*** 大島弓子 [総合スレ] Part 22 ***
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長らく大島さんの漫画から離れていたんですが
別のスレで大島さんがすっかり猫おばさんと化してしまったことを知り
びっくりして確かめたら事実だったので笑ってしまいました
しかし過去の作品が色あせることはないのでスレを立ててみました 某スレで毒親断罪派とそんな親珍しくもない派が角突き合わせてるのを見て
大島さんの作品思い出してたわ
題名忘れちゃったけど
親に反発した娘が夢の中で親の人生否定する発言をすると自分がサラサラの砂になって消える 保守協力ありがとうございます
>>15
うーん全然覚えてない
でも思春期の少女が読んだらさぞ胸に刺さる話だろうなぁ
親子の葛藤ものは色んな漫画家が描いてたね >>18
で、目を覚まして何であんな恐ろしい事言ってしまったんだろう、とホッとするのね
思春期、いわゆる中2病の時期には誰しもそんな気持ちを多少とも持つと思うけど、口には出さずにしまい込む方が多い
大島さんはそういう微妙な心理を描くのが上手だったのよね
実際葛藤からカタルシスにおちる作品もあるけど
自己否定→肯定に向かうから安心して読んでられたのよね 萩尾さん山岸さんに比べると大島さんは親との関係が比較的良好だったのかなと思う
昭和の良き母親像がよく出てきた
雨の音が聞こえる とか 四月怪談 とか
さようなら女達
…なんか眠くてまとまらなくてすいません 意外と指摘されてないけど(たぶん他の要素に個性がありすぎて)
大島さんの短編って多くがミステリー短編の手法で描かれてるよね
前半で何か不可思議な出来事(主に人間関係)があって、それに主人公が
振り回されたり葛藤した末にラストで真相が分かるっていう
トリックなんかは無いけど表向きの事象と裏側に別の真相があるって話ばかり
感性の作家ってイメージが強いけど結末は意外と合理的で解釈は読者に
任せますみたいな方向にあまりいかない
逆に言えばミステリーものの基本形でストーリーが作られてる事に
あまり気づかれないぐらい所謂大島節が確立してることが凄いのかも うん、あの機関銃みたいな言葉の羅列で語られる心理描写に引き込まれて、ミステリー仕立てなんてあまり考えなかったかも
「言葉の力」が強い人だった >>22
多分そういう感性が光る漫画は二度と読めないと思うから寂しいね
作者って今10匹以上の多頭飼いで1日中トイレとご飯と通院に追われてるよね
1匹が1日5.6回トイレするだけでも次から次に処理に追われるって
腰をすえて漫画のネームを練るなんてできないんだろうな >>24
卵巣腫瘍の手術、その後の辛い化学療法が終了してガン治療が一段落してから、段々タガが外れてった感じだよね。アシスタントさんが多頭飼いはやめろと言ってるのに全く聞かないし。
行きつけの獣医が苦言めいたことを言っててもスルーだし。 過去形で書き込んでる人が多いから追悼スレかと思ったww
いまは多頭飼いなんだ……一人でさみしいのかな
湯田伸子さんも亡くなったようだし 草冠の姫が掲載された少女コミック(だっけ?)がまだ納戸にあるはず。
あれは初めて読んだ時「漫画ってこういうのもあるんだ」「こういうのでもいいんだ」って衝撃受けたなあ。 このスレの人じゃなけど湯田伸子ってちょっと読んだ記憶がある
SFに向かん大島似の絵だったね
大島先生はダークサイドを
リリカルに駆け抜ける才能は素晴らしいですわ 湯田さんは大島さんが手術前に「もしもの時は猫と財産を譲る」と描いていたアシでもあります。
大島さんは今連載している猫まんが「キャットニップ」に、街で湯田さん(Nさん)を見かけたような気がする話も描いています。
湯田さんを追悼するために弟さんが作った私家版の作品集には寄稿しなかったけれど、ご遺族はキャットニップに感謝されていたそうです。
また、湯田さんは大学時代に漫研の後輩、柴門ふみさんと、SF研の後輩、川上弘美さんに表現するきっかけを作ったという点で重要な働きをしています。
柴門さんは私家版作品集に具体的に漫画の描き方を手取り足取り教わったと書いています。
ご冥福をお祈りします。合掌。 年越しそばがいまいちだったあの人!
お亡くなりになっていたとは… グーグーに出てきた感じではもっと若い人なのかと思ってた
柴門ふみが後輩なら、けっこうなお年よね 秋本尚美も大島さんのアシスタントだっけ?
グーグーの映画で大島さんが漫画描くシーンで代理(手だけの出演)で描いてたとか。 >>29
寄稿しなかったんだ…
1枚絵と一行の文章だけでもいいから寄せてあげればいいのに、ってちょっと思った
先生ももう72歳かー
家族構成はどうなってるんだろう
周囲の60〜70歳の方々は親含めて「(自分が死んだら)命に責任が持てないからもう新しく動物は飼えない」
と言ってるけどその辺大丈夫なのかな
描いてないだけで色々手配済みなのかね?兄弟や親戚が引き取るんだろうか
でもそんな手配があるなら当時Nさんにあんなお願いしないよな…と心配
小さな一軒家って吉祥寺だっけ?それならその遺産で猫達全員をホームに終生飼育してもらうお金にはなりそうね 栃木県大田原市に実家があって、小さい頃は同居していた大叔母さんの部屋に入り浸って大きな影響を受けたという話は結構話していますよね。
きょうだいの話がないのはひとりっ子なのかな。
福田里香さんややまだないとさんが作った「大島弓子に憧れて」というオマージュ本には
マーガレット時代からの予告、近況、1言カットが沢山収録されていて貴重ですけけど、
それらにも大叔母さんの話はいくつか含まれていました。
それと「家族がもの好きなので5歳の時にも七五三をやった」というエピソードもありました。
大島さんは卒業した短大名を明らかにしてないのですが、若い頃の1言カットには短大時代のエピソードは結構あって良い思い出だったようです。
卒業式の絵がガウン姿で描かれていたので、キリスト教系の短大だったようですね。
若い頃から杉並近辺にお住まいなので、可能性が高いのは、近所の立教女学院短大か、現在は無くなってしまった東京女子大短期大学部(やはり近くの三鷹市にあった)。
男子校で教育実習したエピソードもあるので立教の方が可能性が高いかもしれません。
自宅の近所なので明らかにしなかったのかもしれませんね。 >>31
保護猫の引き取り手として萩尾さんがグーグーに出てきているのですが、まるで似ていない絵だったかと。
萩尾さんがグーグーに出てきているのがわかるのは、萩尾さん自身が大島さんから保護猫を引き取ったけれど、自宅の猫と折り合いが悪く、返した話を別にしていたからです。
湯田さんも同じで、ご本人の似顔絵はおかっぱメガネだったのですが、グーグーのNさんは巻き毛ショートでした。
実在の人間のことを描くので本人を特定させない配慮かもしれません。
そのことを考えると、隣家の人や獣医さんなど、猫漫画に出てくる人たちもモデルとはあえて似せてなさそうです。 チキジョージだとまだ違うのかもしれないけど、今は中古住宅が売れなくなったから完全に買い手市場だと不動産屋が言ってたよ
うちも最近中古住宅を買ったけど、何年も売れなかったらしく3割も値下げてくれた
大島邸も売れればいいけど売れないと悲惨だしその辺も考えているのかな
せめて動物好きの娘や息子が居たら良かったんだけど >>24
自宅に沢山の猫がいる上に野良猫にも餌をやって殖やしているから最悪なんですよね
流石に多産のはなちゃんは高齢で死んじゃったか繁殖はもう無理かもしれないけど 大島さんの絵といえば、グーグーでガン治療が一段落して徐々に多頭飼いが始まったあたりから段々自画像が変わっていった(ように見えた、自分には)のも興味深いな。
最初は目が点みたいな感じだったのに、大きい黒目になってったよね。 むかーし24年組の漫画家さんが老後は漫画家の老人ホームでみたいな話してた
そういうのがあっていいんじゃない
お金持ってる大御所が介護施設買収してくださいw >>36
萩尾さんのコメント読んでないし、絵は覚えてないけど、萩尾さんが出てきたのはよく覚えてます
ヴィトンの猫バッグ普通に抱えてきた
大島さんがヴィトンを連呼してたんで印象に残ってる >>29
湯田さんってガンでお亡くなりになったんでしたっけ?
グーグーの作中で「ガンと闘うな!」と提唱する近藤医師の著作を熱心に読んでいたのが印象深い…。
大島先生にも熱心に勧めてましたよね。
大島先生は
「読んでも落ち込むばかり…」
と言ってあまりハマらなかったようですが…。 >>43
死因はがんではなかったんですね。ちょっとほっとしました。
近藤理論を信奉するあまり手遅れになった…ではあまりにも後味が悪すぎるので…。 萩尾さんの「レオくん」って漫画に、レオくん(猫)がグーグーの映画撮影場所に遊びに行く話があるよ
もちろん架空のお話だけど そういえばグーグーってまだ生きてるの?
サバが死んでから今年でもう何年だろうか… 自己解決
調べたらサバ死去とグーグー飼い始めが95年なんだな。24年も経ってたのか
でもってグーグーは2011年死去… グーグーは他猫を受け入れられる猫のいい猫だったから、だんだん増えちゃったんだろうね
ビーみたいな猫見知りだったらまた違ってたのかもしれないけど
大島さんは人との出会いも猫との出会いも同じように感じてるんだろう https://www.kinokuniya.co.jp/images/goods/ar2/web/imgdata2/large/48703/4870317915.jpg
これ見ると華奢っぽい漫画絵よりやっぱりどっしりしてるね、グーグー
私は大島さんの野良猫へのエサやりと寝床提供とか平気で猫を外に出すのは本当にどうかと思うけど
ハナちゃんも避妊させなかったしね
でもキャットニップ辺りの看取り方は一つの答えだなぁとは思う
普通は猫飼うといっても1〜3匹ぐらいまでだから
具合が悪くなったら手術や抗癌剤や毎日の輸液と限界まで頑張る人が多いと思う
それで月10万とか20万とか平気でかかるんだけどそこまでやっても後悔することはあるのは
大島さんがテンミケにしたことと同じだなぁと思う
大島さんは10匹とか飼ってるのもあって後期は腎不全になってもなーんにもせず
好きなもの食べさせて数日で亡くなるのを見送ってってやって満足度も高そうなんだよね
その境地までいけたら少し猫飼うのも楽になるんだろうなと思う この人は仔猫が好きなんだろうな
だから多産の野良の避妊は絶対しない >>50
拾ってきた子猫たちを里親に出して、それが余程辛かったのか、その後に「今のマンションを引き払って一戸建てに住もう」
と決意したもんね。
まあ、一戸建ての購入も多頭飼いに拍車をかける結果になったし、野良猫の餌やりや猫の外出等のことで ご近所トラブルを招いたからそれが良かったのか、悪かったのか…。
大島さんにとっても、猫たちにとっても…。 一軒家で猫を沢山飼うのは猫の性格とか、あとは何かあった時の後見人がいれば良いと思うんだ
ただ野良猫に餌をあげるのだけは絶対良くなかったと思う
ハナちゃんが好きなら捕まえて飼えばいい
ハナちゃんの子猫目的なら神経疑うしご近所に同情する >>51
一人だけ近所に大島さんと同じ方向の奥さんがいるみたいだよね
同じように庭でエサやって避難場所作って火葬で手を合わせる人
でもそういう奇異な人を除けばご近所さんにとっては普通に地獄だと思うよ
野良猫も生きてるから絶対排泄するし、排泄物の臭いは本当に最悪にクサイもん
それに発情期の鳴き声は頭おかしくなりそうだし庭は荒らされるしヘタしたら軒下に死体があったりね
精神異常者が殺意を持ってしまって色々虐待してしまうのもわかる気がするよ
大島さんのやってることって野良猫の量産と外猫の放逐だからそういうのを助長してるとも言える
本当絶対こういう人と近所になりたくない…中も猫屋敷で悪臭が漂ってきて庭も地獄っていうね
それに猫オバ化してから創作作業ができなくなってるから漫画家的にも損失だったと思う サバの死で何かが壊れちゃったのかな…
サバの死で出来た穴を別の一匹だけじゃ埋められなかったのが
悲劇の始まりというか >>54
それは違うと思うよ
ご本人は今の状態を悲劇と思うかはともかく
キッカケがあったとすれば
公園のホームレス氏からタマを引き取ったときだろうね >>53
猫アレルギーの人もいるしねえ。
自分も猫は好きだし、愛護団体から引き取った猫を一匹飼ってるけど、野良猫の餌付けだけは絶対にしないようにしてる。 >>56
それって緩やかな安楽死をしろってこと!?飢えた猫はどうなるんですか?
ここでエサをあげなくても他所でエサをもらってたら同じことでしょう
って漫画で描いてて頭抱えたよね >>57
それじゃ近所の人たちはどうしろと…。大島さんの考えに従ってみんな我慢してろってか(たとえ猫アレルギーでも)。
近所の人たちは大変だね〜。 捕まえて避妊去勢を徹底することで、野良猫が減った地域もあるそうだ。
妊娠を繰り返すことは母猫にとっても体の負担は大きいよね。
うちの近所には誰かが避妊してあげて(耳に切れ込みがある)、10年くらい生きているメスの野良猫がいる。 地域猫の活動してる人たちは、餌やりもするけど捕獲してちゃんと避妊手術してるんだよね
大島さんはエサやって増殖させてるだけ
タヌキにまでエサやってたけど、野生動物にエサをやるのは野良猫にエサやるのより罪が重いと思う >>60
1回捕獲のうまいボランティアを呼んで捕獲して手術してた気がする
照り焼きチキンの匂いで釣るやつね
でもあれぐらいしか見なかったねー
普通の猫保護系の人の思考は野良猫を見かけたらまずなんとか捕獲して手術して
そのあと餌なりなんなりするんだけど
大島さんの思考は「うちの中に入ってきて私に慣れて家猫になりたい意思を示したら手術するね」
って感じでそれまでずっとエサやりなのがなぁ >>61
捕獲器を買ったか借りたかして一度使ったはず
でも捕獲器の扉が閉まるガチャンという音が大きくて猫を驚かせるとかなんとかで使わなくなった
というのは言い訳で、結局は捕まえて避妊手術はしたくなかったのでは >>54
大島さんの細かい心の動きはわからないけど、グーグーを読んだ限りでは、やっぱり卵巣がんを患ったことが大きなきっかけにもなってるように思えた。
「自分は卵巣がんになって、いつまで生きられるかわからないから、後悔しないように生きよう!」
と決心したところ、ガン治療のため入院していた大学病院の敷地の隅に動物実験の慰霊碑を見つけて心を揺さぶられたように感じた。
つまり、自分のガン治療が成功したのも、こうした動物たちの尊い犠牲の上に成り立っていることを悟って、行きとし生ける動物たち(主に猫)を救いたいと願って、ああなったのでは…。 初めて猫を飼うと、色々不手際がある
死んだとき後悔する
ロスの所にまた不憫な子をみつけてしまう初めての子への詫びの気持ちもあり
ひきとってせっせと世話する
猫は愛すれば愛するほど答えてくれる
でも世話に完璧はない
街には不憫な子は沢山いる
もっともっと愛したくなる
それが猫飼い まー、自宅で飼ってるなら
うちの近所の公園で大量の野良猫に毎日エサをやってる
おばさんたちよりマシ >>64
愛すれば愛するほど答えてくれる って…
そりゃ犬猫は喋れないし餌やれば寄ってくるからね
人間相手じゃ餌やるだけじゃ関係作れないもの
猫飼い全員そういう人間じゃないとは思うけど
3匹以上の多頭飼いや野良猫ボランティアするような人は
そういうエゴイストだということですかね >>65
二行目の「近所の公園」を「自宅の庭」に変えて同じことしてるのがこの作者っていう…
おわん山盛りのキャットフードを毎日庭に放置して切らさなきゃ
そりゃひっきりなしに野良猫も子連れ猫もタヌキもイタチも来ますわな 漫画家ってそこそこ小金持ちだろうに
男寄ってこないのか 大島さんは若い頃は売れてなかったからなあ
初の単行本が出た時はデビューから7年でもう30歳近くだった
そこからカリスマ的な人気を持つようになるまでさらに何年もかかってるし >>64
mail欄に半角英字でsageを入力してから書き込もうね ちなみに萩尾、竹宮の初単行本はどっちも25歳の時でデビュー5年目と8年目
少女漫画家はコミックス出せるようになるまで大変な時代だったみたいね 今の家買うんだって、前の仕事場と住んでたマンション売ってギリギリじゃなかった?
ガンやったから生命保険入れないからって >>72
多分グーグーの実写化の版権でそこそこ収入を得たんだと思う
といってもそんな成功したように思えないし知れてると思うけど テルマエ・ロマエは映画化の版権料は100万だったらしい
グーグーがそんなに貰ってるとは思えない >>71
70年代前半は少女漫画のコミックスそのものがなかった。
集英社、講談社は早かったけれど、小学館はポーが初めてだったはず。
萩尾さんはアンケートはさほどではなかったけれど、ポーが3日で完売し編集部の目が変わった。
大島さんはマーガレットで描きたいものが描けずに、その後小学館を主軸を移しつつマーガレットでも時々描いていたから、コミックスにまとめにくかった。
初めてのコミックスは朝日新聞社系のサンコミックスで「ミモザ館」、マーガレットに載せた系統の作品を収めた。
でも、虫プロが倒産間際に出したファニーに「野イバラ」を描いたり、注目していた編集者はいたようだ。
虫プロはデビューしたばかりの一条、もりた(りぼん)、萩尾、竹宮(少コミ)の座談会も実施していたから目利きの編集がいたんだね。 >>73
グーグー実写化って引っ越した後だったような。
まあ、映像化すると本も売れるよね。
テレビか映画か忘れたが、映像化した年は角川が夏休みの読書キャンペーンの景品の1つに、大島さんのグーグーイラストのブックカバーも入っていて、もらった覚えがある。 >>57
大島さんってこんな人だったんだ…。
もうちょい物事を客観的に見れる人だと思ってたんだけど…。
って感じだったな、そのエピソードを最初に見たときは。 みなさん詳しいなあ。
わたしは70年代後半(「まだ宵のくち」あたり)から80年代にかけて(「毎日が夏休み」くらいまで)の読者で、
90年代以降はほとんど読んでいないんだ。
「グーグーだって猫である」全7巻は数年前にブックオフで揃えて読んだ程度の読者。
作者に対する興味はゼロだけど、
みなさんの書き込みを読んだら、ちょっと、ひいちゃうなあ。 そういえば大島さんって罪と罰のコミカライズをきっかけに自分の作風に
変化があったって言ってたんだっけ?
漫画にするさいに原作の罪と罰を読み込んで何か得る物があったんだろうか 読んでるけど「あ、変わってきた」って思ったのは70年代終わりの方かな
罪罰を漫画にしたロジオン〜は74年だけどその前後の作品はそこまで
大きな変化が無い気がする
77年の夏の終わりのト短調あたりで「おっ?」って感じで、
その少し前、76年のアポストロフィーSとかさようなら女達とかにはまだあった
過剰な言葉の嵐が整理されて収縮されてきた
翌78年に綿の国星の一作目で、さらに79年の四月怪談で80年代以降に
LaLaやASUKAで発表された、昔と比べてかなり読みやすくなった後期の作風が
固まった感じ 意外と受賞歴少ないんでびっくりしたわ
ミモザと綿の国星とグーグーだけだったんだ
何つーか一時少女漫画のカリスマみたいに語られてたから 綿の国星を通して読んでみると最初の頃と最後の方でこんなに作風が
変わってるとは思わなかった
綿国シリーズ継続中に描かれた他の短編も同じような感じに変化してるんだが
(台詞とモノローグの減少、絵の簡略化)
70年代の作風のままだったら消えていたかも
どう考えても80年代だと受け入れられそうもないし仕事があっても
岡田史子みたいに当人が行き詰まったと思う >>83
>一時少女漫画のカリスマみたいに語られてた
カリスマであることに間違いないよ。 自分はまめに読んでた訳じゃないので
バナナブレッドのブディングを読んだときが「あれ?」って感じだった
大島さんの作風は心理描写がメインでもどこか乙女チック路線だったから
ちょっと衝撃だった 24年組みは竹宮さんはよくわからないけど
萩尾さんも山岸さんも大島さんも猫好きばっかりだね
大島さんほどじゃないけど山岸さんもかなりの猫キチで引き取ってから返却するとこまで同じ
それでも大島さんの犬引取りと繋ぎっぱなしと譲渡よりずーっとマシだけど 乙女チック路線→割と平均的女の子がある意味並み以上の彼氏に出会って、紆余曲折あって最終的にはうまくいくラストーと理解すればいいかな
まぁ基本的な構図は当てはまるというか、それしか採用してもらえない時期もあったんだろな
でも、初期の頃からそういうものに反発するみたいに、登場人物皆死んだり、主人公殺したり、
誰も幸せになりそうもない話もかいてたな
それでいて暗い印象を受けないのが不思議な持ち味というか >割と平均的女の子がある意味並み以上の彼氏に出会って、紆余曲折あって最終的にはうまくいくラスト
ストーリーがどうとかじゃなく上手く言えないんだけど
不幸で救われない話でも主人公の女の子は純粋無垢で人畜無害な感じがしたんだけど
バナナブレッドは主人公に闇というかなんとなく狂気を感じて戸惑った記憶があるなあって。 >>87
バナナブレッドのブディングは当時でも他の作品と比べて異色だった気がする
大島作品って不思議ちゃんヒロインが多々いるけど、あそこまで針が振り切った
はっきり言ってメンヘラレベルの不思議ちゃんはそうはいなかった
それと大抵はラストで不思議ちゃんの「正体」というか、何でその子が不思議ちゃん発言を
繰り返していたのか実はこういう心理だったんだ、みたいな感じに、ちゃんと理性的に真相が
明かされて読者も腑に落ちるってパターンが多くて、バナナ〜も一応はその系譜なんだけど
他の作品よりモヤッとしたものが残る感じ。姉の結婚で心のバランスが崩れたっていうのは
もちろん分かるんだけど
あとヒロインだけじゃなくヒロインの友達の子の本当の気持ちも、近親相姦か同性愛かを
匂わせたまま結局はっきりさせずに終わったし 大島さんって所謂ボケ役とツッコミ役がはっきりしてる作風だから
どんな狂気じみた不思議ちゃんが出ても読みやすいんだけどね
尖がり過ぎてる作家だと不思議ちゃんだけで進行させちゃう作品もあるんだけど、
大島作品は「この子はこんな風だからおかしい」ってちゃんと言ってくれる
キャラもいるから(ヒロインの親友の女の子が多い)
それでも80年代以降の秋日子ぐらいのレベルの不思議ちゃんの方が
読みやすいとは思うけど 「私の作品の本質は毒だ」と大島さん自身が言ってたと思ったな
それに幾重にもふんわりした綿飴や洒落たお菓子類がコーティングしてある感じ 竹宮惠子も猫だった気がする
犬だと規則正しい生活じゃないと無理だし
漫画家はハードルが高そうだ
岩館真理子も猫だ 木原敏江と一条ゆかりは犬飼ってた記憶
今はどうか知らないけど ところで私は今年55才ですが、このスレのみなさんも同じくらい? 年齢性別は関係ないんでやめとこ
確認できないネットでは無意味だしさ
エッセイ漫画じゃないストーリーものを今の大島さんで読んでみたいねぇ
もう主人公は少女じゃなくてオバさんとかオジさんとかお婆さんになるのかな 今の大島さんが書いたら主人公は人間じゃない方が描きやすいかもしれない
犬猫みたいに人に近いものより、狸とかカラスとか、人間の近くにいるのにある程度の距離を持って見ている存在
ハエみたいな虫とか、樹木とか古い家具とかでもいいかも ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています