>>176
現実を見れば貨幣供給量を増やせば労働生産性は上がるとしか言えない
それ以外の要素は無い
大根やトマトが爆発的に売れるようになるのはあり得ない
あんたは一日中食ってられんのかもしれんが、普通の人は大根やトマトの消費回数は大体決まってる
必需品は特に消費行動の制約は強い
そのため労働生産性やGDPは上がらないのが定常
奢侈品は消費行動の制約が弱いため実体経済の需要を創出すれば労働生産性が上がる余地がある
ただ貨幣供給量を一定のまま奢侈品の実体経済の需要を創出するには政府による強い所得再分配を必要とする
所得が少ない人ほど消費性向が高いため
金が無い人は潜在需要があっても購買力が無い
故に奢侈品などの実体経済の需要を創出するには名目所得を増やすような貨幣供給量の増加が必要となる
ならこれにより即インフレ率が上昇するかといえばしない
名目所得が一定でなく貨幣数量説を前提としないため
つまり貨幣供給量は結果であって原因でない
しかし結果として貨幣供給量が増えなければ1取引当たりの労働生産性が上がる余地が無い
この点を踏まえると貨幣評価ベースの労働生産性評価にあまり意味が無いことが想起される
実際の実体経済の労働生産性は貨幣評価で表すことはできない
GDPやインフレ率同様に見かけの価格の要素表示に実体的な意味は無い