依田九段ツイート、スポンサーが問題視…「棋戦に傷」大会打ち切り
 日本棋院は20日、この日決勝が行われた囲碁の公式戦「フマキラー囲碁マスターズカップ」の
今大会での終了を発表した。この棋戦に出場していた依田紀基九段(53)のツイッター上での発
言をフマキラー社が問題視したことがきっかけで、同棋院の小林覚理事長(60)は「今後は依田
九段の処分を検討していく」と話した。
 依田九段は先月中旬からツイッターで日本棋院の人事などに関して執行部や特定の個人を批判す
る発言を繰り返し、同棋院理事会から警告を受けた。依田九段はすでに謝罪し、発言を削除してい
るが、その言動で「棋戦そのものに傷が付いたとして、フマキラー社がスポンサーを降りる意向を
示していた」と小林理事長は説明した。
 マスターズカップは、50歳以上の七大タイトル経験者らがトーナメント方式で争うシニア棋戦
で、2011年に創設。今大会には依田九段を始め16人が出場。趙治勲名誉名人(63)が4度目の優勝を果たした。
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/20190720-OYT1T50252/