ラクチェ「おつかれ様、すっごく思いきった事してくれるねホント」つジュース
??「こういう機会はなかなかないので、やるならと今だと思いましたからね」
アレス「モータースポーツあるところにお前ありってやつだな、ロイ」
ロイ「もう法則決まってるって言うものですかねそれ」
アーサー「しかしロイ凄いな、これ一から作ったのか」
ロイ「ちょっと既存のフォーミュラ風のレーシングカートを参考にしながら
自分なりに設計図を描いて、それから約一年半かけて作り上げましたからね」
イシュタル「それで全部うまく言ったの?」
ロイ「一通り出来上がったんですけど、自分のチームの人たちからだめだしを喰らいましたよ
ここが甘いとか、これじゃ踏み込めないとか色々とですね」
ロイ「それでトライアンドエラーの連続、完成度は低くても完成させて見ようと思って作り上げました」
ラクチェ「ちなみに完成度はどれぐらい?」
ロイ「自分では甘くて70〜80%ぐらいかなとは思いますけどね」
アレス「先は長いな・・・」
ロイ「まぁ最初から全部が全部うまくいくというのは思ってませんけどね」

イシュタル「ねぇロイ君、そのクルマだけどいずれは販売するの?」
ロイ「それはわかりませんね、買い手さんがいればいいのですが
それにこのクルマを量産するには企業と契約を結ばなければなりませんよ」
アレス「だったら身内に頼んでみるの手じゃないか?お前の嫁婿兄弟大企業だし」
ロイ「それも一つの手なんですけど、でも僕はあえて頼ることをを選ばずに
零からはじめる意気込みで、契約を取ろうと思ってるのですよ」
アーサー「それって、下手をすれば大失敗じゃないか」
ロイ「それも承知でやるのですよ、僕は挑戦(ため)してみたいのですよ。どこまでやれるのかを」

アレス「なぁロイ。俺もその博打に協力させてくれないか?」
ロイ「本気ですかアレスさん!?下手打てば最悪貴方も大打撃を受けますよ。それに・・・」
アレス「待てロイ、お前一人でやろうとする事は判っている。
けどこれは俺の意思だ、俺はお前のバカに賭けてみようと思うんだ」
ロイ・ラクチェ「バカって(笑)」
アーサー「そうそう、お前一人じゃ心細いと思うからな。俺もその船乗らせてもらうよ」
ロイ「アーサーさん・・・」
イシュタル「営業に関しては私も一日の長があるから、手伝わせてくれないかしら」
ロイ「イシュタルさん・・・」
ラクチェ「もうこうなったらとことんやろうロイ君。一世一代の大博打をね」
ロイ「・・・」