0006名無し曰く、
2019/08/17(土) 19:38:42.58ID:tde9tRqK木下(このした)
源仲綱(源頼政の嫡子)の愛馬。
平重盛が御所に忍びこんだ蛇を見つけた際、
仲綱と渡辺競(源頼政の郎党で、渡辺党の党主)が処理し、褒美として重盛から授かる。
後に平宗盛が仲綱から木下を借りようとしたが、中々貸さない仲綱に業を煮やし、
無理矢理横領したあげく、「仲綱」の焼印を押して散々痛めつけたため、
頼政・仲綱父子が平氏への恨みを持つ切っ掛けとなる。
煖廷(なんりょう:南鐐)
平宗盛の所有する白葦毛の名馬。煖廷(南鐐)は白銀の古語。
以仁王挙兵の際、宗盛が都に残った渡辺競に与えたが、
競は園城寺(三井寺)に乗り逃げ、以仁王の軍勢と合流。
園城寺に居た仲綱が煖廷の尾や鬣を切り、
「宗盛」の焼印を押して六波羅に返し、木下の時に受けた恥辱の報復をした。
煖廷を見た宗盛は、仲綱の首を鋸で切り落とすと喚いたという。