上の方で国民の幸福の為の統治・経世済民という大枠についてレスをしたけれど、
これは前からずーっと何度も提示している話で、ともかく、この大雑把な話には多くの人が同意するのではなかろうか。

中身はともかく、大枠としては国民の幸福の為の統治・経世済民が必要ではないですか?
いえ、私は地球市民であって国家の枠を超越した議論を前提としなければいけないと思います。
いえ、私は無政府主義者であって国家なるもの、その枠組み自体をそも徹底的に糾弾するものであります。
その他、いろいろ立場はあるかもしれないけれど、それとMMTとの関わりがどうなるのか俺にはよく分からない。

次に当たり前の話として、では幸福とは何ぞや。しかも個人ではなく国民の、広く世を治めるという話だから、
公益の話になる。これは大変難しいことで、これこれこのような手順でちゃっちゃと決めたら簡単よというわけにはいかない。

おそらくここで制度の大枠としては民主主義を採用することになるのでしょう。
いえ、私はなんとか主義であって民主主義などという手間のかかる阿呆話にはまったく与するものではないのであります。
なんてこともあるかもしれないが、おそらく多くの人は民主主義を採用するのだと思う。

では民主主義とはいかなる制度なのか。政治学の祖はプラトンであると言われ、彼の対話編国家における洞窟の比喩が
なんとかなんとか、直接民主制の危うさというものを主軸として、そも民主主義それ自体が大変な危険性を、
大変な不安定性を有したものであることに心砕いた者だけが唯一辛うじてその恩恵に預かれるかもしれない程度の、
か細い話であるとの前提を持たねばならない。民主主義はその意味において最悪の制度である。他に選択肢が無いのだから、
その最悪を最悪よりはちょっとマシ程度になんとか収めるべく圧倒的に骨の折れる作業を皆で協力してやらねばならない。
はっきりいって面倒だから俺は止めだ、オマエテキトウにやっとけやと、普通そうなるよね。それでダメになる。
最悪でしょう。七面倒にも程がある。