横田九段が瀬戸八段を破り挑戦権 第62期関西棋院第一位決定戦

囲碁の山陽新聞杯第62期関西棋院第一位決定戦(山陽新聞社主催)の挑戦者決定トーナメント決勝は6日、大阪市の同棋院で打たれ、
浅口市(旧金光町)出身の横田茂昭九段(49)が瀬戸大樹八段(34)を破り、タイトル保持者の余正麒第一位(23)への挑戦権を獲得した。
 横田九段は258手までで黒番2目半勝ち。各3時間持ちで、残りはともに1分だった。中盤までじっくりとした戦いとなり、最後は寄せ勝負となった。

 横田九段は第49期第一位決定戦(2005年)3番勝負で中野泰宏九段と対戦し、1、2局と連勝で初タイトルを獲得している。
今期トーナメントも第一位の座に通算4度就いた坂井秀至八段を準決勝で下すなど、勝負強さを見せた。

 余第一位との挑戦手合3番勝負第1局は10月4日、同棋院で行われる予定。13年ぶり2度目のタイトルを目指す横田九段は
「相手のミスにも助けられ運が良かっただけ。余第一位は自分より実力は上。当たって砕けろの勢いで臨みたい」と話した。
 第一位決定戦は1957年に始まった伝統棋戦。今期トーナメントは32人が昨年10月から熱戦を繰り広げてきた。

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