという毎日を過ごしている。
この前は、ワイが一発目に書いた白血病の少女を救うコンサートの記事について
月間最優秀記事賞を貰った。商品券5000円分。
ワイはこの商品券で5000円もする名刺入れを買った。 ワイの仕事が上手くいけば彼女との仲もうまくいく。
ワイは入社して半年で彼女にプロポーズした。
もちろん、オッケーだった。
ずっとうつ病の酷い時から支えてくれた彼女だ。ワイには出来過ぎた嫁だ。
1年経った。
やっとワイは半人前程度の記事を書けるようになり、いっぱしの給与をもらえることになった。
そして、これから娘が生まれる。
二度と社会復帰は無理だと言われたワイが、社会復帰を成し遂げた話、これにて幕。
後は質問とか受け付けるよー! お仕事大変だと思うけど天職に出会えて良かったね!
Tさんも喜んでいると思うよ
毎日ここを覗くの楽しみにしてました
お話が終わっちゃって少し残念だけど色々学べました
ありがとね!! >>216
Tさんも黄泉の国できっと喜んでいると思う。
ありがてぇ、ありがてぇ、毎日読んでくれててありがてぇなぁ。
少しでもうつ病について学んでくれたら助かります!
そういう輪が広がってくれれば、と思って作ったスレです。
こちらこそありがとうございました。 身内にうつ病の人がいるからうつ病について学べてためになった
ありがとう >>218
せやなぁ、せめて少しでも痛みを分けられればええんやろけど、
現実的にそんなん無理やでしかし。
共感してあげられることしかできへんねん。
へへぇー!嫁さまー! って毎日思ってるよ。 >>219
このスレはワイの独断と偏見と私見とドロドロな感情でできたスレやで。
勉強になったとは嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
俺はノンケでも平気で喰っちまう男じゃない。
大腸カメラ入れた時に、「あ、ワイはゲイになるの無理や・・・」って神様に祈ったくらいやしな。
読んでくれて、こちらこそありがとうね! 自分自身鬱病に対しての感じ方が落ち込むの少しひどいくらいだと思ってたけど180度変わった。介護する側とされる側を経験していまでは社会復帰も成し遂げたワイさんの話は今までで1番良かった。 たまにNさんみたいな人いるよね、でも世間を見るとNさんのような価値観の人がいっぱいいる。これからの人生で少しでも鬱病や他の病気の理解の手助けをしていこうと思う。 ワイさんも家庭を大事に、自分も大事に頑張っていきましょう! 私うつ病歴長いけど知らないこともたくさんありここを読んで色々と勉強になったよ
難しい本で学ぶよりワイさんの文章の方が面白くて読む気になった
さすが記者さんだね*\(^o^)/*
奥様と娘ちゃんと末長くお幸せに
またどこかで会えたらいいな♪ >>220
嫁さまも吐血してまで頑張って働いてくれてるワイさんに感謝してると思います 面白かった!
T.さんは亡くなったのですね…
何故亡くなったのか聞きたいけど
故人についてとやかくいうのは
躊躇われるので聞かないことにします。 1乙やでー
人生ホントに何が起こるか分からへんなぁ >>225
連投大歓迎ンゴ!
それほどこのスレに共感を持ってもらって大変うれしい!
ただただ、うつ病の実態を少しでも知ってもらえたら良かったスレなので、
>>222さんみたいに実感してもらえることはすごく光栄なことだよ!
読んでくれてありがとうね! >>226
心理学の本は「怖いほどわかる心理学」みたいな表面をなぞった嘘っぱちの本から
「心理学事典」みたいに、専門家じゃないとわからない本まで幅広くあるから、
今回はその中間ぐらいの、わかりやすくて専門用語も使うという手段を取ったンゴ。
読んでくれてとても嬉しいンゴよ!
娘ちゃんに何て名前を付けるか今考え中で、ちょっと幸せンゴ!
2chの海は広大だから、きっとどこかでまた会えるンゴ!
っていうか、後はTさんのことについて書くので、もう少し続くんじゃ。 >>227
もうね、ヲヴォゴゴロオッロロロオー!って感じで血を吐いて自分でもびっくりしたwww
でも出産の苦しみに比べれば全く平気平気!
読んでくれてありがとうね! >>228
あ、Tさんのことについて触れる人が一人でもいたら、
Tさんの最期を少し書こうと思って居たンゴ。
これ以降、Tさん追悼スレになるかも知れないンゴ。 >>229
サンガツ!
いやホント、人生何が起こるかわからへんで!
読んでくれてありがとやでー! さてさて、人も少なくなってきただろうから、Tさんについて書くよ。
まだワイは、Tさんについて過去を引きずっているのかも知れない。
Tさんが居なければ今の仕事に就くことも無く、
Tさんが居なければ過去を引きずっていた自分に気づくことも無かったと思う。
Tさん追悼スレに移行します。 ワイが退院して、就職して、1年が過ぎた頃、
Tさんから連絡があった。
ワイが退院する直前に、Tさんにはメアドを教えておったのじゃ。
「ワイくん、一緒にバイクの免許でも取らないかい?」
1年ぶりのメールが途轍もなく突飛な事だったので、ワイは少し笑った。 それから電話番号を教えて、少し電話で話した。
Tさんもワイが退院して少し後に退院したらしく、今では塾の先生として頑張っている
ということだった。
それで、お金がある程度貯まったので何かに使いたいが、何に使ったらいいかわからず、
お金で取れる資格→運転免許→自動車のは持ってる→じゃあバイクの免許
という流れで、ワイを誘ってくれた。
ワイもそれなりに給与を貰えるようになっていたし、元々バイクには興味があったので
快く了解した。 久しぶりに会ったTさんは、少し?いやかなり?太っていた。
うつ病は「〜できなくなる」病だと書いたが、「我慢できなくなる」病でもある。
そんな訳でTさんは、食べる事が我慢できなくなり、過食になって太ったそうだ。
でもハンサムメンであることは変わらず、またニコニコしている顔は前のTさんだった。
何も変わらないTさんにワイは安堵した。
そして一緒に自動車学校へバイクの申請にいった。 今読み返してみたら時系列がとんでもないことになってるwww
ワイが退院したのは4年前で、就職したのも4年前。
結婚したのは2年くらい前で、Tさんと再会したのは3年前だ。
なんか全部1年前で統一されてるけど、間違いです。 Tさんは元々バイクに興味があった訳では無く、なんとなく取りたいと思ったらしい。
暇つぶしになればいいかなぁー、程度だったそうだ。
対してワイは、誘われといてアレだが、かなり燃えた。
というのも、ワイはバイクのプラモデルを作るほどバイクが好きだったのだが、
なかなか(バイクって趣味性の高いものだし)踏ん切りがつかずに
バイクの免許を取らなかったからだ。
ワイは結構ノリノリだったが、Tさんは「全くワイくんはwww」と、
誘っておきながらテンションが低かった。 2ちゃんって書き込みする人少ないけど実際は沢山の人が見てたりするんだよね
続き気になる!
でも無理しない程度に更新してね >>1からここまで一気読みしてしまったよ
ワイさん次の人に質問スレによくいるでしょw >>241
おお!まだ見てくれてるんやな!ありがとホイー!
もうちょっとだけ続くんじゃ。(もうちょっと?) >>242
こっそり原稿書いてるふりしながらカキコしてるのは内緒ンゴよ!
ありがとねー、続き読んでくれて嬉しいよー! >>243
な、なんのことンゴ!?(白目)
っていうかよくわかってるなぁ・・・2chすげぇ・・・。
ちなみに最新の書き込みは「ボディビルダー見て元気出す」っていう書き込みンゴよ。
割と最近ンゴね。
一気読みまでしてくれたなんて感謝感謝ー! 割と人気ンゴねぇ・・・。
Tさんのこと、やっぱりみんな気になるンゴか?
続き書いていくンゴよ!
ここまで読んでない人向けのあらすじ!
イッチ、うつ病になる。
病棟で一緒だったTさんという人に勧められ新聞の投書をする。
いつの間にか新聞記者になる。
Tさんも退院し、一緒にバイクの免許を取ることに。
伝えたいこと
うつ病は甘えではなく脳の病気。
簡単に自殺しちゃう、死に至る病。
気になる人は遡って読んでほしい、伝えたいことは山ほどある。
それじゃあ続きを書いて行くンゴよ。 Tさんは誘っておきながらバイクの免許を取るのをめんどくさがった。
ワイは元々バイク好きだったから楽しくて嬉しくてしゃーないという様子。
血気盛んなワイに対してどこか冷めた様子のTさん。
今思えば、Tさんなりの照れ隠しだったのかも知れない。
ワイはバイクのことは詳しくても、原付にすら乗ったことが無かった。
だからバイクなんて自転車の延長線上くらいに思って居たのだが、現実は違った。
先ずね、半クラ発進。これができない。
自動車もAT限定だったものだから半クラの感覚が全く掴めない。
困った時はTさんに相談相談ん!
「半クラすればいいじゃない」
相談にならなかった。 冷めた態度、めんどくさがりの割に、Tさんは簡単にバイクのスキルをマスターする。
半クラ発進なんて一発でできちゃったし、難しいクランクも2、3回転んだけど
すぐにスムーズに回るようになってしまった。
対してワイは情熱はあったが、いかんせん運動神経がついていかない。
一速でドベベベ、と走り、一時停止なんてエンストして止まる始末。
スイスイーっと乗ってしまうTさんを尻目に、ワイは久しぶりに中学生ぐらいの頃を思い出した。
なんていうか、ライバルだと思って居るやつに定期テストで点数を上回れたような・・・。
そんなしょーもない、けど本人からすれば悔しい、そして燃える。
Tさんとバイクの免許を取りに来て本当に良かった。
なんだか童心に返れたような気がして、Tさんと会う度にワクワクした。 結局、Tさんは1カ月で免許を取った。
ワイは3ヶ月かかって免許を取った。
Tさんは、やっぱり優しくて、ワイが免許を取るまでバイクを買わなかった。
二人で中古バイク屋に行ってバイクを選ぶことにした。
バイク知らない人にとってはちょっとつまらないレスが2〜3続くと思われるので
とりあえず「ワイは楽なバイク、Tさんはスポーツ的なバイクを買った」と思って
読み飛ばしてください。 ワイはまだまだ運転が下手だったこともあり、
単気筒で足つきがよく、コケても気にしない安いネイキッドにすることにした。
Tさんは、自動車学校ですでにバイクをモノにしてしまっていたので、
速さを求めて400クラスのスポーツバイクに手を出すことにした。
ワイ「どのバイクがいいンゴねぇ・・・?Tさんは?」
Tさん「SUZUKI」
ワイ「はい?」
Tさん「SUZUKI」
Tさん、スズ菌に感染していた模様。 Tさんが「絶対にSUZKIがいいぞ!」
とちょっと怖い顔で迫ってくるので、ワイもスズキにすることにした。
スズキだと250クラスで足つきがよい単気筒だと、ST250とかボルティーとかになる。
Tさんは400クラスのスポーツで、スズキといえばGSX−400しかないと、
ばっちりスズ菌に感染していた。 ワイとTさん、無事に中古車を購入。
二人でツーリングしたいねぇ、などと話し合って楽しんでいた。
そんな折、Tさんから相談を受けた。
Tさんは塾の先生をやっている合間にも論文を書き続け、学会に投稿していた。
それが認められて、北海道教育大学に講師として呼ばれることになりそうだという。
ワイは「めでてぇ話じゃないかい?」とTさんに聞いたが
Tさんは「1年の半分はバイクに乗れない地域に住みたくないなぁ」と乗り気では無かった。 だがTさんの乗り気でないという話は、何もバイクに乗れないだけという訳ではなかった。
元々Tさんは北海道出身で、幼少期のトラウマがある地域なのだ。
吐息が霜になって落ちる寒い夜に、パンツ一丁で外に出された虐待などを思い返すので
そういう思い出が嫌らしい。
しかし、ワイも大学院を出たからわかるが
学徒に生きる人間が、大学の講師になるというのは名誉なことだ。
Tさんはその葛藤を続けている、という。 Tさん「塾の先生も楽しいよ、生徒が点数アップしたときにニンマリ笑うのは嬉しい」
と、今の職業に未練もある模様。
ワイは久しぶりに臨床心理士の顔がむくりと立ち上がってきて、
Tさんと真剣に話し合いをした。
けれどTさんはなかなか踏ん切りがつかず、結局、講師の話は立ち消えることになる。 この頃から、Tさんは徐々に痩せ始めてきた。
ワイは「またうつ病がブリ返してきたんか!?」と心配になったが、どうやら違うらしい。
いわく、「格闘技に目覚めた」とのことだった。
バイクの次は格闘技(総合格闘技だった)なんて男の子らしさ満点のTさんだなぁと思った。
Tさん「格闘技をはじめてから、暴力がクソだってこと、再認識したんだ」
と、昔のトラウマを乗り越えるような発言をするようになってきた。
Tさんも段々と回復して来てるんだなぁ、とワイは思った。 Tさんが痩せ始めてきてから、逆にマッチョになってきた頃
またTさんから相談を受けた。
いわく「恋をしたかも知れない・・・」と。
その意中の相手は、同じ道場に通う女性だったそうだ。
でもTさんはそういう恋愛感情と言うのはとても苦手だと言う。
それは、妹を護ってきたはずが、妹から見下されていた、という過去に起因する。
そのため女性という存在に対して非常に疑心暗鬼なのだ。
Tさんの抱えている闇は、底が深かった。
でもワイは、自分を立ち直させてくれたTさんに何とか恩返しをしたいと思い、
どうしてもその恋を成就させてやりたかった。
そんな訳で敵情視察、ワイも運動不足だったし、その道場に通う事にした。 ワイはプロレスが大好きっ子なので、格闘技に抵抗は無かった。
ただ悲Cかな、書道で飯を食っていこうとした運動神経は、ドベだった。
だから女性・初心者クラスから始めることにした。
Tさん意中の女性は・・・美人さんだった。
とてもスタイルが良くて、おまけに空手のバックボーンがあるため
軽量級の男性に引けを取らないくらい強かった。
ワイも嫁がおらんかったら惚れてしまうような人やった。
で、肝心のTさんだが全くその女性に話しかけようとしない。
練習に熱を入れているからか、それとも恥ずかしいからか、今では確かめようがないけれど
Tさんはただ練習にストイックだった。
その点ワイに関しては・・まぁこの辺は大しておもしろくもないから割愛しよう。
とりあえずワイは久しぶりの運動に四苦八苦して、Tさんはスゲー強かった 半年ぐらい経ち、道場で忘年会をすることになった。
ワイとTさんは薬の関係上、アルコールはダメだったが、
道場の人たちと仲良くなって楽しかったし、参加することにした。
もちろん、ワイはTさんと意中の人をくっつけようと思って参加したのだけれど・・・。
だけど、Tさんの自殺の原因は、この忘年会にあったと思う。
あの時、参加しなければよかったのだ。 Tさんは自殺と書いているが、今もって真相は不明だ。
単にバイクのスピードの出し過ぎでカーブを曲がり切れず谷底に突っ込んだだけ。
事実はそれだけだから、Tさんが自殺したという確証はない。
けれど、ワイは自殺だと思って居る。
曲がり切れないほどスピードを出すほど、Tさんは子どもではなかった。
安全運転に徹していたし、スピードも、出すと言えば出すが、常識の範囲内だった。
Tさんが死んだ原因は、忘年会でのある出来事から来ていると思って居る。 忘年会、みんな格闘技をやっている人たちだけあって飲む飲む。
スゲェー飲む。
ワイも久しぶりに飲みたくなったが、肝臓に負担がかかるのでグッとこらえた。
が、横を見たらTさんは陽気に飲んでいた。
(おいちくしょうTめ・・・君は睡眠薬を飲んでいないからと言って・・・うらやまけしからん!)
うつ病は感染症や膠原病ではないため、様々な合併症を引き起こすことはないのだが
一つだけ、うつ病と密接に関わる病気がある。
それは不眠症、睡眠障害だ。
これはもちろん個人差があって、全く関係ない人も居れば、ワイのように
今でも10錠くらい睡眠薬を飲まないと眠れないと言う人間もおる。
ワイは睡眠薬を飲んでお酒を飲むと、その周辺の意識がぶっ飛び
記憶を失くした状態が続く。
一度、夜に試してみたところ、朝目覚めるとベッド横のテーブルに
アツアツに焼けたギョーザが3皿分綺麗に盛ってあった。
薬とアルコールで精神をかっ飛ばしている時に作ったものだろう。
ワイは火事にならなくて本当に良かったと安堵した。 そんな訳だから(Tさんうらやましいぜ・・・)とも思いながらウーロン茶を飲んでいた。
すると席替えが始まり、偶然にもTさん意中の女性がワイの横に座った。
意中の女性じゃ長いから、Eさんとするか。
Eさん「ワイさーん、飲んでるああhっはは!ワイさーんいえぇい!」
ワイ「の、飲んでますよー飲んでます飲んでますー」
Eさん「あれ、それウーロン茶でしょう?飲んでないじゃないー」
ワイ「あ、バレましたか・・・」
酔えば人は性格が変わる。いくら美人のEさんでも絡み酒をしたくなるものだ。
Eさん「ちょっとワイさんに聞きたいんですけどぅ・・・Tさんとどういう関係なんですかぁ?」
ワイ「友達だよー、ホントに。」
Eさん「そうなんだー、だったらTさんのこと色々と教えてほしいなぁー」
ワイ「どうしてかな?」
Eさん「私、練習にひたむきなTさんのこと気になるんだよねぇー」
おいTさん!やったじゃねぇか!EさんはTさんを気になってるんだってよ! でもEさんの絡み酒は酷かった。
Eさん「ほらほらー、ウーロン茶じゃなくてぇこっちのお茶にしなさいよぅ」
そういってビールの大ジョッキを頼む。
ワイ「ぼ、僕は車なのであの・・・」
Eさん「代行で帰ればいいでしょうぅ?ほらほら飲んで飲んでー!」
Eさんは立ち上がり、忘年会に参加している人々に声をかけて回った。
Eさん「ワイさーん飲んでない、許されなーい、飲んで飲んでー!」
やにわに「飲め飲めーコールが起こる」
ワイは冷や汗が出てきた。
ここで断ったらどうしよう、つまらない人間だと思われるだろうか
それにEさんと仲良くなっておけば、Tさんの恋の成就が良くなるかもしれない。
意識が不鮮明になるのは嫌だけど、飲むしかないか・・・。
ワイはジョッキに手をかけた。
その時、Tさんがそのジョッキを奪い、一気に飲み干してしまった。 Tさん「Eさん、見損ないましたよ。
酒の席ですから盛り上がるのは一興ですが、飲めない人間に無理強いさせるなんて
そんな愚かな行為、皆が許せても僕だけは許せません」
TさんかっこE
だけど場の雰囲気はそういうのじゃなかった。
Eさんは美人で愛想も良い人だったので、Eさんを好きな男性は道場内にかなりいるのだ。
「おいおい、TさんそりゃEさんに失礼だわ」
「サメるんだけどwww」
「Tさんマジナイわーwww」
一転してTさんを責める雰囲気になった。 Tさん「冷められても構いません。僕は僕なりの正義でやったつもりです。
お酒の無理強いは楽しいものなんかじゃない」
するとヤンチャなことで有名な大学生が出てきて
「Tさんさー、その歳にもなって、しかも塾の先生でしょ?いや笑っちゃうよねwww
休憩時間とかに難しい専門書とか読んでさー、なにあれあてつけwwみたいなwww
そういうのが冷めるつってるんスよ、Tさん帰った方が良くないスかwww」
Tさんは道場の人たちを見回す、誰も目を会わせない。
Tさん「そう言う事でしたら、帰ります。お騒がせしました」
そうしてTさんは振り返りもせずに立ち去ろうとした。
そこでさっきのアホガキが「そんなんだから冷めるつってるんスよ。ホモ!」
その声でTさんはピタと足を止めた。
「ワイさんとデキてんじゃないかって噂してたんスよ。Tさんホモじゃねぇかってwww」
「ワイさんは嫁さん居るのに、Tさんはいないってことはそういうことでしょwww」 Tさんはゆっくりと振り返った。
あの時の真顔だった。
Tさん「僕は・・ええと、Hくん、自分のことは何を言われても構わない性分なんだ。
自分は自分でクズな人間だと思って居るからね。
だけどいま君は、ワイさんを貶した。それでいいかな?」
アホガキ「僕ってwwwウケるwwwワイさんとデキてんでs
す、言う前にTさんの右ストレートがアホガキの顔面を的確にヒットさせて
昏倒させてしまった。
その後、Tさんはあの真顔で天井を見た。
すごい遠い目をしていた。
Tさんは帰った。 ワイは必死にTさんの後を追った。
でもすぐにタクシーに乗ってしまったようで、わからなかった。
またやってしまった・・・。
ワイのせいかも知れない・・・。
うわぁああああああああああああ、Tさん、なんでまた暴力してしまったんや! 数年前でお酒が入ってるとはいえこれが日本の現状なんだろうなぁ... Tさんはハッキリものを言う人だなぁ
この聡明さをもって間違いを指摘されたら、その恥ずかしさを隠すために見当違いなヤジを飛ばしたり逆ギレしたりするのは分からないでもない
それにしてもアホガキはアホガキすぎるし、周りに窘める人が誰もいないのがまた悲しい…
Tさんてなんかすごい純粋だよね(´・ω・`) >>265
もちろん周りに止める人はいたんだけど、やっぱりその場のノリに呑まれちゃってたなぁ。
お酒は楽しいものだけど、同時に怖いものでもあるね。 >>269
せやで、ワイはめっちゃ泣きそうになった。 >>270
止めてくれる人もいたんだけど、いかんせん場の「雰囲気」がなぁ・・・。
この雰囲気が日本の良い所でもあるけど、この時は悪い方向に向かってた。
あと見た目ワイは健康だから、お酒飲めない障害だとも思われなかったんだろうね。 >>271
ワイも思い出せば出すほど泣きそうになるで。
ホント、アホガキの言葉さえなければTさんは死んでなかったかも知れないし、
ワイが忘年会に参加するって言わなければTさんも参加しなかったかも知れんからなぁ。 >>272
まさしく人間らしい人間やねん。ただ人間らしさと社会性は別物なんやな。
だからその社会とのギャップに苦しんで障害にかかる訳で・・・。
ワイも時としてそのギャップに苦しむなぁ。
もちろん止めてくれた人も居たんだけど、場の空気っていう日本の悪習慣のせいだったよ。 ワイは万札を一枚置いて、「どうもお世話になりました」と言って
そのまま帰ることにした。そして二度と、その道場へは行かないことにした。
道場のまだ大人の人たちは(すまんな・・・)って顔をしてたけど、
Eさんを始め、多くの人が怪訝な顔つきをしていた。
お酒が入ると、ホントに人間変わっちゃう。普段はすごくいい人たちだったのに・・・。
ワイは帰り際、ずっとTさんに電話したけど、Tさんは出てくれなかった。 Tさんは純粋っていう意見が出たけど、これは結構な率で精神障害者に当てはまるねん。
もちろん腹黒いやつだって、人間だから、個性はあるけれど、
純粋だからこそ、社会の理不尽な部分が許せなくて、でも単体で社会には勝てなくて、
それで気が滅入ってしまって、精神の障害まで陥ってしまう。
Tさんはその典型で、いい人「過ぎる」だった。
肉体だって何か過ぎるものがあれば病気になる。食べ過ぎたり飲みすぎたり。
それはもちろん精神だってそうだ。何かに偏っていれば、やっぱり病気になる。
精神障害者はある意味、損をしている人間かも知れない。 1週間ほどTさんは音信不通で、メールを送っても返信してくれなかった。
そんな日々が続いたが、急にTさんから電話がかかってきた。
「ワイくん、ツーリング行かないかい?」
ワイは嬉しかった。Tさん、ちょっと回復したのかな?って。
ワイは忘年会の事は話題にせず、快く了承した。
ただ二人の休日がなかなか合わなかったから、年明けてからツーリングすることになった。 とても寒い日だったが、ワイはばっちり防寒して集合場所へ向かった。
Tさんは先に着いていた。相変わらずシブいぜGSX−400。
Tさん「ワイくん、運転上達したねー!今のターン、キレイだったよ」
ワイ「でへへ、そうでっかwww」
こんな会話をするくらい、Tさんは元に戻っていた。
あの能面を張り付けた様な真顔は無く、いつものニコニコしたTさんだった。
でも、なんだか目だけが、そう、目だけが遠くを見つめているようだった。 Tさん「ツーリング用にこれ買ったんだ!」
Tさんはワイとのツーリング用にインカムを買っていた。
バイク知らない人のために補足すると、インカムっていうのは、ヘルメットの中に装着する
無線のイヤフォンとマイクのこと。これで走行中も会話が楽しめる。
早速ヘルメットに装着して、会話をしてみる。
なかなかおもしろいもので、あまり大声で話すと耳が痛くなるし、小声でボソボソくらいが
ちょうど良かった。
Tさんは海に行きたい、というので海に隣接している道の駅を目指すことにした。 走行中、Tさんはここ最近の色々なことを話してくれた。
バイクに乗っていると、景色が後ろへ飛んでいく感覚に浸れる。
その快感のせいなのか、心の底の本音を簡単に吐露させてしまうんだ。
Tさん
「僕はね、あの時、大学の講師になれば良かったかも知れないと、後悔しているんだ。
忘年会のことがあったからじゃない。本当は、僕は、認められたかったんだよ。
僕はクズな人間だけど、論文だけは胸を張れるものだと自負していたんだ。
だからそれが認められて、講師の話が持ち掛けられたとき、胸が躍ったよ。
でもね、どうしてもあの寒い冬のことを思い出してしまうんだ。」 Tさん
「寒いと言うよりは、とても痛かった。パンツ一丁にさせられてね、窓から投げ出された。
二階の窓から妹は僕を見下していたよ。まるで汚物を見る目だった。
その時、僕はどうして生きているんですか、神様。勉強もちゃんとがんばっているし、
妹を護ろうとがんばっているのに、どうしてこんな仕打ちをするんですか、
って神様に聞いたんだ。でも誰も答えてくれない。ただ雪の音が静かだった」 Tさん
「偶然、民生委員の人が雪掻きで外に出ていてね、僕を見つけてくれた。
そして僕は施設に引き取られて、やっと平穏な日々を手に入れたんだ。
でも、それでもなんだよ、ワイくん。それでも家族が恋しいものなんだ。
僕が悪かったんだって、ずっとずっと思い続けた。僕が悪いから、家族から
話されて、こんな所で生活をさせられているんだって。僕が悪いから親父も
僕を殴ったり、外に放ったりするんだってね。
でも今思えば、こうしてバイクに乗っているとね、違ったんだって、やっと思えている」 ワイはただ黙って聴いていた。
(ちな、この辺の会話はさすがに一字一句覚えていないので、ワイの補正で書いている)
Tさん
「施設を出て、少し働いて、それからやっぱり勉強したくて奨学金を借りて大学へ行った。
大学院まで出た。色々あったけど、今こうしてワイくんとバイクに乗れている。
こんな人生無駄だって、思い続けていたけど、今は幸せだよ。景色が後ろに飛んでいく。
まるで僕の過去を振り払っていくようだ。僕はいま、未来へ走り続けているんだよ」 ワイは泣きそうになったが、泣いたら運転が危ない。
ただ「うん、うん・・・」と聞いていた。
Tさんはまだ何か話していたけど、ワイは「未来へ走り続けている」という言葉を聴いて
すっと安心してしまって、もう聞き流してしまった。
そうこうしている内に道の駅へ着いた。
さすがに寒い。
Tさんは話を止めて、「長い話をごめんね、コーヒーでも飲もう」と言ってくれた。 ワイは泣きじゃくりそうになったが、泣いたらカッコ悪いので、何とか我慢した。
そして二人で温かい缶コーヒーを飲みながら海を見た。
海は荒れていて、決して綺麗なものじゃなかった。青くない、むしろ茶色い。
けどとても嬉しい気持ちになれた。
それからTさん、たぶん自分語りしたことが恥ずかしかったのか、急に下ネタに走り出した。
ワイはさっきの話からぶっ飛び過ぎて、必要以上に笑った。
とても楽しかった。 Tさんの訃報を知ったのは、それから1カ月経ったか経っていないか。
ワイが新聞記事を担当した。
新聞に「お悔やみ」欄ってあるじゃない。
施設の人から連絡があって、それに載せてほしいって。
事故自体はニュースにはならなかった。新聞もね、色々あるから。
呆然としたね。
その日のことはほとんど、本当に覚えていない。
ただ機械的に、仕事だから、Tさんの略歴なんかを施設の人から教えてもらって、
テンプレート通りに打って「誰からも好かれる人柄だった」としめたよ。 Tさんの話はこれでおしまい。
想い出補正もいろいろかかっているけど、概ねこれが事実だよ。
少し疲れたな。
質問があったら受け付けるよ! あ、一気読みしたら最初と最近らへんで食い違うところあるかも知れないけど、
思い出す内に補正して行ってるから、最近に書いたものほど正確だと思う。
食い違う所は勘弁してね! きっとTさんは忘年会に出なくてもいずれ自死していたんじゃないかと思う
長い人生必ず嫌な奴(クソガキみたいな)は現れるし
だからワイさんがもし僕が忘年会に行くっていわなければって後悔する必要はないと思うよ
自分輪廻転成を信じてるんだけど沢山辛い思いをしたTさんは次はきっと温かい両親の元に生まれると思う 久々に泣いた。バイクから見える景色とTさんの人間らしさが美しくみえた。
おつかれさまでした。読んでいて元気が出たし涙もでました。書いてくれてありがとう! >>292
ありがてぇありがてぇ、誰かにそう言ってもらいたかった。
だけど自分が悪いんだ、って言い聞かせるしかなかった。
誰か一人でもそう言ってくれて、ワイは嬉しい。
きっとTさんは何一つ不自由がなく、愛に恵まれた次の人間に生まれ変わるよ、きっと。 >>293
書いてくれてありがとうだなんて、べ、別に嬉しいんだからね!勘違いしないでよ!
普通に嬉しいんだからね!
ありがとうございました。ホントに・・・。
以下、うつ病、統合失調症(精神分裂病)、神経症などの質問スレに移行します。
質問があったり、ご意見があれば嬉しいな。
無ければこれで一件落着、ということで。 あ、そうそう。ワイの近況。
まだ娘は産まれていないけど、凛という名前に決めました。
ワイの本名の一文字と、嫁の本名の一文字をとってリン、で漢字が凛。
DQNネームじゃないかなぁ?大丈夫かなぁ? ワイさんお疲れ様です。意見というか要望みたいなものですが精神病についてもう1度聴きたいです。
>>296
りん...いい名前ですね!全然DQNネームじゃないですよw >>296
凛ちゃん、素敵でお洒落な名前だと思います
全然DQNネームじゃないよ! >>295
うつ病と統合失調症
どちらも大変だと思うけどどちらの方がより重い病気ですか? >>297
ほな、精神病についてこれから簡単に述べるわ!
仕事から帰ってきてからだから、7時過ぎくらいになるかな。
読みやすい文章を心がけるでー。
やっぱり凛にして正解やったか!サンガツ! >>298
凛で正解やったか!さすが嫁さんやで!
サンガツ! >>299
詳しくは仕事から帰ってきてから書くけど、
どちらかと言えば、統合失調症やな。うつ病が重篤化したら統合失調症になる可能性もあるんや。
また統合失調症の症状の中にうつ病もあるんや。
(悪い意味で)統合失調症は精神病の王様みたいなもんやで。 >>302
プライベートの時間(仕事から帰って)に書いてもらうなんて申し訳ないΣ(゚д゚lll)
でも聞きたい
無理のないペースで書いてね! >>303
ええんやで(白目)
精神病についてみんなに知ってもらうのはワイの使命やと思っている。
もちろん専門書に内容では勝てないけど、知ってもらう「きっかけ」をワイは提供したい。
きっかけがあればその内、興味も出てくる。
「精神病について知れー!俺の話を聞けー!」というんじゃなくて、
頭の片隅にでもこびりついてくれればいいかなー、というものなんだ。 精神病についてもうちょっと詳しく、という意見があったので
ほんの触りだけまとめてみることにします。
まず、精神病とは何か。
実はこの世に精神病は3種類しかない。
統合失調所(精神分裂病)、躁うつ病、うつ病。 これだけ。
(最近、躁うつ病とうつ病って別の病気なんじゃね?っていう論があるのであえて分けている)
よく「サイコパス」なんて言葉を最近では耳にするけど、あれは精神病じゃない。
とりあえず、精神病はこの3つだということを軽く押さえておきたい。 この中でも統合失調症は型によって若干分けられるし、
重篤度や症状は個人によって違うけれど、病気の難しさとして
統合失調症>>>躁うつ病>>(越えられない壁)>>うつ病という認識でいいと思う。
これは同時に寛解(かんかい)のしにくさも表している。
寛解(かんかい)とはなんぞや?と思うだろう。
ここで説明しておきたいのは、これだ。
精神病に完治はない。いくら症状が治まっても完治とは絶対に言わない。
あくまで「症状が落ち着いてきた」という意味で、「寛解」という言葉が使われる。
寛解と診断された人は、ほとんど日常生活的に普通の人と同じだけれど、
いつまたどこでどんな時にどのような理由で症状が戻ってくるかわからない。
その意味で言えば、精神病は不治の病だ。 それぞれの病気を説明する前に、これらに全て共通していることを話しておこう。
先ず、精神病は脳の何らかの機能が減退(または亢進)している病気だ。
その意味で言えば、精神病は脳の病とも言えるのだが、これはまだ現代医学でははっきりしていない。
明らかに脳の血流が減少していたり、脳の伝達物質の異常がみられる場合もあれば、
全く不明な場合もある。
あくまで精神病は、これらの病気の症状があらわれる(またはできなくなる)病気を指す。 個々の病気を軽く説明しておこう。
統合失調症は元々、精神分裂病という名前の病気だった。
が、どうして統合失調症になったかというと歴史の話になるので割愛する。
(そういうのは興味ないと思われるので)
統合失調症は主に、幻聴、幻覚、妄想などの陽性症状(表立ってはっきりわかる症状と
無気力、筋固縮、無表情などの陰性症状(表立ってはわかりにくい症状)に分けられる。
陰性症状はうつ病にも似ているので、これは後に説明するし、
統合失調症患者の多くを苦しめているのは陽性症状なので、こちらを説明する。 幻聴、幻覚、はそのまま想像してもらえる通りだ。
存在しないはずのものを聞いたり、見たりしてしまうという症状。
これは薬物中毒にも表れる症状だが、薬物中毒は自業自得なのでしょーもない。
統合失調症はなりたくてなった訳では無いので、とても辛い思いをする。
特に辛いのはその幻聴と幻覚が、自己を否定するものが多いと言うことだ。
Yさんのように毒電波というちょっと愉快な(失礼だけど)という幻聴もあるが、
多くの場合は「死ね、死ね、お前なんか死んでしまえ・・・」という幻聴を聞いたり、
突然、目の前の人が襲い掛かってくるかのような幻覚を見たりする、非常に辛い症状だ。
「そんなん気にせんでもええやん!」と思う人もいるだろうが、
四六時中そんな声を「不意に」聞いたり、見たりするなんて、精神が持たないだろう。
しかも自分が「そーいった病気」であることなんて露ほども思えないのだから、
(幻聴や幻覚だと思いたいけど、実際にその人にとっては現実な訳だから)
どんなにがんばったって、辛い。 妄想も辛い。
よく耳にするのは、盗聴・監視妄想だ。
「常に自分は『何か』に見張られている、盗聴されている」という感覚。
酷い場合は、一般のテレビニュースが自分のことを読み上げているように感じたり、
新聞で常に自分のプライバシーが逐一報道されている、などと感じるようだ。
このように、統合失調症の患者は常に「恐怖と不安」に駆りたてられており、日常生活がままならない。
また補足しておくが、さっき書いた「その人っては現実」ということは、非常に大切なキーとなる。
これは医学用語では無いが、「心的現実」という。
いくら周囲の人が理解できなくても、その人の心にとってそれは現実な訳だから、
他者があーだこーだ言っても、聞こえるものは聞こえるし見えるものは見えるし、辛いのだ。
そしてこの心的現実は、精神病において全て共通する。
いくら「気の持ちようだ!」と言われても、うつ病患者にとって死だけが救済の瞬間は多数ある。
この心的現実という言葉を少しでも理解してくれれば、精神病理解の手助けになると思われる。 次に躁うつ病。
これは躁状態とうつ状態が交互に現れる状態を指す。
うつ状態は今までの文面や、名前からしてわかってもらえると思うが、
躁状態とはどのようなものを指すのか。
一言で言うと難しいのだけれど、「全能感に支配されて何でもできちゃう」と思ってしまう状態だ。
と言っても、「俺は魔法が使えるんだ!」とか「私は忍術が使えるのよ!」といった妄想的な全能感
ではなくて、「この100万を使って株で1億稼いだるわ!」とかそういった現実的な全能感だ。
または「世界中の女を俺が落としてやんよ!」とか、そういうのもある、らしい。
この病気の辛い所は、躁状態の場合は何と何日も寝ないで働き続けられたり、
株で1億勝とうが、負けようが、全く何とも思わなくなる
が
その反対にうつ状態がやってくる、ということにある。 躁状態の場合は「イケイケ!なんでもやったるでぇ!」と、
株でボロ負けしてもギャンブルでボロ負けしても、なんとも思わずに借金を重ねる。
しかしうつ状態に徐々に戻ってくると、やっぱり現実的にそれは問題がある訳で、
重ねてうつ状態の時にその現実を突きつけられると、途端に気が滅入ってしまうだろう。
そういったハイとローが交互に流れる病気で、それが辛さの原因となる。 >>1さん、お疲れ様さま。Tさん、幸せになってほしかったです。
長文、申し訳ありません。
うちの夫も鬱・アルコール依存症の診断を受けていましたが
寛解という状態らしく普通に暮らしています。
ただ、元々後者は酒が抜けていく時、自罰的になり大騒ぎする程度で
患者特有の離脱症状・ブラックアウト・連続飲酒は見られません。
鬱・アルコールは強い結びつきがあるとはいえ、個人的には欝単体ではないかと考えています。
なお、過去に酒絡みで散々失敗してます。
依存症に詳しい医者に診断して頂きましたが、プロの目から見てどう思われますか? >>313
プロ!ってそんなプロだなんて!でへへ・・・(ニヤケタ顔)
ワイはもう新聞記者ンゴ、お医者には敵わないンゴよ。
ただ強いて言わせてもらうのならば・・・
アルコール依存症という診断を受けてから、二度と酒を飲んではいけません。
飲むと、これは薬物の作用ですから、
うつ状態、酷い時には幻覚・譫妄状態になります。
寛解といってもアルコール依存症は二度と酒を飲んではいけません。
大切なことだから何度も言います。寛解だろうがなんだろうが、
アルコール依存症患者はもう二度と酒を飲んではいけません。
離脱症状、ブラックアウトというのはあくまで「症状」です。
依存症の問題は、症状の頻出ではなく、「依存した心」に在ります。
ですからうつ病単体であるという急な判断をしないで、先ずは酒を断つことから始めた方がよろしいかと思います。
最低でも1年は酒を断たないと、断酒になりません。
酒を一度でも飲むと、フリダシに戻ります。
だからうつ状態の様相を呈するのかも知れません。
僕は医師ではありませんから、的確な診断では無いかも知れません。
けれどとにかく、何度でも言います。先ずは断酒からです。
もし医師から「もう寛解しているのでお酒を飲んでも構いませんよ」と言われたら
それは藪医者どころかタケノコ医者です。ヤブより酷い医者です。
二度と飲んではいけません。
治療は先ずそこから始まります。飲まないことが前提で始まります。 >>313
奥さん、もう一つだけお話をします。
心理の世界ではこんな言葉が残っています。
You shold share with the hard problem.
これはどういう意味かと言うと「難しい問題は分けて考えなさい」というものです。
うつとアルコール依存は非常に難しく、密接に係り合ってぐちゃぐちゃのどろどろです。
そのためその両方をどうにかするのは果てしなく難しい作業になります。
ですから先ずできる事からはじめましょう。
うつ病の問題を取り払うのは、まだ薬物療法と休養という医師との連携が必要ですが、
断酒はすぐにでもはじめられます。
家庭の中で難しい様であれば、AAや断酒会など、断酒をがんばっている人々の自助会があります。
なんとしても、最初の簡単な問題、断酒を遂行するべきです。 ワイっち、引き続き色々書いてくれてありがとう!
自分が気になるのは、パーソナリティ障害等について
もし守備範囲だったら、その辺のことも聞いてみたいな >>316
パーソナリティ障害気になるよねー、ワイも一時期ハマったわー。
それじゃあそんな意見が出たので、パーソナリティ障害について少し書くよー。 まずさっきも言ったように、精神病(精神障害)は統合失調症、躁うつ病、うつ病の3つ。
でもちょっと待って、世の中にはこれに当てはまらない精神的な障害はたくさんあるよね。
そう、実はあくまで「精神」の障害はこれらだけであって、
他にも「発達」「知的」そして「パーソナリティ」障害があります。
パーソナリティ障害は日本語的に訳すると「人格」障害です。
しかし人格と言っても、「何をもって人格とするの?」という疑問が???となるでしょう。
そこで先に「そもそも『障害』ってなんじゃらほい」というところからスタートします。 そもそも障害とは何か。
これも色々な定義があると思うけれど、ワイが最も信用する定義から言えば
「社会的に差異を感じる」ことを指す。
例えば視覚障害は、世界中が真っ暗で何も見えない世界だったら
何の障害でも無いよね。
例えば先天的に足が無い身体障害は、世界中の人が足が無かったら
何の障害でも無いよね。
つまり、障害とは社会という枠組みがあって、そこに差異を感じて
不便を覚えるものだと考えてもらいたい。 だから「精神」障害なら、あくまで社会一般の人々と精神が違うので
ギャップを感じて一般の生活に溶け込めないということで、
「発達」障害なら、発達に遅れがあれば、同じ学年と一緒に勉強や運動ができない
という訳で、とにかく社会と絡んで初めて障害足り得るものなんだ。
では、人格障害はどうか。
もし人格的にどんなに悪い人間でも、社会に関わっていなかったらただの孤独な人。
誰に迷惑をかけるでもないのだから、障害じゃないよね。
つまり、人格障害は社会的通念を持って人格に差異が生じる病気だと思ってほしい。 ではどんな「人格」の障害があるか。
これは性格と人格の違いについて、先ず話さなくちゃならない。
性格と人格はほとんど同じ側面を持つ概念だけど、一つだけ違うのは、
後転的に変わる可能性があるかどうかということ。
暗い性格だったけど、ある出来事があって明るい性格になりました!
はよくわかる文章だけど、
悪い人格だったけど、ある出来事があってよい人格に変わりました!
と言われると、何だか妙に感じるよね。
つまり人格というのはその人のもつ特有のものの考え方や思考のくせであって、
雰囲気とは異なり、そうやすやすと変えられるものではない、それが人格
だと思ってくれればオーケーかな、と思います。 それではその、やすやすと変えられないものの考え方や思考の癖である
人格は何が障害になるだろうか。
例えば「金を稼ぐより、ぶん殴って金を奪った方が早いし楽」
と「しか」考えられない様な思考の癖がある人物はどうだろう。
これは社会にどう考えたって会わない。
そんな訳で、こういった社会的でないものの考え方をしてしまう人格障害を
「反社会性パーソナリティ障害」
いわゆる、サイコパス、と呼ぶ。 >>314-315
素早い回答ありがとうございます。
>依存症の問題は、症状の頻出ではなく、「依存した心」に在ります。
ご指摘どおり、何かあるとアルコールへ流れやすいため依存傾向が強いと思います。
症状ばかり気にして安心しきってました…。
医者から(死ぬまで)断酒、断酒会加入との指導を受けてました。
>なんとしても、最初の簡単な問題、断酒を遂行するべきです。
ご助言、ありがとうございます。
本人も私も勉強すればするほど「本当に依存症なのか…?」と疑心暗鬼でしたが
鬱とアルコール依存はプロの方でも難しい案件なのですね。
まずは断酒の継続を促しつつ、飲みたくなった時の対処方法を考えてみようと思います。
お忙しいところ、ありがとうございました m(_ _)m >>309
統合失調症がここまで深刻な病気とは知らなかった
自分酷いうつ病を持ってて自分ほど辛くて可哀想な人間はいないと思ってたけどさらに上を行く大変な人もいるんだなぁと知った
だから頑張って生きていけそうな気がする
教えてくれてありがとうございます
一度だけ躁病になったことがあるけど凄く楽しい気分でこんなに楽しいのなら二度とうつ病にはならないやって今まで貯めていたうつ病の薬全部捨てちゃったことあります
その後すぐにうつ病になり当時保険証がなくて病院に行けず地獄を見ました_| ̄|○ >>323
依存症の中で一番難しいのがアルコール依存症ンゴ。
精神病と同じ、不治の病として受け取らないと逆に辛いンゴ。
気長に・・・というほどのんびりできないけど、気長に自分の人生と付き合っていくしかない。
その内、「あぁ、そう言えば昔アルコール依存症だったなぁ」てご主人が思えるくらいに
よくなるといいンゴね! >>324
そんなこと無いンゴ!
精神病の辛さは、その辛さは個人だけのものってところンゴ。
少し書いたけど「心的現実」ンゴよ。
その人にとって辛いのだから、>>324さんのように自分ほど辛くて可哀想な人間はいないって
思ったっていいンゴ!
大切なのはその気持ちを「乗り越える事」ではなくて、「受け止めてあげる事」ンゴよ!
いつか「そういやうつ病だったなぁ・・・」って思える日が来るといいんごね! >>325
お、気になるニキか?何か思う所があるならこの場でぶちまけるといいンゴ!
解決はできないかも知れないけど、その話を聴くことぐらいならできるンゴよ! もう見てる人も少なくなったと思うけど、パーソナリティ障害について
興味があるニキがいるらしいので、気長にポチポチ更新して行くンゴ!
サイコパス−と呼ばれるパーソナリティ障害がある。
これはよく「精神病質」と訳されることが多いけれど、ほぼ99%の割合で
「反社会性パーソナリティ障害」のことを指す。
前に書いたようにパーソナリティ障害とは、その人の持つ人格と社会のギャップが生み出す障害を指す。
「反社会性」という限り、いわゆる「社会に反目する」考え方、思考の癖、を持つ人格の障害なんだ。 ただこれの診断を受ける人はホントに稀で、
よく「サイコパス診断」みたいな動画やチェックサイトで一喜一憂したり、
「もしかして自分はサイコパスなんじゃないか・・・」なんて思う人もいるかも知れないけれど大丈夫!
サイコパスのほぼ99%の人は今ごろ塀の中。
自分が反社会性(暴力、ドラッグ、乱れた性の感覚)を持っているなんて露ほども思って居ないから、
犯罪を繰り返してただの極悪人になっているンゴ。
現代の日本ではサイコパスは反社会性人格障害とは診断を受けられず、ほとんど全ての場合は
ただの犯罪者として扱われているだけンゴ。
もしもどうしても自分がサイコパスであると思って仕方がない人は、一度精神科に行くことを勧める。
もしかするとうつ病や不安性障害からくる「我慢できない」という症状に一致するかも知れない。
別の精神疾患が見つかる可能性もあるから、勝手にサイコパスだと決めつけずに、気軽に受診
して欲しいンゴねぇ。 ただそのサイコパスっていう響きや、その特殊性からどうしても気になるニキはおると思う。
まだ気になるっていうニキは、もう少し書くから返信してくれたら書くンゴ。
さて、パーソナリティ障害について少し書いたけれど
「人格」の障害だから、これは本当に人それぞれある訳だ。
だけどものすごくざっくり分けると、A群、B群、C群と分けられているンゴ。 A群の代表的なパーソナリティ障害は「妄想性パーソナリティ障害」
これは考え方や思考の癖が常に「妄想的」である人格障害のことを指す。
ところで「妄想」とは一体何なのだろうか。
例えば、アニメの主人公になる自分を想像することは「妄想」になるだろうか。
答えはノーだ。それはあくまで「空想」であって、「妄想」とは別。
「妄想」と「空想」の違いは、現代の文化とすり合わせて病的かどうかということに由来する。
よく引き合いに出される事件で、とあるカルト教団の教祖の話があるンゴ。
この教祖は「人間が死んでもとある儀式を行えば蘇る」と「頑なに信じて」いたンゴ。
だから死体はそのままにして、儀式を繰り返していたンゴ。
これは「空想」ではなくて「妄想」ンゴね。そんなこと在り得る訳がないンゴ。
だけど例えばこれが数千年前の原始時代の頃の話で、
周囲の人間もその儀式を当たり前のように受け入れていたとしたら、どうンゴか?
それは「妄想」ではないンゴ。
あくまで「現代の文化」と合わせて考えるンゴ。だから社会性が合わない病気になる。
「妄想」と「空想」は、こんな所に差異があるンゴ。 また、それを「社会に出すかどうか」という違いもある。
好きなアニメキャラとイチャイチャする空想をただするだけなら、それはただの空想ンゴ。
だけど、周囲に実際に人が居たり、周囲の人もそれを認知していると勝手に思ったり
そういう風な「周囲を巻き込む」空想も、妄想に入るンゴ。 次はB群。
B群の中にはさっきのサイコパス、反社会性パーソナリティ障害も入るけれど
代表的なものは「自己愛性人格障害」だね。
もう自分がスゴくて、エラくて、カッコよくて、カワイくて、仕方がない人。
ただそれを自分で勝手に思って居るだけなら、ただの勘違いさんだけれど、
周囲にそれを押し付けたり、また社会生活を送る上でその思想が邪魔になったり
(例えば、チラっと自分を見られただけで、その人間が自分のことを好きだと
勝手に解釈してストーカーまがいの行為を犯してしまう)など
そういう社会を巻き込むナルシスト人格が、病質的であって、自己愛性人格障害と言われるンゴ。
ただ、この人格障害の人って言うのは「自分に自信ありニキ」な訳で、
それに伴ってそれなりに努力したり、常に自分に自信が溢れているから魅力的に映ったりして、
ある程度社会的に成功している人が多いンゴ。
ワンマン会社の社長とか、意外に自己愛性人格障害だったりするンゴね。 C群は「回避性パーソナリティ障害」が代表的ンゴね。
とにかく何でも、少しでも自分が困難だと思えば何でも避けて通してしまう人格。
でも誰だってそういうケはあるし、避けたくなるのも人情と言うもの。
だがこの人格障害は、あくまで「障害」レベルの話であって、
社会的に生活がままならないほど、回避したがる傾向の人格になってしまう。
まぁパーソナリティ障害、人格障害については
なんでも自分の当てはまる所があるけれど、あくまで社会に差異を感じるほどな訳で
つまりは「障害」な訳で、
とかく「自分は〇〇人格障害なんじゃないか」って思いがちだけれど、
大体はただ気にしぃ、だけなので、どうしても不安で仕方がない人は病院へ行くのが
いいンゴねぇ。 これぐらいンゴね、人格障害については。
さて、さすがに人がいなくなったンゴね。
後は落ちるのを待つか、何か質問や意見があったら書き込んで欲しいンゴ。 自分サイコパスじゃないか不安だったけどどうやらうつ病から来る酷く興奮したりイライラしたりする状態なだけだったみたい(ホッ ところでワイさんは今も睡眠薬10錠飲んで寝てるみたいだけどウツの症状もまだあるの? まだまだ読んでるよ!すごく解りやすい
色々書いてくれてありがとう
>>316なんだけど、同性の友人が境界性人格障害(診断済み)なんだよね
自分でも物凄く努力したり調べたりして来たけれど、接するのは本当に本当に難しい…
境界性人格障害についての話も聞いてみたいな >>337
サンガツ!
ただあくまでワイの書いてる説明は5年以上前の知識だから
間違っていたり、障害の名前が変わっていたり、更新されていたりするンゴ。
「とっかかり」の知識としてはいいけど、気になったら自分なりに調べる方がいいンゴよ! >>338
サイコパス、反社会性人格障害の人は、一度だけ刑務所訪問した時に出会ったことがあるけど
マジでなーんも自覚ないんだ。
幼い頃から強姦、放火、窃盗、傷害起こしまくってるけど、「なんで俺が悪いの?」って感覚らしい。
ただやりたいことやってたら捕まっちゃいました、って人。
うつ病の不安からくる興奮やイライラは確かに勘違いしがちだけど、
それはそれで辛いから、症状がおさまるといいンゴねぇ・・・。 >>339
うつ病に完治はないンゴ。
ワイは一生、抗うつ薬と睡眠薬のお世話になるだろうと思ってるンゴね。
うつの症状は時折出るンゴ。
一気にご飯を3合食べてしまったり、死にたくなって死にたくなってどうしようもなくなったり、
不安で仕方が無くて眠れなくてどうしようもなくなったり。
でも人間、そんなことは誰でもあるンゴ。
ちょっとそれが人より多いってことで、気長に付き合ってるンゴよ! >>340
わかりやすいって言ってくれてサンガツ!
とにかく精神障害知識の「とっかかり」としてのものをピックアップして書いてるから、
何か気になることがあったら、ウィキでもなんでも自分で調べてみるといいンゴ。
自分から調べた知識は、本当の血と肉jになるンゴねぇ。
境界性人格障害は・・・うーん、めちゃくちゃ難しいなぁ。
というのは、一度もその障害の人に会ったことが無い(診断されるのが稀)であることや
>>340さんも言う通り、接するのがかなり難しいという話を聞いてるンゴ。
知識だけでいいなら書くし、もしかすると気になるニキがおるかも知れんから、
ちょっと書いてみるンゴね。 なぜ今日こんなに更新しているかと言うと、ヘルニアが再発して会社を休んだからなんだ。
もうね、胃潰瘍だしヘルニア再発するし、上も下も痛くて痛くてたまらないンゴ。
でもこうやって文章を打っていると少し気がまぎれるから、
少しでも知識を紹介できればいいと思って書いてるンゴ。 境界性人格障害について気になるニキがおるらしいので、
少し書いてみるンゴ。
この人格障害はさっき挙げたA、B、C群の内、B群に属する人格障害ンゴ。
ただこの人格障害はマジで説明が難しく、ワイの言葉足らずで誤解を生んでしまうかも
知れないンゴ。
説明と少しの注釈は付けるけれど、気になる人はぜひ自分で調べてみてほしいンゴ。 ちなみに、境界性人格障害について調べるには概要本レベルじゃダメんご。
専門書レベルじゃなくちゃ正しい(or的確な)表現がされていなかったり、
誤解を生じる可能性があるンゴ。
だけどワイが今まで読んだ中で一番「わかりやすくて」「的確」な本は実は小説ンゴ。
「症例A」(著・多島斗志之)という小説が最も便利。
中古でも安く売っているし、単純に小説としても面白いので、
自分で調べたいニキは、ぜひこれを参考にして調べてほしいンゴ。
絶対に「心理がおもしろいほどわかる本」とか「使える心理学」とか
そういった概要書で境界性人格障害を調べるのは止めてほしいンゴ。 話を元に戻すよ!
境界性人格障害は、「境界性」という名前の字面からしてどんな障害か想像が付きにくい。
境界性人格障害というのは英語のボーダーライン・パーソナリティ・ディスオーダーを直接邦訳しちゃったので
非常にわかりにくいのだけれど、まさに「ボーダーライン」という言葉も的確で、
かといって「境界性」というのもわかりにくいし、まぁ最初からややこしい障害だ。
だからその症状からこの障害を掘り下げていこう。 境界性人格障害はその症状に自傷、二極性、うつ状態などなど、
精神疾患の悪い部分だけを薄めてピックアップされたような症状が見られる。
が、特徴を挙げるとすると、先ず「二極性」がその筆頭に立つ。
二極性というのは、物事の考え方や受け止め方に、相反する二つの感情を抱くというもの。
「愛憎入り交じる」と言えばわかりやすいだろうか、
愛と憎しみという両極端の感情を1つの対象にを持ってしまう。
よく聞く話では、好意を持たれたと思ったら途端に敵対心を持たれるというもの。
これは境界性人格障害を最もよく表れる症状で、まさに「愛憎」が同時に持たれるので
その様になってしまう。
「●●さんの事、好きだよ」と言われたと思えば、
「あんたなんか嫌い!気持ち悪い!」と、拒絶されることがある。
でも「やっぱり好きだよ」「嫌い!」「いやいや好きだよ」と、両極端の思考に支配されてしまい、
このような発言を繰り返す場合が多い。 >>349
ありがとう・・・。ワイを労わってくれるのは2chと嫁さんだけやで・・・。 また「見放され妄想」が強い事でも知られる。
その名前の通りで、「自分は見放された存在だ」と思い込んでしまい、
自分に価値が無いものと先走り、自傷に走るというもの。
例えば一緒に遊んでいて、帰る時間になると
「私を置いて行ってしまうんだ!もうあんたなんか嫌い!死んでやる!」
というように、リストカットを繰り返したり、自殺未遂を起こしたりしてしまう。
言われる対象はたまったものではない。
だけどすぐに「好きだよ」と、どストレートに感情を言われたりもするので、
こちらから見限ることも悪い事のように思ってしまう
が、すぐさま「あんたなんか嫌い!」と言われてしまい、どっちがどっちだかわからず、
相手にしているのがとても疲れてしまう、とても大変な人格を持つ障害だ。 なぜこのような人格になってしまうのか。
人格障害の多くは原因が不明なものが多いが、特にこの境界性は謎な部分が多い。
ただ「どうやら幼児の頃に虐待されていた人が多いのではないか?」という研究も
(5年前の研究だから今は違うかも知れないけど)あって、
いわゆる「フツーの育ち方をされなかった」という人に多いようだ。
境界性は特に女性が多く、また性的虐待をされた人も多いと言う報告がある。
と、知識を持っていても相手をするのは非常に骨が折れる、らしい。
(ワイは直接会ったことがないのでわからない、ごめんね)
さっきの紹介したように「二極化」と「見放され妄想」が非常に強く、
ただ好かれている時の人格は非常に魅力的であって、
褒められたり貶されたり好かれたり嫌われたり、と相手はグルングルンと目まぐるしく
感情を晒される。 人格障害はあくまで「人格」の障害であって、脳の病気ではないので、
第一選択治療として薬物療法はあまり功を成さない。
精神療法(心理治療・カウンセリング)が主になるのだけれど、
何分、日本はまだまだカウンセリングという文化が発達しきっていない。
精神科医はただのお薬屋さんになりつつあるし、
カウンセリングなんて全くできない臨床心理士も数多い。
この人格障害は、本当に「隅っこに追いやられた」存在で、
精神科医が診断を下したがらないのは「ただめんどう」だからという悪い噂もある。
またせっかく入院できても、担当する精神科医を翻弄してしまい
(特に若い女性であれば、篭絡されてしまう若い男の精神科医も多い)
治療がなかなか前へ進まないと言うのも現状だ。 ただまぁ、難しい人格障害であるのでワイが語れるのはこれくらいだなぁ・・・。
力になれなくてゴメンよ。 ワイが社会復帰したことを話すスレが、
なんか偉そうな心理学講釈を垂れるだけのスレになっておる。
これ需要あるのだろうか。
と、言いつつも書き込んでいたら腰の痛みが紛れるのも事実。
あとワイが話題にできることと言えば、新聞記者の表にならない話とか、
元々専攻していた宗教学の話とか、嫁さんが能年怜奈ちゃんにそっくりだとか、
それぐらいかなぁ。 >>340だよ、ありがとう
しかもそんなバッドコンディションな時に…汗
気がまぎれるっていうのも分かるし、でも決して無理しないでね
たぶん、書き込みは少なくても、見てる人は結構いるんじゃないかな
自分としては、どんな内容でも興味深いし、色々書いてくれるならこの先も読んでみたいよ〜
今ちょっと外出中だから、書いてくれた事やなんかについては、またレスしに来るね >>358
サンガツやで!コンディションはバッドやけど、こうやって応援してもらえて
心はハッピーやで じゃあ、精神疾患について何か聞きたいことがあったら
書き込んでちょーだいな。
ワイは新聞記者という、日常では会わない人々の裏側を書いていきますさかい。 ワイは新聞記者。
新聞記者は新聞社の中では花形の職種として尊敬とその眼差しを受ける
・・・はずなのだが、地方紙のワイの会社は半分以上の利益を広告が占めているので
広告営業部からはポンコツ扱いされておる。
「へいへーい、広告部でも文章書けるんじゃないか、へいへーい!」
という感じ。
だけど新聞記事と言うのはある一定のルールがあって、何でも書いてもいいという訳では無い。
一見、稚拙に見える文章もかなり推敲して書かれており、記者はかなりの努力をしている。 人格障害は性格だからどうしようもないという話も耳にするけど、ワイさんはぶっちゃけどう思いますか >>362
サンキューガッツ!
ワイはまだヘルニアがアイタタ、で動けんンゴ。 >>363
人格を変える事はできないけれど、人格を矯正しようとする努力はできるンゴ。
だから最近の精神科医の「とりあえず安定剤出しとけ」的な、
安易な薬物療法はいかんと思うンゴね。
長い時間をかけて、看護師や心理士と共に矯正プログラムを受けられて、
気長に社会に適応できるように矯正される、そういった医療を放棄してる世相ンゴ。
しかし、そう行政も簡単に変わってくれる訳ではないから、難しいンゴねぇ・・・。
ただ、どうしようもない、と匙を投げるのは医療側の怠慢だと思うンゴよ! >>357
能年ちゃんにそっくりなお嫁さんとはどこで出会ったの? >>367
大学で出会ったってもしかしてワイさんもお嫁さんも若いのかな?
おいくつ?
差し支えなければ(*^▽^*) >>368
ワイも嫁も30歳やで。
嫁は一年浪人して大学に入ったんや。
全く需要ないと思うけど、嫁さんとのあらましでもお話するンゴ。
暇だから(今日もヘルニアで会社休み) いやもうヘルニアの痛さったら、ないンゴねぇ・・・。
ワイは生まれつき痛覚が鈍いのか、一度指を骨折したけど、めんどくさくてそのまま
寝たくらい痛さには耐性があるンゴけど、
ヘルニアの痛さったら、もう、なんて形容していいかわからンゴ。
神経に直接電流を流している様な、腰から足のくるぶし先まで稲妻が走るンゴ。
今日は出社したんだけど、痛すぎて汗が止まらず
社長が見るに見かねて休ませてもらう事になったンゴよ。 理系の皆は大学院に行くことが当たり前ニキかも知れないンゴけど、
文系の人間にとって大学院へ行くことは考えにくいことンゴ。
だけどワイは臨床心理士になりたかったから、大学院を目指したンゴ。
ワイの大学の大学院はめちゃくちゃ競争率が高い事で有名だったンゴ。
定員5人に対して5、60人が受けるというのが普通で、他大学からも人気が高かったンゴ。
ワイはどうしても大学院へ入学したくて、勉強をしまくってたンゴ。
大学には共同研究室というのがあって、そこでワイは毎日徹夜で勉強してたンゴ。
そんな時に嫁さんと出会ったンゴ。 ワイは下宿が近かったと言う事もあって、研究室にほぼ住んでいたぐらいだったンゴ。
研究室に隣接している図書館の空いた書架をベッドにして
勝手に寝袋とか歯磨きセットとか用意して、研究室で自炊して生活してたンゴ。
電気代やらガス代やらが驚くほど安くすんだことを覚えてるンゴねぇ・・・。
嫁さんは同い年と言っても、浪人して入ってきた一個後輩だったンゴ。
3年生になったら研究室を使えるようになるンゴけど、
最初はみんなおっかなびっくりで研究室に立ち寄るンゴ。
嫁さんもその中の一人だったンゴ。 ワイはもはや研究室の住人であったから、
後輩に研究室の使い方を教える係みたいになってたンゴ。
ある日、女生徒が3,4人集団で研究室を見学に来て、その中に嫁さんがいたンゴ。
でも最初の印象はホント、あんまり無かったンゴ。
カワイイ子だとは思ったけど、ワイの好みは栗山千明さまだったから気にも留めて無かった。
コピーカード(古いwww)の購入や研究資料の出し方などを教えて、
ふいぃーやれやれ、今年の大学院入試はどうなるかねぇー、などと毎日考えていたンゴ。 大抵の学生は4年生の卒業論文間際になってから急に研究室を使うものンゴ。
それまでは「何か近寄り難い所」と思ってしまって、なかなか行きにくい所だった。
さらに当時、ワイは仙人の様にヒゲを伸ばしていたので、
「なんか原始民族がおるぞ」という怖さもあったかも知れないンゴねぇ・・・。
特に女子学生は近寄らなかったことを記憶している。
その集団で来た女生徒も、ワイがある程度、研究の仕方を教えたら
全く来なくなったンゴ。
だけど嫁さんだけは、毎日の様に来て、英語の論文を読んで和訳するという勉強をしていたンゴ。
「3年生の内から勉強熱心な子やなー」とワイは感心したンゴ。 研究室でのワイの唯一の楽しみは、コーヒーを淹れる事だったンゴ。
学生の割に奮発して、豆から買って、ちゃんと炒って、ミルで挽いて淹れる、
結構手間をかけていた。
いつものようにコーヒーを淹れて楽しんでいたら、
嫁さんがとても怪訝な顔をしておることに気付いた。
(あっ・・・(察し)ワイのヒゲが気になるんやろうな・・・)と思ったのだが、
どうやら違う。
あまりにもジィーっと見てくるので、ワイは気になって声をかけた。
「あの、ワイさん・・・でしたっけ。コーヒーってそんなに美味しいものなんですか?」
嫁さんはコーヒーが飲めない人だったンゴ。 >>376
それはナイwww
ワイの顔はどう頑張っても阿部寛にしか似てない。 別に無理強いするつもりも無かったンゴけど、
ワイはコーヒーに対してそれなりにこだわりがあったので、飲めない人は可哀想だと思ったンゴ。
だから何とかして嫁さんにコーヒーの美味しさをわかってもらいたく、嫁さんにも勧めたンゴ。
「あ、美味しい」
「そうやろー、今日のは豆が違うんやな」
「毎日飲みに来たいです」
「はえー」
「あと勉強教えてください」
「現金な子やなー」
嫁さん、結構押しが強くて、ワイは大学院受験で忙しかったのに平気で無茶ぶりしよってきた。
でもまぁ、先輩として頼られることは気分良いもので、ワイは惜しみなくコーヒーと勉強を
提供した。 そんな日々を続けていく内に、ワイが大学院に合格した。
そしてヒゲを剃った。
ヒゲを生やしていたのは願掛けで、ワイは大学院に合格するまでヒゲを剃らないと決めていた。
「え?誰?」
「ワイやでー」
「あ、ワイさん。剃った方がいいですね」
「せやろかー」
「じゃあ付き合ってください」
「ほげー」
マジでこんなノリで付き合うことになった。 そしてワイは大学院に。
嫁さんはそのまま卒業して銀行員に就職した。
この頃から同棲するようになって、ワイは飯を食わせてもらうヒモになっておった。 んで、ワイがうつ病やったけど社会復帰できて結婚、という流れ。
あれ、結構ラブロマンスかと思ったら意外にタンパクだったなぁ。
想い出は美化されるものなんやなー。
嫁さんは能年怜奈ちゃんに似ているけど、外見だけじゃなくて中身もそっくり。
一言で言ってしまえば、深刻な天然ボケやな。ただのボケやない。深刻なんや。
家事全般全部ダメ。
未だに洗濯機を回すことができない嫁さんやで。 あとは色々あるなぁ。
電子レンジの使い方がわからなくて、カップヌードル爆発させたり、
あたためボタンを押して時計で測ってタイムカウントしてたり、
色々あるなぁ。
でも仕事だけはできるんだよなぁ。
ワイより年収高いんだよ。そこは頭が上がらないンゴねぇ・・・。
出産、育児休暇がちゃんと取れる超絶ホワイトな職場におるし、
なんや人ってわからんものやなー。 >>381
銀行員ってマジ凄いね!
しかも顔可愛いなら天然でもオッケオッケー!! >>384
最初、能年ちゃんがデビューしたとき
「ファッ!!!なんで嫁がテレビ出とるんや!???」
ってマジで思ったンゴねぇ。
それほどまでにクリソツンゴ。 新聞は各社共通という訳じゃないけれど、ある程度、文章の一貫性を保つために
新聞事典、みたいなものを基にして文章を書く。
例えば、3ヶ月→3カ月
メートル→b
附属病院→付属病院 なんかのように。
ただこのくらいのミスは読者にはほとんどわからないし、
ミスっても、「気をつけなあかんなー」程度で済むのだけれど、
一番やばいミスは「蔑称」にあたるかどうか、という問題。 >>385
そんなに可愛いくて頭いいお嫁さんなら引く手数多だろうにワイさんがうつ病になっても見捨てず支えてくれて優しいね
色々聞かせてくれてありがとう!
ヘルニア早く治ることを祈ってます( ´ ▽ ` )ノ 例えばこれは皆も分かると思うけれど、「土方」は完全に蔑称になる。
土木作業員と直さなくてはならない。
あとは炭鉱夫→石炭採掘員、バール→バールのようなもの、というような感じ。
ただ中には笑っちゃうものもあって
「ヤブ医者」
これは使っていいと思う?ダメだと思う? >>387
ヘルニアー、ヘルニアー、ヘルニアーって怪獣がおりそうでおらんな。
祈ってくれてありがとうね!たいへんうれしいです!
嫁さんは僕にはできた嫁過ぎるんで、本気でその内取られるんじゃないかと心配です! 「ヤブ医者」
これを新聞の紙面で使っていいかどうか。
ヒント1:明らかに蔑称
ヒント2:だが、ものの喩え、慣用句みたいなものではある
さぁ、質問です。
「使える」「使えない」どっちでしょーか! 正解は
「できれば使わないで」
でしたー。
つまり時と場合によっては使ってもOKなんだそうですよ。 お返事遅くなっちゃった>>340だよ
ほんとに色々書いてくれてありがとう!
今日は体調大丈夫?
そうだね…とりあえず、とにかく難しいね…
ただ、その分野の人でも特にボーダーはそんなに難しいものなんだなって思ったら、そっか、と何か少し気負いが減るような気がしたよ…ありがとう
診断されるのが稀っていうのは、該当者があまりに少な過ぎるというよりは、ハッキリ診断されることが少ないってことなのかな?
きっと診断もかなり難しいし、ワイっちが挙げてくれたように医者側の色々があったりするんだろうけど
確かに小手先の心理学チックなテクニック本じゃ絶対駄目だね
ただ、今はそこそこ丁寧な情報も割と手に入りやすい中、自分の友人の場合については結構一般的に言われてる事で納得行く部分も多いかなって印象かな…
自分も、育った環境との関係は物凄くあるだろうと思ってる
誰の目に見てもわかる虐待とかじゃなくても
そのくらい、人間の精神って繊細で複雑だと思うから
友人はリスカODパニック発作毎日お酒を飲みまくる等経験済みで
でもプライドが高いのか、>>353みたいに縋るような激情的な感じではないけど、意見の違いとかちょっとしたことに引っかかると、そこから一気に二極思考と、その際のこき下ろしでこっちが人間として問題があると全否定されちゃって、マトモに話が出来なかったりで
自分も薬で治療(きちんとカウンセリングをして治療していく途上での補助にはなるだろうけど)がメインとは思わないけど、本人も本人で多分別の意味でもう通院はしていないみたいだし、本当に難しいよ… >>394
診断が稀っていうのは、その通り、対象が少ないと言うよりは、
BPO(境界性人格障害)についてキチンと理解している医者や心理士が少なくて
(ワイも人のことを言えないけど)診断が難しいって言う事なんだ。
さらにBPOはうつ病や神経症と症状が丸被りするから、そっちの方に診断が行くこともあって、
人格障害の中では最も、難しい障害と言えるかも知れない。
人格全否定は辛いンゴねぇ・・・。
ワイはBPOの人に会ったことが無いから、聞いた話しかできなかったけれど、
そうかぁ、難しいンゴねぇ・・・。
心中お察しするンゴ。
つい5、6年前の概要書はホント当てにならなかったけど、最近のは良いみたいンゴね!
BPOの知識があるだけでも、応対の仕方は異なるンゴ。
人格全否定は辛いけど、BPOっていう障害だから・・・って、理性的には解決できるンゴね。 【悲報】
ワイ将、椎間板ヘルニアで入院・手術することになったンゴ。
もうそろそろ娘が生まれるって言うのに、なんだか申し訳ないンゴねぇ・・・。 >>396
マジで!!?
申し訳なくても治さないとどうしようもないよ!
ワイさんの人生波乱万丈すぎ… >>365
遅くなりましたが、漠然とした質問に丁寧なレスをありがとう
ご自愛ください >>397
出産に立ち会うつもりだったのに、このままじゃあ手術と重なっちゃうンゴ。
ただ神経が圧迫されて痛いだけだから、我慢するかなぁ・・・。 >>398
いえいえ、漠然としててもいい所突いてきたと思ったンゴ。
まさに今の人格障害治療の根本を露出したと言っても過言では無いンゴねぇ・・・。
腰、なんとかするンゴよ! なぜワイはヘルニアを患うことになったのか・・・。
実は、ワイはTさんが亡くなってからというもの、身体を鍛えることにしたンゴ。
あんなに強かったTさんの影を引きずるように、ワイが代わりに身体を鍛えるンゴ!
ただ悲Cかな、ワイは運動音痴。
だからできることと言えば、ウェイトトレーニングしかなかったンゴ。
家にあったベンチプレス台でとことん追い詰めたンゴ。
そんなワケで、ワイは168cmという小柄なのに、体重98kg、体脂肪率15%という
小さいプロレスラーみたいな身体ンゴ。
ただトレーニングの方法を間違ったンゴねぇ。
スクワットにハマって、高重量を扱っている内に、腰に来たンゴ。
あれほど高負荷は気を付けるべきだったのに、ベルトを着けずにやっちゃったから
椎間板が潰れて、神経根を圧迫させてしまっているンゴ。 ある朝、出社前の身支度で、歯を磨いていたンゴ。
その時に、ハミガキ粉が喉にヒョと入ったんやな。
んでワイはくしゃみしてしまって
ビギッ、ゴギッ・・・!!!
痛みで失禁。
その場から動けない、何をしても腰に負担がかかる。
ワイは這って電話を取って救急車を呼んだ。 運ばれたのは市病院、ヤブで有名な所だった。
ワイはとりあえず「ブロック注射」をしてくれと再三頼んだのだが、
「へ、素人がブロック注射とか言ってらぁ、先ずは薬物療法なんだよねー」
と全く取りあってもらえなかった。
薬を飲むが、あんまり効かない!
「とりあえず今だけでいいからブロック注射打ってくれー!」
ワイの言葉は病室に空しく響いた。誰も答えてくれる医師も看護師もいない。 ヘルニアって誰でも突然なるのかと思ってたけど理由があったのだね(´・ω・`) 痛くて痛くて、眠れなかった。
どんな姿勢で眠ろうとしても腰は身体の中心、どうしようもない。
ワイは1週間くらい眠れない生活が続いた。
ワイ、あまりに眠れなさすぎて発狂!
脱院を決行する。
が、腰が痛くて動けないワイなんて3秒で見つかった。
ワイは久しぶりにうつ病の悪い症状が出てきて、もう死ぬのではないかと思うようになった。
この病院は自分を苦しめるだけ苦しめて、効果の薄い治療をして、
苦しめて殺されるのだ。
ワイは落ち込んだ。 >>404
ヘルニアになっても神経に触れなければ気付かない人もおるらしい。
だがワイの場合はバッチリ左の椎間板を潰しておった。
おおおお、ちゃんとベルトつけておけば良かったぁぁぁぁぁあ! で、嫁さんに相談すると、行政書士とか医療ケースワーカーとか
なんか専門家の方画をずらりと呼び出してきて
「ここ、なんで的確な治療をしないんですか?」という質問をして、
肩書きを持つ方々の数の暴力に訴えた。
っていうか嫁さんすげぇ、なんでこんな知り合いがおるんや!
ワイはびっくりしたね。 その甲斐があって、なんとか別の病院に転院することになったワイ。
嫁さんのお陰だった。
で、今に至ると。
「もう手術じゃなくちゃダメな身体なのに、薬物療法なんていい加減な治療師やがって」と
まともな医師は憤っていた。
「患者が痛いって言ってるのだから、せめてブロック注射でも打たなくちゃ治療できないのに」
いい病院に転院できてほんま良かったでぇ。 前までうつ病を持っている人は身体の病気にはならないと思ってた
だってうつ病というだけで大きな試練だからそれ以上は神様は与えないだろうと
でも違うんだね
私うつ病で苦しいけど身体は健康だから感謝しなきゃだね ここまで一気に読み進めてしまいました。ヘルニア、友人も入院してましたが本当に辛そうでした。お子さん抱っこするためにも治さなきゃですね
自分でも甘えだと考えていたうつ病が現実と理想のギャップなどから来る脳の病気という表現に目から鱗が落ちると共に
人の集合体である様々なグループ、そのグループの集合体である社会もまた現実と理想のギャップによって病んでしまっているのではないか、医者が必要なのではないかと思いました >>409
身体が健康ニキはいいことンゴ!
どうかご自愛なすってくだしあ! >>410
読んでくれてほんまにありがとう!
少しでもうつ病、精神病の実際を知ってもらえて嬉しいンゴ!
社会に医者が必要・・・本来であれば自浄作用が必要ンゴねぇ・・・。 後は・・・そうやなぁ。
ワイはかなり多くの心理系アルバイトをこなしてきたんだけど、
その中で鮮烈だったのは、「ひきこもり支援」だなぁ。
ひきこもり支援について何か興味あるニキおるか? おるか?つっても強制的に書いちゃうもんね。
圧倒的に悪魔的っ・・・(最近カイジ読み始めたのよ)
ワイは大学院に居た頃、ひきこもり支援のアルバイトをしていた。
どんな支援かと言うと、文字通り、ひきこもりから脱却するために助ける仕事なんだけど、
当時ワイは、少し疑問に思って居た。
ひきこもるのは、自分では上手にできないけどちゃんと理由(わけ)があって、
無理やり部屋からひっぺがして、矯正するってのは何か違うんちゃう? というもの。 当時、ひきこもり支援をしていたのは学校の先生OBがすごく多くて、
んでOBの世代ってちょうど「熱血学園」とかその辺りの世代なのね。
だから「ひきこもり=根性なし」なのよ。
そんな訳で、ひきこもっている生徒の部屋の鍵をバールで無理やりこじあけて、
説教食らわせて「こんな所で腐るな!」みたいにビンタしたりとか、
まぁ、端から見てたら酷いんだけど、
当時はそれが横行していたし、支援する先生OBたちも「俺たちがやってやる(恍惚)」
って感じで、それはそれで見ていられなかった。 ワイはそういうの大っ嫌いだったから、無理にそういう事しなかった。
「ひきこもるには理由がある」って頑なに信じていたし、
無理やりそういうことをやったところで、ひきこもりの根本的な問題は全く解決しないってこと
ぐらい、アホなワイでもわかっておった。
でも(自称)熱血先生たちからは「ワイくんは甘い!」とよくなじられていたンゴ。 しかし自分で信じている「ひきこもりには理由がある」っていうのも、なんだか確証がなくて、自身が無かった。
結局は(自称)熱血先生たちがやっているように無理やりやるしか無いのかなぁ、
なんて悶々と過ごしていた。 それでもワイはその信念を貫き通してみようって思って、
それから聞いてもらえなくても、ドア越しでも、積極的に「話しかける」ようにした。
もちろんウザがられた。ヘッドホンかけられて聞こえないようにもされた。
ただそれでもいい、「今は」いい。
1ミリでも前へ進んで行ければいいと思って、聞いても居ないことを話し続けた。 そうすると、大体平均して3カ月から半年くらいかかったかなぁ。
多くの生徒が少しだけ反応してくれるようになった。
そしてワイも会話のコツを少し掴むようになった。
彼らは漠然とした事には耳を傾けない。
例えば「今日の調子はどうだい?」と言われたって、社交辞令を覚えている大人なら別だが、
精神が未熟な彼らは「どうと言われても、フツー」としか答えられないのだ。
だから、「今日は何を食べたんだい?」とか「今やっているゲームは何?」とか、
そう言った当たり障りは無いけど、ちゃんと答えられるような質問をするように心がけた。 そしてアニメや漫画、ゲームを「勉強」した。
彼らの多くはほとんどそれらに時間を割いている。
こちらが知らないと、会話の糸口にならない。
またこの頃、2chを覚えた。
2chの話題をすると、「え?」みたいに、なんで支援員がそんなこと知ってるの?
って顔をするんだ。
一気に距離が縮まった。 印象に残っているのはFPS少年。
彼はFPS(ゲームのジャンル)にドハマりして、それ以外をしない子だった。
ワイはFPSを勉強した。ネカフェに行って、CoD(ゲームの名前)とか練習しまくった。
ある日、ワイからCoDで対戦しようず!と言うと、
それまで一度も部屋から出てこなかった子が、
「俺の部屋だと狭いから、居間の大きいテレビでやろ!」って明るく出てきてくれた。
圧倒的にボロ負けしたけど、一度だけ勝って「やるじゃん」みたいに褒められた。
それからちょくちょく、対戦するために居間に出てくるようになり、
やがて居間で会って話すことが普通になった。
母親は「3年も部屋にひきこもっていたのに・・・」と泣いていたよ。 その子はその子なりに考えていたようで、
FPSというジャンルをもっと伸ばせないだろうか、とゲーム性について考えていた。
そこでワイに「どうやったらゲーム開発できるの?」と聞いてきた。
そこからはとんとん拍子。
先ず、勉強。
ゲーム開発の専門学校に行くにせよ、情報系の専門学校に行くにせよ、
どちらにせよ(通信制でも)高校は卒業しなくちゃならない。
だから彼に通信制の高校に入学してもらって、もう18歳だったけど、一から勉強してもらった。
通信制の高校は、そういう生徒が多いからか、FPS少年は和気藹々と学校生活を楽しむことができた。
そしてひきこもりの理由が判明した。
それは、「勉強についていけなかった」からだった。
特にいじめられたり、家庭が不和だった訳じゃない。
ただ一度だけ、勉強についていけなくなり、でも自分のプライドが邪魔をして、
勉強がわからないと親には言えず、そのままズルズルと学校を休んでいる内に
18歳になっていた。
通信制の高校ではそういう生徒も対応していて、そしてワイも勉強を教える事ができたから、
ゆる〜く、確実に、勉強ができるようになった。 最初はルートの計算もできなかったのに、徐々に勉強ができるようになって、
ついに高校数学Tも解けるようになった。
Aまではさすがに行けなかったけど、それでも高校卒業はできるようになった。
そして情報系の専門学校に進学が決まった。
その後、結局はゲームプログラムの仕事には就かなかったし、
そもそも情報系の仕事じゃないが、立派に就職したことを報告された。 他にもまだまだおる。
もちろんイジメや家庭の不和によるひきこもりの方が多かった。
だけどワイが担当したほとんどの生徒は
通信制高校や、定時制高校と、一般のコースから遠回りしたけれど、
一からやり直せる機会を持ってもらって、今では立派になっている。
頭が下がる思いだ。
だけどふと思うのは、あの時、部屋に無理やり侵入されて、
説教を食らわされていた生徒たち。
彼らは今頃、どうしているんだろう、と胸が痛む。 ひきこもりについての話題って、しない方がいいのかな?
これ見ている人たちの中にもひきこもりの人たちがいて、
その人たちも上手には説明できないけど、何か理由があってひきこもっている訳だし、
痛い所突かれたらヤダなぁー、って思って居るかも知れない。
でも勘違いしないでもらいたいのは、
ワイは「ひきもりが『悪いこと』だとは微塵も思って居ない」
「今は」それでいいし、親の財産食い潰すだけの人生だと思っていても構わない。
ただ人間は、こう言うと反発を食らうかも知れないけれど
「絶対に良い方に向かう」と、頑なに信じている。
どんなに時間がかかっても、遠回りしても、必ず良い方向に向かう。
喩えそれが自殺であれど・・・その人にとってそれは良い事かも知れないと、ふと、ワイは思う。 でもなぁ、自殺はなぁー、止めといた方がいいよ、あれ。
生きてるのが最強だから。
っていうか、生きているだけで最強だから。
ワイが偶然にも回復したから言っているのではなくて、
スゴいことだよ、生きているって。 うちの弟は、今31歳なのに仕事が長続きしなくて1か月くらいで辞めてしまう。
頭が全然いい方じゃないから、仕事覚えられなくて病むみたい。
で、引きこもりまではいかないけど部屋でパソコンばかりしている。
将来どうなるのか心配です。 >>427
弟さんはプライドは高い方かい?
例えば工場ラインの仕事は底辺がやる仕事だー、とか、
土木作業員なんてDQNがやる仕事だー、とか。
そんな風に思って居る節はあるかな?
また、仕事が覚えられなくて病む、というのは軽い発達障害も疑われます。
どちらにせよ、一度、「障害者就労・生活支援センター」という場所へ行くことをオススメします。
これは大体の都道府県に一つや二つやある所で、
文字通り就労(就職)や生活を支援してくれるセンターです。
基本的に障害者が対象なんだけれど、ひきこもりも対応してくれる場合もあったり、
そこで心理検査をしてくれて、実は発達障害だったとか、知的障害だったってわかることもあって
適切な仕事をさせてくれたり、仕事に慣れるまで一緒に働いてくれたり、してくれます。
相談とか含めて全部無料です。
一度、騙されたと思って行ってみるのも手かも知れませんね。 生きてるのはすごいことなのかぁ
なんか実感わかないな >>429
生きてるニキは最強ンゴ。
でも、そうンゴねぇ・・・。確かに実感が湧かないかも知れないンゴね。
その内、「生きてて良かったなぁ」くらいに思える時がくればいいンゴね! ひきこもり支援パート2
「ワイの対象って全員若い子じゃん。30、40歳過ぎた人間はもうダメポ?」
という意見があるかも知れないので軽く補足しておこう。
ワイは30、40歳ならまだ大丈夫なケースをいくつも見てきた。
(60代以降はさすがに生活保護受給になっちゃうけど)
何度も言う様に、ひきこもりは悪い訳じゃない。
だけど社会で働くというのは、ひきこもりよりは少し健康な訳で、
できれば表に出てみる方がいい事が多かったりもする。
でも何からすればよいかわからない・・・
特に親族がそういう状態なら、余計にどう声をかけてよいかわからない・・・
そういう時こそ、第三者機関に身を放り投げてみる事が得策ンゴ! ワイが院生の頃に、「障害者就労・生活支援センター」という所で嘱託職員をしていたンゴ。
これはどういう所かというと、文字通り障害者に向けて就労(就職)と生活を支援する
という国立機関ンゴ。
ここで大切なのは「障害者」と言っても、身体障害とか精神障害とか関係なく、
「就職・生活について何らかのギャップを感じる」ことでも、障害者と見なしてくれることンゴ。
30、40代のひきこもりは、全く働いたことが無いと言うよりは、
ハローワークへ行って、紹介された仕事を少しやってみるけれど、すぐに辞めちゃうということ
を繰り返している場合が多いンゴ。
それでその内、挫折しちゃって、ハローワークにすら行かなくなってしまうという具合ンゴね。
それじゃあ、その人たちは社会から見放されるンゴか?
それはあまりに悲Cンゴ。
世の中、広いンゴ。ちゃんと見てくれる人がいるンゴ。
それがさっき言った、自立支援センターなんだ。 逆に考えるンゴ。
「ハローワークに行って、仕事もらって、何年も働いている人の方が稀」だと。
「新卒で同じ会社に定年まで居て働いている人は稀」だと。
何に負けた訳でもないンゴ。
生きてるだけですごいンゴ。
そんなすごい自分が、働けないのは、それまで時期じゃなかった、って考えるンゴ。
でも時期は過ぎてる?
自分はもう30、40代、賞味期限なんてとっくに過ぎてるンゴか?
そんなこと無いンゴ。
時期は自分で作るものンゴ。
でも、自分から何かするのが難しいのならば、第三者に頼めばいい話ンゴ。
簡単な話ンゴ。 社会はクソッたれで、働けない自分を怠け者呼ばわりするけれど、
そんなことないって信じてくれる人も、中にはいることを知ってほしいンゴ。
その代表が自立支援センターんご。
ここでは、「どうして働けないのか、必ず理由があるはずだ」って、
最初から怠け者呼ばわりしないで、一緒に考えてくれるところンゴ。
自分のことは、自分が一番わからないものンゴね。
だからいくらもがいたって、足掻いたって、徒労に終わる時もあるンゴ。
そんな時、人に頼るンゴ。どうして自分が社会に出て働けないのかって、
一生懸命あれやこれやをして、一緒に考えてくれるンゴ。 自分は社会で上手に行かないけど、理由がわからない。
こんな人に多いニキが、実は発達障害だったってことンゴ。
自立支援センターはそう言う所も含めて一緒に考えてくれるンゴ。
例を出してみるンゴ。
ワイが自立支援センターで実際に担当したことがある人の話ンゴ。 その人は
「どんな所で働いても、いつも空回りして、職場に居場所がなくて辞めてしまう」という
ことを何度も何度も繰り返している内に、40代にまでなってしまった男の人ンゴ。
仮にPさんとするンゴ。
Pさんはとても疲れていたンゴ。
自分がどうして働けないのか、自分なりに考えても全く想像がつかない。
働くけれど、いつもバカ呼ばわりされて、いつしか働くことを放棄してしまった。
いつもいつも居場所がなくて、一生懸命やっているつもりなのに、
周囲から敬遠されてしまって、仕事を辞めてしまう。
もう40代になってしまったし、親の財産を食い潰して死ぬしかない。
そう考えて、自宅にひきこもってパソコンばかりいじっていた。 何でも人間は偏ってしまうと、どうしても悪い方向へ行ってしまう。
食べ過ぎたり、飲みすぎたりしてしまうと病気になってしまうように、
パソコンばかりに偏っていれば、次第と悪い部分のみ吸収してしまう。
例えば、土方はDQNばかり−だとか。
工場のライン生産は底辺のやる仕事−だとか。
そういう悪い偏見に毒されてしまい、余計に働く気が失せてしまっていた。
そういう偏見を無くすためにも、第三者の助けが必要になる。 ワイがPさんに対して先ず最初にやったのは、IQテスト。
Pさんに何か障害が無いかどうかを探る物だった。
結果は、IQの偏りが大きく、発達障害であることが判明した。
40代になって初めて、自分が障害者であることがわかったのだ。
もちろんPさんは落ち込んだ。
自分が発達障害だったなんて、恥ずかしい、と。
でもここからがスタートになる。
第一の原因がはっきりしたのだ。
原因はPさんの努力不足ではなく、発達障害だからだった。
そうとなれば、一般のハローワークに行って仕事を紹介してもらって、というプロセスは
Pさんにとっては合わないことになる。
だから次の段階に目安がつく。 次に、どのような発達障害なのかということ。
先ほどIQの偏りが大きいと言ったが、この偏りの具合から、
Pさんは行動に移すのは早いが頭の中でじっくり考えて人と会話をするのが苦手だと言うことがわかった。
だから、仕事の内容をちゃんと覚えきれなくて、
でも行動する方が早いから、よくできていない内に仕事をして、ミスをして、
「話を聞かないやつ」だと周囲に思われてしまい、仕事に居場所がなくなってしまった
ということが推測できた。
だからPさんには職業訓練を受けてもらうことにした。
メモを取るように心がけてもらったり、わからない内に仕事をしないように注意したりする。
なんや、普通の事やんけ、と思うかも知れない。
だけどその普通のことを「教えてくれる会社はあるか?」という問題なんだ。
メモを取って当たり前、わからないことを聴くのは当たり前、
その「当たり前ができないから障害」なのであって、それが悪いと、普通な事なんだと
いくら当人に言い張ったって、根本的な解決には全くならないのだ。 職業訓練が終われば、次はいよいよ実際に就労訓練をしてもらう。
障害者就労基本法というものがあり、(詳しくはウィキってくれた方がいい)
大きな会社は必ずその比率に合う分だけ障害者を雇わなければならないという法律がある。
これは罰則金だけで済むので、やらない会社も中にはあるのだけれど、
障害者を雇えば国からの補助ももらえるし、比較的安い賃金で働いてもらえるので
会社としてはウマー、という理屈になる。
なんだか社会的に黒い部分があるような法律だけど、現状、それにすがるしかないのが日本だし、
そういう社会の仕組みなんだから、それに浸かっちゃっても別にいいんではないかと
ワイは思う。
長くなった。
Pさんには水産加工工場から障害者求人が出た。
最初、Pさんは文句たらたらだった。
「水産加工なんて底辺のやる仕事だ」「俺は肉体労働なんて向いてない」
「汚いイメージしかないからやりたくない」など。
でもそれでも、少し給料出るし、小遣い程度にやってみたら、ということで一緒にやることになった。 初日からPさんの偏見は覆されることになる。
底辺で汚いというイメージ、そんなことはない。食品を扱う訳だから、汚いはずがない。
(業界は広いから汚い所もあるんだろうけどさ)
新品のエプロンやマスク、手袋を支給してもらって、エアクリーナーで隅々までホコリを落とし
アルコール消毒をして工場内に入る。
次に肉体労働というイメージ。
これはもちろん、多少は肉体労働だが、きちんと決められた時間に休憩があり、
キビキビ働けるようにしっかり管理されていた。
そんな訳でPさんはちょっと意外な顔をしていた。 しかし、作業は簡単と言う訳では無かった。
簡潔に言えば魚卵を箱に詰めるというものだったが、箱に入れる前に、
殺菌されたポリ袋を入れて、布を被せて、規定量入れる。
Pさんは布を被せるまでは何とか自力で覚える事ができたが、
規定量を入れる事が難しい。数値を読み取るのが苦手なのだ。
ここで、ワイみたいな奴の出番。
Pさんが数値を読み取ることが苦手なら、数値を読まなくても規定量計ることができればいい。
だから「ここまで入れたら規定量」という、メモリに印をつけてPさんに計ってもらった。
そうして作業がスムーズになると、Pさんは決して怠け者なんかじゃないので、
どんどんこなして行けるようになった。
また、Pさん自身も数値が読めないということを自覚したので、
自分からすすんで、「メモリに印つけていいですか?」と聞けるようになった。 こうして10日間に及ぶ、就労訓練は終わってPさんは給料をもらった。
すごく嬉しそうだった。
なんだか初めて自分自身がちゃんと働いて、その対価をもらえたような気がして、
偏見も無くなったし、仕事も覚えることができたので、
達成感がある、という話をしてくれた。
そしてPさんはそのままその水産加工工場の職員となって、
今でも働いている、んじゃないかなぁ。 もちろんこれは成功例であって、失敗した人も何人もみてきた。
途中でどうしても「働くことそのもの」に対して我慢できなくなって、
ふと来なくなってしまったり、怒ったり、暴れる人も中にはいた。
けれど、Pさんのようなケースもある訳で、
30、40代になっても決して遅くない、と言う事を知ってもらいたかった。 ひきこもりのお話、大体これで終わり。
需要あったかな?
ワイは今日、杖を買った。
杖を使って歩くなんて老人やんけ、と思ったけど、すごく腰にいい。
歩行が楽〜♪
ちょっとルンルンやで。 >>427です。
長く分かりやすく説明してくれて、ありがとうございます。
弟はプライドは高くありません。
食品加工の工場で1年半続いたことがあります。
偏差値は27と恐ろしく低いです。
偏差値とIQは関係ありますか?
弟の場合、世の中をなめている部分もあると思います。
次に働いた食品加工の仕事も、先輩AさんとBさんの教え方が違うからどちらの言うことを聞けばいいか分からない、身体がきつい、小説のネタで閃いた時いつでもメモできる会社で働きたい、だから辞めたと言っていました。(小説家を目指している)
偏差値とIQが関係あるなら、支援センターに相談に行かせることも考えてみます。 何度もすみません。
弟のことですが、メンタルが弱くノルマをこなせないのも辛いらしいです。 >>445
見てるよー(*^ω^*)
ところで入院するか出産に立ち会うか迷ってたけどどうするの? >>447
イコールじゃないけれど、偏差値とIQはそれなりに関わってきます。
高IQの人が必ずしも偏差値の高い学校へ行くわけではないし、IQが低くても、努力でそれを補う人もいます。
しかし、高IQの人は学力は高いし、低IQの人は学力が低い「傾向にある」というのが事実です。
ただ勘違いしないで欲しいのは、IQとは学力の高低ではなく「問題の処理能力」の目安です。
ですから、高IQの人は困難があっても自らの知恵でそれをすんなり解決してしまいます。
逆に低IQの人は努力や知識を総動員して問題を解決しなくてはなりません。
弟さんはすんなりと問題を処理できる傾向にあるでしょうか?
もし無ければ、偏差値なりのIQだと考えられます。 >>447
またIQは一律で測る物では無く、様々な領域から算出されます。
簡単に言えば、話すのが得意、計算が不得意、文字が得意など、
多くの領域にまたがってIQを算出されます。
ですから、言語能力に全く問題が無くとも、他で問題が見られるかも知れません。
小説をお書きになると言う事は、それなりに言語能力は高いのでしょう。
また、屁理屈にも聴こえますが、仕事を辞める理由も一応は考えられているので、
やはり言語能力が極端に低いとは思えません。
しかし、教え方が違うからわからないなど、共感性や経験則に基づく知恵があまり感じられません。
ですので、その分野はかなり不得意なのかも知れません。
人間に得手不得手は必ず存在します。
ただ、社会で働けないほどの不得手が存在する可能性は大いに考えられます。 >>447
メンタルが弱く、ノルマをこなせないのが辛いというのは、30代、40代のひきこもりに良く聞く話です。
それなりの年齢である自覚はあるので、職場で自分より若い世代が難なく仕事をこなしているのに、
自分ができないというのは、やはり比較対象してしまいがちでしょう。
ノルマがこなせない、と言うのは心理の世界では「与えるノルマが悪い」と思われています。
要するに、仕事とはその人なりの容量に見合ったノルマを与えるべきだという考え方です。
その意味で言えば、弟さんはどれほど容量があるのかわかりません。
もしかすると、本当は容量が大きいのに世の中をなめているから、働きたくないだけかも知れません。
しかしまた、もしかすると、何か特別に不得意な分野があって、それが邪魔をして一般的なノルマがこなせない、のかも知れません。
メンタルが強い、弱いは、もちろん個人によって異なりますが、環境も関係します。
弟さんに「合う環境」を模索するためには、やはり何かしら後ろ盾、もっと言えば専門家の意見が必要でしょう。
そうであるならば、第三者の機関、支援センターでも、もし他に何か伝手があれば、
そちらに頼ると言う事は考えた方がよろしいと思います。
私はもう専門家ではありませんので、これぐらいがお話しできる次第です。 >>448
今はブロック注射を打ってもらって、痛みを散らしているンゴよ!
やっぱり出産には立ち会うつもりンゴ。
もう命名「凛」も揮毫したンゴよ! >>452
そうなんだー♪
産まれたてホヤホヤの凛ちゃんを抱っこできるから楽しみだね(*≧∀≦*) >>447です。
大変、参考になりました。
ありがとうございましたm(_ _)m >>454
それまでブロック注射が間に合えば良いンゴけどな!
嫁さんの次に抱っこしたるんで! >>455
いえ、私はこれぐらいしかお伝えできない未熟者です。
本当ならば小説家を目指す弟さんを応援した気持ちですが、
私も一度、小説を出してみたことがあって、それが散々だったもので・・・
現実はそう甘くないはずですから、まずは社会復帰してもらいた気持ちでスレを汚しました。
また何かあればいつでも書き込んでください。
2chだからこそできる事は、匿名で何でも話せることです。
ここで何か行動の「とっかかり」を掴んで、専門家の下に相談できるのが一番だと思います。
私も、弟さんが無事に社会復帰できるように祈っております。 >>456
ちょーーーww
ワイさん今めっちゃ幸せでしょー!
最高の家族やんけ!! >>395
ほんとにありがとう!
そっか…やっぱりそういう感じなんだね
実は彼女にはハッキリとボーダーだと言われていなくて、それがまた厄介だったりもして
(でも間違いなく診断はされているんだ)
けど確かに、言われてみれば、中でも一番区分けしにくいというか、色々微妙なラインで難しいタイプの障害なのかもって思ったよ
そこまで本当に色々難しいんだと思うと、改めて、やっぱり「そうなんだ…」と少し気が楽になったかも…orz
自分のバランスも取れる所を探しながら、無理にならない範囲で、自分なりの気持ちで、出来るところまで接してみようと思ってる >>459
分かるわー!
酷いうつを経験してその後でいい事あると生きていて本当に良かった!って思うよね(*≧∀≦*) >>460
BPOはホント、何とも言えないのが現状ンゴね。
多くの領域にまたがるから、治療者側も何を第一に治療していいかわからなくなるンゴ。
「症例A」っていう小説、ぜひ読んでみる事をオススメするンゴよ! >>461
バイクに乗ってる時は、ホント生きてるって素晴らしいって思うンゴね! 【速報】
ワイ将、初子ができる。命名「凛」。
母親似の美人さんになることを祈るンゴ。 >>462>>464
ありがとう、本当にありがとう
小説も参考にしてみるよ!
そして…産まれたのかな!?おめでとう!
きっと奥さん似の頼れる美人さん、ワイっち似の優しくて心の賢い素敵な子だね
本当におめでとう +°☆\(^o^)/☆+° !! >>464
えっもう産まれたのかな?
抱っこしたのかな? >>466だけど
【速報】ということは産まれたんだね!!
おめでとーー!
きっと美人で賢くて優しい子に成長するよ
ワイっちパパになったんだね(*≧∀≦*)
その内抱っこした感想聞かせてね(*´∀`*) >>465
サンガツやで!
良い所は嫁さんに全部似てほしいなぁ、ワイの良い所は筋肉ぐらい。
ありがとうやでー! >>467
抱っこした感想。
「やわらかい」「頼りない」「怖い」でした。
もうね、落としたらどうしよ!ってことで怖くてたまらなかったわ。
そういう時はさすが母になった嫁さんはすごいね、楽々と抱っこする。
しかし悲Cかな、ワイは明日からヘルニアで入院や・・・。 >>468
筋肉wwww
産まれたばっかりだし、まだ傍にも居たいよねぇ
けど、これからもっと本格的にワイっちの存在や協力が必要になる時期の前に今、治してしまうのがきっと一番だよ
奥さんと凛ちゃんが頑張った次は、ワイっち頑張!
そして準備バッチリでハッピーファミリーライフをスタートしてね! >>469
赤ちゃんってフニャフニャしてて柔らかくて落としたらどうしようって怖いよね!
そんな時は座ったままだと安心して抱っこできるよ(*´꒳`*)
明日から入院ならしばらく凛ちゃんとお嫁さんに会えなくて寂しいと思うけどしっかりヘルニア治してね( ´ ▽ ` )ノ >>470
ありがてぇ、ありがてぇ、ワイを癒してくれるのは家族と2chだけだ・・・。
ありがてぇ、がんばるぜワイは。 >>471
坐ってから抱っこ!圧倒的っ!!!!!
悪魔的情報量!!!!
いいことを教えてくれてありがとンゴ! 後はワイのダラダラ人生相談をするでー。
人生相談と言っても、ワイがする時もあるし、してくれても構わんでー。
最初の課題は「ワイ、新聞社を辞めたい」ってところだなぁ。
ワイ、やっぱり心理職に戻りたいねん。
で、教員免許取って、学校の先生になりたいねん。
この会社には拾ってくれた恩義は払えきれないほどあるけれど、
ホンマにワイがやりたいんは学校の先生やねん。
不登校とか、問題行動とか、ワイはそいったナーバスな学生たちにやさしくしたいねん。
ワイは新聞社におってええんやろか。
新聞社で夢はかなえられるんやろか。
ワイは全ての悲しい人のために生きていきたいと思ってるんや。
だから、学校でつまずく子どもをひとりでも救いたいんや。ワイの持ってる臨床心理の知識で。 今の仕事は胃潰瘍になるくらいのストレスなら向いてないのでは?
今30歳だよね、もし転職できるのであれば今の内かな…
奥さんには相談した?
何て言ってる? >>475
偶然にも掘りの中から就職できて、有頂天だったけど
よく考えればワイは臨床心理士になりたくて大学院へ行った。
その夢が断たれた今となっては教員になりたい。。。
くらいかなぁ。
嫁さんは「あなたに才能が無いならば転職をすすめるけど
才能があるのに、それを棄てるなんてもったいない」
と、話は平行線なんだなぁ。 優秀なサッカー選手が優秀な監督になれるわけでもない >>476
もし違ってたらゴメンだけど
私が妊娠出産の時は心が不安定で(誰でも不安定になりやすいらしい)そんな時に旦那が転職したいと言ったら上手くいくか収入は大丈夫か不安になったと思う…
貯金が沢山あれば別だけど
胃潰瘍の旦那さんの転職を悩むのは奥さん不安なのかも
もし勘違いだったらゴメン(^_^;)
でももし転職するなら若い内がいいよね! >>476
今の仕事をしていても、臨床心理に
関わっていくことはできるのではと
思いました。心理関係の記事をかくとか 途中で送信してしまった(^-^;
文章の才能を生かして心理ライター
みたいなのを目指してみるってのも
一つかも。まだ30。新聞記者の経験は、
絶対に心理職には生かされてくると
思われます! >>474
ぇーと、心理士のひとの単位数とかは
知りませんが、教職めんきょをとるには
また学校に入りなおしたりする必要は
ないのでしょうか。必要な単位は既に
取られていて後は試験だけ、というの
とかであれば挑戦しやすいのかもしれ
ませんがどうなんでしょう。 >>477
ワイは優秀でもなんでもないんやで!
不登校支援してた時が楽しくてなぁ・・・先生になりたいんや。 >>478
病棟からこんにちわーやで!いまヘルニアで入院中や!
せやなー、嫁さんの気持ちになって考えとらんかった・・・。
旦那失格やでホンマ・・・。
女性からの意見、ほんまサンガツやで!ちょっと目が覚めたわ! >>480
心理ライター、おもしろそうやな!
でも先ずは新聞記者として心理関係の記事を書かせてもらう所からやな。
自分からあれこれ記事について言える立場になるまでがんばるで。 >>481
ワイの大学院は教育大学なんやで。
教員免許自体は専修免許で持っとる。
後は教員採用試験に通るだけなんやけど・・・
前レスの温かい意見から鑑みるに、ワイはもうちょっと新聞社でがんばらなアカンと
思い始めてきたんやで。 よっしゃ、ワイもうちょっと新聞社でがんばってみるわ。
もう少しで主任にまでなれるっていう手前だし、
何よりも嫁さんのこと考えとらんかったな。
温かい意見サンガツやで! >>486
お嫁さん優先に考えてもらえるなんてお嫁さん幸せ者だね
お嫁さんの幸せはイコール凛ちゃんとワイさんの幸せだよ
記者のお仕事無理しない程度に頑張ってね! ところでどれ位の期間入院するの?
退屈でしょ?ヽ(´o`; >>488
2週間ちょっとらしいよ。
まぁ2ch見ながらポチポチ過ごすさ。 ここまで一気に読みました
娘さん誕生おめでとう
あなたと家族の未来はまだまだ無限大
楽しみですね。 >>492
ファッ!?一気読みしたんか!?
えらい時間食ったやろ!すまんな、自分語りが長いスレで。
ありがとうございます。
無限大、ということば胸にしみます。
これからも、なんとかやっていこうと思います。 >>490
なにげに2ちゃんって楽しいよね!
私同じカテゴリーのほのぼのの「ふなっしー支援スレ」にもよく行くよ 偶然に見つけて一気読みしました。
とても病状について分かりやすかったです。
鬱病とパニック障害と自律神経失調症持ちなんですが、他にも精神的な病気があるのではないかと不安感でいっぱいでしたが、違うと分かって気持ちが楽になりました。ワイさんありがとうございます。 性格が極端にアレな人と人格障害の違いがよくわからないや
例えばワイさんが人間の屑だと言い切った看護士は何らかの障害の可能性はないの? >>495
一気読みしてくださるニキ多いンゴねぇ。
大変うれしく思います。
少しでも気分が和らいでくれて、よかったです。
お礼を言われるほど、ワイは偉くもなんともないですが、ちょっと嬉しいですwww >>496
争点は「障害かどうか」ということに尽きるンゴね。
障害と言うのは、社会生活を送る上でギャップを感じることだから、
性格がキッツいだけで人格「障害」とは言えないンゴね。
自分や、周囲が「この性格だと生きていきにくいだろう」と感じて
病院に行って、診断をくだされ初めて「人格障害」となる訳ンゴ。
なのでこの世の中たくさん診断されていないだけの人格障害者はいると思うンゴ。
ただ、それと上手に付き合って生きている人も居るので、
なんでもかんでも障害にしちゃう訳にはいかないンゴねぇ・・・。 突然やけど、入院中暇だから、別スレで
ひきこもりやうつ病に特化したスレを立てたンゴ!
どちらに質問なり意見してくれても構わないンゴ!
ただの番宣ンゴ。
気になったら遊びにきてくれンゴ!
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1485083977/ >>498
う〜ん、モヤモヤするものがあるんだけどワイさんの様にうまく言葉がまとまらないし考えもまとまらない\(^o^)/
でもレスありがとう、別スレも見に行きます
ちょっと国語の勉強してくる 鬱病は遺伝が関係あるというのは本当なのでしょうか? >>501
どんな精神病にも遺伝的素因はあるとの研究結果があります。
しかし、遺伝的な素因はあっても、環境がそれを発因させるようです。
ちなみにワイの叔母さんもうつ病なんやで! ワイさんありがとうございます。
遺伝はやはりあるのですね。
あとは環境ですか。私は姉が自殺で亡くなりましたが、母は鬱病には絶対にならなそうな気が強いし明るい性格なので気になってました。
父はアルコールの飲み過ぎで肝臓を悪くし亡くなってます。(あと姉と父は血が繋がってません。)父とは生活ができなくなる前に離婚してます。納得がいきました。
身内が自殺で亡くしてますのでワイさんの気持ちがわかります。
あと娘さん誕生おめでとうございます。ワイさん優しいから良いお父さんになりそうですね。 ワイっち、こんにちわ
腰の調子はどう?手術はまだこれから? >>503
良いお父さんになれるようにがんばるンゴ!
遺伝は残念ながらそれなに素因を占めるようです。
お姉さんのこと、残念です。
きっとよい人生を、来世で送ることができると思います。 >>504
こんにちわやでー!
手術はまだこれから、来週になるンゴ!
腰の調子は、ハンパなく痛いなぁ。 >>506
そっかー、結構準備期間長いんだね
じゃあ楽になるまでまだ少しかかるねぇ.…頑張だよ〜!
病院食は美味しい?
入院中のメリハリってご飯くらいだけど、減塩仕様が基本だからか味薄いよねw >>507
ありがとうンゴ!
病院食は正直、不味くはないンゴ!
ただ絶対量が少なくて、ワイはプロテインを飲んでるンゴよ。 >>508
そうなんだ!
自分が入院した時は、病状関係なく白身の焼き魚が無味で出てきたりしたんだよw
量か〜 それも結構重要だよね
消灯後ににお腹空いたりして辛いし、起きてゴソゴソしてたら怒られるしね…(汗)
ベッドでプロテインwww
ちょっとシュールだけどワイっちらしいw
手術後の回復もスムーズにいくように、たんぱく質は重要だよね
上手くいくと良いね〜 応援してるから >>509
手術無事に終わりました。
応援してくれてどうもありがとうンゴ! >>510
横からだけど手術無事に終わって良かったね!
お疲れ様でしたヽ(´▽`)/ ワイさん、まだ全部読めてないけど、時々来てくれるかな?読み終わったら、感想伝えたい。ともあれ、書いてくれてありがとう。いま社会復帰を模索して調子悪くなって迷子だから、すごく励みになる。ありがとう ワイさん今は集中治療室らしいから回復したら来てくれると思うよ。
だから感想を書いておけば良いと思うよ。
あと>>499の板にはたまに来てるみたい >>513
教えて下さり本当にどうもありがとうございます。大変助かります。
読んだらまた書き込みに来ます。情報をありがとうございます。
ワイさんが早く回復されますように ワイさん、こんばんは! 512です。お元気になられてなによりです!回復おめでとうございます。
一気読みして、感想まとまらないですが、拝読できてうれしかったです、ありがとうございます 良かった、生きてたああ。1月頃にスレ読み始めたROM専で僭越ですが、気になっておりました。集中治療室というお話でしたので、まだまだお大事になさって下さいね。まずはお疲れ様でした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています