ベレス「うんうん、みんな充実してるみたいで良かった」
エーデルガルト「ところで師、良かったの? さりげなく教員が混じってたり性別上なれない兵種の方に受けてる人もいるけど」
ベレス「受講は自由だからね、それに承けた技能は無駄にはならないから大丈夫だよ、それよりエルはなにか受けないの?」
エーデルガルト「私は今日は師に指揮の受講をして貰うわよ、今節だけでなく、将来的にね」
ベレス「解った、なら始めようか」


ベルナデッタ「え、エフラムさん!」
エフラム「ベルナデッタか、どうした?」
ベルナデッタ「あ、あたし、希望の兵種として、ボウナイトに決めてるんです。
       いいですよね、遠くから射ってそして素早く退避して、安全性が高いです」
エフラム「ベルナデッタらしいな……」
ベルナデッタ「そ、それでですね、弓は得意で、結構鍛えてるんですけど、槍が少し不安で、だから、エフラムさんに教えて貰いたいんです」
エフラム「俺が? 構わないが何故だ?」
ベルナデッタ「ベレス先生が言ってたんです、エフラムさんは兄弟でも槍のスペシャリストだからと」
エフラム「確かに少なくとも兄弟内では槍は得意だと自負はしてるが……
     まぁいいか、せっかく頼ってくれたし、俺も応えよう」
ベルナデッタ「あ、ありがとうございます、エフラムさん!!」

ディミトリ「アッシュ、お前は行かないのか? お前も同様に槍の技術を欲していたと思ったが」
アッシュ「ええ、さすがに馬に蹴られたくはないですから」ニガワライ
ディミトリ「馬? 今回は馬術の講義では無さそうだが……」
アッシュ「ええと……」
イングリット「殿下も真面目なのはいいですが、あの朴念仁は何とかなりませんか……」
シルヴァン「まぁ殿下の槍馬鹿は筋金入りだからなぁ、まぁ話じゃエフラムさんも昔はそうだったらしいし、そのうち変わるんじゃねえ?」
イングリット「あなたは逆にもっと真面目になった方がいいと思うけど……ところであなたは何の講習?」
シルヴァン「俺か? 俺はこのあとセルジュさんからドラゴンマスター講習だな、一緒に受けるのが、ヒルダとツィリルだったか」
イングリット「そう、迂闊にナンパなんてしないで、真面目にしなさいよ」
シルヴァン「しねぇって、先生人妻だし、ヒルダもベレト先生にお熱なのは知ってるからよ」
イングリット「全く……」