日本囲碁業界の内部事情に詳しいと思しき人による回答だと最早どうにもならないってさw


■Yahooゲーム 攻略・Q&A

日本棋院がずっと赤字経営が続いているという話をいう話を聞きました。
どの部門で赤字が出ているいるのでしょうか?ご存じの方教えて下さい。
https://games.yahoo.co.jp/qa/detail?qid=13206385003

・ベストアンサー
部門での赤字を言うなら、出版部門はもう30年来赤字体質を抜けられません。
30年以上前には、機関誌「棋道」が公称50万部、「囲碁クラブ」が公称30万部くらいはあったものが、
発行数は衰退の一途、廃刊して統合された「囲碁ワールド」は公称でも3万部くらいで、実態は1万を切るとも噂されてます。

その他、囲碁関係書籍は、日本棋院の新刊など年間1桁。
誠文堂新光社も、かつては雑誌「囲碁」と、高額の打碁集など、大量に発刊しましたが、
現在はほとんど囲碁関係から手を引き、現在、囲碁書籍といえば、マイコミと棋苑図書ばかりになっています。

出版で月に5千万円の売り上げが、およそ20分の1、250万円くらいになっているのが、棋院出版部の現状、と言えるかと思います。

後は、部門というより、全体収入の減少。免状発行料と、日本棋院会員数の減少が、響いています。
元々、日本棋院は創立時の主たる財源として、免状発行の権利を独占し、発行料を充てており、
年間5千人からの免状取得者、2億円の発行料(紙代と審査棋士への支払だけが経費)は大きな財源でした。
棋院会員も、多い時で10万人はいたはずで、現状では1万人を切っているのではないでしょうか。
会員の年会費が1万円当時で10億。現在の会費は値下げと会員数減で1億を下回ります。

その状況で、棋院の組織自体は縮小されていない。棋士は増えているし、その数の分、事業活動にかかる職員は必要。
というわけで、財政赤字は、棋院の組織そのものを縮小しない限り解消はされないと思います。
が、棋士の引退のない世界なので、現状、どうにもならないです。