公共工事なんて、一般論が通用しない世界。
地方はとにかく予算を勝ち取った人が、神として選挙で当選して地元で京大な力を持つ。
だから、こういうスレで何でもかんでも一緒くたで語らないで、個別に見ないとわかりようがないのよ。

あたりまえだが強い政治家がいる地域では、バイパスができ、
橋ができ、限界集落に林道ができて、橋が山のようにできる。
これはまぎれもない事実だし、国土強靭化って言ってるものも、
雇用を増やす目的しかもってなくて、現実には危険が増す工事が山のようにある。

あくまで一例だが、天文学的な予算と、2000年っていう歳月をかけたスーパー堤防っていう大事業がある。
これは大きい川の両側にものすごい盛り土をして、その上にビルや住宅を移転させるっていう計画。
計画は川の両側の町を全部盛り土して、その上に家を建て替える。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000619267.jpg

あたりまえだがすでにビルや住宅が建ってるとこは作ることができないし、
それらが老朽化で壊れるまで待っても、次々に新しい住宅が建てられる
から永遠に堤防は完成しない。
だから、予算を千年単位でもらえるから、古墳時代から現代まで予算をもらい続けるっことができる。

じゃ、そういうふうに進んでるかっていうと、国有地の駐車場や公園は
家やビルが経ってないから、スーパー堤防が作られる。
そこに盛り土をして、その上に公園を作る。
当然、公園や駐車場には大洪水が起こっても、水は流れ込まない。
じゃ、その水はどこに流れ凝っ向かっていうと、住宅があって、スーパー
堤防を作ることができない住宅地。
しかも、それを作ることが災害を防ぐっていう建前になってるから、そこに
予算が集まって、堤防の強化をやっていない。
2000年後に完成するまで台風がキたらどうすんだよ、って話なわけ。
まあ、もう作れる場所がなくなったダムや道路もそうだが、そういう雇用と
利権を得るためだけの事業は、ほんとに日本は特別に大きいのよ。
こういう議論は何十年も前から問題になってるのに、いまだにそのまま。