2017.7.20 18:44
森会長、東京五輪聖火リレーのルート報道を完全否定 「全くの誤りであります」

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(80)は20日、
聖火リレーのルートが宮城県か沖縄県をスタートとする2案に絞り込まれたとする一部報道を全面否定。
その案はつぶれたことを示唆した。

 森会長は同日、東京都内の組織委員会で行われた有識者懇談会に出席。
開閉会式のコンセプトを検討する会議だったが、
その席上、「本日、沖縄か宮城からスタートするという報道がありましたが、
全くの誤りであります」と完全否定した。

 リレー委員会はこれまで6度開催され、
いくつかの案が出た中に両案があったことは認めたが、
「これからも議論は継続する」と、まだ何も決まっていないことを強調。
「(報道で)宮城や石巻の皆さんが喜んで、大変な騒ぎになっている。
この前も、来るはずのないボート(開催地移転の件)で、そういうことがあったが、
(決定したことは)全くないと申し上げる」とした。

 会議終了後、報道陣に対しても「(東日本大震災の)被災地でスタートという意見も出され、
石巻の名も出たが、被災地には4県あり、(どこからかは)議論となることもある。

石巻(が有力と報道されたの)は、国立競技場の聖火台を一時預かりしていただいていることからの憶測ではないか」と説明。

「こんなものを(全国紙の)一面で大きくやられると、逆にできなくなる。
(宮城、沖縄案は)なくなったと思ってもらってもいい」とまで断言した。

森会長、東京五輪聖火リレーのルート報道を完全否定 「全くの誤りであります」 - スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)
http://www.sanspo.com/sports/news/20170720/spo17072018440007-n1.html