まとわる空気は 暗く暖かい

いつからいたのか ずっと見ていたのか

夕光の焦げ跡頭蓋の裏

見つめ返せた いやひとつだったとっくに

血は既に黝く 空と土を吸う

まじりあって さあこれから さあこれから

さあこれから さあこれから さあこれから

風が撫でく ひらびら あの場所とあの時 まだある

空白

水が畝る しゃらしら 建てた骨は流る 植えた眼は沈む

空白

調和


まじりあって さあこれから さあこれから

さあこれから さあこれから さあこれから