自分は世界を旅しながら魔物を狩る女戦士。
あるとき立ち寄った国で優秀かつハンサムな王子と知り合う。
幾月か過ごすうち互いに恋に落ち、求婚される。
しかし自分は戦いを愛する孤独な旅人。王族には向かないと断ってしまう。
王国から一人旅立つ女戦士。王子は深く傷つき、民からも心配される。
数年後、女戦士は辺境の村で王子と突然再会することになる。
なんと王子は女戦士に会うため父王に無理を言って危険な旅をしてきたのだ。
女戦士は彼への愛を自覚しながら旅を捨てる覚悟が出来ずに逃げ出してきた。
それに比べて王子の覚悟、勇敢さ、そして愛情に女戦士は感動する。
二度目の王子からの求婚を、女戦士は涙を流して快諾した。
二人は手を取り合い、王国へと向かう道を決意を込めた足取りで進んでいくのだった。(完)