マイルドインフレの議論は、現実離れすぎるわ。

マイルドインフレがなぜいいのかっていうのは、もともと経済が3パーセント
成長し、給料が毎年3パーセントっ上昇するんであれば、2パーセント
程度のインフレが良いって話。

じゃ、マイルドインフレと同時に給料が上がるかって言ったらまったっく別の話。
日本の給料が30年でまったく上がらず、逆に下がってしまった原因は、
日本企業が世界との競争力をなくしてしまい、稼げなくなったこと。

さらに日本の為替変動や高い法人税、労働規制、人口減少や老人の
爆発的kな増加で、日本へ投資するより、海外の成長国で、給料が激増
してる国に投資したほうが儲かるから、企業が海外比率を、どんどん高くしたから。
だから日本企業は国内の人は豊かにしないが、海外では雇用を激増させて
設備投資を激増させて、平成だけで海外の給料を何倍にも増やし続けた。

そういうのが重なって、日本の給料は下がった。
で、マイルドインフレにして、給料が上がらなかったら何が起こるかっていうと、
たとえば、国民が必死に何十年もかけて、老後の貯金を貯めたが、それは
1000兆円もある。

で、毎年、マイルドインフレが3パーセントで、銀行金利をゼロになってたら
20年後に老後になって、貯金が3000万円あるぞ、って安心してたら
物価が20年後に1.8倍になるから、老後は安心と思ってたのに、
貯金の価値が半分になり、老人ホームからも追い出される。

で、マイルドインフレになると経済が成長なんてなんの根拠もない。
平成の自民党の最大の政策は借金を無限に増やして、経済を成長
させるだったが、文字通り、世界最大の借金で、世界最大規模で、
バラマキをやったのに、給料は減った。
借金を増やしたら、世界の競争で大敗して日本企業の利益が急増した
海外に逃げた日本企業は日本に戻ってくるなんて、妄想でしかない。