PM12:00
昼食時になると、ロイは校舎の広間で同学年と食事を取っていく
「なぁロイ、また今度もレースなんだろ。大変じゃね?」
ロイ「えぇ、今度もまた耐久レースなのでですね。また休むことになりました」
「でもさ、また休みかとなると出席数足りないんじゃね?」
ロイ「まぁ仕方ないですよ。学生やりながらレーサーなんていうのは」
「そうだよなぁ。でよロイこの前のことだけどよ、俺らにレーサーの中を見せる話だけど」
ロイ「監督いわく今は駄目だって言ってましたよ。」
「「「ヤッパリなぁ〜」」」
そんな談話を取りながらロイは頭の中であることを思い出した
ロイ(株のレート見るの忘れてたよ)
中学生でやっていた株の売買を見逃してしまった

PM3:30
講義を受けてるロイは、黒板を見ながら数式や理論を描いている
今受けているのは航空力学の講義だ
機械工学部であるロイは、レーサーでもあるためそれに関連するのも受けている
草レースしてたときでも、マシンに関して一通りの知識を持ってはいるが
プロに入ってからも、エンジンをはじめシャーシ、パーツ、並びにボディといったのを自分なりに理解を深めていく
「ん?何かいてるんだロイ?」
隣に座る生徒が、ロイのノートをまじまじと見た。ノートを二冊広げていたようだ
ロイ(・・・ッ!あ、これは駄目です!!)
あわてて閉じるも、にじり寄られやむなしにノートを見せる
二冊目に書いてあったノートは落書きであった。これを見ておもわず吹き出してしまう
ロイ(だから見せたくなかったのですよ)
ため息を一つ、見終えたノートを返しもらい、再び黒板に注目していく

PM5:00
一日の講義を終えたロイは、ビルへ走っていった
空に聳(そび)え立つビルは任天都一の場所、車を止めて中へと入っていった
階段を走り目標の場所へ着くと、そこはただっぴろいスポーツジムであった
器械道具やアスレチック、サンドバックといった何でもありなスポーツジム
まだ紋章町に住んでたころから、遠出の際に月に一・二度通ってるところだ
運動着に着替え、準備運動を行っていく。体力はついても怪我は付き物だ
軽くウォーミングアップし、早速アスレチックゾーンへと走っていく
友人のチャド・キャスのような軽業をこなしタイムを上げていく
ゴールを通過してタイムを見たら、少しタイムが遅れてた
ロイ(ちょっとジャンプのタイミングが1テンポ遅かったかな)
軽く分析をすませ、器械運動、サンドバックの打ち込みへと入っていく
気がつけば1時間弱は汗をかいていた
一通り済ませたあとロイは帰路へと走っていく

PM8:30
自宅に着き食事を済ませると、ロイはビデオ鑑賞を始めた
画面に映ったのは4輪のレースであった
先日の4輪の耐久レースを終えた後、ほかの4輪のレースを画面越しに見ていく
まだ4輪に慣れておらず、4輪のテクニックを自分の物にしようと
画面を見ながら手足を動かしてイメージを浮かばせていく
一通り見終えると再び始まりに戻し、今度は2輪の動きをとっていく
自分はこのコースを走ることを想定してのイメトレだ
イメージと本物は掛け離れているとはいえ、それでも自分なりでやっていこうとしていく
鑑賞とイメージトレーニングを終えると最早深夜間近になっていった
今日の一日を終えたロイは寝床へ倒れて、就寝していく