よく「曹操は献帝を手に入れたから、天子の名で、群雄に命令できるようになった」という。しかし、因果関係は、一方向じゃない。群雄に命令するような、「天下の為政者」の目線があるから、曹操は献帝を手に入れた。献帝を手に入れたあと、ちゃんと「使い方」を分かっていた。ただ自分を高い官爵につけて、満足して終了!、にはならなかった。