ララベル「ifルート貰えただけでも、私よりは……!」


>>114にて、ミカヤ姉さんが『寂しくなったら恋愛する』と聞いて


ミカヤ「でねー、竜王家の子たちや稲荷神の子は、始祖様の姉上様、なんて呼んで敬ってくれるんだけど……。
    もーちょっとフランクに、ミカヤおばちゃんとか、何なら、お婆ちゃんとか、甘えてほしいのよねー」
セフェラン「あの子らにとって、貴女は伝説そのものですからね……。
      私は、残念ながら血統が途絶えてしまいましたが……」
ミカヤ「他のアイクの子孫は、世界のどこかにいるんでしょうけど、サナキちゃんの子孫は……」
セフェラン「……何度経験しても、愛し子らを看取るのは、慣れませんね……」
ミカヤ「そうね……寂しくなっちゃったわね……」

ゼルギウス(来た……! 限界を超え、あらゆる手段で長寿を得、待ち望んだ瞬間が来た!
      乙女の『寂しい』発言キター! ここで私が颯爽とその心に寄り添い……!)

ミカヤ「ねえ……せっちゃん……ううん、セフェラン……私……」
セフェラン「我々の付き合いも長い……言葉は不要、でしょう……?」
ミカヤ「そうかもね……だけど、オルティナちゃんへの義理立てとか、私も考えるのよ?」
セフェラン「順番で言えば、貴女との方が先だったんですけどね……。
      そういうところも、貴女らしいと言えば貴女らしいのでしょう」
ミカヤ「半分誉められて半分呆れられるの、リアクションに困るんだけど」
セフェラン「では、それら全てを含めて、貴女が愛しい、と」
ミカヤ「あはは、そんな台詞言われるなんて、何年ぶりかしらね?」
セフェラン「弟妹が生まれる何百年前以来、ですか?」
ミカヤ「そのくらいかしら?」
セフェラン「ところで、お返事は?」
ミカヤ「自分で『言葉は不要』って言ったでしょ」
セフェラン「こちらが言葉にした以上、言葉で返してもらいたいものなのですよ」
ミカヤ「うわー、わがままー」
セフェラン「おや? ご存じなかったので?」
ミカヤ「知ってたわー。そーいえば、意外とわがままだったわー。
    ま、『それら全てを含めて、貴方が愛しい』わよ?」
セフェラン「…………貴女って、割りとズルいですよね」
ミカヤ「あら? ご存じなかったかしら?」
セフェラン「そう言えば、意外とズルかったですよ」


ゼルギウス「…………また、数千年待とう……」