ラガルド総裁、ECB経済見通しはロックダウン強化でも依然妥当
Carolynn Look
2021年1月13日 19:16 JST 更新日時 2021年1月13日 21:46 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-13/QMV9A4T0AFBA01
今年のユーロ圏成長率3.9%の予想、3月末までのロックダウンを前提
ユーロ圏経済、再度のリセッション入り見込む銀行が最近増加

ECBは来週、政策決定会合を開く。前回はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を2022年3月まで延長し
1兆8500億ユーロ(約234兆円)に拡大したが、全額を使うとは限らないとしていた。
  「われわれが同意した購入枠が大き過ぎ全額を使う必要がなければ、使わないだけだ」と総裁はこの日繰り
返した。「さらに多くが必要であれば、再調整する」とも述べた。
  総裁はまた、ECBはインフレ押し下げにつながるユーロの対ドル上昇に対して「非常に注意を払う」と語った。
  今年半ばごろに結果を公表し始める予定のECBの戦略見直しにも触れたものの、「2%弱」というインフレ
目標をどう変更するかについて踏み込むことは避けた。
原題:Lagarde Defends ECB Economic Outlook Even as Banks Cut Forecasts、
Lagarde Says ECB Economic Outlook Still Valid Despite Lockdowns(抜粋