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北斗の拳 連載中 二撃目 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/08(日) 17:31:24.80ID:???
『週間少年ジャンプ』に1983年41号に連載が開始された 北斗の拳
この漫画について色々語りましょう
尚、この漫画は連載速度が7倍になる秘孔を押すことで1日1話のペースで連載されるようです
たまに秘孔を間違って変な時期に合併号ができたり休載したりしますが、きにしないでね

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「第1話・A」とか「第2話・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!


前スレ:北斗の拳 連載中
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1448958023/

連載中スレの楽屋裏 第34幕
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1358072497/

連載中スレ避難所
http://jbbs.livedoor.jp/comic/5124/
0002南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/08(日) 17:34:45.92ID:???
高笑いをあげながら、ケンとファルコに(聞こえるはずのない)宣戦布告を叫び
ジャスクとリンは運河を流れ去ってしまうのだった



崩壊していく帝都の光景… なぜリンと再会したのにすぐに離されてしまうのか…
その運命の悪戯に天帝ルイも涙を流す リハクもその運命に苦悶の表情を浮かべる

「天はなぜ この悲運な姉妹に平穏を与えぬ
 まだ北斗 元斗の力が必要だというのか……… ふたりの拳の力が」

だがケンも、おれがいるかぎりリンは死なぬ…とアインの亡骸を抱きかかえながらそういうのだった

墓場に横たわるアインの遺体 …アスカも震えながらその顔に手を添える…
マミヤは泣いてもいいの、とアスカに言うが…

「ううん わたし泣かない… わたしが泣いたら パパ眠れない」

父の死に…アスカは気丈にそう答える その言葉に、皆が涙を流すのだった
そしてアスカは、父アインの形見のグローブをケンに渡す 
なぜおれに、と問うとアスカはパパも喜ぶと答える 
アスカの答えにケンもそのグローブを握り締め、涙を流しながらアスカを抱きかかえるのだった

「アイン!! 約束しよう おまえの死は決してムダにはしない!!」

<続く>
0003マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/08(日) 17:51:47.38ID:???
ついに再会を果たした天帝とファルコ… 
バットも、アイン…彼が命を賭けて望んだ光景を前に彼に語りかける

「アイン みえるか おまえが死を賭けて望んだ光景だ!!
 たしかに告げようおまえの最後を!!
 愛娘アスカに……そして語り続けよう おまえの生き様を!!」

  <第160話 永遠なる父の魂!!の巻>

……不意にミュウが気づく、リンの姿がどこにも見えないことに
まさかまだ地底に埋められた奴隷達を探しに回っているのか…!

濁流の流れる帝都の中を歩くリン そこに瓦礫に潰されたサイヤの姿を見る サイヤを助け出すリンだが… 
だが帝都内にはまだジャコウの兵士がうようよしている、ここに長くとどまっていてはリンも危ないが
それでも取り残された人たちがまだ…、とリンの意志は固い
そこにもう一人瓦礫に潰された人の姿を見つけるリン 瓦礫を持ち上げ助け出そうとするが
助け出した人物は、ジャコウの息子ジャスクであった…!
助け出されたジャスクが起き上がると、即座にサイヤとリンをぶんなぐり、しかけた爆弾とリンの身柄を奪う

「へっへっへっ ありがとうとはいわないぜ どうやらオレは悪運は強いらしいな!!
 へえっへへ〜〜みてろよ 親父の敵は必ずうってやる!!
 ファルコ てめえが作ったこいつで皆ふきとばしてやる!!」

バット達もリン達を探そうとするが、一足遅く帝都が爆発に包まれる!!
爆発とともに崩れゆく帝都の塔、運河に流れる瓦礫とともにジャスクとリンの姿が運河に浮かぶ

「へへへ ヒャハハハハ!! ケンシロウ―――!!ファルコ―――!!
 まだまだきさまらの戦いは終わらぬ!!
 はるかに過酷な戦いに叩き込んでやるわ!! 必ずやきさまらに死を与えてやる!!
 ファ――ハッハ ヒャハハハ」
0004マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/08(日) 17:52:22.00ID:???
高笑いをあげながら、ケンとファルコに(聞こえるはずのない)宣戦布告を叫び
ジャスクとリンは運河を流れ去ってしまうのだった

崩壊していく帝都の光景… なぜリンと再会したのにすぐに離されてしまうのか…
その運命の悪戯に天帝ルイも涙を流す リハクもその運命に苦悶の表情を浮かべる

「天はなぜ この悲運な姉妹に平穏を与えぬ
 まだ北斗 元斗の力が必要だというのか……… ふたりの拳の力が」

だがケンも、おれがいるかぎりリンは死なぬ…とアインの亡骸を抱きかかえながらそういうのだった

墓場に横たわるアインの遺体 …アスカも震えながらその顔に手を添える…
マミヤは泣いてもいいの、とアスカに言うが…

「ううん わたし泣かない… わたしが泣いたら パパ眠れない」

父の死に…アスカは気丈にそう答える その言葉に、皆が涙を流すのだった
そしてアスカは、父アインの形見のグローブをケンに渡す 
なぜおれに、と問うとアスカはパパも喜ぶと答える 
アスカの答えにケンもそのグローブを握り締め、涙を流しながらアスカを抱きかかえるのだった

「アイン!! 約束しよう おまえの死は決してムダにはしない!!」

<続く>
0006マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/08(日) 18:46:09.08ID:???
うーん…しかしこれ以上ケンの相手になるようなヤツいるか…?
また連載初期みたいにリンの後を追いつつモヒカン達をあたたきのめす路線に戻るのかねえ
0007南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/09(月) 17:03:32.86ID:???
とある世紀末の砂浜…目の前に広がる大海原を前に、ファルコとミュウの姿があった

「やはりここを渡ったか ジャスク この世にたったひとつ残された この死の海を
 この海を渡り そして生きて帰った者はいまだかつてひとりもおらぬ」

  <第161話 危険な獲物!の巻>

この海の果てにあるのは、戦いの修羅しか生まぬ国があるという

「その国を統治するものは武の掟!!
 そこには我らが北斗 元斗 南斗の源流ともなった四千年の歴史をもつ拳法があるときく!!
 男子の生存率は1%!!15歳までに百回の死闘をくりかえし生きのびた者にしか生を許さぬ恐るべき国だ!!

 このファルコとケンシロウがリンを追うのは自明の理!! しかし戦士の国は鎖国が掟 決して侵入者を許さぬ!!
 ジャスクはリンをオトリとして おれとケンシロウを地獄へ誘っているのだ!!
 だが そこにいかなる地獄があろうともおれは この海を渡る!!
 このファルコ 生まれて初めておのれの意思で戦うことができるのだ!!」

(ケンシロウ…アイン…この命を賭けて リンはこのファルコが連れて帰る!!)

近所の猟師がその死の海に船を出してるが、今日も収穫なしの様子
そこに霧の中から海賊船が猟師の小船の前に現れる! 海賊は猟師にモリを放ちその頭を貫いてしまう 
そしてその死体ごとモリを引き上げると猟師の持っていた水を奪うのだった
…するともう一人カモを見つけたと見張りが言うが、その船はまっすぐ海賊船に向かってくる
その船の上に乗っていたのは、グラサンをかけたケンシロウであった
海賊たちはニタニタ笑みを浮かべて、ケンシロウの船にモリとボウガンを放ちその船を蜂の巣にするが
ケンはいつの間にか海賊船に乗り込んでいたのだった そして海賊達を回し蹴りで一掃してしまう
0008南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/09(月) 17:04:21.59ID:???
「おまえらのおかげでおれの船は使いもんにならん この船をもらう!!
 この海をこえた陸まで運んでもらおうか」

正気か、と抵抗する海賊だがその顎が思いっきり蹴飛ばされた
涙目で操舵輪に向かうハゲ海賊だが、ケンの後ろからその海賊の頭と思わしき男が現れる

片手片脚が義足になった海賊の頭 赤鯱(あかしゃち)はケンに向け手槍を降るが容易くとめられる
続けざまに義手のクローを飛ばすがコレもケンの肩をかすめ そして赤鯱のどてっぱらにケンが蹴りをぶちこむ!
悶絶する赤鯱だが…眼帯からも針が放たれる!がケンのアッパーがぶちこまれた
眼帯から放たれた針は、哀れビビビと宙に撃たれる 義手の鎖をひっぱりこんで赤鯱の顔面にびんたべしべし
さらに鎖を思いきり引っ張り、海賊船の壁にその体が叩きつけられてしまうのだった 

頭の赤鯱でも歯が立たぬことに狼狽する海賊 
そして海の向こうを指差すケンに、海賊たちは恐れおののき逃げ出してしまうのだった
船を動かす人間もいなくなってしまったが…そこに赤鯱が起き上がりケンに声をかける

「フッ……心配いらねえよ! 船はわしひとりでも動かせる
 オレが地獄への三途の川を渡してやるぜ」

赤鯱が言うには、二日前にもひとり海を渡った男がいるという その言葉にケンはファルコを浮かべる
あんたは一体何のために海を渡るのか…赤鯱の問いに、ケンはグラサンをかけ直し答える

「失ってはならぬもののために!!」

<続く>
0009マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/09(月) 17:24:31.44ID:???
グラサンケンはなかなかキマってるな。
ケンが手に嵌めてるのはアインのグローブかな。
0014マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/09(月) 22:27:04.21ID:???
海がここにしかない&渡る者がいないのに海賊はいるのか…
あんなちまちま近所の猟師から水や食料奪うくらいなら素直にモヒカンやってりゃ良いのに
0015マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/10(火) 08:31:28.63ID:???
初期の頃、北斗神拳は中国から伝わったとか言ってたし、
修羅の国はやはり中国かな?
0016南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/10(火) 18:16:00.74ID:???
「フッ………失ってはならぬものだと!? 金か…女か?
 ヘッ……理由などはどうでもいい だがこれだけはおぼえておくがいい

 あんたが渡る海は地獄!! 大地は流血に染まり そしてそこに生きる修羅どもは強大非情!!」

  <第162話 いざ!修羅の国へ!!の巻>

一足先に、その地獄へと辿り着いたファルコ 砂浜に上がり、ファルコが最初に目にしたのは
大岩に縛られ、おびただしい矢に貫かれるジャスクの兵達であった…!
…そして、そこに瀕死のジャスクの姿もあった ジャスクの言葉では、リンはこの国の修羅に連れ去られてしまったという

「へへへ追うがいい 追って死ぬのだファルコ!! ヘッヒッヒッヒッ それがこのジャスクの狙い!!
 ヒッヒッヒッ 北斗 元斗ともにこの地で果てるのだ〜〜!!  おごっ」(ガクッ

そう言い残し事切れるジャスク 冷や汗混じりながらもファルコは歩みを進めようとするが
その時、突如砂浜から何者かが飛び出し、ファルコにナイフを突き立てる!!
ナイフに手を刺されるが、ファルコも元斗皇拳で襲撃者を返り討ちにする

(なんということか このファルコに気配を悟られることなく間合いに入ってくるとは…)

元斗の炎に焼かれる襲撃者を尋問しようとするファルコだが
襲撃者はその程度の腕ではこの国の修羅には遠くおよばぬと言い残し、元斗の炎で消滅してしまうのだった

ケンと赤鯱サイドに視点が移る 赤鯱は沈む夕日をみて涙を流すが…?
そこに、ケンがその側に立っていたことに気づく赤鯱

「へっ……いたのかあんた…… どうも夕陽をみるとあいつらのことが思い出されてな……
 きてくれ あんたにみせたいものがある」
0017南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/10(火) 18:16:43.33ID:???
赤鯱がそういうと…ケンは蝋燭の並ぶ部屋…海賊達の簡素な供養部屋に案内された

「かつてオレは百名の兵を率いて あの国へ攻めいった………新天地を求めてな
 だが結果は無惨なものだった

 なんとオレたちはたったひとりの敵の前に敗れ去った!!
 百人の兵が一瞬にして!!すさまじいやつだった!!
 し…しかも百人の部下を失い、この眼と腕と足をもがれながらもオレがみた光景はさらに凄絶だった!!」

百人の海賊の死体が転がる中に立つ一人の仮面の男 そして男はその仮面を取ると…

「な…なんとそいつはまだ15にも満たないガキだったんだ!!
 オレはこの時初めて悟った 修羅の国といわれる意味とその底知れぬ恐怖を!!
 そ…そしてオレは当時15になるわが子を置きざりにしてしまった!!

 おそらく もう生きてはいまい  オレにはもはや帰る地がない
 あの国に行くに行けず こうやって海賊として百人の魂と共に海をさまようことしかできぬ
 この海が息子との唯一のつながりよ」

……その時、突如船の天井から槍が飛び出す!?
だがケンは動じずその槍の穂先を握り潰し、船室の外へ飛び出す
そこに立っていたのは、修羅の国に属する屈強な男であった
ケンに向け棍の一撃を放つ男 ケンは容易くその棍を破壊するが、破壊された棍から鞭が飛び出す!?
飛び出た鞭でケンの体が絡め取られ、男はニヤリと笑ってナイフを取り出すが
そのスキにケンは鞭ごと男の体を引っ張り込み、顔面に連撃をぶち込む! 
そして男はケンの北斗神拳を受けて爆発してしまうのであった 目の前の光景に驚愕する赤鯱
…ケンは赤鯱から息子の名を問う 万一の期待を込めて…ケンもボートで修羅の国へと向かうのであった

「まとう 万が一の期待をもって… だが!! あの男でもあの国はビクとも揺らぐまい!!」

<続く>
0018マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/10(火) 23:38:00.63ID:???
次号からジョジョ始まってたりするけど
まだこの頃までは北斗とドラゴンボールの2強って風情でキン肉マンは終了直前
メイン読者層以外は上手い具合に他がカバーできてる
しかし星矢が急激に伸びていくんだよなぁ・・・表紙になるのもドラゴンボールと星矢が増えてる
0019マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/11(水) 15:51:52.87ID:???
修羅の国でどんな強い敵が現れるんだろう
4千年の歴史の拳法と聞くし
0020南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/11(水) 17:44:55.41ID:???
修羅の国の大地を間近に見据え、赤鯱は甲板にどっかり座りケンを待つ
そしてその大地に辿り着いたケンを出迎えるのは、二人の仮面の男であった

  <第163話 修羅道!忍棍妖破陣!!(にんこんようはじん)の巻>

仮面の男二人は、問答無用でケンに襲い掛かってくる!
襲い来る二人にケンは手刀で空を切ると、そこから放たれた風圧が二人を切り裂く!!
リンの所在を問いただすが…仮面の男は聞いたところでどうにもならぬ、と言い残し息絶える

……そして、さらにその先でケンが見た者は… 片脚を失ったボロボロの姿のファルコであった…!
ボロボロのファルコは、ケンにもたれかかるように倒れ…
そこでケンが気づく、ファルコの体にはケンがつけた拳の跡が残っていることに…!

「おまえはこの体のまま海を渡ったのか!?」
「ああ…それがわが使命…  戦わねばならぬ敵がいる 救わねばならぬ人間がいる…
 ならばこの肉体は動かずとも魂は這ってでも前へ進む
 ケンシロウ……おれもまた拳士… そして元斗皇拳の伝承者よ!!
 ケ…ケンシロウ すまぬ…リ…リンを助けることができなかった ゆ…許してくれ」
「ファ…ファルコ!! おまえという男は!!」

……そこに、二人の前に現れたみつあみの仮面の男
彼がファルコを下したのか、その手にはファルコの義足が持たれていた
そしてその男は義足を捨て、仮面を外すとケンと対峙する
その男の顔を双眼鏡で覗き込んでいた赤鯱も驚愕する
奴こそが赤鯱の片手片脚と部下百人と奪った男であった
0021南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/11(水) 17:45:40.21ID:???
ケンはそのみつあみ男を前に、指の骨を鳴らして臨戦態勢
それをみて、背中から二本の棍棒を取り出し、みつあみ男が襲い掛かる!
向かってくる男に拳を突き出すが、男は棍棒を伸ばし宙に舞い上がることで回避する
そしてケンの頭上を取り、棍棒と蹴りを矢継ぎ早に繰り出す巧みな空中殺法で攻め立てる…!

「ケンシロウ!!気をつけろ その男は二本の棍を己の手足のように使う!! この国の拳法の源流は深い!!」

男は棍をたたみ、背中にしまいつつ元斗皇拳の伝承者 ファルコを挑発する
その挑発にファルコも苦悶の声を浮かべ… ケンも怒りに燃える!

「おれと戦っていなければ たとえ片脚といえど おまえなどファルコの敵ではない!!
 くるがいい その意味を教えてやろう!!」
「フッ!! おもしろい みせてもらおうか!!」

再び棍をのばし空中殺法を仕掛けようとするみつあみだが、ケンもともに空中へと飛び上がる!
とっさに棍を伸ばし着地しようとするが、その瞬間棍が輪切りにされてしまう
さらにその顔にも傷がつけられ、狼狽する表情のみつあみ男に向け、拳を握り締めるケン

「男の誇りを汚す者には 死こそふさわしい!!」
「ぬううう たぎる!! 久しぶりに修羅の血がたぎるわ!!」

<続く>
0023マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/11(水) 21:15:12.03ID:???
病み上がりで無理したから仕方ない
ファルコは生真面目すぎたのが命取りだったな
0024マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/11(水) 21:30:55.46ID:???
こんなに早くやられるとは… せめてリンの手掛かりを掴むなり
何か役に立ったり、レイみたいに強敵と闘って華々しく散ったり
ライバルキャラを出して対戦させて貰えたりしないの?

帝都編でファルコに殉じた多くの人たちの立場は一体…
0025マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/11(水) 23:42:52.20ID:???
別の国なせいで因縁のライバルとか出せそうにないしな
正直死なせ方がもったいないとは思う
0026南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/12(木) 17:09:10.50ID:???
  <第164話 誇りとともに!の巻>

対峙するみつあみ男に、名を問いただすケンだが
彼は名乗ることを許されぬ、名無しの修羅の一人に過ぎないという

「だがきさまは知らぬ! そのひとりの修羅すら数百の屍を築き ようやく修羅と呼ばれることを」

その言葉とともに、名無しの修羅は大量の手裏剣を取り出し一斉に投げつける!
…だが、その手裏剣はすべてケンにかすりもせず外れてしまうが…?
それを前に、名無しは終わりだ、と言い放ち背を向けて去ろうとするが…?
その瞬間、投げられた手裏剣が砂の中から飛び出しケンに襲い掛かる!!

…だが、その手裏剣はケンに容易くキャッチされてしまい、投げ返された手裏剣が名無しの顔の横をかすめる

「フ…甘いなケンシロウとやら なぜわざとはずした
 このオレを倒すチャンスはそのファルコとの戦いで疲れを残す今しかなかったものを!!
 そのファルコも戦いの最中足が折れねばこのオレに傷のひとつはつけたであろう腕ではあったがな…
 だが修羅の国では死はすなわち敗北! 
 戦いに一切の情けはかせぬ!修羅の道とは手段を選ばずただ勝ち生き残ることのみ」
「やはりな そうでなければきさまはファルコには勝てぬ!!」
「ほ〜〜〜おもしろいことをぬかす!!」

すると名無しは今度はクナイを取り出し、ケンに投げつけるが
それを横から義足を付け直したファルコが割って入り、投げられたクナイを一斉に束ねて奪い取る!
0027南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/12(木) 17:09:34.81ID:???
「くく…ケンよ!北斗神拳には一瞬の生を呼びさます刹活孔があるときく
 この海を渡る時より 死はすでに覚悟の上
 このままではオレはじきに死ぬ!!死すならば誇りとともに!!」
「生は一瞬 その後は死すら残らぬぞ!!」 
「承知!!」
「ファルコ!! まつ死よりあえて誇り高き死を選ぶか!! 
 さすが元斗皇拳伝承者!! おまえの魂しかと受け取った!!」

そしてケンがファルコの秘孔をつき、ファルコはその身に一瞬の活力を取り戻す

「フ…おまえたちの行動は不可解だが なかなかおもしろいことをする
 いいだろう 冥土のみやげにオレの秘法拳をみせてやろう

 は〜〜〜 凡羅破魅陀(はんらはみだ) 亜仏弟斗羅(あぶてとら)
 す〜〜!! 修羅忍道 破魔砂蜘蛛(はますなぐも)!!」

すると名無しは砂浜の砂を一気に巻き上げるように両手両足をばたつかせると
名無しは砂の中へと姿を隠す… 砂浜にうっすらと浮かび上がり、ファルコへと近づく名無しの修羅だが…
それを前に、ファルコも元斗皇拳奥義 滅凍黄凄陣(めつとうこうせいじん)を放つ
ファルコの放つ闘気が砂浜に放たれると、その砂地が凍り付いていき
凍りついた砂浜にヒビが入り、そのヒビに向けファルコが拳を突き刺す!!
これにはたまらず地中から飛び出す名無しの修羅 そのまま宙に飛び上がった名無しがファルコに向け拳を突き出す
0028南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/12(木) 17:09:49.95ID:???
「こっ…こしゃくなまねを!! 毒蜘蛛手刀 滅杷妖牙(めっぱようが)!!」
「ぬおお!! 元斗猛天掌(げんともうてんしょう)!!」

ファルコもその手で受け止めるが、名無しの手刀がファルコの手を貫通するものの
そのままファルコは空いたほうの手で名無しに元斗皇拳の一撃を放つ!
その一撃に、名無しの肉体が真っ二つに切り裂かれる…!

「ケ…ケンシロウ見届けよ これがおれの最後の
 元斗皇拳秘奥義 黄光刹斬(おうこうせつざん)!!」

「たしかに見届けた ファルコ!!」

<続く>
0029マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/12(木) 20:48:54.48ID:???
ファルコにしっかり見せ場があったのはうれしいが
砂場で手足をバタつかせる修羅の姿はシュールだw
0030マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/13(金) 00:35:25.46ID:???
えー・・・なんか今までボスキャラの風情を見せていたキャラが
こうもかませ犬にされる展開ってあんまり知らないなぁ
いや本調子じゃなかったとか色々理由はあるんだろうけど
ウォーズマンとかもそうだけどジャンプじゃ敵の強者が味方になると弱体補正入るんかなあ
0031マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/13(金) 14:04:56.20ID:???
刹活孔って疲労や衰弱みたいなのじゃなく、こんな物理的な損傷でも効果あるのか。
0032南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/13(金) 17:28:03.43ID:LYS20zio
冒頭 血塗れのファルコに、ついに最後の時が訪れようとしていた…

「ケンシロウ どうやら最後の時がきたようだ………
 できれば皆が住む国が望める所へ…」
「………わかった…」

  <第165話 死を喰らうヤツら!!の巻> (本日巻頭カラー&二色カラー)

瀕死のファルコは、ケンに抱かされながら沈みゆく夕陽を見ていた…
この美しい夕陽が沈むとき、元斗皇拳も滅びるであろう… 無念に涙を流すファルコ…
……その時、夕陽から元斗の伝書鳩が二人の前に下りてきた (ここから二色カラー)

伝書鳩の足に結ばれた手紙に書かれていたのは、ミュウがファルコの子を宿したという喜ばしい報告であった

「………これで元斗皇拳は滅びぬ! おまえの子がきっと立派な伝承者となろう」

ファルコは元斗も紋章が刻まれたボタンを伝書鳩に託し
飛び去っていく鳩を見届け…ファルコの魂もまた天に帰る…

ファルコの魂が弾けるような光景が浮かび上がり、リンが飛び起きる
目が覚めたリンがいた場所は、牢獄のようなところであった…
…そこに牢獄の入り口が開かれ、リンは身だしなみを整えるように言われどこかへと連れて行かれる
リンが連れられた場所は、二人の修羅が対峙する闘技場であった

「あの戦いの勝者におまえが与えられる!! おまえはそのエサだ!!
 ヤツ(たらこ唇のヒゲ)は今までに122戦し そのうち105人は2分以内に倒した!!
 そしてヤツ(赤毛のモヒカン)は155戦しそのすべてを3分以内に倒している!!
 いずれも名を許されても恥じぬ修羅よ!!」

そしてリンはその闘技場を統べると思われる修羅の将の下へ送られる
その郡将が合図をし二人の戦いが幕をあける
0033南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/13(金) 17:28:35.30ID:???
戦いが始まる最中、郡将が杯を持ちつつリンの首をつまむ
するとその小指にリンの血が流れ、杯の水にリンの血が落ちる

「は!? き……傷がない……!!」
「フ…心配はいらぬ わたしは傷をつけずに内臓をぬきとることもできる
 おまえの血を入れたこの聖杯の聖酒を勝者はのむ!!
 その時おまえは勝者に与えられその子を産むのだ!!」

そうしてる内に修羅の戦いに決着がついたようで、膝をつくモヒカンがヒゲを睨みあげる

「おまえは ただ155人の男を倒しただけ しかしオレは男を選び闘ってきた!!
 しかも2分以内に倒さなかった男たちは倒す価値もないと見切ったゆえ!!」
「フ…… このオレの負けだ!! と……とどめを刺せ!そして わが血をおまえの中に!!」

そしてこの決着も2分きっかりで決着がつき、放たれた一撃が赤毛の首を貫く!!
その血で濡れた指を胸に塗りたくり、その魂を自らに刻む…

「愛羅承魂(あらしょうこん)!! この男の血はわが血の中に!
 そしてこの男の血と傷でオレはさらに強くなろう!!」

(こ…この国の男たちはちがう!! この国では死は消滅ではなく強者の血の一部となって甦ること!!)

ヒゲが郡将から聖酒を貰おうとするが…郡将はその聖杯の酒を血に落としてしまう!?
なんでも胸に七つの傷を持つ男に修羅の一人が倒されたという 
その侵入者を討ち果たせることが出来れば、望みをかなえるとのことであった
郡将の言葉に、ケンの姿を浮かべるリン… そしてヒゲは造作もないと不敵な笑みを見せるのだった

<続く>
0035マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/13(金) 19:28:58.88ID:???
子供でも女でも容赦ないからな…
バットとリンはさすがに死なないとは思いたい
0036マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/13(金) 19:42:54.74ID:???
人気があっても有能な人間ほど退場する。リハクが生きてるのが証拠。
0037マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/13(金) 19:54:34.90ID:???
そういやギルはどこに行った?ぜんぜん見かけないが。
0038マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/13(金) 19:59:24.84ID:???
バット、リハクと一緒に留守bゲフンゲフン 世紀末の治安維持に努めてるんだろう
ケンが修羅の国に行っちゃったけど天帝軍の残党がいないとも限らんし
0039マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/14(土) 16:52:46.51ID:???
ミュウのお腹の子がファルコの子であるという確証は…?
考えたくはないがジャコウの子の可能性もあるんじゃ…。

あと、その子には誰が元斗皇拳を教えるんだろうか?
0040南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/14(土) 17:04:07.89ID:???
あたりに転がる修羅の死体…ケンの快進撃にうろたえる仮面の修羅
冗談じゃないと逃げ出そうとする修羅だが、不意に滝から現れた腕にその顔面が掴まれ その顔が切り刻まれる!!

「恥を知れい!! だからうぬらはその仮面をとれぬのだ!!」

そしてケンの前に現れたのは新たな修羅の強者、たらこ唇のヒゲ男であった

  <第166話 野望の仮面!の巻> (本日二色カラー)

ケンと対峙する修羅は隣の小男からマントと杖を受け取り、杖に飾られた砂時計を流しはじめる

「2分だ!! オレは今まで常に敵を2分以内に倒してきた!!
 この砂が尽きる時 きさまの命も尽きる!!」

そして修羅は片腕にマントを纏わせ構えを取る …が
それを前にケンは、「おれが戦う相手はどっちだ?」と尋ねる

「フッ たわごとを…このオレのほかにだれがいる!!」
「そうか おれはそっちのボロをまとった男かと思ったのでな」

その言葉に怒りを露わにする修羅がケンに襲い掛かる!
猛烈な突きの連激がケンを襲う ケンもその拳を返すが回避され修羅のまとったマントを突いてしまう
…その毒牙を含んだマントを突いた影響で、ケンの拳がしびれ意識も朦朧とする…
時の砂ももうすぐ尽きようとし、修羅が勝負を決めにかかる!
無数に分裂した修羅の攻撃がケンを仕留めようとするが…
それを前にケンはおもむろに回転を始め、襲い掛かるすべての修羅の幻影に百裂拳をぶちこんだ!!
0041南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/14(土) 17:04:35.57ID:???
砂は尽き…ケンの勝利でその戦いは幕を下ろす …それを前に修羅の付き人だった小男がケンに声をかけた

「……北斗神拳… そうか…あんたも北斗一派の拳を使うのか…」

北斗の一派…その言葉に反応を示すケン 北斗の名を冠した拳法は北斗神拳のみのはずだが…
だがこの国には北斗の源流となる、北斗の名を冠した拳法があるというが…
小男はその拳法の使い手を一人だけ知っているといい  ……ゴーグルからうっすらと見える瞳が鋭さを帯びる…
とりあえず小男は帰り支度、その前にケンになぜこの国に来たかを問いただす
ケンの目的はリンの行方 その行方を問いただすが小男は知らぬといってヒコヒコ歩いて何処かへと消えるのであった

(二色カラーここまで)

修羅の居城、その牢獄に幽閉されるリンだが そこに先ほどの小男から食事を運ばれる
……北斗神拳を知っているか、という小男の言葉にリンは反応を見せる

「ま…まさか あなたはケンシロウを………!!」
「フフフ… オレは愚者の仮面をかぶりこの日がくるのをまち続けていた!!
 しかもおまえのような切り札をあわせもつ好機をな!!」
「!! あなたはこの国の人ではないですね…
 この国の人には匂いがありません…でもあなたには人の匂いがある でも…なぜここに」
「フ…フフ そのとおり オレはこの国の人間ではない!!」

その言葉に、小男はそのボロとゴーグルを脱ぎ捨て…その姿を偽る為の膝立ちの拘束具を外し
立ち上がったその姿は、腰まで伸びた長い長髪の屈強な男であった

「やつは強い!! これから多くの修羅を倒すだろう そしてやつの出現でこの国は大きく揺れる!!
 だが やつは血を巻く赤きハリケーン!! いつか修羅どもと共に消え去るのみ!!」
「そ…その後は…」

「もうひとつの 北 斗 が輝く!!」

<続く>
0043マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/14(土) 19:40:55.54ID:???
もうひとつの北斗か、なんだか一気に話が動き始めた予感
0044マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/14(土) 20:20:22.31ID:???
砂時計の人は名のある修羅のわりには微妙だったな。砂蜘蛛さんのほうが強そう。
0045マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/14(土) 21:05:50.96ID:???
北斗なんとか拳108派始まるの?
そしたら元斗の方がレア感でちゃうよ
0047南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/15(日) 17:01:42.29ID:???
リンに正体を明かした後…その謎の男は再び小男に身を偽る
彼はリンをどこかに案内しようとしているようだが…?

  <第167話 闇の羅刹!の巻>

リンと男が居城を出た頃、修羅たちもリンが牢獄から消えてしまったことに気づく
郡将もその報告に不敵な笑みを浮かべ…修羅の追っ手を差し向けるよう指示を出す
…修羅の国の荒野を歩く二人 そこにバイクを走らせる修羅の追っ手が二人に追いついた
そしてその修羅は小男をひねり殺そうと迫るが…

「え〜〜〜つかぬことを伺いますが あなた様おひとりでこられたわけですか?
 あたりにはだれもいませんな?」「おらん!!」
「だったら帰んな!!おまえじゃ役不足だ!!」

その言葉に怒りを露わにする修羅 だがその一撃を小男は容易く回避してみせる!

「むっ!? きさまらは戦いに負けて死にきれなかった男たち!!
 両足の腱を切られボロとなった者がなぜ飛べる!!」
「オレはまだだれにも負けたことがないんでね」

そして男はボロ布を脱ぎすて…修羅を圧倒する長身の男の体躯に面食らう修羅
…放たれた突きを前に両腕を広げ余裕で待ち構える男
その突きは男の強靭な肉体にまるで通じず、逆にその指がへし折れてしまう!
そして男の放つ両突きが修羅の額に突き刺さる!!

「北斗琉拳(ほくとりゅうけん) 渇杷玩(かつはがん)!!」
0048南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/15(日) 17:02:33.03ID:???
「ほ…北斗琉拳!?」
「琉とは輝く玉!すなわち北斗琉拳とは あらゆる拳法のなかで唯一輝く拳
 最強無比の拳法なのだ!!」

そして秘孔を突かれた修羅は、その肉体がぐしゃっと潰れてしまった
こうして容易く修羅を下した男 再びリンを連れてどこかへ向かおうとするが…

「!? しまった まだほかにもいたようだな」

その前に修羅の軍勢とそれを率いる郡将がその前に立ちはだかる!
郡将はその拳法、北斗琉拳をどこで鍛錬したのかを問いただすと、その男はニヤリと笑みを浮かべ…

「天空に北斗七星輝く時……」
「なにい!!されば修羅を喰う獣と恐れられ 羅刹と呼ばれる男はきさまであったか!!」
「フ…そうだ!! 行方不明とされる村の長たち
 村を与えられた修羅どもをこの世から消したのはこのオレだ!!」

……その戦いが幕を開けようとする最中、とある町に足を踏み入れるケン
その町の様子が騒がしいようだが…ケンが町の人に問いただすと
老人は通りのど真ん中で立ち尽くす修羅を指差す 

「み…三日前に羅刹があらわれて…… この地を収める修羅様を!!
 そ…それ以来足も動かずに口も聞けず まるで石の様に!!
 そ…そして天空に北斗七星輝く時死ぬといい残して!!」

…そしてその夜空に北斗七星が輝くと…修羅の全身がへし折れ潰されてしまう!?

(こ…これは 北斗神拳奥義 幻闇壊(げんおんかい)!! しかし この拳はなにかがちがう!!)
0049南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/15(日) 17:02:50.10ID:???
その異様なる光景に、ケンの額にいやな汗が滲む…
一方、リンサイドに再び視点が移る

「よくぞ今までその正体を隠し通したな……
 しかしなぜ正体そさらすような危険をおかしてまでこのようなことを」
「この女がほしくなったのでな」
「フ…この国では強ければよい 罪はとわぬ よかろうその女はおまえにやろう
 しかも北斗琉拳を使うときけばこの地を治める郡将としておまえにも名をゆるさねばなるまい
 なんなりと名のるがいい」

「フン オレの名ははじめから決まっている シャチだ!!」

「鯱か…いい名だ」
「それともうひとつ望むものがある オレの正体を見たきさまの首だ!!」

郡将に向けてそういい放つシャチ そしてその夜空には北斗七星が煌々と輝く…

<続く>
0051マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/16(月) 00:03:59.89ID:???
戦いに生きる修羅を殺して回る存在を羅刹と表現するのはなかなかうまいと思う
当面はシャチがトリックスターとして修羅の国をかき回してくれそうだ
0052マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/16(月) 03:34:25.10ID:???
修羅の国の人間じゃなく名が鯱って事はこいつがあの船長の生き別れの息子?
何故そんなのが砂蜘蛛より強そうで北斗琉拳などという凄いものを使えるんだ。
0053マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/16(月) 08:57:11.87ID:???
第二部になってからなんかのめり込めなくなってきたなぁ
今でも絵的な迫力や劇画的な重いストーリーはジャンプ随一なんだが
0054南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/16(月) 17:09:23.36ID:???
(……羅刹……鬼を喰らう魔物か…… 一体なにを狙って修羅を喰らう…)

謎の羅刹の存在に、険しい表情を浮かべるケン 彼の目的は一体…

  <第168話 修羅狩り序章の巻>

同じ頃、シャチと郡将カイゼルとの戦いも始まろうとしていた
だがまずは部下で小手調べと二人の修羅を差し向ける
武器を持った二人の修羅は、シャチの左右に陣取りじりじりと距離を詰めにかかる
そして二人は同時にシャチに襲いかかるが、その二人の拳の速さをとっさに見切り片方の顔面に拳をぶち込む!

「ほう…あのふたりを同時に倒すことは不可能とみて
 間合いの一瞬の差を見切り一方の敵に背をさらすとは!!」

後ろの修羅の攻撃もどうにか髪を掠める程度で済み、背後からの攻撃を追い返すシャチ
…顔面を強打された修羅が、シャチの北斗琉拳によりその体が一気に潰されてしまう!
その光景にうろたえ、僅かに後退してしまうが…

「修羅のうしろに道はない!! おろか者めが!!」

恐怖を感じてしまった修羅に、カイゼルの制裁が下される!!
その一撃に、修羅の傷一つない脇腹がみるみるうちにへこんでいき、血を吐きながら修羅は絶命してしまった
抜き取った修羅の肋骨を粉みじんに握りつぶし、にやりと笑みを見せるカイゼル

「肋骨か」
「そうだ! このオレは血一滴流さずに一瞬にして敵の内腑をひきちぎることができる!!
 味わってみるか わが拳 孟古琉 妖禽掌(ようきんしょう)!!」
「食いつくしてやるわ!! きさまの存在ごとな!!」
0055南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/16(月) 17:09:40.43ID:???
そして互いに構えを取り、対峙するシャチとカイゼル
戦いが始まる前に、カイゼルは一つだけ問いただす なぜリンを奪おうとするのか…?
シャチの狙いは、リンを狙いその後を追ってくる男の存在だという

「なにい!! 女の…たかが女のためにこの修羅の国に追ってくる男がいるというのか?」
「この国の人間にはわかるまい!! 男はおのれのためにのみ生きず!!」

その頃、夜の修羅の街… 
一人の少年修羅がその夜の街を逃げ出そうとしていたが、そこを修羅の追っ手に捕まってしまう
なぜ戦わぬのか、と少年修羅に問い詰める追っ手 
どうやら修羅になるための最初の試練の相手が、その少年の友人だったようだ

「親友をどうして殺せる!! オレは憎しみのない戦いはできない!!」
「邪教の家に生まれたガキのようだな 修羅の道を拒むものあればその一族すべてこの世から消さねばならん」
「!! な……ならばオレはあんたたちを倒す!それなら戦える!!」

そして少年修羅は勇敢に立ち向かう  …だがその攻撃は容易く一蹴されてしまう
少年を始末しようとするそんな中、天に輝く北斗七星にいやな感じを覚える修羅二人
…そこに何ものかの気配を感じ取り、警戒を強める二人 …その背後に輝く北斗七星の輝きが薄れ…
輝く北斗七星を背に、ケンシロウがその前に現れる!!

「も…もしやきさまがあの修羅か!!」
「…まあおまえたちが死ぬことにかわりはない」

襲い掛かる二人の修羅を容易く下すケン 破裂する二人の姿に北斗琉拳!?と少年修羅は眼を見開く
その北斗の名を冠する拳を聞き…少年修羅にその拳を使う男を問いただすと、少年はコクりと頷き

「シャチ!! 名前はシャチ!! ボクの姉が愛した人だ!!」

シャチと言う名に、ケンは反応を示す…

<続く>
0056マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/16(月) 20:56:56.45ID:???
修羅の国にも人の匂いがある奴らがいるのか。
みんなガキの頃から砂蜘蛛もみたいな奴じゃないんだな。
0057南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/17(火) 17:01:55.55ID:???
     ―この国の男たちの目的はひとつ それは戦いに勝つこと―
      ―地上を埋めつくす修羅たちは互いに命を喰らいあう―
       ―どれだけ人を殺せるか どれだけ自分が強いのか―
  ―だけどなにかがちがう なにかを忘れてる  それはなんなのか 思い出せなかった―
             ―でも姉は知っている―

ケンは少年修羅の案内で、修羅の町の地下深くに案内される
その部屋には、子供達が見上げるその前に立つ一人の女性の姿があった

  <第169話 地上最凶拳!の巻>

少年達に愛を解くその女性 愛ってなに?と聞く少年に女性は微かな笑みを浮かべ

「もし お友だちや好きな人が死んだら哀しいでしょ その心はだれが教えたものでもないわ
 生まれた時からだれもが知っている 決して消すことはできない心
 たとえどんなに人殺しや裏切りがあっても 人が最後に安らげる場所  それが愛なのよ」

「ぼくもここで教わりました そして今は姉のいうことが真実であることを確信しています」
「しかし哀しいことじゃ この国でいくら愛を叫んでもだれにもきこえない!
 いや むしろ愛を叫びとなえる者は殺される」

たしかにここにもシャチはいたそうだが…北斗琉拳がシャチをおかしくさせたといういう少年…

一方カイゼル対シャチの対決に場面は移る
放たれたカイゼルの攻撃をどうにか掴もうとするが、その拳の速さに失敗してしまう
ならば足か、と下段蹴りを放つシャチだがカイゼルが放つ闘気に下段蹴りが阻まれてしまう

「手の次は足か 甘い読みよ! きさまの拳ごとき見切るまでもない!!
 このカイゼル様と戦うには百年早かったな!!」
0058南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/17(火) 17:03:01.46ID:???
ケンのほうは、シャチという男の向かう先に心当たりがあれば、と女性に問いただしていた
その問いに女性は…シャチを殺すことができるのなら教えるという…

「北斗琉拳はとてつもない拳法……あれこそまさに地上最凶拳!
 もしかしたらこの国の奪い取るほどの しかしそうなったら今以上の悲劇が!!」

場面は再びカイゼル対シャチに戻る 指の骨を鳴らしシャチのどこを抜き取るか狙いを定めるカイゼル
そして……シャチの構えから隙を見つけ、脇腹に狙いを定める!!
迫りくるカイゼルの拳を、シャチはその瞳でしっかりと見定め…
カイゼルの手が自身の脇腹をへし折った瞬間、シャチがその腕を掴み引き裂いた!!

「へへへ… 肋骨一本で腕一本か…」
「ぬぐぐ!! き…きさま わざと死角をつくりそこへ誘いこみ 肋骨を犠牲にしてこの腕をとったか!!」
「フフ…そうだ!それがどういうことかわかるか きさまの動きはすでに見切ったということだ!!」

勝ち誇りカイゼルを見下ろすシャチ その言葉にカイゼルの顔に滝のごとく汗が噴き出す…
……不意に、リンがその戦いの隙を突き逃げ出そうとするがシャチの投げるナイフがリンの肩をかすめる
へたりこみ震えるリンに、シャチは鬼の形相でいい放つ…!

「いいか!二度はいわぬ!! 今度逃げようとしたらオレは女でも殺す!!」

<続く>
0060マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/17(火) 17:53:49.75ID:???
今の所そこまで違いがあるようには見えないね
あくまで亜種、マイナーチェンジ程度の代物だと思っていいのではないか
0061マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/17(火) 19:29:43.44ID:???
プロトタイプなんじゃないかな。
ファルコが言っていた北斗南斗元斗の源流の拳とかいうやつ。
0062マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/17(火) 21:56:23.45ID:???
しかしよく考えたら異国なのに普通に言葉は通じるんだなw
0064マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/17(火) 23:43:42.22ID:???
主人公が他国の言葉を理解できる話せるのは標準装備
0065マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/18(水) 01:01:15.19ID:???
漫画としては問題ないが劇画としては問題な点だな

しかしラオウ関係で北斗の因縁とかはほとんど回収できたと思うんだが
ひょっとして本宮みたいに無理矢理続けさせられてる?
0066南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/18(水) 17:16:47.95ID:291nw1ej
  <第170話 白熱せる野望!の巻>

冒頭、少年修羅たちの面倒を見る女性にシャチを殺して欲しいと頼まれたケンシロウ
だが愛を説く彼女が、なぜシャチの死を願うのか… そのケンの疑問に女性は答える

「人ならば愛を説きましょう しかしあの男の前では悪魔でさえ童子!!」

そういい放つ女性が、その場を立ち去ろうとし…少年修羅が彼女を引きとめる
どうしてぼくには微笑んでくれないの、という少年の言葉にも彼女は冷たくいい放つ

「あなたはシャチのようになりたいといって あえて修羅に連れ去られることを選んだのでしょう!!」
「い…いや ちがう 修羅の目を恐れて不安の中に生きるのがいやだったんだ!!
 だ…だけど 友だちを殺せといわれた時… は…初めて姉さんのいっていたことがわかったんだ!!」

その言葉に振り向く女性、震えながら涙を浮かべる少年修羅に…女性は微笑をみせ、お帰りといってくれた

「タオ…かつてシャチを愛した わたしたちだけは決して同じ過ちを犯してはならないのよ……」

そこにその女性、レイアの元にシャチが姿を現したと報告が上がる
リンをさらい郡将と戦っているという言葉にケンも反応を示す 
北斗を冠する拳は、やはり北斗神拳の伝承者を引き寄せるか…

一方カイゼル対シャチ その腕を引き裂き勝ち誇った笑みを浮かべるシャチだが
カイゼルはきさま如き片腕で十分、と今だその闘志を燃やし対峙する

襲い来るシャチの拳を (左拳!!) カイゼルはとっさに見切る!
カイゼルの一撃がシャチの肩を傷つけるものの、怯まず反撃に転じるが (右脚爪蹴!!) その一撃も受け止める!
0067南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/18(水) 17:17:16.19ID:???
「フ…ムダだ!!きさまは攻撃に転ずる時すべてにクセがある オレはそのクセをすべて見切っているのだ!!
 わが実戦の拳の前では にわか仕込みの拳など通用せぬ!!」
「フ…さすがに千八百勝の修羅よ!!」

カイゼルがとどめの一撃を繰り出そうとするがシャチもそれにカウンターを合わせようとする
それをとっさに受け止めようとカイゼルがその腕の軌道を変えるが
シャチもそれを先読みし、放った蹴りを止め、軌道を変えた蹴りがカイゼルの顔面を蹴り飛ばす
そしてシャチの一本突きがカイゼルの右目を貫く!!

「フ…殺してもおらぬのに勝利を確信したがおまえの油断よ!!
 油断すれば不意の攻めに無防備な受けの構えに転じスキをつくる!!
 ましてや致命的な古傷を攻められればな」
「な…なぜそのことを!!」
「オレがなにゆえボロとなって おまえのそばにいたかわかるか!! その弱点を読むためよ!!
 おのれの甘さはあの世で悔いろ!! 今一度気をこの指に込めれば きさまは終わりだ!!」

そしてシャチのとどめの一撃が、カイゼルの顔面を吹き飛ばす…!!

「フ…見事だ だ…だがこの郡将カイゼルを倒してなにを狙う!!
 修羅を喰らいつくして神にでもなろうというのか!?」

「それ以上!!  神 こ そ わ が し も べ よ !!」

勝ち誇り高らかにそう宣言するシャチ…

「フ…バカな このオレを倒したぐらいでなにをほざく!!
 知らぬわけではあるまい この国に三人の闘神とあがめられる羅将がいることを!!
 そ…それにこの胸の古傷を与えたのは羅将のひとり ハン!!
 オレはこの傷を受ける時 やつの拳すらみることができなかった お…おまえごときに倒せはせぬ!!」
0068南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/18(水) 17:17:39.41ID:???
カイゼルのその言葉にも、シャチはニヤリと笑みを浮かべる
羅将の存在はシャチも知っている、だからこそシャチはリンを奪った
ケンシロウを羅将にぶつける捨て駒として利用するために…!!

同じ頃、ケン達もその羅将ハンの話をしていた
シャチがケンを誘うのであれば、シャチは羅将ハンの元へ向かうであろう、とのことだが…

場面はさらに変わり、件の羅将ハンの居城
修羅の兵士におひげの手入れをしてもらう一人の男 
修羅の兵士は緊張か、恐怖か、震えながらその剃刀を彼の顔に当てようとして…

「どうした?このオレにスキあらばいつノドを掻き切ってもよいのだぞ」

その言葉にゴクリと息を呑み、滝のごとく汗を噴き出しながら…
とっさに修羅の兵士は、剃刀を彼から離す

「は――っ は――っ ハ…ハン様 あなたはそうやってなん人の修羅を殺してきたのですか!?」

その言葉に彼…羅将ハンは目のタオルを取り、ダンディーな笑みを見せていい放つ

「百人から先はおぼえていない!!」

<続く>
0069マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/18(水) 19:22:36.71ID:???
このヒゲ剃り係の修羅の人、ちょっとハーン弟に似てる。
0070マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/18(水) 22:02:56.04ID:???
>「それ以上!!  神 こ そ わ が し も べ よ !!」

シャチのこのセリフはアレかな 
修羅を食い尽くして世紀末を支配するという意味合いもありそうだけど
リンを利用して北斗 神 拳の伝承者を自分の意のままに操るという意味も含んでそうだ
ここまでの大風呂敷を広げたからにはシャチにはある意味大暴れしてほしいなw
0071マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/19(木) 01:15:47.46ID:???
凄まじい大口叩いてるシャチに期待
ヒゲにケチョンケチョンにされそうだけど
0073マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/19(木) 11:29:19.12ID:???
ならば神と戦うまで!より大きい事を言わせようとインフレしてるっぽいな。
実際やろうとしてるのも「自分で行くのは危ないからまずケンにやらせよう」
という結構セコい行動だし、赤鯱やレイアのこともあるからおそらくシャチは
ケンと一戦交えて仲間になるキャラだろう。
0074マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/19(木) 15:37:39.55ID:???
ボロに成りすましてカイゼルを観察したりとか、シャチは一見不敵なようでも
実は石橋を叩いて渡る慎重派なんだろうw
0075南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/19(木) 17:28:41.60ID:???
  <第171話 君臨せる魔拳!の巻>

冒頭、ケンはひとつの洞窟に案内される
レイアの言によれば、シャチはここで北斗琉拳と共に人間の心と衣を捨て去ったのだという
その日は落雷荒れ狂う空模様… 一人の村人が黒豹に追い立てられていたが
そんな獰猛な黒豹のくびをつまんで持ち上げる大男
顔面の歪んだ大男が黒豹の頭を(首がヘシおれるまで)なでなで
ボロボロになった黒豹を投げすて、大男は村人にも手を出そうとするが…
その前にシャチが姿を現す!

「フッ…野獣をネコのようにあつかうとは話以上のバケモノだな!!
 わが拳の最初の実験台になってもらうぜ!!」

落雷に照らされ、放たれるシャチの拳が大男の体を捉え…

「成った!!ついに肉体のすべてを滅す経絡秘孔を今この手に握った!!」

秘孔を突かれた大男の体が破裂を起こす!!
…そしてそこに駆けつけたレイアとタオがみた物は…
その手を血に染めながら、邪なる高笑いを上げるシャチの姿であった…

再び冒頭に戻り、レイアは話を続ける

「北斗琉拳は神をも喰らう拳 すべての伝承者がその血一滴に至るまで野望という色に染まる
 そのひとりにシャチもなってしまったのです
 第三の羅将 ハンもまた北斗琉拳を伝承するひとり!!」

ハンもまた北斗琉拳の伝承者と聞き、ケンシロウはその眼を見開く…
0076南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/19(木) 17:29:23.95ID:???
所変わって側に女性たちをはべらせる羅将ハンの居城
新しく誕生した修羅が羅将ハンに仕えたいと言うことで、ハンが修羅の面接タイム
望みがあるならいってみよ、とのハンの言葉に謙虚な言葉の修羅
その言葉に、ハンは彼の側に座り込み…野心は無いのか、との問いにございませぬ、とやはり謙虚な態度に…

「だったら生きていてもしかたあるまい」

ハンは冷たく見下ろしそういい放つ
…その姿に修羅は、殺される、と背筋を凍らせ……
ハンが背を向けている隙を突こうとするものの、その寸前で動きが止まり
突如思いきり吹き飛ばされその身体が真っ二つに引き裂かれてしまった

「北斗琉拳奥義!! 魔舞紅操(まぶこうそう)!!
 オレの拳は疾風!!その速さにいまだかつてだれも拳の影すらみたものはおらぬ
 フ…おろかな男よ 体得する拳を誤ったな!!
 北斗琉拳ならなにも考えることなく即刻 この羅将の座 このハンの首を狙いにくるものを!!」

…荒野に立つレイアが首にかけたネックレスを手にとり
シャチとの思い出に浸るレイアだが…シャチは変わってしまった
シャチのくれたネックレスの鎖を引きちぎり、ネックレスを荒野に投げ捨てるレイア
そこに、ケンが声をかける 本当にシャチを殺していいのか、との問いに頷くレイア
だがそんなのはウソだ、と少年修羅タオが異を唱えるもののレイアの意志は固い…が

「まだ捨てることはない……生きてさえいればまた拾えよう」

そういってケンは、投げすてたネックレスを拾いレイアの元へ差し出す

「まつがいい シャチは生かして送り届けよう!!」

<続く>
0078マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/19(木) 19:37:40.82ID:???
北斗琉拳は一子相伝ではないらしいな。
ハンはシャチより前の世代に卒業した先輩弟子か何かか。
0081マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/19(木) 23:34:35.95ID:???
野心はないと答えた修羅が無抵抗主義の村長に見えてくる
0082マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/20(金) 08:57:11.27ID:???
このネコ好き修羅、映画のグーニーズに出演していたな。
0083南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/20(金) 17:37:20.51ID:???
  <第172話 はるかなる呼び声!の巻> (冒頭2ページ二色カラー)

冒頭、修羅の大陸を前にケンシロウを待つ赤鯱 
そこに海賊の仲間が赤鯱の身を心配して、連れ戻そうとするが…
赤鯱は甲板に座りながら、帰らぬ息子を想い涙を流していた

「シャチよ〜う!! 今日も帰ってこねえのか〜〜〜!!」 (二色カラーここまで)

はやくずらかろうと仲間に促されるが、赤鯱に睨まれて海賊達も怯んでしまう
たとえ白骨になろうともオレはここでケンを待つ と赤鯱の意志は固い…

(わが子鯱よ 生きていてくれ 生きてあの北斗の男とめぐりあってくれ!!)

同じ頃、件のシャチ 彼は砂浜に座り、どこか哀しそうな表情を浮かべながら海岸線を見つめる…
そこにリンの視線に気づき、彼の表情がまた険しくなる
哀しみを浮かべるシャチのことを追求しようとするがシャチは無理矢理リンをだまらせようとする

「いいか きさまがどう思おうがオレは修羅を喰らう羅刹!!
 いや 神をも喰らおうとしている男 とうに人間の心は捨てている
 忘れるなよ きさまはオレの野望の捨て石
 ケンシロウをひきつけ羅将ハンと戦わせるためのエサなのだ」

そういってシャチはリンのあごをつまむが、その手を振り払うリンが堂々といい放つ

「わたしを捨て石としなくともケンはきます!!
 きます!! ハンという羅将が倒すべき男であるならば!!
 行きましょう その羅将ハンの元へ!!」

そう言ってリンは恐れず堂々と前へと進む…

(こいつには恐怖はねえのか  わからぬ あの男ケンシロウへの深き信頼か
 さもなくば 愛 か!?)
0084南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/20(金) 17:37:39.83ID:???
その頃、とある修羅の国の荒野
爆発する自動車に吹っ飛ばされるチャイニーズ的な修羅
そしてその修羅の前にケンシロウが姿を見せる 
ケンは問答無用でチャイナ修羅の顔面を掴み、羅将ハンの居場所を問いただす
目をそらし知らないアルと言い張る修羅だが、その顔面を鉄板にぶち込まれた

「あるのかないのか どっちなんだ」
「たっ たからっ 知らないアルヨ〜  はっ!!」

また顔面をしこたま鉄板に打ち付けられるないアル修羅 ケンの厳しい追求にすっかりパニックなないアル修羅

「ひょんげ〜!!」 ないアルしゅら は にげだした!
「 ぶ 」  しかし ばくししてしまった!!

結局ハンの居城はわからなかったが、特に問題はない様子
どうやら目の前にうっすらと見える居城がハンの城のようだ

居城にてひとりチェスに興じるハン そこに侍女からお酒の差し入れを貰うが
ハンがそのグラスに口をつけようとして…その寸前で止まり、ニヤリと笑みを浮かべるハン
側にいたいぬがグラスの酒に口をつけると…いぬは突如痙攣を起こし、そのままいぬは倒れてしまった
その光景に震え上がる侍女だが、ハンは動じず代わりを持て、とグラスを差し出すのだった
そこに女を献上したいボロが来ていると報告が上がる
ボロに扮したシャチがリンを差し出そうとするが…羅将ハンはそのボロの正体を見抜いていた
投げつけられたチェスのコマを受け止めるシャチ そしてハンに向けて駒を投げ返すとハンの眼前で駒が砕け散る
そしてシャチがその正体を現し、ハンに襲い掛かる!! …だがシャチは容易く返り討ちにあってしまう
しとめたと思われたが、シャチはどうにか立ち上がる 
衣服に鉄の胸当てを仕込むことで致命傷を免れていたようだ
0085南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/20(金) 17:38:39.29ID:???
「やはりきさまの拳は まだみえぬは 恐るべき拳よ!!
 やはりきさまの拳を見切るには捨て駒が必要だ きさまにこの女をくれてやる!!
 その女がいずれきさまに死を呼ぶことになろう!!
 それまで首を洗ってせいぜいかわいがるがいい!!」

そういってシャチはリンを押し付けて立ち去るのであった
どういう意味であるのか、リンを抱きかかえながら問いただす羅将ハン
もうすぐあなたが倒される、というリンの言葉に羅将ハンは高笑いをあげる

「フッハッハッハッ そうか!! この無敵無敗の北斗琉拳のハンがか!?
 しかし嘘とはいっても興味深い女よ! きさまのような強い目をした女は初めてみたわ!!」

「その女の言葉に嘘はない!!」

不意に何者かがそういい放つ、その言葉に振り返ると…彼の前にケンシロウがその姿を見せる

「王手<チェックメイト>だ!! おまえには命を投げるしかほかに手はない!!」

<続く>
0086マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/20(金) 20:19:26.83ID:???
ないアル修羅なんも悪いことしてないのに…(´・ω・`)
0088マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/20(金) 21:06:24.63ID:???
この地を治める修羅なのに砂蜘蛛の方が明らかに強いぞ
0090南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/21(土) 17:01:05.71ID:???
  <第173話 愛しき者のために!の巻>

ハンの居城から逃げ出し、ケンシロウを導こうとするシャチ
……だが、その通路にはおびただしい兵士の死体が転がっていた
そんななか、ふらふらしながら茫然とたっている一人の兵士
シャチが事情を問いただそうとするが、兵士はこの惨状がシャチの仕業とみて襲い掛かろうとし…

「あっおまえどうしたそのカオ?」「え!?」

シャチの言葉に…兵士は蛮刀に映った自分の顔を覗き込む
蛮刀に描かれたその顔は、歪んだバケモノの如き顔であった!!

「だっ だれだ!! こいつオレをにらんでいる
 なっなんでこんなとこにバケモノが!オレをみつめないでくれえ」
「おまえだよ」

そして兵士の顔は爆散してしまう
まさかすでにケンシロウはここにきているのか、とシャチは来た道を振り返り…

シャチの予感通り、すでにケンシロウは羅将ハンの前に乗り込んでいた
ケンとの再会に、涙を浮かべながらその再会を喜ぶリン だが、それを羅将ハンが遮る
戦う理由はないと言うケンの言葉に、羅将ハンはダンディーな笑みを浮かべていい放つ

「フ… きさまが強い男だからだ
 見事な気配の消し方だ このオレに読ませぬとはただ者ではない
 きさまの拳は暗殺拳か!」
「そう 北斗神拳!!」

ケンの北斗神拳の名に驚きの表情を浮かべる羅将ハン どうやらハンとの戦いは避けられそうも無い…
0091南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/21(土) 17:01:24.11ID:???
シャチが戻ってきたときには、すでにケンと羅将ハンとの戦いが始まろうとしているところであった
リンの身柄を囲む仮面の修羅の顔面を即座に潰すシャチ 彼を前にリンは

「やはりケンはきたでしょう」

堂々とそう言ってみせるが…気丈に振る舞っても、その体が微かに震えていた…
その姿に、シャチはかつての自身の過去を思い出す…

まだ少年のシャチがボートに乗って修羅の国からの脱出をこころみようとしていた
シャチを助けてくれた修羅の国の住人には、言葉では言い表せないほどの感謝を伝えるが
それでも、シャチには父がこの海のどこかで待っている
レイアには何と言うつもりか、との老人の問いにシャチは僅かに表情を険しくさせ
だまって行くつもり、とシャチはボートに乗り込もうとして…

「そうか わたしはまたてっきりレイアさんも知っているとばかり思っておった」
「え!? どういうこと!?」
「この船は……あなたが乗っているこの船はレイアさんが造ったのじゃよ!!」

その言葉にシャチは驚愕し、レイアのあかぎれた手を思い出す
そこに岩場の影に、シャチを見送るレイアの姿もあった その姿にシャチは…

「気になさるな レイアさんがいっとった この国にいれば必ずいつかは命を失うことになる
 それならば… それならばこのほうがいいと!!

 美しい娘じゃ いずれは修羅の花嫁となろう  それを拒めば殺されるだけだからな」

(親父! オ…オレは このオレは!!)
0092南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/21(土) 17:01:43.63ID:???
海へと帰るシャチに背を向け、砂浜から去ろうとするレイアだが
そこに水を走る音が聞こえる その音に振り返ると…シャチがその元へと戻ってくるのだった
二人は共に涙を流しながら、その体を抱きしめあう…

(お…親父 オレはやっぱり! こいつを捨てられない!!)

そんな幼き自身の決意を、険しい表情で思い返すシャチ
運命に翻弄されるリンの姿をレイアと重ね… そこに雪が静かに降り始める

「フッ 雪か
 この国では白い雪もすぐ血の朱に変わる オレが変わったように……」

その腕を突き出すように構え、羅将ハンとの間合いを計ることを試みるケン
それをムダな事と一蹴し、ハンが先手を仕掛ける!
その跳び蹴りをとっさに回避しようとするケンだが、避け切れなかったかその肩から火柱が上がる!
どうやらケンでも自身の相手にならないようだと勝ち誇るハンだが 彼の手から、僅かに血が流れてる…

「おまえの間合いは おれの間合いでもある!!
 きさまもおれの拳がみえぬらしいな!!」

<続く>
0093マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/21(土) 23:03:23.92ID:???
子供の頃のレイアは美少女だが自分で船を作るとはアグレッシブだな。
さすが修羅の国の女はなかなか逞しい。
0094マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/22(日) 08:22:11.27ID:???
>「だっ だれだ!! こいつオレをにらんでいる
>なっなんでこんなとこにバケモノが!オレをみつめないでくれえ」
>「おまえだよ」

シャチのこの冷静なツッコミw
0095南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/22(日) 17:09:43.55ID:???
雪の積もり始めた大地に、羅将ハンの血が流れ落ちる
自身がつけられた傷に、ハンは高笑いを上げる

「フ……フハハハ!! うれしくて肌が粟だつわ!!
 この世に命のやりとりほどおもしろいゲームはない!!
 互いに五分だ 引き分けはない!!」

そして二人の眼光が鋭くなり…互いの拳が打ち込まれる!!

  <第174話 宿命の伝説!の巻>

拳撃が交差する二人の周囲に、はじけるような血しぶきが現れる 
両者の拳はもはやシャチほどの猛者を持ってしても捉えることは難しかったが
ケンシロウとの対決とのおかげでハンの拳を見切る絶好の機会と笑みを浮かべるシャチ
そんなシャチを睨みつけるリンの視線にも、彼は涼しい顔であった

「フ…オレが憎いか!ツバを吐きかけたいか!! だがオレは構わぬ!!
 オレは他人の血をすすってもこの拳を強大にせねばならぬのだ!!
 この拳で この国を制圧するために!」

「なぜ…? なぜ そうまでして……」

そんなリンの憂いを帯びた表情に…シャチの表情が僅かに穏やかになる
リンの肩にマントをかけて…修羅の国に伝わる、ある救世主の伝説を語り始める…

シャチの少年時代… シャチの元に修羅が二人レイアの下に向かっていると聞き
急いでレイアの元へ駆けつけるシャチだが、シャチが駆けつけた時にはレイアは修羅の二人に取り囲まれていた
修羅はレイアの教えを受けた子供をレイアの元に投げすてる
0096南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/22(日) 17:10:28.37ID:???
「フ…そのふたり おまえの教えだといって 修練場で戦おうとしなかった
 だが結果は同じだ!いくら戦いを放棄しようが相手は容赦せぬ
 このガキふたり 犬コロのように蹴り転がされおったわ!!」

レイアは投げすてられた子供たちを抱きしめ、そのけなげな言葉に涙を流す…

だが修羅はそんな子供たちの首根っこをつかみ、見せしめとしてその目の前で子供の息の根を止めようとする
それをとめようとするレイアを軽く払い、レイアからやったほうが面白そうとその指を突き出そうとして…
そこにシャチが突っ込んでくる! 突っ込んでくるシャチに拳を突き出す修羅だがシャチは構わず体当たりをぶちこむ!
シャチの背中を叩いて抵抗しようとするが、構わず修羅を持ち上げるとその後頭部を尖ったクズ鉄に突き刺す!!

しかしシャチはそこで力尽きようとして…もうひとりの修羅がシャチにとどめを刺そうとするが
突如その修羅の身体がバラバラに破裂してしまう!?
……シャチの前にローブを羽織ったひとりの老人が現れる 
その老人の放った拳こそが北斗琉拳… シャチはその拳を教えてくれと老人に請うが…

「その女と添いとげたげればまつがいい いずれあの海を渡り救世主がおとずれよう
 三人の羅将を倒して この国を変える男が!!」
「ま…まてぬ!! もはや修羅を殺ったオレはあともどりはできぬ!!
 そ…それにみろ!この国のありさまを!! 救世主などまてぬのだ!!」

その言葉と共にシャチを力尽きる… その姿に老人も彼に北斗琉拳を学ばせることを決めるのであった
0097南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/22(日) 17:10:44.13ID:???
やはりシャチの狂気は、偽りのものであった 
彼は待てなかったのだ、救世主の存在を… そして、彼が語る救世主の名に

「その名はラオウ!!」

リンは衝撃をうける…!!

「ならば…あなたもわたしもこれからはかり知れぬものをみることになるわ…」

その言葉と共に、ケンは羅将ハンの腕を掴み上げ その腕を締め上げる…!!

「は…初めてふたりの拳がからみあった!! なんという男だ奴は!!」
「ケンは…そのラオウを倒した男です!!」

その言葉に、今度はシャチが驚愕の表情を浮かべるのであった

<続く>
0099マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/22(日) 23:33:17.88ID:???
悪役だったのに「わが生涯に 一片の悔いなし!!」の台詞が真人間に変えてしまったのだろうか?
0100マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/23(月) 13:16:31.81ID:???
ラオウが強引な手段を使ってでも国内平定を急いでいたのは、
少しでも早く修羅の国に渡るためだったのか…?
0101南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/23(月) 17:32:50.05ID:???
修羅の国に伝わる救世主、ラオウを倒した男が目の前のケンシロウと知り
シャチも驚愕の表情を浮かべるのだった

  <第175話 伝説を継ぐ者!の巻>

羅将ハンの腕を締め上げ、ケンが追撃を仕掛けようとするが
無理矢理肩の骨を外してその拘束を逃れるハン そしてハンの手刀がケンを襲う!
とっさに両腕で受けるが、それでもケンの体は床深くに沈んでしまう
瓦礫の中にケンを埋めようとするが、その瓦礫を吹き飛ばし瓦礫越しにハンの顔面をぶん殴る!
初めて拳をあてられたことに、羅将ハンはケンを褒め称える
…シャチの方はラオウが倒されたということを今だ信じられない様子であった
そのただならぬ様子から、シャチはラオウを知っているのか…リンの言葉にシャチはかつての光景を思い出す…


海岸線に立つラオウと黒王 その側に片膝をつく赤鯱の姿もあった
海を渡りますかとの問いに、ラオウはまだこの国でやらなければいけない事があると返す

「この国でふたりの男を倒さねばならぬのだ!! 同門… そして弟と呼ぶ ふたりの男を!!」

そこに少年のシャチが、野盗が近づいてると慌てて二人の下に駆け寄ってくる
地平の方に目をやると、おびただしい数の野盗達がラオウを取り囲んでいた

「みるがいい まだおれの力を知らぬバカどもがいる!! そのふたりを倒さねば おれはこの国すら握れぬ
 赤鯱 ここでまつがいい おれはいつの日か必ず この海を渡る!!
 シャチとかいったな  強くなれ!!男なら強くな」

そういってラオウは、少年シャチの頭を軽くなでてあげた そんな光景に父親の赤鯱も大喜び
黒王と共に駆けるラオウが、その手刀で野盗たちを一掃してしまうのだった


そんなラオウを闘神と羨望の想いを向けていたシャチ そのラオウが倒れたなど信じられぬ思いであったが
だが、目の前のケンシロウがラオウの言った弟の一人だとしたら…リンの言葉にシャチが驚愕する
0102南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/23(月) 17:33:21.73ID:???
羅将ハンとケンシロウ…しばしにらみ合う強者二人…
互いに壁をその間に挟み…二人は同時に仕掛ける!!
壁を破壊し、二人は手四つでつかみ合う 兵士達もその激闘の余波に巻き込まれてしまう
ケンの前蹴りをとっさに回避し、その体を高々と持ち上げ壁に叩きつけるハン
しかしケンもそのままハンの体を投げ返す!!

「我らが拳に間合いなし! 手をはなせば死よ!!」

二人の激しい戦いに、あたりも凄まじい破壊に見舞われる
組み合う二人に巨大な石像の頭が落ちてきてしまい、兵士達もその瓦礫に潰されてしまうが
二人に落下した瓦礫は、なんと真っ二つに裂かれてしまう それでありながら二人には傷一つ無い…!

「こ…これは!!」
「相手が強ければそれだけケンは強くなる そしてラオウの伝説を継ぐ者…
 それはケンシロウ!!」

<続く>
0103マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/23(月) 17:45:52.59ID:???
>>
「この国でふたりの男を倒さねばならぬのだ!! 同門… そして弟と呼ぶ ふたりの男を!!」

ジャギ様…
0105マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/23(月) 18:21:45.12ID:???
ジャギは配下だってトキが言ってただろ いい加減にしろ
0106マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/23(月) 19:55:00.37ID:???
性根はともかく実力は十分あるほうなのになあ、ジャギ様
0107マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/23(月) 19:57:05.71ID:???
キムとかの途中脱落者がいた中、あの三人相手に最後まで伝承者候補に残った時点でな。
なんというか、ジャギ様って中途半端に才能を持ってしまった悲劇だよな
0108マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/23(月) 20:29:22.83ID:???
ラオウが普通にコミュニケーションとっている…
修羅どもより話が通じなさそうなのに赤鯱さんすげえ
0110南斗粗筋拳@携帯から
垢版 |
2016/05/24(火) 20:14:31.80ID:NO5xc9Hc
何でか昼から急にネット接続が出来ず、今回は粗筋の投下が出来なさそうです すまぬ
0111南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/25(水) 16:50:26.48ID:???
ネット環境治りました 普通に電話代払い忘れだった;
お騒がせして申し訳ない と言うわけでまた5時から投下いたします
0112南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/25(水) 17:00:27.89ID:oqAFvtHc
ケンの力に押し込まれる羅将ハン だがとっさにその腕を放しケンの体を壁に投げつける!
ハンの投げを受け、その壁が一気に破壊されてしまうのだった

  <第176話 ラオウ伝説走る!の巻>

「ケンシロウがラオウの伝説を継ぐというのか」
「そして感じるの ケンはラオウの魂に引かれ… それ以上のなにかに引かれて この国へきたと!!」

壁に叩きつけられ、倒れるケンに羅将ハンがとどめの一撃を仕掛けようと跳びかかってくる
飛びかかる羅将ハンに、ケンシロウはかつてラオウが放った技、 天 将 奔 烈 を放つ!!
ケンの放つ闘気に天高く飛ばされ、その壁に叩きつけられてしまう羅将ハン
…ケンの放った技に、ひとりのボロが驚愕に震え上がり

「こ……こんな技を使えるのはこの世に ただひとり!!
 あ…あの男は恐怖の覇王 ラオウ!!」

ボロの言葉に、兵士達にも動揺が広がり そしてボロはその場を離れ、ラオウ到来を伝える居城のボタンを押す
するとその居城から、赤い水が一気に河へと流れ出る!!

「で…伝達の赤水!! この修羅の国ではすべてがラオウ襲来に備えてあったのだ!!」

……その頃、霧深い沼地をいかだで進むタオとレイア 
二人はジュウケイと呼ばれるローブを羽織った老人に、沼が赤く染まったことを伝える
その報告にラオウが修羅の国に到達したと確信し、修羅は恐怖し民は狂喜するであろう
…これで死ぬことが出来る、とその老人は呟くが…

「伝えてはならぬ北斗琉拳! その禁を破りわしは三人の男に北斗琉拳を伝えた それが三人の羅将!!」
「で…でもなぜラオウが必ずくると この国の人間 修羅や羅将までなぜラオウ伝説を……」
「この国は北斗神拳の故国!!そしてラオウの故国!! 人はいつか故国をめざすものよ!!」
0113南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/25(水) 17:01:01.70ID:???
羅将ハンのジャーマンスープレックスがケンを襲うが、ケンもとっさにその頭を守る
ケンの強さに、息を切らしながら感嘆の声をあげる羅将ハン

「は――― ふ―― は――― つ……強い…だが断じてきさまはラオウではない
 もしやきさまの名は ケンシロウか!!」

ラオウの…自分の名まで知るハンにケンシロウにも僅かに動揺が浮かぶ
だがその理由は知らぬまま死ぬほうが身のため、とあたりの闘気が凝縮され…
二人の周囲を瓦礫が飛び上がり…二人が放つ大岩がぶつかり合う!!
破壊された大岩に視界を奪われるハン その隙を突きケンが正拳突きを放つ!!
とっさにハンもその正拳突きを受け止め…

「ぐっ 強くなったものよ…
 あの時の赤子が…ラ…ラオウに抱かれて この国より船ででた あの赤子がおまえであったか」

ハンが語る言葉に、ケンもその眼を見開く  ケンに動揺が広がるように、天もまた荒れ狂い始める…

<続く>
0114マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/26(木) 03:35:09.88ID:???
>>113
>二人の周囲を瓦礫が飛び上がり…二人が放つ大岩がぶつかり合う
今までも闘気自体を飛ばすことはあったが、とうとう闘気で物理的に
物を飛ばすレベルになったか…w
0115マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/26(木) 17:06:02.72ID:???
ラオウが死んで何年も経つのにラオウ伝説が信じられているとは
0116南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/26(木) 17:11:26.71ID:???
ハンが語るその言葉に、リンもケンシロウも驚愕する
その動揺に、僅かにケンに力が失われ…ハンはその隙を見逃さない!

(こ…この国が…おれの故国!?) 
「その首もらった――っ!!」

  <第177話 燃えさかる宿命!の巻> (本日巻頭カラー&二色カラー)

ハンが放つ攻撃をとっさに受け止めるが、それでもケンの体は高々と吹き飛ばされてしまう
居城の塔に叩きつけられ、その爆発に巻き込まれるケンシロウ
高笑いをあげるハンだが、不意にその床がボコボコ割れていきその地割れに飲まれる
するとその地割れから現れたケンの腕が、ハンの足を掴みその体を叩きつける!

北斗の戦い…その凄まじさにシャチも息を呑む…

ボロボロになりながらも二人の戦いはさらに激しさを増す
浮き上がる瓦礫の大岩が二人の周囲を激しく回り、大岩がぶつかり合う
荒れ狂う周囲に…不意に、ケンが自らの異変に気がつく

「フッフフ どうやら足がマヒしてきたようだな…
 必殺の経絡破孔を突けぬかわりに徐々に足の自由を奪っていたのよ
 きさまとは実戦での鍛え方がちがうわ!!
 わが疾風の拳 寸分の狂いもなくきさまの心の臓を突き破ってくれるわ!!
 フハハハ 北斗琉拳 斬風燕破(ざんぷうえんぱ)!!」

必殺の突きがケンに向け放たれるが …その突きは、ケンの腕に突き刺さっていた
ハンがケンシロウの足を封じたように、ケンシロウはハンの視神経を封じていたのだ…!
そしてハンの腕を掴み、ケンの連撃がハンの体を吹き飛ばした!!
0117南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/26(木) 17:11:57.74ID:???
ついに決着がつき、第三の羅将ハンを下したケンシロウ
…そしてハンは、ケンシロウの生い立ちを語り始める…

「フ…みごとだ し…しかしあの赤子がよくぞこれまでになったものよ
 乳もなく食もなく長い航海に耐えられまいと思っていた…赤子が…」
「きかせてもらおうか」

「あれは二十数年前 世は終末戦争への道をまっしぐらに突き進んでいた時のことだ
 この国は強力な軍事国家に侵略され もはや滅亡寸前だった
 そして いつの日か文明は滅び すべて無から始まるであろうと知った時
 北斗琉拳の師 ジュウケイはこの国より三人の男子を送り出した

 すべてが無から始まる時 時代を握るのは暴力!!そして拳の力!!
 そう読んだジュウケイはおまえたち三人を北斗神拳の伝承者リュウケンの元へ送ったのだ!!
 そう…その三人が おまえとラオウ トキの兄弟だったのだ」

同じ頃、ジュウケイもその時のことを語り始めていた

「わしは三人をリュウケンに送った だがそれでも不安は消えなかった 暴力で荒れる時代を制す拳!!
 その思いのあまりわしは時を同じくしてこの地の三人の男子に北斗琉拳を教えた!!
 だが それが過ちだった!! ハン ヒョウ カイオウ 三人は北斗琉拳の凄絶さに魂を狂わせた!!
 だが それも終わる ラオウがすべてを解決してくれよう」

…だが、修羅の国に到達し羅将ハンと戦っているのはラオウではなくケンシロウ
その言葉にジュウケイが驚愕の反応を示す…
0118南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/26(木) 17:12:27.30ID:???
口から血を吐きながら、ケンの強さを褒め称える羅将ハン
だが、ケンシロウでは第二の羅将ヒョウは倒せない、といい放つ

「ラオウでなければ羅将ヒョウは倒せぬ! たとえ おまえがラオウより強くともな!!
 これより先はおまえには地獄よりつらい道!! 帰れ!帰らねばその宿命に狂い果てるぞ!!」

その言葉と共にハンの倒れる床が崩れ落ち、赤く染まる川の中へと落ちていった…
ハンの言葉に、ケンシロウは体の奥底から沸き立つ血の滾りを感じ取っていた

戦いは終わり…ケンはシャチに女と父親が待っている、と声をかける
リンにも姉とバットが待っていると、帰るように促すが…

「ケ…ケンは!?」
「オレは行かねばならぬ 帰るのだリン! 帰って好きな男の子を産むがいい」

(な…ならばケン…… わたしは この国に残ります!!)

ケンの背中に、リンはその決意を胸に秘めるのだった…

<続く>
0119マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/26(木) 17:17:15.81ID:???
なんかもうすべてが突然すぎてわけ分かんない
三兄弟はみんな言うだろうけど、リンの胸の内とかラオウの扱いとか・・・
そりゃちびっ子も北斗神拳の真似からかめはめ波を真似するよなぁ
0120マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/26(木) 17:22:52.54ID:???
あれだけの大口叩いてたシャチが今やただの驚き役と化した哀しみ
0121マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/26(木) 18:48:27.34ID:???
何度目かわからないがあえて言うぞ



ジ ャ ギ 様 は !?
0122マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/26(木) 22:32:32.52ID:???
ここまでくると正真正銘ただの一般人だったジャギがあの伝承者候補に残ったという
その事実だけでジャギ様の株がうなぎのぼりになってくる気がする
0123南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/27(金) 17:36:45.95ID:???
「リン……やはりおまえはケンシロウを」
「一生一度の わがままかもしれない でも たとえ許されずとも私には この道しかない」

そんなリンの決意に…シャチはそっとリンの肩に手を当てる

「このオレでもおまえの身を守ることぐらいできる…行こう」

 いつかこよう… おまえの気持ちが通じる日が!!

  <第178話 ボロ蜂起す!!の巻>

場面は修羅の国に来たのがケンシロウであることを知り、驚愕するジュウケイに映る
それが事実ならボロとなって身を隠しておた男たちの蜂起をとめねばならない、と語るが…
すでにその伝達は修羅の国全域に及んでいた… 
ボロたちの前に立つ一人の老人が、ラオウから授かったというエンブレムを彼らに見せる
今こそラオウが修羅の国に辿り着き、彼らが立ち上がるときは来たとボロたちは一斉に沸き立つ

まずは子供たちを救うべく、ボロたちは修練場を襲う!
突然の襲撃と数の暴力に、修羅たちもなぎ倒されていく 
そして修練場の壁を壊し、そこにいる子供たちとの再会を喜ぶボロたち
だがそこに、巨大なブーメランによる一撃がボロたちを切り裂いてしまう!!
そして、そこに現れ立ちはだかる修羅が彼らに残酷な現実を突きつける

「おろか者どもめが―――っ!!
 残念だったなよ〜〜くきけ! おまえらが救世主とあおぐラオウはすでに死んでいる
 この国にあらわれたのはケンシロウという男よ わが国には一切の打撃も与えぬわ!!」

巨大ブーメランを持った修羅が下卑た笑みを浮かべ、失意の底に沈むボロたちに襲い掛かる!!
0124南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/27(金) 17:37:18.51ID:???
………ジュウケイが村に辿り着いた時には、すでにあたり一面ボロたちの死体の山が出来上がっていた…

(この国のラオウの伝説は強大… 強大ゆえ伝説が崩れた時に民の戦意も急激に崩壊する!!
 この惨劇は この村だけではとどまるまい)

修練場でも、すでに粗方の決着はついてしまっていた
あとは瀕死のボロどもにとどめを刺すのみ…だが突如修羅のその腕が弾け飛ぶ!
そこに現れたケンシロウが、一瞬にして修羅を肉片に変えてしまう
……瀕死の老人が、現れたケンシロウをみて…亡くなった子供を抱きかかえながら老人はケンに罵声を浴びせる

「こ…これをみろ!! ラ…ラオウ様でなく あんたがきたせいで…
 な…なぜこんなことに!! なぜラオウ様はきてくださらなかったのか!!」

涙ながらに訴える老人だが…彼の背に巨大ブーメランが突き刺さってしまう
現れた修羅、ブロンはケンシロウをみて完全になめてかかっている そして投げつけたブーメランを
ケンは軽く受け止め、そのブーメランを容易くひしゃげさせてしまう
ケンの投げ返したブーメランに、ブロンの身体は綺麗にΛの形に穴をあけられてしまう
連れの修羅も剣を抜くが、ケンの手で容易く剣が曲げられる ならばともう一本抜くがコレも即座にグニャリと曲げられる
うろたえながら二本の剣を抜くが、やはり結果は同じ
そしてひしゃげられた剣で、その顔面を切り裂くケンであった
……修羅を下し、ケンはひとつの決断をする  修羅の国のラオウ伝説、ケンがその伝説を引き継ぐことを…

「もはやおれに帰る道はない!! ラオウ伝説はおれが成す!!」

<続く>
0125マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/27(金) 21:31:24.82ID:???
ないアル修羅の時点で怪しかったがとうとうただのモヒカン亜種に成り果ててしまった修羅たち
0127マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/28(土) 10:36:02.08ID:???
貴様ぐらい この武論さまがブチのめしてくれる〜〜!!ふ〜〜ん!!
0128マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/28(土) 13:11:54.99ID:???
後付けしないで漫画描くのは手塚治虫先生とか限られた存在だろうけど
最近の後付けは面白さに繋がってないきがする
0129南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/28(土) 17:15:33.07ID:???
谷間の流砂地帯にて、砂に潜りながら潜望鏡で様子を伺う修羅の一味
ケンシロウを待ち構えるカニ男が、ケン達一行の姿を確認すると再び砂に潜るのであった

  <第179話 もどりこぬ愛!!の巻>

谷間の砂地が風に吹かれ微かに音を立てる 臆せずケンは砂地に足を進める
…砂地から潜望鏡が出てきてぴょこぴょこあたりを見渡すが
即座にケンに潜望鏡を掴まれ、砂場に投げすてられる修羅
するとそこから巨大なトラバサミが砂地からあらわれ、修羅の体を丸ごと挟み込んでしまう!
修羅の体を丸ごとはさみ、トラバサミは再び砂地に沈んでいくのだった

「どうやらここには化け物がすんでるようだな」

ケンがそういって小石を投げつけると、砂地に浮かぶ潜望鏡の一本に見事命中!
そして砂場から、巨大なカニ男が姿を現す 現れたカニ男にさしものシャチもちょっと困惑

「おれはカニ料理は好みじゃないんだがな……」

カニ男、シエが両腕の装甲から巨大な刃を展開させてケンシロウに切りかかるが
…シエの攻め方から罠に誘い込んでいることを見抜くケン 
だが後一歩でも下がればもうおしまいだと、カニ刃で挟み込もうとするシエ
……それを容易く回避して、シエの背中をとるケン そしてその背中をぽんと押してやって
慌てて砂地から逃げようとするが、起き上がった瞬間トラバサミの刃が顔面に突き刺さるのであった

ケンがカニと遊んでいたころ、ジュウケイ一行も先を急いでいた
だがケンシロウもラオウを下した実力者、ラオウに代わってこの国を救ってくれるのでは、とレイアも言うが…

「叶わぬ!! たとえケンシロウがラオウより強くとも第二の羅将には勝てぬ理由があるのだ!!」
0130南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/28(土) 17:16:36.70ID:???
……第三の羅将・ハンの遺体をその第二の羅将…額に×字傷の男がその遺体を抱きしめる
そしてハンを下した敵は、オレが必ず…と誓うのであった

場面は再びジュウケイたちの側に戻る
なぜケンシロウでは第二の羅将・ヒョウを倒せぬのか…レイアがもっともな疑問を口にする
その問いに、ジュウケイが語るのは驚くべき真実であった

「ヒョウは……ヒョウはケンシロウの実兄!! ケンシロウとヒョウは血をわけた実の兄弟なのだ!!
 あの時のことは今でも忘れぬ 時代のためとはいえ このジュウケイがあのふたりをひき離したのだ!!」


海を渡るラオウとトキに思いを託すジュウケイ だがそこにヒョウが見当たらないという
すると海には、荒波を泳ぎながら二人の下に泳いでくる少年のヒョウの姿があった
ラオウとトキが助けの手を差し伸べようとするが

「はあ はあ!! く…くるな 行け!!
 オ…オレは大丈夫!! だ…だけどもケンは赤ん坊だ!!ケンはケンだけはおまえの手で守ってくれ!!
 ラオウ たのむ――!!」

荒波の中、それだけを伝えるために…やさし過ぎる男、とヒョウを評するジュウケイだが…

「だがその優しさは拳にとって不要! そう思ったわしはあろうことかヒョウの記憶を…
 北斗琉拳をさずける時 この手でヒョウの記憶を奪ってしまったのだ!!

 だが記憶を奪っても義の心は消えぬ!!
 ヒョウにとって今の兄弟は北斗琉拳の同門! ハンとカイオウ!!」

……ハンの遺体を奉るヒョウの瞳が鋭く輝き…
ケンの兄としてではなく、第二の羅将として…ケンシロウを自身の敵と見定めるヒョウであった

<続く>
0134マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/29(日) 09:12:42.52ID:???
なんかでみたけどケンの好みは「世紀末だから好き嫌いはいえない」とかいって濁されてたな
0135南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/29(日) 17:08:34.38ID:???
 <第180話 死風さかまく!の巻>

ジュウケイたちは第二の羅将・ヒョウの居城の側に辿り着いていた
レイアとタオのふたりには、シャチの元へ戻るように促す
すでにシャチはケンシロウとの出会いのお陰で昔のシャチに戻っているであろう
そしてジュウケイは、微かな笑みを浮かべて二人に別れを告げる

「いよいよ別れの時はきたようだ わしは…自分のまいた種を刈り取らねばならぬ!!
 このジュウケイがヒョウを倒せばケンシロウによりラオウ伝説は成ろう!!」

ヒョウの居城の門前に姿を現すジュウケイ だが当然門番がその行く手を阻む
第二の羅将・ヒョウに用があるというが、自身の将を呼び捨てにされ怒り心頭の修羅が脅しをかける
…次の瞬間、修羅の体は弾き飛んでしまう!? 
慌てて居城の分厚い門を閉じ、ジュウケイの行く手を阻もうとするが…
ジュウケイはなにやら怪しい呪文を唱え始め、分厚い門に手を当てると
鋼鉄の門が瞬時に溶けていってしまう!?
あまりに人間離れしたその光景に、修羅の兵士達も恐れをなして逃げ出してしまうのであった

その頃ケン達一行の元には、タオとレイアが駆けつける 
二人の再会に…昔のシャチに戻った、とタオも笑顔になり…そんな光景にケンも微かに笑顔をみせるのだった
とりあえず本来の用件、ジュウケイからの伝言をシャチに伝えるレイア
…その言葉に驚愕するシャチ… シャチは一人、オレが何とかするとその決意を胸に秘めるのだった

場面は再びジュウケイに移り…その目の前には第二の羅将・ヒョウが待ち構えていた
北斗琉拳の老子の姿に、軽く挨拶を交わすヒョウに…ジュウケイは今日は彼の命を貰い受けに来たと言い放つ
老子ともあろう方がラオウ伝説に乗るのかと問うヒョウに、ジュウケイはケンシロウだからこそ動いたと返す
まずはヒョウの記憶を呼び戻すための破孔を突かねば、と戦闘準備を整えるジュウケイ
そんなジュウケイに勝手なものだと最もな言葉で返すヒョウだが、ジュウケイのまとう鎧に彼も反応を示す
その鎧は北斗琉拳の死装武衣(しそうぶい) 自らが死を覚悟したときにまとう鎧であった

「すでに死を賭したか!! だが…オレからいかなる過去を奪ったか知らぬがもはやわが師にはわが破孔は突けぬ!!」
0136南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/29(日) 17:09:01.94ID:???
その頃ケン達一行 リンにはひとまず村に戻るよう説得するタオとレイア
…自分が足手まといなのはリン自身わかっているのだが…
そこに巡回の修羅が怪しいケン達一行の姿を確認し、ひっとらえようとするが
不意にあたりが突如暗くなっている そしてその背後から巨大な影が伸び、その影が怪物のような形を作り出す!?

「こ…これはもしや噂に聞く幻魔影霊(げんまえいれい)!!」

驚愕する修羅の前に現れたのは、全身に甲冑を装備した第一の羅将・カイオウであった…!

<続く>
0137マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/29(日) 18:06:33.93ID:???
一気に第一の羅将まで出してきたな。
カイオウという名前から何となく予想はしてたがラオウ系キャラか。
0138マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/29(日) 18:39:57.23ID:???
カイオウが修羅の国のラスボス、ヒョウとハンが中ボスという感じだな
0140マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/30(月) 07:25:12.13ID:???
この展開の速さから第二・第一の羅将も大ボスまでのつなぎかも知れんぞ
ヒョウがケンの実兄らしいからラスボスが修羅の国を統べるラオウの実父、羅王というのもありうる
0141南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/30(月) 17:10:59.13ID:y1bSvj8N
突如あらわれた第一の羅将・カイオウの御姿に驚愕する修羅たち
その甲冑の隙間から、燃え滾る炎のような闘気を放つカイオウ
その目を輝かせ、失せろと吐き捨てその巨馬を走らせるカイオウであった

  <第181話 狂える魔王!の巻>

怨念の如き影をまとわせ、ケン達一行を強襲するカイオウ
するとカイオウは、リンの身柄を掴みあげると一瞬にしてその身を奪い去ってしまった
まさに一瞬の出来事…急いでケンとシャチに知らせようとするレイア達であった

川辺のほとりに立つケンシロウ その川辺で洗濯する子どもたちを見かけるが
子ども達は「ヒョウだ!!」とケンシロウをみて一目散に逃げ出してしまうのだった
子供たちの反応にケンシロウも困惑する…

その頃、リンを連れ去ったカイオウが自身の居城へと戻っていた
目を覚ましたリンの目の前には、怨念の如き闘気…魔気を放つカイオウの姿があった…
…だがなぜカイオウはリンの身柄を奪い去ったのか…

「みろ!! このわたしの憤りを!!
 わたしの魔気が耐え切れぬほどうずく!! それはやつがあらわれたからだ!!

 この国の四千年の歴史の間には ラオウ伝説以前にも救世主伝説はあった!!
 かつてこの国が滅亡の危機にみまわれた時には恐るべき救世主があらわれたと言う!!
 その力は一瞬にして悪鬼どもを焼きつくし 
 その様はまさに神のみがなせる奇跡以外にはなく 人々はその男を神とあがめた!!
 その男たちこそ まさに北斗神拳の伝承者であったのだ!!

 だが同等の力をもちながら北斗琉拳はその歴史から抹殺されてきた 
 千八百年の長きにわたり 魔道と虐げられてきたのだ!!
 しかしその屈辱の歴史もわが代で終わる!! 
 よいか!この北斗琉拳のカイオウこそ 新世紀の創造主となろう!!
 リン!天帝の子よ! 北斗神拳の死を見届けよ!!」
0142南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/30(月) 17:11:31.49ID:y1bSvj8N
燃えさかる魔気を放つ拳を突き出しそういい放つ カイオウの語る歴史の真実にリンも眼を見開く…

同じ頃…ヒョウとジュウケイの戦いも始まろうとしていた
死装武衣をみせられては手は抜けない、とヒョウも本気でジュウケイと対峙しようとする
どこからでも来いと待ち構えるヒョウだが、ジュウケイは静かに息を吐くのみ…

「フ…あなたは老いすぎたようだな!! ではこちらから行くぞ!!」

ヒョウが先手を取り、その拳を繰り出すがそれを一寸で見切る
だがその拳圧は、ジュウケイのはるか後ろの壁を砕き割ってしまう
流れるような動きでヒョウの背後を取ろうするが、その手刀がジュウケイの動きを阻む!
足が止まったところで、ヒョウの豪腕がジュウケイを思い切り吹き飛ばした!!
勢いよく壁に叩きつけられながらも、ジュウケイは傷一つないが
…一撃も仕掛けないジュウケイを不審に感じるヒョウ そして再び仕掛けようとするが
それを前に、ジュウケイはあやしい呪文を唱え始めた!

【Βυζια βυζια τουζ μηρομζ γαλα κωλο
 εχετε ηταν η αδελφη μου ωραια βυζια】

その呪文が唱えられた瞬間、ヒョウの両腕が突如磔にされたように動けなくなる!?
ジュウケイは記憶を奪った際に、再びその記憶を呼び戻す時のための呪文も供えていたのだ

「オレの記憶になにが…なにがあるというのだ!!」
「カイオウを倒す唯一の道! 真の北斗の力を呼び覚ます封印を解く鍵よ!!」

北斗琉拳を抹殺する気か!?と叫びながらヒョウはジュウケイの呪文に悶え苦しむ…!

<続く> 
0144マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/30(月) 19:14:49.92ID:???
ヒョウとケンって特に似てないと思うけど…
リンはせっかく救出したのにまた攫われたのか。
0145マロン名無しさん
垢版 |
2016/05/30(月) 20:07:03.52ID:???
> 千八百年の長きにわたり 魔道と虐げられてきたのだ!!

わかってるんならそのおどろおどろしい外見をなんとかしろw
0146南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/31(火) 17:12:00.06ID:???
  <第182話 震える魔気!!の巻> (冒頭2ページ二色カラー)

ケンとシャチの立つ地の足元には、ラオウ伝説を信じて散っていった者達の屍が転がっていた
血をわけた兄を殺さねばならぬ、悲しき宿命の男ケンシロウ…
それを不憫に思うシャチが、ケンシロウをヒョウとあわせぬ為に別の方向に導こうとするが…

(二色カラーここまで)

だがケンシロウはシャチの導く方向がデタラメであることを見抜いていた
シャチが会わせる事をためらうヒョウとはいかなる人物か ケンシロウに問いただされるが…
その時、夜空に輝く北斗七星に巨大な流星が流れる さながら北斗七星を引き裂くように
そこにレイアからも、リンがカイオウにさらわれてしまったとの声が上がるのだった

ジュウケイの呪文に悶え苦しむヒョウ かろうじてその腕を伸ばそうとするが…
ジュウケイは呪文を唱えながらその腕を掴み、ヒョウの胸にジュウケイの抜き手が突き刺さる!!

フ ー ム
 O
 ξ

その抜き手に、ヒョウの目と口から炎の如き気が溢れ出る!!

オ ー ム
 O
 ν

呪文と共に抜き手が深く深くヒョウの肉体に突き刺さる 
白目を剥き意識が途絶える寸前…ヒョウはかろうじて抜き手を自身の体から引きぬく!!
0147南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/31(火) 17:13:03.34ID:???
「いかに師とはいえど許さぬぞ大老 北斗琉拳はきさまの教えた拳
 ま…まさか北斗神拳救世主伝説を信じ おのれの北斗琉拳より北斗神拳が優れていると思っているのか」
「そうだ だが拳の優劣ではない!!  その拳の業ゆえに 北斗琉拳は存在してはならぬ拳なのだ!!」

その言葉と共にジュウケイは自身の過去…北斗神拳を憎み、戦いを挑んだ過去が語られる
その時、ジュウケイは北斗琉拳の魔界の入り口に足を踏み入れていた…


リュウケンを探し北斗神拳の居城をさ迷うジュウケイ その目と口からほとばしる魔気が微かに溢れる…
その足元には、北斗神拳の弟子たちがぼろくずのように転がっていた
そこに一人の猛者がジュウケイの行く手を阻もうとするが、それを前に

ヴァジュラ
   ェ
 □E
   コ

そう唱えると、突如ふたりの立つ地面が消え去ってしまう!?
…対峙するジュウケイの顔は、まさに悪魔の如き形相であった…!

「オレは魔界をみた!!」

血走った目と形相でそう言い放ち、対峙する猛者の全身をバラバラに粉砕してしまう!!
居城の一角すら吹き飛ばすジュウケイの暴虐、そこにリュウケンも駆けつける
だがジュウケイにより先手を打たれ、放たれた魔闘気に吹き飛ばされてしまう!

(お…恐るべき闘気よ!!やつを倒すのはまだ魔界の力を使いこなせずにいる今よりない!!)

吹き飛ばされ落ちてくるリュウケンにとどめを刺そうとするが、リュウケンも奥義で対抗
空中で無数に分身したリュウケンが、ジュウケイの首筋にその手を突き刺す!!
0148南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/05/31(火) 17:13:25.11ID:???
……その額に傷を帯びながら、どうにか正気を取り戻すジュウケイ
だが、すべては遅かった…そういってリュウケンが差し出したのは、ジュウケイの妻子の遺品…
自らの所業に、ジュウケイはその遺品を握り締め、泣き叫ぶのだった…


「わかるかヒョウ 北斗琉拳は魔神しか生まぬ そして今や羅将カイオウは魔界に君臨する巨大な魔神!!
 あのカイオウの鎧は防具ではない!!
 あの鎧は静止していてもなお噴出する おのれの魔闘気を封じるためのもの!!
 その鎧が裂け崩れた時 とてつもないことが起きてしまうのだ」

その頃カイオウの居城では、ケンシロウがカイオウの居城に向かっているとの報告が上がっていた
その報告に…カイオウの鎧が僅かに裂け、その割れ目から魔の気が溢れ出る…

<続く>
0150南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/01(水) 17:36:51.29ID:???
カイオウの居城前に足を踏み入れるケン
そんなケンを待ち構えるのは、ムカデの如き縦に肩車で連結した修羅の軍団であった

  <第183話 伝説の血脈!!の巻>

ケンはムカデ軍団の頭上に軽やかに跳躍するとムカデ軍団の顔面をまとめて回し蹴り!
吹き飛ばされるムカデ軍団だが、血まみれになりながらも立ち上がり、あやしい笑みを浮かべる修羅
その顔面に容赦なく裏拳をぶち込みその首をへし折るが
修羅の死体を目くらましにした奇襲がケンを襲う!!
だが首を掴まれながらもケンも切り返し、ムカデ軍団を一掃するのであった

…そしてケンの前に、第一の羅将カイオウが現れる!
ケンを前に、カイオウの鎧がどんどんひび割れていく…その光景にリンも困惑

「フ…わかるかリン……
 オレの魔闘気が狂おしいほどに血を求めておるのだ!! 北斗神拳の血をな!!」

カイオウがケンと対峙した頃…ジュウケイの怪しい呪文の効果か壁に磔にされてしまうヒョウ
磔にされながら、自分の体に北斗の封印を解く鍵があるとはどういう意味なのかを問いただすが

「よいかヒョウよ!おまえとケンシロウは実の兄弟! そして北斗宗家の血をひく男たちなのだ!!
 その北斗宗家の拳こそ 神拳 と 琉拳 の源流の拳!!
 そしてその血統者にのみ琉拳を封じる秘拳をなせる天賦の才をもつものが生まれるのだ!!
 それがまさにケンシロウだ!!
 カイオウを倒せるのはその秘拳のみ!! そしてその秘拳を呼びさますもののありかは………
 ヒョウ! おまえにのみ伝承されているのだ!!」
0151南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/01(水) 17:37:14.04ID:???
その言葉に驚愕するヒョウ 
だが記憶を奪うも覚ますも思いのままの術を持つジュウケイならば、すでにそのありかを聞き出せたはずだ
とのヒョウの言葉に…

「いかなる秘術も おまえが弟を思う 愛 の前では無力であったわ…」

震えながらそう語るジュウケイ… だがジュウケイはあと一歩のところで力尽きてしまう
呪縛から解けたヒョウが高笑いを上げ、ジュウケイにとどめを刺そうとするが
その時ヒョウの額のX字傷から突如血が溢れ出る!?

額から溢れる血に悶え苦しみながら、自らの記憶の断片が起こされる…
ラオウが抱きかかえる光の玉…少年のヒョウがその光に近づくと
うっすらとその光が赤子の形を成し… だが、そこで赤子の光は消滅してしまう…

(ま…まだ術が浅かったか!!)

ヒョウがよみがえる記憶に悶え苦しみだす頃、ケンとカイオウの戦いも幕を空けようとしていた

「フ…オレはついているな…きさまはまだ封印を解かれておらぬとみえる!!
 フフフ…おまえはなにも知る必要はない ただ死ぬのみ!!
 そして北斗琉拳こそが このカイオウこそが 新世紀創造主となるのだ!!」

そういってカイオウがその拳を突き出すと、突如ケンの周りの空間が歪む!?
自身の位置もつかめぬ空間の歪みに投げ出されたケンに、カイオウの一撃が突き刺さる!!

<続く>
0152マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/01(水) 20:56:00.04ID:???
封印とかなにやら話がファンタジーめいてきたぞ 大丈夫か
0154南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/02(木) 17:04:10.99ID:???
  <第184話 玉砕! 無想転生!!の巻>

よみがえる記憶に悶え苦しむヒョウ あと一撃を叩き込めることができれば…
だがジュウケイも限界は近い… そこにレイアから、ケンシロウがカイオウの元へ向かったとの報告が告げられるのだった

カイオウの一撃に吹き飛ばされるケンに、追撃の踏みつけ攻撃がケンを襲う
とっさに腕で受けるが、その腕の骨がいやな音を立てる
そしてとどめの一撃が繰り出されようとするが、それを無双転生で回避する
無数に分かれたケンの分身がカイオウを取り囲もうとするが…
だが、カイオウはまたも空間を消し飛ばしてしまう 
そしてカイオウは無数に分かれたケンの分身から本体を見破り、強烈な一撃を繰り出す!!
吹き飛ばされ、倒れるケンの脇腹にカイオウの指が突き刺さる
カイオウに締め上げられ、ケンの体からおびただしい血があふれ出る…!

「おろかな!!この国の者どもはラオウ伝説を信じ北斗神拳の救世主をまち続ける!!
 だが救世主はここにいる!! オレこそが まさにこの世の救世主なのだ!!
 ふはははは!! この修羅の国こそまさに理想郷!! 弱者には死こそふさわしい!!
 北斗神拳の血などこの世に一滴も残さぬわ!!」

場面は再びヒョウとジュウケイの戦いに移る 
よろめきながらも最後の一撃を叩き込もうとするジュウケイが…ヒョウの記憶を奪ったときの記憶が思い返される…
0155南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/02(木) 17:04:36.70ID:???
少年のヒョウに秘拳のありかを問いただす だがどうしてもその秘拳のありかを教えぬとヒョウの意志は固い
そんなヒョウに…ジュウケイは怪しい呪文を唱え始めると、ヒョウの額に一本の傷が出来上がり、その体が悲鳴を上げる
それでも強情を張るヒョウだが、体中から血があふれ出てきてしまう だが…
激痛に苦しむヒョウは、なんと自分の喉の破孔を突く!? とっさにジュウケイがその指を押さえるが…

「あ…あの拳はケ…ケンシロウのためにある拳です…
 あ…あれは弟の ケンシロウの拳! ケ……ケンシロウが帰ってくるまでだれにも…
 そ…それがオレが別れた弟にできる たったひとつのこと だから…いえない…」

そう言い残し、ヒョウは気を失ってしまう ジュウケイは自らの行為を悔やみ、ヒョウの体を抱きしめるのであった


そして…残るは額の破孔を突けばヒョウの記憶は取り戻せるであろう
だが、悶えるヒョウが顔を上げると、怒りの形相でジュウケイの胸を突き刺す!!
……その胸を突き刺されながら、ジュウケイはこれでよい、と微かに笑みを見せ…
そして、記憶を取り戻すための最後の一撃を繰り出す…!!

<続く>
0157マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/03(金) 00:29:58.88ID:???
うーん・・・最近はドラゴンボールだの聖闘士星矢だのファンタジー色の強い漫画が人気だが
この作品は我が道を行くというか、ドンと構えてらしく在ればそれでいいのに
最近はあっちこっちにふらふらしてる印象が・・・
シリアスでハードなストーリー漫画はジャンプだと希少だし
一時代を築いただけあってまだ読めるけど、正直ピークは過ぎちゃったかな・・・
0158マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/03(金) 14:34:52.18ID:???
いっちゃなんだが修羅の国に入ってからちょっと低迷しちゃった感はあるかなーとは思う
第二部自体はバットの成長もあるから切り捨てて考えるのももったいないけど
0159南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/03(金) 17:26:24.22ID:tP3VsawX
  <第185話 ジュウケイ無惨!の巻>

ジュウケイの拳が、ヒョウの額の×字傷を刺激する
その破孔の影響からか、ヒョウの表情が穏やかになり…ラオウが抱きかかえる子供の記憶が思い起こされる…
以前はラオウが抱きかかえる光に近づいたときに、ヒョウの記憶が途切れたが…
その光の中から、赤子の手がヒョウに伸び…その手の温もりにふれて…

「許せヒョウよ この世のためとはいえ おまえの愛すら奪いさり地獄の底へ導いたことを…
 命を捨てるはわたしにできるせめてもの償いであった」

涙を流しながら、ヒョウを抱きしめるジュウケイ…その光景にタオとレイアももらいなき
……だが 突如ヒョウの背中に北斗七星の痣が光り輝き、血があふれ出る!?
そしてヒョウはカイオウの細工により、再び修羅の形相に戻ってしまう…!!
その姿に、ジュウケイの無念の叫びが響く…
一方ケン対カイオウ ケンはカイオウの力になすすべなく吹き飛ばされてしまうが…
それでもケンはどうにか立ち上がるが…もはやケンも慢心相違…
自身に勝てる可能性があるとするならば、ヒョウの記憶を呼び覚まし北斗の封印を解いた時のみ、といい放つカイオウ
だがその記憶を呼び戻したときこそヒョウは真の魔神となる、とカイオウの兜の下から覗く瞳がニヤリと輝かせる…

…究極奥義、無想転生を破られてもケンはカイオウに立ち向かう!!
北斗神拳に絶望はない、とケンはその拳を繰り出すが 
…ケンの一撃が顔面に突き刺さったにも関わらず、カイオウの体は微動だにしない!?
そしてカイオウはその腕を掴み、ケンの肉体を締め上げる

「フ…まだ気がつかぬのか 闘気を操るにおいては北斗神拳は北斗琉拳の足元にも及ばぬことを!!
 わが魔闘気はきさまの拳がわしに到達するまでにすべての闘気を吸収してしまうのだ

 オレは憎い!! オレに流れる北斗琉拳の血が!!
 魔道の血と虐げられ 一八〇〇年もの間 歴史から抹殺されてきた この血がな!!
 だが この呪われた血をぬぐいさる術がひとつだけある!!」

カイオウがそういってリンの方を振り向き、とんでもない事を言い出した!
0160南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/03(金) 17:26:45.83ID:???
「フフ…リンよ おまえはオレの子を産むのだ!!
 その日より北斗琉拳 救世主伝説の歴史が始まるのだ!!」

一方ヒョウとジュウケイ…倒れるジュウケイを邪悪な笑みで見下ろすヒョウ
そして落雷と共に、ヒョウは倒れるジュウケイの背にとどめを刺す!!

…倒れるジュウケイに、タオとレイアが駆け寄るが…

「お…終わった…す…すべてが… ケンシロウはカイオウに敗れ去り 時代は大きく歪もう…
 おのれの過ち ついにこの命では償いきれなかった… ゆ…許せ この大馬鹿者を!!」

そう言い残し、ジュウケイはこときれるのであった…

<続く>
0161南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/04(土) 17:09:11.32ID:???
冒頭、北斗七星を模したような形の柱がムカデ修羅達に立てられる
カイオウに討たれたケンシロウが、カイオウの手によってその北斗七星の柱に磔にされてしまう…!

「哭けい!! 喚けい!!北斗の星どもよ!! 今こそ北斗神拳の歴史は終焉する!!」

  <第186話 無情の再会!の巻> (本日巻頭カラー&二色カラー)

磔にされたケンシロウに、カイオウの闘気がぶつけられその口からおびただしい血を吐いてしまう
ケンがやられた事態に憤るシャチ こうなれば自分が羅刹に戻るしかない、とカイオウの軍勢に奇襲をかける!!
あらわれたシャチの姿に、カイオウの目がギラリと光輝き膨大な闘気を放つ
とっさに岩を盾にして受けるが、その岩がバラバラに砕けシャチも吹き飛ばされてしまう
カイオウの膨大な力を前に、シャチでもまるで歯が立たない…

「小虫めが!!魔界の入り口をうろついていたような拳が このカイオウに通用すると思うか!!
 このカイオウに刃を向けた者は何人も許さぬ!! 死ねっ!!」

カイオウがとどめを刺そうとするが、そこに突如おびただしい錨状の縄がカイオウに巻きつかれる!
そこに現れたのはシャチの父親、赤鯱と仲間の海賊達であった
がんじがらめにされたカイオウに赤鯱がでかいタルを投げつける カイオウは縄を引きちぎって闘気を放ちタルを破壊するが
タルの中に入っていた硫酸がカイオウの体に浴びせられてしまう!!
さしものカイオウもこれにはかなわず、地面を破壊して水の中に逃げ込む
水中に逃げ込んだカイオウに追撃を仕掛けようとするが…カイオウの放つボウガンの矢が赤鯱の胸を貫いた!
その光景にシャチも驚愕し、よろけながらも父親の元に駆けつけるが…
0162南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/04(土) 17:09:32.68ID:???
「へっへっ 最後の最後でへましちまったぁ だがシャチ 助けたぜオレとおまえの恩人をよ
 シャチ…大きくなったなあ… やっとあえたわが子に それもこれだけ強くたくましくなった子に…」

ボウガンを胸に受け、致命傷の赤鯱はもはや…
そんな父親の姿に、シャチも涙を流し父親の体をだきしめる…

「泣くなシャチよ 鯱は海の虎 そしておまえはこの赤鯱の子
 おまえのために死ねたんだ オレは嬉しいぜ… それによ…親より先に子が死んじゃ親不孝てもんよ
 小さい頃からオレはいつもおまえを抱いてた それが…それがおまえに抱かれるようになったとは…
 も…もっとつ…強く抱いてくれい

 フ…いいもんだ わ…わが子に抱かれるというものは…」

その言葉を最後に、赤鯱は息を引き取るのだった…
やっと会えたというのに…シャチも父の亡骸の前でむせびなく…
……そして、ケンシロウが静かにその意識を取り戻す……

<続く>
0165マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/05(日) 04:52:53.04ID:???
赤鯱達ここまでこれたのか
やっぱあの砂蜘蛛めちゃくちゃ強かったんだな
0166マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/05(日) 07:02:29.84ID:???
赤鯱海賊団は戦い方がうまいな
こういう実力に劣る奴らが機転を利かせて一矢報いるのは好きだw
0167南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/05(日) 17:03:35.96ID:???
  <第187話 幻影の魔人!!の巻>

その身から硫酸を洗い流し、カイオウがその活動を再開する
カイオウはとめられない、とバンダナの海賊仲間が倒れるケンシロウをシャチに託し逃げるように言う

「ヘッヘッヘ 頭を殺られて敵をうたなきゃ海賊稼業はやってられねえよ 行け!ほかに道はねえ
 親父さんがいってたとおりのいい面魂だ!! あんたもきっといい海賊になれたぜ!!」

海賊達が一斉にカイオウの落ちた穴に飛び込むが…
その瞬間大穴から放たれたカイオウの闘気が海賊達をまとめて吹き飛ばす!!
…シャチの足元に、彼のバンダナがパサりと落ちる…
父親と仲間達の死に、シャチは涙を流し震えながらそのバンダナを握り締め
ケンシロウを抱きかかえ、海賊達が吹き飛ぶ光景を背にその場を逃げ出すのであった

どうにか城外に通じる用水路の前にまで辿り着いたシャチ
……だが脱出を目前にして、水の中から現れたカイオウがその前に立ちはだかる…!

「お……おのれカイオウ!!」
「死ぬがいいシャチ!! 仁・義・信 このカイオウが最も嫌うものをもつ者どもよ!!
 このカイオウの時代にそんなものは要らぬのだ!!」

カイオウの放つ闘気がシャチを吹き飛ばす
…もはやシャチも慢心相違の瀕死の状態ながら、カイオウの前に立ちはだかろうとする
そんなシャチにカイオウの容赦ない拳撃が襲い掛かる!
ボコボコにされながらも、シャチはなおもカイオウに立ちはだかろうとするが…
0168南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/05(日) 17:04:07.39ID:???
「ホウ…みあげたものよ その勇気に免じて 
 渾身の魔闘気を込めてケンシロウとともに地獄へ送ってくれよう!!」

その言葉と共に、カイオウがその拳に闘気をまとわせる
……だが、突如その拳の闘気が掻き消える!?
さらにカイオウの魔闘気をまとわせた鎧が自身を締め付ける…!

「よ…鎧が 魔闘気を封じ込めていた鎧が縮んでいく!!」

…意識の無いケンシロウが立ち上がり…その背に仁王の如き幻をまとう!
自身の魔闘気に締め付けられ、やむを経ず鎧を破壊して自分の魔闘気を対外に放って逃がすカイオウ

(な……今の幻影は一体なんだ わが魔闘気が臆したというのか!!
 こ…これが北斗宗家の血か!!)

<続く>
0170マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/05(日) 23:35:36.03ID:???
カイオウが完全にホラー漫画の化け物役だ
この足回りの軽さはほかの漫画のボスも見習うべきところではないか(何)
0171マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/05(日) 23:59:23.52ID:???
シャチが単なる肉弾キャラになったな。
何かジュウケイから授かった北斗琉拳最終奥義でも持って無いのか。
0172マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/06(月) 00:52:07.45ID:???
ここまでケンをボロボロにして無想転生をも破る相手をどうしてラオウなら倒せるんだ
ケンのほうがまだ勝算高いんじゃないのか
0173南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/06(月) 17:02:55.24ID:???
自身の魔闘気が自分自身を蝕むカイオウ 小石がその顔にぶつかっただけでも膝をついてしまう
こうして、シャチとケンシロウはどうにかカイオウの魔の手から逃れることが出来たのだった

  <第186話 非情の再会!!の巻>

「北斗神拳の真髄は極限の怒りと哀しみときく その真髄が魔闘気をおびえさせた
 動けずしてなお魂で戦い続ける男!!

 今こそ核心した!! オレは オレはこの男をまつために
 この国で恋をし……この国にとどまっていたのだと!!」

いかだに乗って水路を渡るシャチ その瞳から流れる涙がシャチの頬を濡らす…
地に倒れ、膝をつきながらもどうにか魔闘気の暴走は収まる 恐るべきは北斗宗家の血の主ケンシロウ…
…そう洩らしながら、その手に力を込め眼光が鋭く輝く

「だ…だからこそ!! だからこそ北斗宗家の血をこの世に一滴も残してはならぬのだ!!」

……修羅の町にどうにか身を寄せるシャチとケンシロウ
その身をボロに隠し一息つくシャチ あとは車を奪えればどうにかなるだろう
だが、そこに羅将ヒョウがお通りになると号令がかかり慌てて町人が町の脇に平伏する
シャチも気絶するケンを脇に抱えつつ、そこに紛れヒョウをやり過ごす算段だが…
その前を通り過ぎようとした時、シャチの身にまとう血のにおいに気がつき振り向いた
ヒョウに追求されどうにかごまかそうとするが…ヒョウの目はごまかせなかった
そしてシャチが抱える背中のボロを切り裂くと、そこからボロボロになったケンシロウが姿を現した

「こ…このとおりケガをしたただのボロでございます 疲れ切って動けぬボロでございます
 ど…どうかお見逃しを」

ヒョウもその言葉に、納得はしたものの…だが
シャチのボロに似合わぬ輝かしき生命を漂わせた瞳はどう説明するのかと問い詰められ…
0174南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/06(月) 17:03:27.08ID:???
「こ…この眼は生まれつきのもの 私のこ…この眼がお気に入らぬのなら この眼を差し上げましょう!!」

シャチがそういって、自らの片目を抉り取る!?
ひとつでは十分ではございませぬか、とシャチはもう片方の目にも手を伸ばして…
その寸前で、もうよいとヒョウに止められる… 
そして、ヒョウはひとつだけ…その背の男は彼のなんなのかをシャチに問う
その問いにシャチは 守るべきすべて と堂々と答えるのであった
…その答えにシャチはどこか笑みを浮かべて、大事にするがよい、とその場を去るのであった

その場を立ち去る最中…ヒョウの額の傷跡が突如疼き
ヒョウの脳裏に、倒れた男 ケンシロウの顔が鮮明に浮かび上がる
そして…かつてみた赤子の光が、ケンシロウと重なる…!
慌てて振り向くヒョウだが、シャチとケンシロウはすでに忽然と姿をけしていたのだった

(あ…あの男がおれの記憶の中に!!)

<続く>
0179南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/07(火) 17:01:44.74ID:???
カイオウは自らの居城に戻り、その鎧を新たに装備しなおす
その眼光を輝かせ、どうにか一息つくカイオウであった

  <第189話 ヒョウ狂乱!!の巻>

「よくわかったであろう 北斗宗家の血の意味が
 いかに魔神の血といえど この血はなにも生まぬ!北斗宗家の血が存在するかぎり!!
 いかにこのカイオウが強大になろうとも その血に脅え その無限の可能性を畏れねばならぬのだ!!
 絶やさねばならぬ!! 神を喰らってもあの血を絶やさねば真のカイオウの時代は到来せぬのだ!!」

カイオウの並々ならぬ『憎悪』に触れ、リンの顔にも冷や汗が混じる…
そこにカイオウの元にヒョウが向かっているとの報告が上がっていた

ヒョウは自身の脳裏に浮かぶ男の顔に…ジュウケイの言葉を思い出すが…
それをつまらぬ幻想と自身を笑うヒョウであった

「オレが兄弟と呼べるのはこの世にたったひとり 北斗琉拳の最強伝承者 カイオウのみ!!」

カイオウの居城に向かう最中 ヒョウは一軒の宝石店に立ち寄る
店主からまばゆい宝石を受け取り、彼が愛した女性サヤカの元へ向かうとのことであった

「恋を知り 愛を知り 情を知る 羅将ヒョウ
 だが唯一哀しきは その男が愛した女が魔神カイオウの妹とは…」

久しぶりにサヤカに会えるとヒョウの表情に喜びの笑みが浮かぶ
一方カイオウもサヤカの様子を従者に伺い…
カイオウの妹とは思えぬセクシー美人のサヤカの前に兄カイオウも顔を見せるが
……すると、突如カイオウはサヤカの肩を握りその眼光を輝かせサヤカの胸を突く!? 
0180南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/07(火) 17:02:44.48ID:???
「すべてはこのカイオウのため!! 妹だからこそ兄のために死ぬのは当然!!
 許しは請わぬ 感謝もせぬ!!この世に生きるものすべてこのカイオウのためにあるのだ!!」

そしてカイオウは自らの妹を突き殺してしまう…!!
ヒョウがそこにあらわれた時、目にしたのはサヤカの遺体とそれを何食わぬ顔で抱きしめるカイオウであった…
変り果てたサヤカの姿に、ヒョウもその死体を抱きしめ慟哭の悲鳴をあげるのだった…
サヤカを殺したのはケンシロウ、とヒョウを偽るカイオウ 自分がサヤカの敵を討つ、とヒョウに声をかけるが
ヒョウはその目から涙を流し、震えながらサヤカに捧げるはずだった宝石を握り潰し
ケンシロウにむけ、その憎悪を燃やすヒョウであった そんなヒョウの姿に、カイオウはニヤリと笑みを浮かべる…

(フフフ 情熱きゆえに怒りもまた熱い!!
 滅びよ 北斗宗家の血 ともに喰い合いともにこの世から消滅するがいいわ!!
 フフフ… フハハハ!!)

一方、ケン達一行は滝の側でしばしの休息
どうにかカイオウから逃げ切ることには成功したが…代わりにシャチは片目を失ってしまうが
そんな自分自身に浮かび上がる感情は後悔ではなく、自身への誇りであった
ケンの様子を伺おうとするシャチだが、ベッドにケンの姿はなく
起き上がったケンが、その眼に光を取り戻すのであった

<続く>
0181南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/08(水) 17:02:26.48ID:hW43d7u4
滝の前で深く息吹を突くケン 
ケンの目の前に見える滝が逆流する光景に、シャチもレイアも眼を見開く
ケンが気合をこめると、滝は天高く舞い上がる…! そしてその空に、北斗七星が煌々と輝くのだった

  <第190話 両雄たつ!の巻>

つい先ほどまで慢心相違の傷を追っていたはずのケンが… シャチも驚愕する
だが傷の具合は本当に大丈夫なのか…

「……おまえの父 赤鯱……
 そしておまえのその眼が新たなる血肉となっておれの傷をふさいでくれた!
 赤鯱や おまえはおれになにを望む? このおれの体 自分の体と思っていってくれ」
「ケ…ケンシロウ わ…我ら父子の望みはひとつ!!
 あんたの望みと同じくカイオウの命!そのほかにはない!!」

シャチの言葉に…自分の戦いを見届けるように、とシャチに言うケンシロウであった

その頃カイオウの居城では、彼の妹サヤカの告別の儀式と称し豪華絢爛なる葬儀が執り行われていた
炎にくべられる婚約者の姿に…ヒョウも涙を浮かべ、義兄カイオウにサヤカの形見を受け渡す…
それを受け取り、カイオウはジュウケイの呪文に似た言葉でサヤカを冥界へと送り届けるのであった…
……そして……ヒョウの体に、カイオウと同じ魔闘気が身に纏われる!!
とうとうヒョウも魔界に入った、とカイオウはニヤリと笑みを浮かべ
ヒョウから受け取ったサヤカの形見を容易く踏み潰し、歪んだ怨念と共に高笑いを上げる…
そしてヒョウも、魔の憎悪をケンシロウに燃やすのであった…
0182南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/08(水) 17:03:05.61ID:hW43d7u4
修羅の乗る列車内、その修羅の郡将、丸々太った巨漢ギョウコのお世話をする修羅の一人だが
…ベルトを締めながら愚痴る修羅だが、その言葉がよろしくなかった 
ブタだと思っただろ、と修羅に因縁をつけるギョウコに言い訳しようとして余計にやぶ蛇つついてしまう
怒りのギョウコがその口にナイフを向けると …ほんの少し… とやっぱりいらんことを言ってしまい
結局ギョウコにぶっ飛ばされ、列車の外に投げ出される修羅であった

「ギョウコ様 この方角では…サヤカ様の葬儀にでられぬのですか?」
「ああそうよ 葬儀に出るより ケンシロウという男を殺したほうがカイオウ様は喜ぶ
 そ〜〜だろ〜〜〜〜
 グフ…… オレはなブタじゃねえ やつを倒せば羅将の地位も夢じゃねえ!!」

ぴたぴたと自分のハゲ頭を撫でつつ、ケンシロウの首を求め進むギョウコ軍であった
そしてケンシロウの元にギョウコの軍勢が立ちはだかる!
現れたケンシロウに、ギョウコが超重量級の見た目に似合わぬ軽快な一撃を見まおうとするが
ケンは一瞬でギョウコの両腕を切り落としてしまうのだった
そしてケンはうろたえるギョウコの顔面を掴み…

「おれは今日まできさまらは降りかかる火の粉だと思って払ってきた
 だが…これからはちがう カイオウに与する者はこのおれ自ら戦い葬ってやる!!
 ブ タ ヤ ロ ウ !!」

ブタじゃない、と抗議しようとするもその顔面を思いっきりぶっ飛ばされてしまう

「カイオウの下へ連れて帰れ そして伝えるのだ このおれに二度の敗北はないと!!」

<続く>
0183マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/08(水) 19:48:45.37ID:???
ギョウコと修羅兵士のやり取りでちょっとなごんだw
0186南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/09(木) 17:05:11.06ID:???
修羅の町では、老人が大通りに伸びる魔形の影を見る
その魔の影を伸ばす主は、魔に囚われた羅将ヒョウの姿であった…

  <第191話 涙枯れし兄弟!!の巻>

魔神の形相を浮かべ、その町を立ち去るヒョウだが
その前にヒョウの部下 准将ナガトと4人の部下が姿を見せるが
彼らはヒョウの前に片膝をつくと、ヒョウに別れを告げに参ったという

「は!我ら五人あなたがこの国の救世主になると信じておりました
 いつの日かあなたが目覚めカイオウを倒す時の先兵となるために今日までお仕えしてまいったのです!!
 さ…されどヒョウ様はカイオウに永遠に忠誠を誓われた!!
 もはやこの国の希望は閉ざされました!! この国に生きる道を失いました!!」

4人の震えながらの言葉に…ヒョウは怒りを露わにして…
四人がさらばです!!と告げた瞬間4人の顔面にヒョウの投げた刃が突き刺さる!!

「この国はカイオウの国 カイオウの命に従わぬものは 死 !! 例外はないぞナガト!!」

変り果ててしまったヒョウに…ナガトは涙を浮かべながらヒョウに立ち向かおうとする

「フ…泣くとは笑止!!悲しんで戦う男がどこにいる!!」
「かつてはあなたも戦うたびに心の中で涙を流していたのだ!!」

だが、ヒョウは襲い掛かるナガトの首に手刀を当て…いとも容易くナガトの首を落としてしまう…!

「このヒョウの体 どこをえぐっても涙など一滴もみつからぬわ!!」
0187南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/09(木) 17:06:27.03ID:???
とうとう魔闘気がヒョウの情を跡形もなく吹き飛ばした
もはや一抹の不安もない、とその光景を高みから見下ろしていたカイオウが高笑いを上げるのだった
そしてヒョウはナガトを逆賊として、一族郎党、村もろともすべてを焼き払うよう命ずる…!

ナガトの村では修羅たちによる暴虐が行われていた ナガトの息子たちが修羅に追いつめられてしまうが
連れの修羅が、まちがってとどめを煽る修羅の脇腹にぶっ刺してしまう
…そして、炎の中から瓦礫を崩し、ケンシロウが堂々と現れ…怒りの鉄拳が修羅の顔面を砕く!!

ナガトの息子を助け出し、何があったかを問いただすケン達だが…

「わ……わからない どうしてヒョウ様がぼくたちの村を… ヒョウ様の村でもあるのに
 と…父さんはヒョウ様の一番の側近だったんだ そしてヒョウ様は いつか救世主になるっていっていた……
 ぼ…ぼくも…弟もそうなるって信じていたんだよ…
 お…おかしいよ こ…こんなのおかし…」

その言葉を最後に、少年の一人は事切れ、弟の悲鳴が荒野に響く…
ケンは怒りの形相を露わにし、ヒョウの元へ向かおうとするが…それをシャチが引きとめる

「ケンよ!たとえ兄でも……ヒョウがおまえの実の兄でも行くのか!!」

シャチのその言葉に、さすがのケンも戸惑いの表情を浮かべるが…
……僅かの沈黙の後、ケンは答える

「たとえ兄でもだ!!」

<続く>
0188マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/09(木) 17:25:35.17ID:???
カイオウ人望無さ過ぎワロタ

宗家の血にコンプレックスを感じて暴虐を繰り返して更に人望を失う
という悪循環だな。
いわば「強いアミバ」という一番タチの悪い人物…w
0189マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/09(木) 18:05:03.25ID:???
>>188
逆にそれがカイオウの個性を引き立てていると思う
実力はラオウ、性根はアミバというのはある種今までなかったタイプの敵だ
おまけに超現場主義w
0190マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/09(木) 22:12:14.50ID:???
ヒョウはカイオウの操り人形すぎて魅力に欠ける
主人公の実の兄というポジションなのに
0191南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/10(金) 17:25:05.90ID:???
ケンとシャチは、自らが送り出されたとされる修羅の国の砂浜前にいた
シャチの言葉に、ケンはラオウ…二人の『兄』弟子のことを思い出す…

  <第192話 琉拳の墓場!!の巻>

それでもケンは、ヒョウ…実の『兄』を討つという決意は固い…
その眼光をギラリと輝かせ、ラオウを討った時のことを語りながら拳を握り締める…

(こ…この男は北斗神拳に課せられた過酷な十字架を背負い 退くことなく進むのか!!)

二人の下に、ヒョウが北斗琉拳の聖地、羅聖殿に向かったとタオからの声が上がる
それを示すように、幾多の奴隷たちが大岩を運びながら羅聖殿へと向かっていた
これがケンをおびき寄せるための策である事は明らかだが…

羅聖殿が沈むとされる湿地帯では、幾多の奴隷が沼に岩を投げ込みその水をせきとめようとしていた
それを葉巻を吹かしながらニヤニヤ眺める修羅のハゲ 
ハゲが示す先には、ギロチンにかけられた老人とその刃を押さえる鎖を口だけでどうにか食い止める老人の姿があった…!
しかし抑える方の老人も限界を向かえ、その鎖を口から離してしまいギロチンが老人の首に落ちる…!
その暴虐なる光景に、奴隷達も必死で沼に岩を投げまくるのであった…

沼の水が引かれ、姿を現した羅聖殿を前にヒョウは狂気の笑みを浮かべていた

「北斗琉拳を伝承しながら北斗神拳の陰にかくれ
 世に出ることもなくこの地に果てていった男たちの墓場か!!
 その男どもの怨念……北斗神拳への恨みが妖気となって羅聖殿を押し包んでいる!!
 ケンシロウの最後をかざるにはかっこうの場所というわけだ!!」
0192南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/10(金) 17:25:22.85ID:???
岩を運ぶ奴隷達を高みの見物の修羅 そこに凄まじい大きさの岩がこちらへと向かってくる
その光景に修羅も目を丸くし葉巻をポロっと落としてしまう
その大岩を運ぶ男はケンシロウであった 気をつけてな、と優しい言葉をかける修羅ハゲだが
今度はおまえの番だ、とケンはハゲに大岩を渡してあげた
当然支えられるはずもなく、ハゲは大岩の下敷きになってしまうのであった

大岩の落ちた地響きを感じ、不審に思うヒョウ そこに何者かがヒョウに奇襲をかける!?
両手にカギツメを突けた老人、黒夜叉 彼はジュウケイに影のように仕える存在と言うことだが…
彼もまた、北斗琉拳は滅亡すべき拳と見定めヒョウに立ち向かおうとする!

「フッ…その拳は師ジュウケイすら凌ぐといわれた男!! ちょうどよい!!
 きさまを倒すことによって最後の奥義を極めることができよう」

フ ー ム
 O
 ξ

ヒョウが手をかざしそう唱えると、突如黒夜叉の周囲の空間が闇に包まれる!?
自らの位置もつかめず、困惑する黒夜叉にヒョウの一撃が突き刺さる!!
ヒョウにやられ、落ちていく黒夜叉の身体が羅聖殿におびただしく立つ墓標に突き刺さってしまうのだった

「よいかっ これからはカイオウの北斗琉拳こそがこの世の覇拳となるのだ!!」

黒夜叉を下し勝ち誇るヒョウだが、それを否定する男が一人
羅聖殿の墓標に立ち、ケンシロウがその前に堂々と姿を現すのであった

「このおれがいるかぎり きさまとカイオウに明日はない!!」

<続く>
0193マロン名無しさん
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2016/06/11(土) 07:47:14.56ID:???
こんなモヒカンレベルの出オチでジュウケイに匹敵するとか言われても…>黒夜叉
とはいえフームの制圧力が強すぎるわな ケンがどう対策するかみものだわ
0194南斗粗筋拳の使い手
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2016/06/11(土) 17:14:56.24ID:???
ついに再会を果たした、ヒョウとケンシロウの実の兄弟
だがその再会は、喜ばしき抱擁ではなく、生死をかけた戦いとして…

  <第193話 凄血散る!の巻>

互いに一触即発のケンとヒョウ …そこに何者かがヒョウに声をかける
その声は先ほどヒョウに討たれたはずの黒夜叉であった
いつの間にか墓標に突き刺さったはずの黒夜叉の屍は、マントが刺さるのみとなっていた
そして黒夜叉はケンにも「お待ちしておりました」と声をかけ自己紹介

「わたしは黒夜叉 北斗宗家ケンシロウ様の永遠の従者として生誕時より遣わされた者!
 あなた様は覚えておりますまい だが この黒夜叉のこの腕の中にはあなた様のぬくもりがいまだハッキリと…
 あの日…ラオウ様の胸に抱かれて 海を渡られた日からわたしはあなた様をおまちしておりました」

北斗宗家には代々最強の拳士がその従者として使わされるという ケンには黒夜叉がその任についていたそうだ
そして黒夜叉は、ヒョウの記憶が戻らなかった以上、魔界の血を断つのが黒夜叉の役目 そしてジュウケイとの盟約
それを小ざかしい!と魔闘気を黒夜叉に放つがそれをひらりひらりと回避する

「フフフ…暗琉天破の及ぶ範囲は狭い!
 ゆえに空間を乱れ飛び実体を滅し敵を砕破するわが秘拳には無効の奥義よ」

無数に分かれた黒夜叉がじわじわと距離を詰める それを前にヒョウはマントを投げ捨てると…ニヤリと笑みを浮かべる
そして、黒夜叉がヒョウの背後から仕掛けようとするが 次の瞬間黒夜叉の腕が切り落とされる!!
マントを投げた時に自らの周りに糸を張り巡らせ、罠を張っていたのだ
そして動きが止まったところで、暗琉天破を放ち黒夜叉の空間を歪ませる!!

「千百九ある経絡破孔 すべて突いてくれるわーっ!!」
0195南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/11(土) 17:15:27.42ID:???
無数の突きが黒夜叉に襲い掛かろうとするが、その突きをケンが押さえ込む!!
そしてケンの拳とヒョウの肘打ちがぶつかり合い、ケンの蹴りの連撃がヒョウのガードをこじ開け顔面に突き刺さる!
だがなぜ暗琉天破の歪んだ空間の中で、ヒョウを捉える事ができたのか…

「もはや北斗琉拳はオレの敵ではない
 ヒョウよ おまえの命とひきかえにその意味教えてやろう!!」

そういってケンが人差し指をクイっと向けてヒョウを挑発する
その言葉にヒョウは魔闘気を滾らせ、暗琉天破をケンに向け放つが
暗琉天破の歪んだ空間に囚われるケンだが ケンはその空間の中で突如猛烈な回転を始める!?
その光景にシャチもヒョウも驚愕する

「暗琉天破は圧倒的な魔闘気の流れが生む一瞬の無重力空間により位置を見失わせる技!!」

(そ…そうか ケンシロウはその無重力の中で自ら回転し 遠心力によって自分の位置を確保したのか!!)

…そしてケンは、暗琉天破の歪んだ空間の中でしっかりと地に足をつける…!

「魔神 堕ちる時はきた!!」

<続く>
0198マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/12(日) 06:34:22.16ID:???
>遊昇凄舞
そういや、プロ野球は西武が優勝したっけなw
0199南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/12(日) 17:57:02.07ID:???
ついに暗琉天破を破ったケンシロウ だがそれを前にしてもヒョウは不敵な態度を崩さない

「フ…さすがに北斗神拳だな だがきさまはやっとオレと同じ土俵に立てたにすぎぬ!!」
「それはおまえも同じことだ!! 北斗神拳の神技 今こそみせてやろう!!」

  <第194話 よみがえる凄血!の巻>

……そして、ケンとヒョウ ふたりは静かに構えを取り、互いの手の甲を重ねる
互いの間合いで、二人は静かに相手を睨み…北斗の頂点の戦いが火蓋を切る!!
放たれた突きが二人の顔を切り裂き ヒョウの拳を、ケンは文字通り紙一重で避ける

「よくぞオレの突きをかわした! だが今度は逃げられぬぞ!!」
「ムダ口を叩けるようでは少し突きが浅かったか!!」

ケンがそういうと、突如ヒョウの肩が秘孔の影響で強烈に膨れ上がる!!
それをヒョウがとっさに秘孔をナイフでえぐりとり、どうにか秘孔の影響を逃れる
ケンはカイオウとの一戦ですでに北斗琉拳を見切っていたのだ 

そしてヒョウの一撃を避け、その腹の秘孔を突くが突如その周囲の空間が歪み狙いがそれる!?

「そ…それでオレの秘孔を突いたつもりか!!
 みよ!オレのまわりの空間は魔闘気によって屈曲している!!
 ゆえに正確に秘孔を突くことはできぬ!! 勝てぬ勝負ならこの身を捨てきさまも地獄へ道連れだ〜っ!!」
0200南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/12(日) 17:57:27.54ID:???
そのころカイオウの居城では、二人の戦いをやめさせるようリンがカイオウを説得していた
北斗神拳の実体を語り、もはやヒョウとの戦いは無意味だと説くが…

「フ…なるほど だがおまえは重要なことを忘れておる!!
 ヒョウの体にも北斗宗家の血が流れておる!! 無限の可能性を秘めた北斗宗家の血がな!!
 ゆえにオレはこの戦いを仕組んだ いざとなれば必ずやヒョウの北斗宗家の血も目覚めよう!!
 そしてその兄弟の戦ったあとに残るものは 相打ちとなったやつらふたりの骸よ!!」

場面は再びケン対ヒョウに戻る ヒョウが飛びかかりケンに襲い掛かろうとしていたが
ケンは飛びかかるヒョウの顔面を思いっきり殴り飛ばす!!
……その強さに、ヒョウも困惑する これほどの男がなぜサヤカを手にかけたのか…
自らの心の矛盾にヒョウは頭を押さえて苦しみだすと、その背から闘神のオーラがあふれ出る!?
まさかヒョウにも北斗宗家の血が目覚めたのであろうか…

場面は再びカイオウの居城に戻り… もはや自身の勝利を確信したカイオウがその兜を外すと
…そこから現れたその顔は… ラオウ!?

<続く>
0201マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/13(月) 07:27:28.60ID:???
……まあヒョウがケンの兄と言うあたりで
カイオウもラオウの兄とか言い出すのは、予想できたはずなんだが…
なんだろうこの、結局ラオウに頼らざるを得ない感じの肩透かし間
0202マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/13(月) 09:10:55.07ID:???
ラオウの兄?弟?双子?
まさかの他人の空似はないよな
いやマミヤがあったか
0203マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/13(月) 15:21:59.27ID:???
もし兄弟ならトキだけが似てないのか
まあサヤカもいるけど
0204南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/13(月) 17:02:03.81ID:dP9+MTGV
  <第195話 愚か者!!の巻>

ラオウと同じ顔を持ったカイオウの姿に、驚愕するリン
そう、ヒョウがケンの兄であるように カイオウもまたラオウの兄だったのだ

「フ……リンよ なぜにオレが仮面で顔をおおい隠していたかわかるか!?」
「う…… あなたとラオウが兄弟ということが世に知れたら」
「フ…… そう ラオウと面差しの似た兄弟ではあの伝説は成しえぬからな」
「そ……それではまさかラオウ伝説は!!」

「フッフフフ  オ レ だ !! その伝説はこのカイオウ様がたったひとりでつくりあげたのだ!!」

カイオウが高笑いと共に、その衝撃の事実をいい放つ…!!
その頃ケン 対 ヒョウ その背から嘆きの闘神のオーラを放ちながらもがき苦しむヒョウ
…その背からオーラが消え、ヒョウの目に再び鋭い光が宿り…… 
その拳が北斗琉拳から、北斗宗家の拳に変わる!!
放たれた鋭い突きがケンの胸を掠めるが…その瞬間ケンの胸から血があふれ出る
あと1cm前にいたら致命傷であった… …それを前に、ケンは堂々と構えを取る!!

(ケ…ケンも覚悟を決めたか!!
 しかし…… 無限と無限の拳がぶつかりあえば答えはたったひとつ!! 勝者のない相打ち!!
 つ…次の一撃でふたりは勝負にでる!! お…終わってしまうのか なにもかも…!!)

苦悶の表情をうかべるシャチだが…何か覚悟を決めたような顔を浮かべ…
ヒョウのおびたたしい突き 万手魔音拳(まんじゅまおんけん) がケンに襲い掛かろうとする!!
それをケンが迎撃しようとして…その拳が止まり… 
0205南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/13(月) 17:02:33.52ID:dP9+MTGV
突如ヒョウが血を吐く!? ヒョウの胸には、その背から放たれたシャチの抜き手に貫かれていた…!

「ゆ…許せケン!! こうするしか!こうするしか方法が!!」

再びカイオウの居城 カイオウはリンをベッドに寝かせてその前に立つ
リンを前に、最後の勝者となるカイオウが勝ち誇った笑みを浮かべる

「どうだ 情・愛…すべてが愚か者の証であったというわけだ!! 愚弟ラオウなど死んで当然!!」
「だけどあなたはラオウに勝てない 戦っていれば必ず敗れていたでしょう
 愚かな愛に生きる者が最後には勝者となるのです!!」

ベッドに寝かされながらも、リンは気丈にそう返すのであった

再びケン対ヒョウ …だがその決着は意外な形で訪れてしまった…
自ら死んで詫びようとするシャチだが ……それをヒョウが止める
シャチの手を止めるヒョウの顔は、穏やかな笑みを浮かべていた まさかヒョウの記憶がよみがえったのか…!

<続く>
0207マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/13(月) 18:13:22.27ID:???
コレは次回、リンが寝そべりながら涙を流して
「けだもの〜〜〜!!」って叫ぶ展開だよな〜〜
期待しても良いんだよな〜、先生さんよ〜〜〜!
0208南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/14(火) 17:06:55.32ID:???
ベッドに寝かされるリンの気丈な態度に、カイオウは高笑いを上げる
リンの顎を摘みながら、カイオウはいい放つ 最後に勝者となるのは、愛ではなく

「知れたこと! 最後に生き残るのは!! 悪 !!」

邪悪なる笑みを浮かべ、そういい放つカイオウ その狂気にリンも戦慄する…!

  <第196話 悪の妄獣!!の巻>

記憶が戻ったヒョウの姿に、一行も衝撃を受ける
あの嘆きの闘神のオーラが現れたとき、ヒョウはすでに記憶を取り戻していたのだ
だが、その時にはすべてが手遅れであった……

「ケ…ケンシロウ ひとつだけきかせてくれ お…おまえはサヤカという女をその手に」
「いや 初めて耳にする名だ!!」

その言葉にカイオウに踊らされていたことに気づくヒョウは自傷気味に笑みを浮かべる…
そしてヒョウは血を吐きながらケンに真実を語る

「オレの記憶を奪ったのはジュウケイではない!! オレの記憶を奪ったのはカイオウなのだ!!
 あの日 たしかにわが師ジュウケイはオレの記憶破孔を突いた!だが…
 ジュウケイの中の一瞬の情の迷いがわずかに拳を狂わせたのだろう オレの記憶を奪うに至らなかった
 だがオレは師の胸中を思い その時より記憶を失ったふりをしていたのだ!!
 それを師が望んだのであればと!! だがその演技もカイオウに通じなかった!!」

その言葉と共に、ヒョウの過去が思い出される… 
少年時代のヒョウとカイオウが演舞を行っていたが 
カイオウは本当にヒョウの記憶が失われたのか疑問視していた
そして、もし記憶をなくしていなければヒョウは自身にとって最大の災いとなるであろう
そう考えたカイオウは、乱取り中の事故を偽ってヒョウを手にかけようとする!!
…だがそれを、その間に割って入ったジュウケイに遮られ
0209南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/14(火) 17:07:13.16ID:???
「きさま なぜ拳に殺気をこめる うぬはまだ自分の立場がわからぬか〜〜〜!!」

激昂したジュウケイがカイオウを滅多打ちにする!!
…だが、滅多打ちにされながらもカイオウは心の内でジュウケイをあざ笑う…

「よいか うぬはあくまでヒョウの従者!ヒョウのために生きヒョウのために死ぬ下僕なのだ!!
 わきまえよカイオウ 二度と許さぬぞ!!」

(う…打てい いくらでも打つがいい!! だがいずれおまえちたちをオレの足もとにはいつくばらせてくれるわ!!)

滅多打ちにされ、牢屋に入れられ拘束されるカイオウ
そこにヒョウが見舞いに来て、水を分けてくれた 礼などいわぬといいつつ貰った水をがぶのみ
そしてヒョウは、カイオウを友と見込み実際は自分が記憶を封印されていないことを明かす
だが…そんなヒョウにカイオウが取った行動は、さり行くヒョウの背の破孔を突くことであった…!

そして今や立場は逆転し、ヒョウは自らの思いのまま…高笑いを上げながらカイオウはリンにいい放つ

「情に縛られ愛に死す それがなにになる
 すべてはおのれを制し律するもの!!だが悪には一切の制限はない!!
 悪こそこの世を制覇するのだ!!」

愛をおろかとあざ笑うカイオウ だが、ケンシロウを救ったのもその愛であった…
ヒョウもまた、そんな愚かな愛に生きたことに後悔はなかった
そして…ヒョウは穏やかな笑みと涙をうかべて、ケンシロウの帰りを迎えるのであった…

<続く>
0210マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/14(火) 17:59:23.36ID:???
ヒョウはなぜここまでカイオウに忠実だったんだろう
0213マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/14(火) 22:29:31.51ID:???
ジュウケイにあそこまで責められてる負い目、みたいな物もあるのかもしれん
…ってかこれカイオウが歪んだのって8割くらいジュウケイが悪いふうに見えてきた
0214マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/14(火) 23:41:01.09ID:???
ヒョウはサヤカ狙いだからカイオウのご機嫌は取っておきたい
0215南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/15(水) 17:11:03.26ID:???
やはりヒョウの傷は深く血を吐いてむせるヒョウ
とはいえ、どうにか致命傷はまぬがれていた様子

「オレはまだ死なん!ケンシロウの封印を解くまではな!! そしてカイオウに死を!!」

  <第197話 リン無情!!の巻> (本日巻頭カラー&二色カラー)

ベッドに倒れるリンの前ににじり寄るカイオウ
…するとカイオウは懐からナイフを取り出すと、リンの側に投げる

「オレの子を生みたくなければ構わぬ!! 死 ね !!
 オレの中に情愛があればこの心も少しは痛もう だがおまえが死のうがオレの心にはわずかな波さえたたぬ!!」

側の椅子に座り、リンがどう動くかを高みの見物のカイオウ
だったが、そこに修羅からヒョウの記憶が戻ったと聞きカイオウの表情が険しくなる 一方リンはほっと一息

カイオウ配下の修羅による追撃をものともせず先へと進むケン達一行
…そこにレイアの姿を見つけるシャチ 合流し、ヒョウの傷の手当を努めようとするレイアだが
それよりも泰聖殿に急ぐように言うヒョウ どうやらそこにケンの封印を解くカギがあるらしい
ならばシャチが先にそこに向かおうとするが、そこにレイアも付いて来ると言い出す 当然シャチはダメだというが

「で…でももうひとりで待っているのはいや!! あなたはどんどん危険なところへいってしまう!!
 それを止めることができないのなら 連れていって!!」

レイアのその言葉に…シャチもなにも言わずレイアの肩に手を添えるのであった

「ケンシロウ おまえ女を愛したことは」
「………ある」
「そうか…… オレも心からサヤカという女を愛していた
 ケンシロウ… 北斗宗家の男たち オレたちの親父も女の愛に生きたときいている」
「女の……」
0216南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/15(水) 17:11:26.78ID:???
一方カイオウは自らの思惑を外され激昂 そしてリンも引きつれカイオウ自ら出陣をするのだった
…泰聖殿にシャチとレイアが辿り着くが…肝心の秘拳が封じられた場所はヒョウしか知らない
そして泰聖殿に足を踏み入れた二人を、カイオウがすでに待ち構えていた…!!

「うぬの様な小虫にこのカイオウが翻弄されようとは
 たかが小虫にこれほど怒りを覚えたことは ない!!」

その巨体が足音を立てて、怒りのカイオウが向かってくる
シャチが立ち向かおうとするが…自分ではカイオウに叶わぬことは自分でもわかっていた
ならばレイアだけでも守らなくては…
カイオウの背に回り込もうとするシャチだが、その蹴りが容易くシャチの体を捉える!
吹き飛ばされ、カイオウの馬にぶつかると…シャチの片腕がカイオウの馬に踏み潰される!!
ごろごろのた打ち回るシャチに、さらにカイオウがその片脚を踏み潰す!
そしてカイオウがとどめを刺しにかかろうとするが…とっさにリンとレイアが背中からカイオウを突き飛ばす
そのせいで拳がわずかにそれ…そのまま地面に穴が空きまとめて落ちてしまう

…穴に落ちたカイオウが目にしたのは…

「に…女人像!? も…もしやここが秘拳の場か!!」

<続く>
0219マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/15(水) 23:09:34.08ID:???
ここまでしぶとく生き延びてきたシャチがこんな簡単にズタボロにされるとは。
これじゃさすがに赤鯱の義手とファルコの義足を付けたって戦えんぞ。
もう本格的にボロ生活に入るしかない。
0220南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/16(木) 17:20:34.96ID:???
ヒョウの体を担ぐケンシロウの下に、黒夜叉が慌てて駆けつけてくる
カイオウがシャチを追ったとの報告に、二人が驚愕の表情を浮かべるのであった

  <第198話 女神の涙!!の巻>

秘拳の場と思わしき場所に飾られた女人像に、カイオウも困惑しつつ女人像に近づき
静かにその像に手を触れると、突如激しい振動音が鳴り響く!?
その音に苦しむカイオウ さらにカイオウの血管が黒く浮き出て、カイオウの体から力が抜ける…
だがどうにかその音に抵抗し、放った闘気が女人像の腕を破壊する
…今のうちにレイアに逃げるように言うシャチだが、持ち直したカイオウが再び立ちはだかる!

「フフフ…今こそ北斗宗家の拳の底がみえたわ!! 秘拳の鍵が女人像とは笑止千万!!
 女が鍵というならその女どもからブチ殺してやるわ!!」

シャチを吹き飛ばし、レイアにもその拳を振り上げるカイオウ
だがその身を挺して無理矢理その拳を止めるシャチ 
だがその姿はさらにカイオウの逆鱗に触れてしまう

「かりにも北斗琉拳を学びし者が女ごときに命を捨てるというのか!!
 その腐った心情は もうみるに耐えぬわ!! 死ねえい!!」

ケンも急いでシャチの下に駆けつけようとするが…そこにカイオウ配下の火炎放射器部隊が行く手を阻む
火炎放射がケンに向け放たれるが、それを飛び上がり避けて火炎放射器部隊を回し蹴りで一掃するのだった

(シャチよ早まるな!おまえはレイアのためにも生きねばならぬ!!)
0221南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/16(木) 17:20:58.06ID:???
しかしケンシロウのその思いも虚しく、シャチはすでにカイオウの猛攻にさらされ虫の息であった…
そしてついに力尽きるシャチ…

(ゆ…許せレイア オ…オレはおまえの命ひとつすら守ることができなかった…)

……不意に、倒れるシャチの顔に水滴が落ちる かすかに目を開けると…女人像から涙があふれ出る…!?
そして再び女人像が振動音を放ち、苦しむカイオウ …涙を流す女人像は、かすかに微笑を浮かべているようにも見えた
女々しい亡霊がさ迷っているに過ぎぬと、その光景を認めないカイオウ

…そして、すでに肉体は死に絶えたはずのシャチが女人像を背に立ち上がる…!

<続く>
0222南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/17(金) 17:53:10.95ID:???
(一歩! また一歩!! シャチたちのいる泰聖殿へ近づくごとに体内の血が沸き立つのを感じる!!
 おれを引き寄せるものがたしかにそこにある!! シャチよ 早まるな!!)

自らの血の滾りを感じながら シャチの身を案じながら ケンシロウも泰聖殿へと急ぐ

  <第199話 優しき腕の中で!の巻>

ボロボロになりながらもなお対峙するシャチの姿に、カイオウも僅かにたじろぐが…
しかし所詮シャチ如きカイオウの敵ではない、とその剛拳を振るうが 
シャチの突きが、カイオウの剛拳を捉える!? 
さらにシャチは一気にカイオウに強襲 その体に乗りカイオウの首を締め上げる!

(ち…ちがう このシャチの力はこやつのものではない!!)

締め上げられながらも、シャチの破孔を突いてその拘束から逃れようとするが
破孔を突かれたにもかかわらず、シャチの肉体はなにも起こらない…!?
シャチの肉体はもはや死んでいるのか にも拘らず…その信じ難い光景に、リンはその力の源が 愛 だと気づく

(に…女人像が伝え語りかけているのは愛!! 愛こそが北斗宗家の秘拳なのでは……)

(そ…それほどまでに琉拳の血を カイオウの血を忌み嫌い シャチに力を与えシャチ如きに与するか!!)
「このオレの血が汚れているというのか〜っ!!」

しかしその力の根源を認めぬカイオウが、無理矢理にシャチの体を引っぺがし
シャチの身体ごと女人像に頭突きをぶち込む! しかし、三度放たれる振動音にもがき苦しむカイオウ
シャチにとどめを刺しきれず、起き上がろうとするが…

「カ…カイオウよ オレの役目は終わった… もうケンはそこまできている
 フ…おまえを苦しめた女人像の発した音がなにかわかるか… それはケンシロウを呼ぶ声よ!!そう思わぬか…」
0223南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/17(金) 17:53:29.30ID:???
「フ…そうか どうやらオレが戦っていたのはシャチではなく 宗家の亡霊どもであったか!!
 いいだろう ケンシロウに与するならばそうするがよい!! 
 オレは封印を解いたケンシロウを倒してみたくなったわ!!」

北斗神拳の奥義が愛とするならば、北斗琉拳の奥義は悪といい放つカイオウ
そして再びリンを引きつれ、悪は愛も支配すると言い放ちカイオウは何処かへと向かっていく

秘拳の場に残されたシャチとレイア …だが、シャチの命はもはや尽きようとしていた…
最後に…シャチはなぜ自分が愛を捨て羅刹と化したかを語り始める…

「オ……オレは… 私塾を密かに開き戦いではなく愛を子供に説くおまえが好きだった…
 だが この国ではその行為はあまりに危険すぎた… 
 そのままではいずれ おまえも修羅につかまり殺されていただろう

 それだけは… オレは おまえのそんな姿だけはみたくなかった
 だから… レイアや子供たちが安心して生きてゆける世の中に…
 お……おまえが殺される前に少しでも早くオレの力で変えたかった………
 わかってほしい… オレの流し続けた血はすべておまえのためだったことを…」

シャチの言葉に、レイアは泣き崩れシャチの体に抱きつく…

「だ…だが も…もう心配はない ケンの封印を解くものが愛ならば………
 そ…そうだろ ケンの情愛はこのオレよりはるかに深い……

 さ…さらばだレイア… オレの血はもう…涸れて しまっ…た」

その言葉を最後に、シャチは静かに息を引き取るのだった…

<続く>
0224南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/18(土) 17:15:04.83ID:ZoPRVuV4
シャチの亡骸を、震える手で抱きしめるレイア…
そこにケンが、一足遅く秘拳の場に辿り着くのであった…

  <第200話 眠れる愛!の巻>

痛々しいシャチの亡骸に、ケンも驚愕する …レイアの言葉で、ケンはその場にある女人像に気がつく
すると突如、またも女人像から音が発せられる ケンもまたこの音に導かれてこの場に辿り着いたのだ
そして女人像が崩れ落ちると、その中から文字のようなものが刻まれた石柱が姿を現す
ケンの封印を解くであろう聖塔を前に、ヒョウの言葉を思い出すケン

―ケンよ…… おまえは泰聖殿にある聖塔をみいだすであろう!
 そして そこに記された文字を解読する力は おまえにだけ隠されている
 秘孔 詞宝林(しほうりん)を突くがいい…その時その力は意識の底より湧き出でる!!―

ヒョウの言葉に従い…北斗琉拳の呪文を唱え秘孔を突くケン
そして聖塔に静かに触れると…聖塔から光があふれ出る

―おまえはそこでひとりの男の生涯を瞬時に体験するだろう
 ケンよ……その男とともに人の世の限りなき哀しみに涙するがいい!
 そして天を衝く怒りに身を震わせるのだ!! そして最後に その男の大いなる遺言を伝承するのだ!!―

聖塔からあふれ出る闘気がケンの体を包み込み…そしてついに北斗宗家の封印が解かれる

「そ…その石柱には一体なにが!!」
「北斗神拳創始者の凄絶なる生涯!! そして大いなる遺言が刻まれていた!!」

…そして女人像の腕がカイオウの居場所を示す… シャチの死は無駄にせぬと、ケンは最後の決戦に向かう…!!
0225南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/18(土) 17:15:26.37ID:???
リンとカイオウは溶岩煮えたぎるおどろおどろしい場所にいた
この場所こそ、カイオウの悪の墓標だと語る… そこにケンシロウも姿を現すが

「フフフ…リンよ やっとあえたのだ よくヤツをみておくがいい これがヤツをみる最後だからな!!」

そういうとカイオウはリンの体を掴み、背中の破孔を突いた!!

「オレは知っている! この女が最も愛する者!それは きさまだ
 だがそんな愛などオレが この場で消し去ってくれる ケンシロウ この破孔がわかるか!!みよ!!
 北斗琉拳 死環白(しかんはく)!!
 フ…この破孔を突かれし人間はその目の光とともに一切の情愛を失うのだ!!」

カイオウの言葉通り、破孔を突かれたリンの目が掠れ意識がかき消えていく…
リンが手を伸ばし、ケンの名を叫ぶが…その意識を失ってしまった

「フフフ そしてその目が再び開かれた時 最初に目の前に立つ人間にその情愛のすべてを捧げるであろう!!
 たとえそれがどんな子悪党 汚れきった下郎であってもだ!!」

<続く>
0226南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/19(日) 20:41:01.55ID:???
意識を失ったリンに、改めて悪こそが愛を支配できるといい放つカイオウ
そしてリンの身を馬に乗せて、荒野に走らせるのだった

「フハハハ どこへなりと走れい! そして目覚め汚れた下衆を愛すがいいわ!」

  <第201話 哀しき聖塔!の巻>

さしものケンもその光景に焦りを帯び、馬の後を追いかけようとするが
それをカイオウの一撃がケンを吹き飛ばし、リンを追いかけるのを妨害する

「リンはいつ目覚めるかわからぬ 数秒後か それとも一年後か
 だがリンの眠りを包んでいるのは薄皮一枚!! 衝撃を受ければすぐ目覚めよう!!
 フフ……リンがだれを愛すのか みものだなケンシロウ!!」

高笑いを上げてケンを挑発するカイオウ …そしてケンの怒りが燃え上がる!
カイオウに正拳突きを放つが、それを白刃取り気味に受け止めるカイオウ
そのままケンの腕一本を掴み地面にたたきつける!!
倒れたケンの喉を掴み、熱沼にケンを沈めようとするが、ケンもそれをどうにか押し返し
巴投げ気味にカイオウの身を熱沼に投げ込む! だがカイオウも熱沼に立った岩を掴むことで難を逃れる

「フフ この沼はまさにオレにとっての霊地!! そしておまえの墓場だ!!
 この地ではカイオウは不滅!!」

そして再びケンに飛びかかり、二人の戦いが再会される
……その頃、修羅の国のどっかの町では、露骨に汚らしい身なりの男二人が町を荒らしていた
どうやらここに高貴なお方がやってくるから、とそれに釣られた女を手篭めにしようと言うつもりのようだが…
で、その見るからに高貴なお方サモト様がそのおっさんの顔をぶん殴る
おっさんどもの汚いなりでなにが高貴だともっともなお叱りをするサモト様だが
…そこに馬に乗り気を失ったリンの姿を見つけるサモト様ご一行 リンの姿ににやけるサモト様ご一行であった
0227南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/19(日) 20:41:57.55ID:???
ケンとカイオウの戦いに場面は戻る 沸き立つ熱泥に体を沈めながら組み合う二人
カイオウがケンの体を投げ飛ばし、突きの連激を繰り出すカイオウ
それをとっさに避けるケンだが、その闘気がカイオウの墓標に誤爆してしまう
…破壊された墓標の中から、ひとつの小さな像がそこに現れる
カイオウがそれをそっと掴み… ケンにむけていい放つ

「これがなにかわかるか 北斗宗家に対するわが憎悪はここから始まった!!
 これこそが北斗琉拳 カイオウの聖塔だといえる!!
 これこそケンシロウとヒョウ うぬら兄弟ふたりを生かすために死んだ
 わが母の哀しき墓標だ!!」

<続く>
0228マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/19(日) 21:13:59.90ID:???
あれ?リンを自分に惚れさせるんじゃないのか。
もう天帝の血とかどうでもいいんだな。
カイオウが何したいのかよくわからなくなってきた。
0229マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/19(日) 21:18:05.68ID:???
>これこそケンシロウとヒョウ うぬら兄弟ふたりを生かすために死んだ
わが母の哀しき墓標だ!!

ええ…カイオウに悲しいエピソードいらんだろ…
最強の実力に腐りきった性根がカイオウの個性を引き立てていたのに台無しだよ
0230南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/20(月) 17:15:08.67ID:???
荒野に座るヒョウと黒夜叉一行 ヒョウの傷は深いものの今の所は問題なさそうだ

「カイオウがなぜ… あれほど情愛を憎悪し わが北斗宗家に激しい敵意を抱くか オレにはわかる」
(オレとケンシロウは カイオウの母の情愛に命を救われている…)

  <第202話 憎しみの傷跡!の巻>

―世はすでにあの最終戦争への予兆をはらみ 局地的な戦闘が勃発していた―

滝の側にいたまだ少年のカイオウが、いぬをなでながら弟 ラオウに問う

「ラオウ… おまえはジュウケイのいっていることがわかるか?
 オレたちは北斗七星の惑星だという 北斗七星に仕え 北斗七星のために死ぬ惑星と…
 だがオレにはわからぬ!! このリュウのように犬ならば生涯主人に仕えもしよう
 だがオレは犬ではない!!」

カイオウのその言葉にラオウもどこか思うところがあったか、そんなカイオウを見据える
…そこに突如轟音が響き渡る、みると彼らの住処である凱武殿が燃え上がっていた!
慌ててそこに駆けつけるラオウとカイオウ 
彼らの母親は、トキと思わしき少年を抱きかかえていた どうやら母親は無事のようだが…
だが、燃えさかる本堂にはまだケンシロウとヒョウが残っているという!
もはや二人の身は手遅れだと思われたが…母親が二人を助けに行くという
カイオウがそれをとめようと母親を説得するが…母はその言葉を振り切り、単身火の海へ飛び込んだ!

―彼女はたぶんカイオウたちに身をもって北斗琉拳の宿命と愛を説いたのであろう…
 しかしその深き愛が皮肉にもカイオウを悪の化身へとかえてしまった!!―
0231南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/20(月) 17:15:28.65ID:???
母親は、燃えさかる凱武殿に飛び込む前に…二人に柔らかな笑みを見せ…
母親が凱武殿に飛び込むと同時に、その入り口が崩れ落ちてしまうのだった

……火が消し止められた凱武殿の跡で、ラオウとカイオウがみたものは
その命を散らしながらも、身を挺して二人の赤子の命を守った母親の姿であった…

「わかるかケンシロウ! その時のこのオレの怒りが!!
 そんなことが情愛というのなら情愛こそこのカイオウの生涯の敵!!」

そして少年カイオウは母が死んだその日の夜 彼はその遺体を何処かへと持ち出す
カイオウは母の遺体を担ぎ、連れて行った場所こそがこの煮えたぎる熱沼であった
熱沼の固い岩場を、農具を使ってどうにかその岩を掘り起こそうとするカイオウ
岩場を掘りながら、その目から涙があふれ出る

「兄者!まさかこんな所に母者を!」
「そうだ! 冷たい石の中に眠ることはない!
 こ…ここなら冬でも暖かい……… ここならこごえることもない!」

―その時オレは誓った この世から一切の情愛を抹殺すると! そして誓った!
 情愛に打ち勝てるもの 情愛に微動だにせぬもの!! それは唯一 "悪" であるということを!
 このオレの心が悪に染まりきれば 母の死にも心は痛まぬ
 そして業火の中で見た母者の最期の微笑を忘れることができると!!―

そんなカイオウの哀しみを察したか、リュウが慰めにその腕をぺろりとしてくれたが
カイオウはリュウの体を抱きしめると…その首をへし折り、リュウの頭を岩場を叩きつける!!
自らが手にかけたリュウの亡骸に 心 を痛めるカイオウ
するとカイオウはおもむろに自らの足にとがった石を突き刺す…!
0232南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/20(月) 17:15:55.80ID:???
「それからオレは心の痛みを傷の痛みで消した! 自らの肉体に傷を負うごとに
 ひとつ またひとつ!! オレの心の中に巣くう情愛をけしていったのだ!!」

カイオウがそういって、自らの甲冑を弾き飛ばし母親の墓標の前で浮かび上がる無数の傷跡を見せ付ける!
ならばとケンもその衣服を弾き飛ばし、無数の傷跡を浮かび上がらせる
カイオウは傷を追うごとに心を殺し、ケンは傷を追うごとに心を得た
互いに傷を帯びた体ながら、その傷の意味合いは正反対の二人…
互いに譲らぬ男二人の意地が、今ぶつかり合おうとしていた

<続く>
0233南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/21(火) 17:47:39.24ID:???
  <第203話 決別の鮮血!の巻> (扉絵二色カラー)

「フフ…… 心を捨てた男と 心を刻んだ男か!!
 どちらの拳がまさっているか血ヘドの中で知るがいいわ!」

一方ヒョウの側は、突如なにものかの襲撃を受ける
飛んできた手斧を払い落とすヒョウだがその隙を突かれ鉄鎖を首を巻きつかれてしまう
そこに現れたのは縞模様の甲冑に身を包んだ手長の修羅、ゼブラであった
カイオウの命によりヒョウを狙うゼブラ さらにゼブラはリンが死環白を突かれたことを教える
そのまま鎖を振り回し、ヒョウの体を地面にたたきつける!!

その頃意識を失ったリンをサモト様ご一行が取り囲む 
目覚めはじめようとしたリンを前におめかしするサモト様であった

さらに場面は変わり、ケンとカイオウの激戦に戻る
カイオウのまばゆい闘気の剛拳をかわし、カイオウの傷跡に抜き手を突き刺すケン
だが…突き刺した抜き手をカイオウはその筋肉で締め上げる

「フフフ……わが体に刻まれた傷跡からはもはや一滴の血も流れぬ!!
 ましてやこの傷はラオウの心を捨てた傷!! わが弟と決別を誓った傷なのだ〜〜〜!!」

―あれは この国の制覇をなかば なしとげたころであった―

羅将カイオウの下に、ラオウが修羅の国に乗り込んできたとの報告が上がる
海岸線に沈む夕陽を背に立つラオウの前に、カイオウの軍勢が現れる
ラオウは、カイオウを前にこの国を『修羅の国』にするならば、いずれラオウがこの国を奪うと宣言する
だがまだラオウには遣り残したことがあると、カイオウに背を向け…鋭い眼光を向ける

「だが これだけはおぼえておいてもらおう ケンシロウを倒したらおれは必ずもどってくる!!
 兄者のやり方では天は握れぬ!! 世に覇者はひとり!!」
0234南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/21(火) 17:48:34.65ID:???
「フ…さすがわが弟よ ラオウはラオウ流の揺るぎない生き方を
 魔神がオレに最後の試練を与えてくれたわ!!
 オレの中に残っていたたったひとつの心!! わが弟ラオウへの思い!!」

そしてカイオウはラオウとの決別のために、自らの肉体に傷をつける

「さらばラオウ!! 消えよ!この痛みとともに!!
 そしてふたたびあう時はおまえが死ぬときだ!!」

その日より、修羅の国に伝わるラオウ伝説はカイオウの手で広められた
すなわち、彼が広めたラオウ伝説こそ彼に唯一残った情愛との決別の証であった

そしてカイオウも抜き手を放つが、ケンはそれを前に微動だにせず肩に抜き手が突き刺さる

「この傷とともにおまえの心を このおれの心に刻もう!!」

情愛を捨てた悪を前に ケンはあくまでも心で戦おうとするのであった

<続く>
0235南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/22(水) 17:02:37.12ID:???
「オレの心をだと!? ない心をどうやって刻む!?
 すでにこのカイオウに心は存在せぬのだ!!」

互いにその体から抜き手を引きぬき、そして互いの鉄拳が交差する!!

  <第204話 覇王の遺言!の巻>

互いの鉄拳がその頬を掠めながらも、二人は勢いよく吹き飛ばされ
掠めた鎖骨あたりから血が勢いよくあふれ出る
もはやオレの心は拾えぬといい放つカイオウだが

「ふ―― だが…… だが拾わねばならぬ!!それがラオウとの誓いだ!!」

そういってケンは、肩から溢れる血を掴みその拳を握り締める

その頃ヒョウはカイオウの刺客、ゼブラを相手に苦戦を強いられていた
地に倒れ血反吐を吐くヒョウの姿をあざ笑うゼブラだが

「こ…この程度の屈辱など………こんな屈辱などオレがカイオウに与えた屈辱の比ではない!!」

そういってヒョウは首の鎖を引きちぎり…カイオウを歪ませた自身の過去を語り始める


……少年時代のカイオウが、大人達を相手に目隠しをした状態で大立ち回り
その強さにジュウケイも感嘆の声を上げる …さらにカイオウには強さだけでなく人望も兼ね備えていた
それを快く思わぬジュウケイ… そしてジュウケイは、近く行われるヒョウとの試合でわざと負けろと命ずる

「よいかカイオウ なん人も北斗宗家より強く輝いてはならぬのだ!!
 われらは北斗の屑星 主を超えることは許されぬ!!」

自分たちは屑星と告げられ、言葉を失うカイオウ…
さらにラオウ、トキをも人質にとるなどジュウケイは徹底してカイオウを勝たせぬよう仕向ける…
0236南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/22(水) 17:03:03.31ID:???
峡谷の谷間につながれた頼りない吊り橋…そこを舞台にヒョウとカイオウと戦いが始まろうとする
不安定な足場にありながら堂々とするカイオウとは対照的に、ヒョウは恐怖からか震え上がり足取りもおぼつかない
まともに戦えばヒョウは確実に落下死してしまうが…
だが、ラオウ、トキの肩に手を添えるジュウケイの鋭い眼光にカイオウも苦悶の声を洩らす

(うく…北斗宗家に生まれついたこのヒョウもまた哀れな運命に…)

歯噛みしつつも…カイオウは覚悟を決め、一気にヒョウに向かっていこうとするが
吊り橋を見計らい、わざと吊り橋の板を砕きそこにしがみ付く形になる
足を踏み外したカイオウの泣き言に…少年門下生たちは失望してしまうのであった
ジュウケイも心の中でカイオウに詫び…カイオウもこれでいいんだと涙を流しながら自分に言い聞かせるのだった…


自らの弱さが稀代の英雄になっていたであろう男を歪ませてしまった…
自分がその落とし前をつけるまで死ぬわけには行かないと、ヒョウはその決意を燃やす

同じ頃…ケンシロウもまた、カイオウの受けた屈辱のことを語る
ケンはそれをラオウから聞いたという それはケンが北斗神拳の伝承者となった日…
ラオウは自らが幼い頃に別れた兄がいることをつげ… もし自分が倒れたら兄に伝えてほしいことがあるという

「ラオウは兄の哀しみを知り その兄を誰よりも尊敬していたと!!」

<続く>
0238マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/22(水) 18:40:43.73ID:???
ジュウケイといいリュウケンといい、北斗の師匠権父親はどうしてこうもクズそろいなのか
子供の頃から屑星だというのを押し付けられてたら、そらカイオウでなくても歪むわ 
0239マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/22(水) 19:44:28.97ID:???
あのラオウがケンとこんな兄弟っぽい会話をするわけがない。
騙されるなカイオウ、これは罠だ。
0240南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/23(木) 17:05:10.29ID:Q92xJ1sv
ラオウが兄に敬意を抱いていた事を伝えるケン
だがカイオウはその言葉を軟弱と吐き捨て嘲笑うのであった

「うぬもラオウも情の分だけ死を早める!! うぬに魔神の戦いをみせてやるわ〜〜〜〜〜!!」

  <第205話 栄光のうちに死せ!!の巻>

カイオウの放つ闘気がケンの足元を切り裂き、ケンを地下へと落とす
地下に落とされたケンは、そこに充満する毒ガスに苦しめられることになる
カイオウは無呼吸闘法による毒ガス対策を施し、ケンに向けて跳びかかっていく!

ヒョウもまた、ゼブラを相手に苦戦を強いられる
両手の手斧をもってヒョウに襲い掛かるゼブラだが、その一撃が空を切る
いつの間にかヒョウを見失ってしまうゼブラだが…その背後を取ったヒョウがその体を地面に埋める!

「バッ…バカな!!て…手負いのどこにこれだけの余力が!! ヒ…ヒョウとはこ…これほど強かったのか!!」

そしてそのままヒョウはゼブラの頭を押しつぶしてしまうのだった

「………強い!? きさまらからはそうみえよう だが!北斗宗家の嫡男としては劣等!!
 オレが…このヒョウがもっと強大であればカイオウは歪まなかった!!
 オレはまだ死ねぬ! これ以上カイオウの名を地獄に堕としたくはないのだ!!」

毒ガス地獄による地の不利を強いられ、カイオウの猛攻にさらされるケン
ひとまず距離をとろうと下がるが…その動きを洞窟の石柱に何度も阻まれる!?
自分の動きを封じるかのような石柱に困惑するケン 飛び上がり洞窟の高台に着地すると
その石柱は北斗七星の星列を成しておることに気がついた
0241南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/23(木) 17:05:34.97ID:???
「フフフ 北斗七星の星列は死角の動き!! 北斗神拳伝承者は必ずやその動きをとる!!
 拳を極めれば極めるほど無意識に死角に滑り込むのだ
 これが北斗宗家に虐げられた男の反逆の拳 北斗逆死葬だあ〜〜!!
 そしてみよ!オレのいるこの位置を!! これがおまえたちのいう死兆星の位置だ!
 そしてこれがおまえの運命なのだ――っ!!」

ケンはどうあがこうと自分の術中にあるというカイオウ 
するとケンは突如意識が朦朧とし、倒れこんでしまう

「フフフ…この煙はただの煙ではない 硫摩黄煙(りゅうまこうえん)といってな
 傷口からでも容易に血中に溶け込み全身をマヒさせるのだ!!」

痙攣するケンにそう宣告するカイオウ するとカイオウは倒れるケンの前にナイフを落とす

「きさまを拳法家としては殺さぬ!! 
 きさまは時代の波に飲まれ自ら命を断った弱者!! 後世にそう伝えよう!!
 その瞬間より北斗宗家の血も伝説も踏みにじられ砕け散る!!
 フフ わかったかケンシロウ 心を捨てた者が勝ち心を残す者は滅びるのだ!! ファハハハ――!!」

そしてケンはそのナイフに手を伸ばし…自決する様をあざわらうカイオウだが
ケンはそのナイフを握りつぶす!! そしてケンは立ち上がり、今こそラオウとの約束を果たす、とカイオウに告げる

「きさまが真の悪の魔王の名に汚れきる前に オレの手でカイオウは英雄として死ぬのだ!!」

<続く>
0243南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/24(金) 17:26:19.38ID:???
  <第206話 忌むべき血なれどの巻>

―もし兄カイオウが歪んでいたならばその手で殺せい!!
 カイオウはおれの心の中でいつまでも英雄でいなくてはならないのだ!!―

立ち上がるケンシロウの背に、ラオウの幻影が浮かび上がる その幻にカイオウの顔が強張る…
その頃サモト様ご一行 目覚め始めるリンをにやけながら楽しみに待つご一行だが
そこに現れた修羅、ヌメリによりサモト様ご一行は一掃されてしまうのだった
そしてヌメリがリンを抱き抱え、リンを目覚めさせる破孔を突き刺そうとする!
だがその瞬間、一陣の風が吹く 突如吹いた風にリンの体は飛ばされ、ヌメリは自分の体を突き刺してしまった
吹き飛んだリンの体を、駆けつけたヒョウが抱きとめるのだった
襲い掛かるヌメリを一蹴するヒョウだが…
その瞬間、リンの意識が目覚めようとするが とっさにヒョウがその目を覆い隠す

「ま…まだ目を開いてはならぬ!! おまえがみるべき男はたったひとり!!」

場面はケン対カイオウに戻る 英雄として死ぬ…その言葉を魔道に生きるカイオウは無意味と嘲笑う
もはやケンの体は毒ガスに蝕まれ、自らの秘孔すら満足につくことができぬ状態…
膝をつくケンにとどめを刺そうとするカイオウだが…突如自身が毒ガスの影響で苦しみだす!?
まさかカイオウの無呼吸闘法が破られたのか だがその秘孔は指で突くほどのできぬ針穴ほどの秘孔…
その時カイオウは気がつく いつの間にか自身の首筋に髪の毛が針のごとく突き刺さっていたことに
…毒ガスの影響で苦しみだすカイオウ、やむを経ず地下から脱出しケンシロウもその後を追う
地上に戻ったケンは自らの秘孔を突くことで、再びその体に生気を取り戻すのだった

「くくく なんという男!! だ…だが意表をつかれてそのまま対処できぬカイオウではないわ!!
 こ…このカイオウ そしてラオウ トキ!! この三兄弟は拳において 断じて屑星ではない!!」
0244南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/24(金) 17:26:59.75ID:???
そしてカイオウはついに自らの奥義を解放する 
だれに教えられたわけでもない、カイオウ自身に染み付いた不敗の拳
カイオウが取ったその構えは、北斗の女人像に刻まれていた北斗宗家に伝わる構えであった

そしてカイオウの放った手刀がケンの顔に傷をつける だがケンも拳を返しカイオウの額を掠め
……掠めたカイオウの額に、うっすらと北斗七星のような痕が浮かび上がる… 

「やはりな……… カイオウよ その北斗宗家の血がおまえにも流れているのだ!!」

<続く>
0246マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 10:10:40.01ID:???
カイオウ、一応トキのことも覚えてるのか。
サヤカのことも思い出してやってください。
0247マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 10:58:12.35ID:???
>>カイオウよ その北斗宗家の血がおまえにも流れているのだ
つまりラオウとトキにも流れているというわけで…



ジャギ様…
0248マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 14:08:35.98ID:???
ジャギ様もちょっとは血が混じってるとか
ないんですかね…
0249南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/25(土) 17:21:24.03ID:???
自らのその怨念をむき出しにする北斗宗家… 
その血が自分自身にもあると知り、さしものカイオウも驚愕の表情を浮かべる
ケンがいうには、カイオウの額の北斗七星型の痣が何よりの証拠だという
…そしてケンは女人像から伝えられた、北斗神拳興起にまつわる伝承を語り始める…

  <第207話 北斗神拳創造!の巻>

―今を去る およそ二千年前 天帝の盾として北斗宗家はすでに世に君臨していた
 だが 惜しむらくは究極の暗殺拳 北斗神拳はまだ生まれてすらいなかった!!
 そして世は天帝を喪失し 狂乱の戦国時代に突入していた!!
 北斗宗家を守護する高僧たちは困惑していた!!―

その戦乱の光景はまさしくこの世の地獄絵図であった…
覇者が多ければ世も乱れる やはり覇者は一人でなくては…

―かれらが望む覇者とは――― 北斗宗家の血をひきかつ新しき無敵の暗殺拳を創始できる男――
 その男こそが真の救世主となろう!!
 しかし 折しも北斗宗家は男児に恵まれず その血を継ぐ者は美しいふたりの姉妹のみであった!!
 そして皮肉にもふたりは同じ日に待望のふたりの男児を生み落とした!!―

金髪と黒髪の美しい姉妹… だが黒髪の女性、シュメは病弱なようだ
金髪の姉のオウカがシュメの子の分までお乳を上げて、横になるシュメに微笑みをみせる
赤子をお互い抱きかかえ、穏やかな時間を過ごす二人だが……高僧たちはそんな二人の赤子に非常なる決断を下す

―伝承者選びに苦慮した北斗宗家の高僧たちは降天台にふたりの乳児を置き
 あえて飢えた狼たちに乳児たちをさらすことで天の声をきこうとした!!―
0250南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/25(土) 17:22:35.72ID:???
北斗宗家に伝わる聖地にあえて乳児達をさらすことで、生き残った方こそが始祖の意思を受け継いだ存在と高僧たちは考える
…しかしその夜、シュメはひそかに自らの子供だけは助けようとする
残された赤子に狼たちは目をつけ…一斉に跳びかかろうとするが、それを北斗の宗家たちが現れ狼達を一掃する!
そして高僧たちは、自らの赤子を抱きかかえ逃げ出したシュメのほうにギラリと眼光を向ける…

おぼつかない足取りで岩山を走るシュメ… だが不意に転んでしまう
起き上がると…そこには姉のオウカがその場に立っていた… なぜこんな事をしたのかシュメに問いただすと…

「す……すみません姉さん!! リ…リュウオウさえ…姉さんの子さえ いなくなれば… 
 わ…わが子が宗家の子として…わ…わたしは… うっ…ぐっ!!」

涙ながらにそう語り…不意にシュメがその口からおびただしい血を吐き出す!!
もはやシュメの体はもう長くはない… だからこそ自分の子だけは、どんな手を使ってでも…
母を失い、自分の命すら失うと思うと、あまりに不幸な命… そう涙ながらに訴えるシュメの姿に
伝承者は妹の子、シュケンに譲り渡すというオウカ これは自分の命を賭けての願い、と言うと
なんとオウカは、自ら崖から飛び降りてしまう!? 
…オウカの命をかけた願いに、北斗の高僧たちもその慈愛に心動かされるのであった

―これがまさに北斗神拳創始者 シュケンの誕生の瞬間であった!!
 シュケンはふたりの女を母とし 決してその愛を忘れることなく地上最強の拳 北斗神拳を完成創始した
 そしてその拳はあまりの凄絶さとその伝承者選びの悲話ゆえに一子相伝とされた―
「そして守護僧たちはオウカの魂を弔うため悲話を刻んだ女人像を建立した
 カイオウよ そのオウカの子リュウオウにも七星のアザがあったという
 いいか そのアザは誇り高きオウカの血脈の証なのだ!!」

そしてケンはシュケンの言葉に涙を浮かべ…その拳を握り締める!

「思えばラオウもトキも愛に彷徨していた…… カイオウよ!!
 その誇り高き血をこれ以上汚すというのなら 倒すことが 愛 !!」

<続く>
0252マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 19:20:18.33ID:???
北斗神拳って色々いろいろ面倒なんだな…
一子相伝にしてもあまり問題の解決にならず返って抉れてる気もする。
南斗のようにもうちょっとマイルドにいくべきじゃ。
0253マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 21:44:48.59ID:???
>>251
まあトキが本気で突けばオレでも破れないってアミバに言ってたのに
そのあとラオウ対トキで普通にトキの秘孔破ってたり、わりと前からライブ感バリバリでやってる漫画ではある
0254マロン名無しさん
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2016/06/25(土) 21:55:20.80ID:???
いやあれは破れないはずの秘孔を破らせることに意味があるんだろ
後付けどころかむしろアミバ戦で設定があるからこそ秘孔縛を使わせた見事な演出
0255マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 22:11:41.45ID:???
確かにあれは正直見てて熱くなった場面でもある
…ちょっと例が適切じゃなかったな、スマヌ
じゃああれだ、身投げしてたのに生きてたユリア(
0256マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/25(土) 22:52:11.04ID:???
ラオウと決着付けた時点で完結させれば良かったのに
0257マロン名無しさん
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2016/06/26(日) 00:33:16.97ID:???
あの頃は新連載がハズレ多かったし仕方ない
今じゃ高めの年齢層はシティーハンターが引き受けてるし
ドラゴンボールと聖闘士星矢が実質的な看板にまで成長
画力の凄さも今号で出てきた萩原一至って新人がまた上手いし
ハードなストーリーはゴッドサイダーと新章突入のジョジョの奇妙な冒険が引き受けてる
ここまで他の連載が充実するなんて思わなかっただろう
幸か不幸か最早ライバルは他の雑誌では無く、ジャンプ内の連載作品という時代になってる
0258マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 13:09:04.06ID:???
>その時カイオウは気がつく いつの間にか自身の首筋に髪の毛が針のごとく突き刺さっていたことに

ジャギ様「おお、オレの技だ!」
アミバ「わかったわかった」
0259南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/26(日) 18:02:16.27ID:???
 <第208話 戦場の凄拳!の巻>

ケンが告げる北斗宗家の真実の悲話に…カイオウは自分の腕を撫でながら含み笑いを浮かべ
なぜ自分が北斗宗家をこれほどまでに憎悪していたのかを理解する

「このオレの中に流れる血!! 血が………
 伝承者となる血をもちながら弾きだされた血が……… 怒り猛っていたのだあ!!」

そして放つカイオウの正拳突きを…ケンは真正面から受け止めきってみせる!!

「恨むのならこの身を思う存分うつがいい!! だが許すわけにはいかぬ!! きさまは歪み汚れているのだ!!」

ケンとカイオウの戦いがさらに激しさを増す中…
ヒョウはリンに目隠しをしつつ、よろけながらその身を抱きかかえていた
…だがその前に、おびただしい数のカイオウの陸戦隊が待ち構えていた
…ヒョウは黒夜叉にリンを託し、どうにか単身修羅たちを食い止めようとするが…

「ヒョウ様!やつらは修羅ですぞ!! いくら時間をかせいだところでとても逃げおおすことなどできますまい!!
 しかし我われふたりで戦えば なんとかくいとめることもできるしれませぬぞ!!」

黒夜叉の言葉にヒョウは微かに笑みを浮かべ…二人は修羅たちに一気に切り込んでいく!

そしてカイオウもその全身から荒れ狂う闘気を放ち…暗琉天破でケンの空間を歪ませる!
その隙を突きカイオウが一気にケンの破孔を突きとどめにその体を蹴り飛ばした!!
確実に致命傷を与えケンの体はすぐに砕け散る、といい放つカイオウだが……ケンは平然と立ち上がる…!?

「む!? な…なぜ!? なぜ突き飛ばぬ!!」
「ふ〜〜〜 わからぬか!? それが北斗宗家の拳の限界なのだ
 カイオウよ おまえが使った拳こそ宗家の拳 
 しかし極められた拳ゆえに受身の技も極められ 実戦への戦闘力をなくしていたのだ!!」
0260南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/26(日) 18:02:34.08ID:???
ケンの言葉にカイオウは愕然と目を丸くし…

「それゆえに二千年前 無敵の暗殺拳が切望されたのだ!!
 そして女人像の秘密がカイオウ打倒の切り札とされたのはまさにその受け技の伝授だったのだ!」

そして次第にカイオウの表情が狼狽したように険しくなる…

「北斗琉拳は魔闘気により敵を幻惑し 敵の受け技を流すことを極意とした
 しかし北斗神拳は戦場の拳 千差万別する闘いの中にこそその奥義をみいだしたのだ!!」

しかしその事実を認めぬカイオウが、その剛拳を振るおうとするがケンも手刀を返す
それをとっさに十字受けで凌ごうとするカイオウだが、その拳にケンの手刀が刺さり
その放った手刀がカイオウの十字受けをすり抜け…カイオウの拳を破壊してしまう!

「実践においてはうちだされる拳にこそスキがある!!
 拳技互角ならば わが拳は敵の拳そのものを破壊するが奥義!!

 惜しむらくは今日までのおまえは井の中の蛙!! おのれより強い男と戦ったことがなかった!
 だが おれはおれより強い男たちの戦場を生き抜いてきた!!」

<続く>
0261マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 21:16:53.08ID:???
ケンシロウが強くなったというよりカイオウが弱くなったように見える
0262マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 21:31:05.98ID:???
自分の怨念の根源すら失ったのにほぼ無理矢理自分に言い聞かせてるからなあ
でも今回は何よりケンのこのセリフにしびれた

>惜しむらくは今日までのおまえは井の中の蛙!! おのれより強い男と戦ったことがなかった!
>だが おれはおれより強い男たちの戦場を生き抜いてきた!!」

そうだよな…ケンはいつでもシンやサウザー、ラオウ等自分より強かったやつが相手でも、絶対に逃げなかったとおもうと感慨深い
0263マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/26(日) 23:01:54.11ID:???
ラオウもかつてフドウに恐怖を刻み込まれたのが原動力になったっぽいしな
0264マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/27(月) 00:30:29.73ID:???
カイオウは自分より強いやつはいなかっただろうしな
0265南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/27(月) 17:25:35.29ID:???
ケンにその拳を破壊され苦しげにその両腕をぶら下げるカイオウ
そしてケンのその背に、幾多もの強敵(とも)たちの姿が浮かび上がる…

  <第209話 執念の業火果つ!の巻>

その光景を断じて認めようとしないカイオウは無理矢理にその腕に力を込めるが
逆にカイオウの腕がへし折れてしまう!! 
…だが、ケンを認めるということは、自分やヒョウが屑星であることを認めてしまうことを意味する…

同じ頃ヒョウは…ボロボロになりながらも修羅の屍の山を築いていた もはや修羅は4人残るのみ…
だがヒョウも限界が近くヒョウは膝を突き…そのスキをつき一斉に襲い掛かろうとするが

(なにゆえオレとカイオウはこの地に残されたのか……)
「オレは脆弱さゆえに!!だがカイオウはちがう!! カイオウはそのあまりに激しき性情ゆえに残された!!」

ヒョウの放つ闘気が襲い掛かる修羅を一掃する!!

「英雄への道を閉ざされ なおかつ無尽の天分がありながらその激しすぎる性格ゆえに北斗神拳への道を閉ざされた
 これ以上カイオウに哀しみを背負わせることはできぬ!!

……屍の山で、リンと黒夜叉を見失ってしまう 何者かがヒョウの足を掴むとそれは瀕死の黒夜叉であった
ヒョウの放った北斗宗家の拳とカイオウの哀しみを思う情愛に、あの世で自慢できると黒夜叉は息を引き取るのだった…
…そしてヒョウの背に、修羅の生き残りが放ったブーメランが突き刺さる!!
リンも奪われ、もはやこれまでかと諦めかけたその時…何者かがその修羅の脇腹を抉り取る!?
そこに現れた男は、黒王にまたがりリンとケンシロウを追いに修羅の国にやってきたバットであった
0266南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/27(月) 17:26:06.05ID:???
両腕を破壊されてもカイオウは自身の敗北を認めない
放たれたカイオウの蹴りを、ケンは肘うち一発で返り討ちにしてしまう
両腕も足も破壊され…カイオウは母の墓に這ってその墓を引き抜くと

「は…母よ……もはやなにも望まぬ… ただ最後に!最後に一撃だけの力を!!」

すると引き抜いた墓の穴から間欠泉が噴き出しカイオウの体を宙高く飛ばす!
飛び上がったカイオウがケンに向かい襲い掛かり

「たとえ天地逆となってもおのれの道は変えぬ!!」

襲い掛かるカイオウにむけ、ケンはその胸に正拳突きを突き刺した!!

「おまえもまさしく強敵(とも)だった!!」

<続く>
0269マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/27(月) 20:42:32.45ID:???
背後を突いたとはいえバットが精鋭修羅を一撃で…
黒王の背に乗ることも許されてるようだし、こいつは本当にバットなのか。
0270南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/28(火) 17:25:02.11ID:/HUlNFt0
ついにカイオウとの戦いに決着がつき、その天に北斗七星が光り輝く
長かった戦いが終わり…ケンもそのこぶしを握り締め呟く…

「は―― は―― 長かった……」

  <第210話 さらば愛しき者たちよ!の巻>

倒れたカイオウが、ケンの勝利を見事と称える… 自身の初めての敗北にカイオウは…

「教えてくれ も…もしオレが北斗神拳を身につけていたら」
「おれがこの場に倒れていたかもしれぬ」

そう呟き…ケンはカイオウの母の像を、倒れるカイオウにそっと差し出す…

「ふっふふ いや…やはりオレが敗れていたであろう オレは敗者に情けはかけぬ…… ふっふふ
 おもえばこのカイオウもまた弱者であったか… 弱者ゆえに悪に魂を染め生きてきた……
 すべてはオレの手で新世紀を創るために… だがそれもしょせんはかない夢であった
 もっと早くおまえと出会っていたなら…… オレはオレの宿命に素直に……」

だが、カイオウは取り返しのつかないことをしてしまったと、リンの心を奪ったことをケンに詫びるが
そこにバットがヒョウとリンを連れて駆けつけてくる!
再会するケンとバット、ヒョウとカイオウ… ふらつく体でヒョウはカイオウに近づき…

「オ…オレはおまえにやり残したことがある」
「よ…よくぞきた!! さあ…ヒョウ お…おまえの拳でこのオレにとどめを刺すがよい…」

カイオウの言葉にヒョウは…力なくその胸を叩くのみであった
そんな拳でカイオウが殺せるか…自分にははらしてもはれぬ恨みがあるだろうとヒョウを叱責するが

「つ…突きにきたのではない お…おまえにひとこといいたかった
 オ…オレが強かったら北斗宗家の嫡男としての力量が十分であったら 
 お…おまえは歪まなかったはず…すべてはオレの責…許せと!!」
0271南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/28(火) 17:25:22.01ID:/HUlNFt0
ヒョウの言葉に、カイオウは涙を流しながらヒョウの体を抱きしめる
そしてヒョウは微かに笑みを浮かべ…その息を引き取るのだった…
そしてカイオウはヒョウの遺体を抱きかかえ…

「行こう… この地は母が眠る地! このカイオウの死地とすでに決めてある!!」

そしてカイオウは、岩の一つを踏み抜くと…カイオウの周囲に一気に溶岩があふれ出る!!
溶岩がヒョウとカイオウを包み…二人は溶岩に包まれた岩の塊と化すのだった
そこから飛んできた溶岩の石をケンが掴み…二人の死をその魂に刻む…

バットもケンと再会し、死環白を突かれたリンを差し出そうとする
これでリンも自分の願いが叶えられる、というバットだが ケンはリンの目隠しを外し…

―ハッ! 無理だよ そいつは耳はきこえるけどしゃべれないんだ!!―

―泣くことあねえだろ!!― ―ありがとう 生き返ったよ!―

―ケン! ケ――ン!!―

リンとの思い出がケンの脳裏に浮かぶ そしてケンは

「リンは今日まで戦いの中に生きてきた 北斗を導き救世主を生みだすために
 だがもはやその必要もない リンの役目は終わった…今さら記憶をとりもどすこともない
 リンは自分の幸せのために生きる時がきたのだ!! リンの愛に応えられるおまえしかいない!!

 バット リンとともに幸せに! さらばだ!!」

リンをバットに任せ、ケンは黒王に跨り二人の下を去るのだった…

<続く>
0273マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/28(火) 20:38:14.94ID:???
順当に行けばあと2,3話エピローグやって終わりだろうかね
さすがにもうこれ以上ケンに太刀打ちできるヤツをだしようがないだろう
0274マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/29(水) 14:12:48.26ID:???
バットがいきなり修羅の肉体を吹っ飛ばすような技を使えるようになってたから
北斗神拳後継編に入るのかとも思ったが速攻で別れちゃったからな。
なんだか神拳伝承には北斗宗家の血筋とか必要みたいになっちゃったし…
0275南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/29(水) 17:09:47.92ID:JvKZrJxi
乱世に夢を賭けた男たちの戦いはおわり―――
ただ ひとり残った戦士の新たな旅が始まった―――

修羅の国から帰ってきたケンと黒王… 黒王に跨り、ケンの向かう先は…

  <第211話 新しき希望!の巻>

船に乗る修羅の国の住人が、この国を救った英雄バットに歓声をあげ
その住人たちの船出を見送るリンとバット 手を差し出すバットに微笑むリン
…バットは一人旅立つケンに思いを馳せる…

(ケン…… ケンはどうするのだ……
 北斗宗家の血をひく人間はケンひとりになってしまった今……
 北斗神拳を伝承する人間をどうするというのだ… ケンよ…北斗神拳をだれに……)

そのころ世紀末の本土では とある盗賊団が倉庫を襲われたという
盗賊団のボスが付け爪の刃でゾリゾリひげそりしつつ部下の報告を聞く
言い訳をする部下の一人だが、その顔を容赦なく付け爪の刃で突き刺してしまう
もう一人も処刑しようとするが、そっちは襲ったやつの顔は覚えているためとりあえず生かしておく
どうやら奪われた者は先日奪った村からのもののみらしい その報告にボスはニヤリと笑い…

日が昇った頃、その村では盗賊に奪われた食料が帰ってきており困惑する村人達
こんなことが盗賊達に知れたら…と震え上がる村人達 そこに件の盗賊団が乗り込んでくる!
村人達を尋問ついでに虐殺するボスだが… そこに何者かが名乗りを上げる
するとそこに現れたのはリュウと呼ばれた少年であった
小さい少年を前に座り込み、下卑た笑みで爪の刃をちらつかせるボスだが
その少年はナイフを抜きその指を鮮やかに切り裂いて見せた!!
0276南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/29(水) 17:10:11.50ID:???
怒りのボスが少年に向かっていくか、また現れた何者かがボスの顔面に正拳突き!
そこに現れたのはケンシロウであった どうやら少年とケンシロウは知り合いのようだ
ケンのおじさんと呼び笑顔になるリュウ ケンもリュウの姿に笑みがこぼれる
爆死した盗賊団のボスはほっといて、ケンはリュウを抱きかかえて黒王にまたがらせる

「へえ〜〜〜でっかい馬だねえ!!」
「名は黒王!! おまえの 父 ラオウの馬だ!!」

<続く>
0279マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/29(水) 23:09:43.88ID:???
ユリアでさえ復活したんだから、ラオウが実は生きてたとかも有り。
0280マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 00:21:28.54ID:???
ラオウの息子なのに拳ではなく刃物を使うとはこれいかに?
0283マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 13:44:35.29ID:???
ラオウの子となるやはり母親はデカいババアみたいなやつじゃないと無理だな。
0285南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/30(木) 17:09:17.13ID:???
「オレの父さんの馬!? へえ!こんな馬に乗るなんてオレの父さんは大きかったんだ!!」
「大きかった…そしてなによりも熱かった!!」

そういってケンは笑顔でリュウの体に手を添えるのであった

  <第212話 血と拳の誓い!の巻>

そこに村の村長リセキがケンシロウを出迎える
リュウを育ててくれたことに礼をいうケンに滅相もございませんと謙遜するリセキ

「リュウはわが偉大なる主 ラオウ様の遺児
 その子を預けられるとはこのリセキ 身に余る光栄でございました
 されどリュウはいまだ生のままに 我らのちっぽけな生き様を教えても害になるだけ!
 それゆえ生のままに育てました あとはあなた様が!」

リセキの言葉にケンも頷き…リュウに乳をくれたハクリの夫婦に話題を移すケンだが
なぜかハクリは言いよどんでしまう ひとまずリュウと一緒にハクリの下へ向かうケン
どうやらハクリの夫婦を含む村人は伝染病にかかったことで隔離されているとのこと 
ただどうやら病にかかったのは妻だけらしいが…
隔離された村人の農場に辿り着くリュウが駆け足で駆けつける
ハクリの妻の静止も聞かず、農場の網を切っておばちゃんの下に向かおうとするリュウ
やむを得ずおばちゃんは逃げるように家の中に閉じこもってしまう…
かわりにハクリのおじさんが出迎え、ここに来たリュウを叱ろうとするが
ケンの姿を見つけるとハクリの表情に笑顔がこもる どうやらこの大農場はハクリ一人で耕したもののようだ
だがここにいればいつかは彼も病にかかってしまうが…
それでも女房や人々たちと共にここで死ねるなら本望、とハクリは笑顔で答えるのだった

「ハクリよ…おまえたちにリュウを託したのは間違いではなかった!!」
「あ…ありがとうございます」
0286南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/06/30(木) 17:09:51.18ID:???
…すると突如病人を隔離していた農場の家が炎に包まれる!?
助けに行こうとするハクリも悪党が放った火矢に貫かれてしまう…!
ようやく荒地をここまで耕したのに…ハクリは無念の思いで力尽きるのであった…

そして高笑いを上げるコウケツ一族と名乗る悪党共 …その外道どもを前にケンの怒りが爆発する!!
顔面への正拳一発でハゲの上半身もろとも消し飛ばしてしまう
そしてもう一人悪党の体を持ち上げ、水のタンクに向けてぶんなげる!
あふれ出た水で農場の火が消し止められ、悪党共は負け惜しみと共に逃げ出すのであった

リュウは燃える農場の家からおばちゃんを救い出そうとするが、倒れたおばちゃんはもはや…
涙を流すリュウを、おばちゃんは最後の力で抱きしめる

「こ…これでもう思い残すことはないわ… あ…あなたがいてハクリとわたしは毎日が夢のようでした……」

その言葉を最後におばちゃんは力尽きる… 涙をながし叫ぶリュウをケンが見つめ…
闘うか、とのケンの言葉にリュウも頷き…するとケンはリュウの懐のナイフを取りへしおった

「ならばラオウより受けた熱き血と自分の拳でだ!!」

<続く>
0288マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 19:58:00.47ID:???
リュウってまさかラオウに首掴まれ何故笑う?と激怒させた子供?
0289マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 20:09:12.97ID:???
さすがにちがうだろ、あの時点でバットよりちょい下くらいの子だったし
0290マロン名無しさん
垢版 |
2016/06/30(木) 21:21:21.48ID:???
>「ならばラオウより受けた熱き血と自分の拳でだ!!」

一応子供なんだから武器持参くらい大目に見てよケンシロウ
0291マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/01(金) 12:17:30.48ID:???
一部と二部って何年くらい空いてるのかな?

ユリアがラオウの子を身篭ってて、二人で過ごすのに邪魔だから
ケンシロウはリュウを人に預けてた、とかじゃなかろうなw
0292南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/01(金) 17:34:51.98ID:???
  <第213話 狼の時代の終焉!の巻>

とある町に辿り着いたケンとリュウ 街ではコウケツ農場の関係者らしき男が農場の宣伝をしていた
どうやらコウケツ農場での働き手を募集している様子
みずみずしいリンゴにおいしそうにかぶりつくその姿に町の人たちも思わず喉を鳴らす
そこに力自慢そうな大柄の男を見つけてさっそくスカウト

「う……うそではないんだろうな! 農地を貸してくれ 働きによってはその土地を譲ってくれるというのは」
「おいおいおい オレがウソをいう男にみえるのか え〜〜!! この目をみなよ 目 を!!
 よお――し もしウソだったらな〜〜 このキスケ丸坊主になってこの舌引き抜いてみせるわ!!」

その言葉に男も彼を信用したようだが…コウケツの手下と聞いてリュウは警戒心を強める
その男、キスケはケンもスカウトしようとするが… ケンはそんなキスケの体を抱き寄せて
「約束は守ってもらうぞ」と一睨み そんなケンに冷や汗を浮かべつつ苦笑い
と言うわけでケンを含む農場にスカウトされた職人たちが送迎バスに乗り込む
そんななか、顔面に斜め傷を持つ男がニヤリと笑みを浮かべていた
どうやら彼はコウケツを知る様子 ちょうど送迎バスの隣のケンがそのことを尋ねる
どうやらコウケツはかつてのラオウ軍に所属した彼の部下だとの事
小ざかしい頭が回るだけの男、とコウケツを評する男だが…

そうしてる内に送迎バスがコウケツ農場に辿り着く そこで彼らの目に映った光景は
地平一帯に広がる豊かな大農場であった! その奥にそびえ立つ巨大な城にで執務中の男、コウケツ
すると突如コウケツは含み笑いを浮かべる いい時代になったと笑い声をあげるコウケツ
そこに部下に呼ばれ、気を取り直して部下からの報告を聞くコウケツ
西エリアの開墾が完了したとのことだが、農民は全員死んだという… 
含み笑いを浮かべつつ、死体を片付けるという部下の報告に

「なに!?それは間違いよ!! 死体はきりきざんで畑にまきなさあい
 それが荒地を甦らせる早道じゃからねえ!!」

その言葉に困惑しつつも指示に従う部下であった
0293南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/01(金) 17:35:17.47ID:???
というわけで送迎バスで辿り着いた人たちにコウケツが現れご挨拶
…その姿に、リュウは怒りに身を震わせ…
そこにコウケツを知るといった男、ジンバが彼の前ににじりよる
おまえを殺しオレがこの農場を奪ってやると武器を取り出すが

「フ…時代を読めぬ馬鹿めが きさまのような亡霊がまだいようとはな」

そういってコウケツが指を鳴らすと、ジンバの前にコウケツの兵隊が立ちはだかる!
彼らは皆もとはジンバの側近 彼らも昔はコウケツをアゴで使っていた連中 それがなぜ…

「時代が変わったんだよ ジンバ!!」

コウケツの言葉と共に、部下達の放つボウガンの矢がジンバを貫く!!

「フフ…みるがいい外を! ようやく大地は落ち着き種々の作物を産みだすようになった!!
 もはや少ない食物を奪い合う時代ではないのだ 
 これからの時代はいかに土地を握り いかに多大の食物を得
 その食物を武器に人を制していくかなのだ!!」

そういって倒れるジンバを足蹴にす、下卑た笑みをあげるコウケツであった

(食わせれば狼もブタになる! 狼が狼であった時代は終わったのだ
 今は狼を番犬として飼う時代 ラオウの狼達を武力で統一しようとした時代とはちがうのだ!!)

そして農民達をレッドバレーに連行するよう指示を出すコウケツ
だがレッドバレーは百年たっても草木一本生えないような荒地
人々は無理矢理拘束され連行されていってしまう ケンもその拘束を受けてしまう…
そんなケンにリュウが異を唱えるが…
0294南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/01(金) 17:35:46.56ID:???
「ケ…ケン な…なぜ!! なぜやっつけないんだ!! 
 ケ…ケンならあんなコウケツぐらい!!」
「おまえはヤツを倒せるのか!?」 「う……ううん…」
「いいか おまえ自身の手でヤツを倒すのだ これはおまえの戦いだ!!」

一転変わって農民達を鞭で打ちまくるキスケ、そこにケンが「約束は守ってもらうぞ」といい放つ
…すると突如キスケの頭髪がみるみるうちに抜け落ちていく!?
さらにその舌がひとりでに延び、ついに引きちぎられてしまう
舌が引きちぎられ、悶えるキスケ その頭をケンが邪魔だと蹴り飛ばすのであった

<続く>
0295マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/02(土) 02:54:57.61ID:???
やっぱりリュウにはやたらスパルタだな、ケンシロウ
伝承者候補だから甘えは許さないということだろうか
0297マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/02(土) 15:04:47.40ID:???
>「なに!?それは間違いよ!! 死体はきりきざんで畑にまきなさあい
 それが荒地を甦らせる早道じゃからねえ!!」

やってることそのものはミスミのじいさん(種もみ)のお墓に種もみを蒔いてたのと変わらんはずなんだが…
なんだろう、死人への敬意とか、そういうのがないとここまでおぞましいことになるのか…
0298南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/02(土) 17:09:02.17ID:???
レッドバレーに辿り着いた農民達 それを悪党たちが「地獄へようこそ!」と歓迎する
送迎バスから降りた一行が目にしたのは、あたり一面に広がる岩山の荒野
そこで強制労働に借り出される奴隷達の姿であった

  <第214話 笑うハイエナ!の巻>

バスから降りるのをもたつく老人をぶったたく悪党 そこをケンが割ってはいる
ハエが飛んでる、といってケンは悪党の顔面をぺちりとやって連行される奴隷たちの列に戻る
するとぺちられた悪党の顔面が突如つぶれてしまうのであった
並んだ奴隷たちに皿ひとつを投げ渡す悪党 今日からはコレが彼らの唯一の食器である
…もはや我慢できないと大男が悪党共に向かっていくがすぐに取り押さえられてしまった
さらに子供まで取り上げられてしまい、大男は怒りに震える…

「べつにスープがいらねえなら働かなくていいんだぜ!! ただガキもおめえも死ぬだけだ!!」

そんな大男に荒地の一角を指差すと、その一角だけ死体の人型に草が生い茂っていた
そのあまりにおぞましい光景に人々も震え上がる…

「わかったかあ!ここに送り込まれたら道はふたつにひとつしかねえ!!
 みるがいい!あの男を!やつでさえ逆らうことはできぬのだ〜!!」

悪党がそういって指した先にいたのは、かつてラオウ軍屈指の武将と呼ばれたバルカであった
そんな彼でさえ、悪党に鞭を打たれだまって働く光景に人々は戦慄するのであった

その日の夜…みんなが寝静まった頃、リュウはこっそり寝所を抜け出す
抜け出したリュウに、ケンも静かに目を開き……
コウケツの居城前で、居眠りをする見張り そこに門の上からリュウが岩を投げつける
その寸前で目を覚ますが一足遅く「てぴィ」と顔面に岩をぶち込まれた
0299南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/02(土) 17:09:37.47ID:???
気絶した見張りからナイフを奪い、コウケツの居城への潜入を試みるリュウ
ダクト内を伝いコウケツを探すリュウ そこに人の声のようなものが聞こえるが…?
するとうっかりダクトの換気口から足を滑らせある部屋に落ちてしまう
落下したその部屋では子供たちがすし詰めにされていた 
そこに一人柱につながれた子供を見つけそこに駆け寄るリュウ どうやら少年はバルカの子供らしいが…

同じ頃、件のバルカの前にケンが現れ、ケンは何があったのかをバルカに問いただす
ラオウが亡くなり、この地は一度は平穏を迎えたが…
その平穏ゆえに、かれら武人には目標を失い、彼らには治世の術もなかった
…そこをコウケツのような狡猾なハイエナに食い荒らされてしまった結果が今日の結果を招いてしまったのだ…

「わたくしも時代の流れとともに部下はひとり減りふたり減り
 残った数家族とともにコウケツの地にたどりついたのです しかし…
 やせ細った妻と極度の栄養不調のために盲目となった息子に せめて一口の食物をという願いも…
 やつの策謀の前に……」

その言葉と共に、バルカの受けた仕打ちが思い起こされる…
コウケツにバルカと部下達の子供たちをどうした、と詰め寄る
コウケツによれば、バルカの息子は無事だということだが…
ただしバルカが配下にならなければその部下の子は飢え死にするであろう、といい放つ

「くく!きさまそれはどういうことだ!!」
「だからあなたの息子さんは絶対殺しません! そのかわりその部下の子供が死ぬことになるといってるんですわ!!
 さあ どうします? わたしはどっちでもかまいませんよ」

その言葉に、バルカは苦悶の表情で部下達の顔を見て…
叫び声を上げながら、バルカはコウケツの前に膝を折る……

リュウもその話をバルカの子、シンゴから聞き…リュウはコウケツにむけ怒りを燃やすのであった

<続く>
0300マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/02(土) 18:42:50.12ID:???
時代はずいぶん変わったもんですなあ。
このウサもあやかりたい。
0302南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/03(日) 18:50:09.55ID:8KADKL4k
  <第215話 狼は死なず!!の巻>

子供たちの牢屋の前に見回りの兵士がバルカの子シンゴの安否を確認しに来た
リュウは倒れる子供たちに紛れてやり過ごし難を逃れる 
シンゴは人質に成り下がり、誇りを捨てざるをえない父と自身の悔しさに涙を滲ませ
彼はリュウに自分を殺してほしいと願う…、自分が死ねば父は必ず立ち上がると信じて…!

(な…なんてやつだ!命よりも男の誇りをとるっていうのか! 強い!男の誇りって強い!)
「だめだよ おまえひとり死んだって! 大人が戦えないならオレたちが!!オレたちが戦うんだよ!!
 やつらはオレたちを子供と思って油断してる!!みんなで力をあわせてここから脱出するんだ!!」

その頃バルカとケン 悔しさに震えるバルカに部下が申し訳ないと謝罪するが
そこにコウケツの部下が私語は禁止と部屋に乗り込んでくる そこにケンがゆらりと立ち上がり…

「失せろ!おれは今機嫌が悪い」

そんなケンの胸倉を掴むコウケツの部下だが、即座にケンのボディブローでボコボコにされ
哀れ彼の胴体は骨だけになってしまうのであった そしてケンはもう一人の前ににじり寄るが

「ケ……ケンシロウさん そいつらに手をだしてはいけない!!」
「そ…そうだ オ…おれに手をだしたら全員皆殺しだ!! 
 い…今なら許してや…(グキリ)いや 許させていただきま――す」

にじり寄られても強気な部下だったが、ケンに首をへし折られそうになるとあっさり手のひら返した
そしてバルカに、ラオウの子が立ち上がったことを伝えるのであった

「な!!なんですと! ラオウ様の子息が!!」
「すでにリュウはたったひとりでコウケツを倒しに向かった!!」
0303南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/03(日) 18:50:48.65ID:8KADKL4k
その頃子供たちの牢屋 子供たちに今日の御飯を運んできたコウケツの部下だが
その足元を子供たちが布を縛って、その足を一斉に引っ張り転ばせナベを頭からかぶってしまう
そして部下から鍵を奪いシンゴを解放 子供たちの脱出作戦が開始される!

物音を聞きつけたもう一人の部下が駆けつけるが、そこに天井に繋いだナベが振り子のように迫り顔面にぶち込まれた
…見回りをする部下だが、そこに歩いてきた部下に何か違和感を感じ取るが
それに気づく前に、正体を現した子供達(三人肩車)に顔面を棍棒でぶん殴られた
出口までもう少し、と急ぐ子供たちだが…そこをハンマーをもったコウケツの部下が立ちはだかるが
その時その男の顔がウニョーンと延び、そのまま男は破裂してしまった
間一髪でケンの援護が間に合ったようだ そして外では脱出した子供たちが父親たちの下に集まってくる!
バルカもシンゴと再会し、共に涙を流しながら息子に駆け寄り 父の体を抱きしめるのであった

「バルカ……ラオウの血は時代に飲まれぬ 狼の血は健在なのだ!!
 リュウ…もはやあとには退けぬぞ!!」「うん!!」

<続く>
0304南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/04(月) 17:09:37.92ID:???
手かせから解放され、沸き立つ農場の奴隷達 バルカもまた、自らの血が沸き立つのを感じ取る
ラオウの魂が、ふたたび彼らをつき動かすのだった

  <第216話 怨念の矢!の巻>

会食用の巨大なテーブルに敷き詰められた豪勢なフルコース それをコウケツが一人で口をつけるが
部下に奴隷達が反乱を起こしたと聞き、部下に食べてたステーキを飛び散らせながら叫ぶ
そこにコウケツの兵士がテーブル上のフルコースをなぎ倒しながらぶっ飛ばされてきた

「だ……だれだ!! 食べ物を粗末にするやつは生かしちゃおかねえ…」

そこに乗り込んできたのは、ケンとリュウの二人 だが追いつめられながらもコウケツは余裕を崩さない 
そしてコウケツが笛を吹くと、その背後からフランケンシュタインのような大男が現れる
その大男がコウケツがあらゆる薬物を投与し作り上げた、彼自慢のマイペットであった
フランケンシュタインはケンが引きうけ、その指の骨を鳴らし臨戦態勢
そしてリュウはその隙にコウケツを討とうとするが…
コウケツの仕掛けが作動し、リュウとコウケツはシェルター内に閉じ込められてしまう!!
一対一でわしに勝てるかな、と余裕を崩さず葉巻の煙を浴びせるコウケツだが
そんな余裕ぶっこいてたらリュウに足を刺されてしまった 思わず激昂しリュウを張り倒すコウケツ

「ガキが!! きさまら親子はどこまでオレを!!
 ええか!!わしはな きさまの親父にドブネズミといわれたんだ
 ならばその息子を下衆なドブネズミ同然に殺してくれるわ!!」

コウケツの怒りの言葉とともに、彼が受けた屈辱が思い出される…
0305南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/04(月) 17:10:19.52ID:???
ラオウに擦り寄り、靴が汚れておりますとラオウに媚を売るコウケツ
こういう輩はおだてにのせればこっちのもんよ、とラオウを甘く見ていたコウケツだが
その行為は、かえってラオウの怒りを買ってしまう

「このラオウに必要なものは戦士だ!!媚など男には不要だ!!
 下衆なドブネズミめ 二度とおれの前に顔をみせるな!!」

そう吐き捨てコウケツの体を投げすてるラオウ コウケツはラオウの迫力に失禁までしてしまう
そんなコウケツの醜態をモヒカンどもがあざ笑うのであった…


そして今、その屈辱を晴らすときがきたとコウケツは4連ボウガンをリュウに向けて放つ
とっさに避けようとするが、避けきれず一本が肩に刺さってしまう
矢を受けたリュウの姿に勝ちを確信し、死ぬ前の土産話に自身の勝利プランを語るコウケツ

「そこの通路を見るがいい その通路だけがすべての食料が貯蔵されている倉庫への道
 そして その食料がなければ農地が収穫期に入るまでのあと半年の間にやつらは全員飢え死にだ!!
 ホホホ…この食料があるかぎりオレはいつでも再起できる!! 
 すべてはここじゃよ そのぐらいの保身の手はうってあるわ さあ〜〜て
 それでは親父への借り 返させてもらおうか」

そう言い放ち、ボウガンの矢を再装填してリュウに向けるコウケツ
そしてボウガンの矢が発射される…その瞬間!
ケンにぶっ飛ばされたフランケンシュタインがシェルターの天井をぶち破る!!

<続く>
0306マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 07:25:18.89ID:???
まあラオウの性格ならそーなるわなw
というか生きてただけでも運が良いぞコウケツ たった今しにそうだけど
0307南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/05(火) 17:11:28.26ID:???
シェルターの天井をぶちぬくフランケンシュタインの姿に腰を抜かすコウケツ
そしてケンシロウがその壁を破壊し、コウケツの前に現れる

  <第217話 ドブネズミの如く!の巻>

バルカのほうも制圧は完了したとケンシロウの下へ駆け寄る
あとはコウケツ一人を残すのみだが、それでもコウケツは諦めない
フランケンシュタインに薬物を口の中にほおりこむコウケツ
するとフランケンシュタインに、ふしぎなちからが くわわるくわわる!!
復活したフランケンシュタインが、コウケツを頭に乗せてパイルダーオン

「グェヘヘヘ わしの頭脳とこやつの体がひとつになれば地上最強になるのだ!!」

するとフランケンシュタインは、側にあったトンファーを取り出しケンに向けて振るう
それをケンは片手で受け止め、トンファーの棒を引き抜きフランケンシュタインの顔面をぶん殴る!!
ぶん殴られた衝撃でこめかみのボルトがずれ、立ったまま気絶してしまう
気絶したフランケンシュタインに、ありったけの投薬をぶち込むコウケツ
薬の影響で意識を取り戻し、元気百倍! 
こうなったら、とコウケツはリュウを掴まえるよう指示し、リュウを人質にとるコウケツ
ガキの命が惜しかったら、とケンシロウを脅迫するコウケツ   だが

「殺すなら殺すがいい!! ラオウの血を受け継ぐ子だ すでに死は覚悟していよう!!」

ケンは堂々とそう言い放ち、脅しにも構わずコウケツに向けにじり寄る…
そしてケンシロウの放つ正拳突きが、リュウの頭を掠め
正拳を打たれたフランケンシュタインの上半身を綺麗に切断してしまう!!
その凄まじい光景にリュウもコウケツも震え上がる…
そしてコウケツは、ここでようやく目の前の男がラオウを倒したケンシロウだということを知る
愕然としながらコウケツは食糧倉庫の方へ逃げ出してしまうのであった
0308南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/05(火) 17:12:03.47ID:???
こうして無事助け出されたリュウにバルカが駆け寄るが
リュウはいまだ北斗神拳の凄絶さに震え上がる…

「怖かった 怖いほどすごいんだね 北斗神拳は… は…初めてみたよ…オレ……」
「う…うむ そうだ あれこそ地上最強の拳法なのだ!!」

地下の食料倉庫に逃げ込むコウケツ その前をネズミが走っていくが
ネズミが食料庫に入ったとたん、突如床から飛び出た針に貫かれる!?
この食糧倉庫はコウケツ以外の体重に反応するトラップが仕掛けられている
これならケンを殺すことが出来ると、コウケツはほくそ笑む

そしてその前にケンが現れる コウケツは観念した風に装ってケンを罠に誘い込もうとするが
倉庫に入る一歩手前で、ケンの足が止まり

「ひとつだけいっておく ドブネズミにおれの拳は使わぬ」

そういうとケンは倉庫の壁を思いっきり叩く
その衝撃で倉庫内が揺れ…倉庫の荷物がコウケツに降りかかり とっさに受け止めてしまう
しまった と思ったときにはもう遅い 
重さが増加したコウケツの身にトラップが発動しその身を貫かれてしまうのだった

「きさまにはドブネズミらしい最後こそふさわしい」

<続く>
0309マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 19:03:21.01ID:???
結局ケンが全部やっちゃったな
リュウは拳で戦えやと諭されたのにナイフでコウケツの足刺しただけだし
0310マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 19:27:39.50ID:???
>復活したフランケンシュタインが、コウケツを頭に乗せてパイルダーオン

ジム・マジンガと聞いて
0311マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/05(火) 19:41:49.68ID:???
えらくしょぼい敵だったな
リュウの見せ場もあまりなかったし
0313南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/06(水) 17:22:00.76ID:???
コウケツは討たれ、平和を取り戻すバルカ達民の一行
ケンはリュウと共に黒王にまたがり、また新たな旅に向かうのであった

(リュウ様 まっておりますよ! その体内に流れるラオウの血が開花する時を!!
 そしてそのためにケンシロウさんは旅を続けるのです

  <第228話 サヴァの王女!の巻>

 リュウ様…みつめるのです みつめ続けるのです ケンシロウ様を そしてこの闘いを!!)

ケンとリュウは、とある雪国にいた 雪の降る険しい山道に北斗七星が光り輝く

―ケン……これからどこへ行くの…―

―あてなどない ただ この旅はおれとおまえの試練の旅…
 そして この旅が終わる時 おまえはなにをすべきかに気づくだろう
 だが途中で倒れればそこで旅は終わる―

とりあえず今日は雪山で一夜を明かす 焚き火のための枯木をもってくるようリュウに頼むが
リュウはその帰り道、雪道に足をとられて雪山を滑り落ちてしまう…!
雪山に響く音にケンの表情にも焦りが浮かび…

雪山に倒れるリュウの元に、エモノがいたぜ、と盗賊たちが集まってくる
そしてリュウを手にかけようとして…その手が突如なにものかの放つ矢に貫かれる!?
するとそこに現れた重装備の何者か…サヴァの兵士らしい者が盗賊たちをボウガンで一掃するのだった
0314南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/06(水) 17:22:42.18ID:???
気絶したリュウがとある洞窟で目を覚ます その側にはリュウを助け出したサヴァ兵の姿もあった
とりあえずスープを差し出しつつ、リュウに事情を聞いていると
そこに突如、大男がのりこんで洞窟を破壊してしまう!!
だがとっさにサヴァ兵が焚き火の火を大男の歯に当てる 怯んだところの横を抜ける
ボウガンで追撃をするがそれを掌で容易く受け止める大男 
そしてその巨体で二人もろとも押しつぶそうとするが、その後ろ髪を何者かが引っ張り
そこに現れたケンが大男をぶん投げるのであった
そしてケンが起き上がる大男の眉間を軽くつくと、その顔面が破裂してしまうのであった
盗賊団の兵士達もアンカー銃で応戦するが、それをケンが容易くつかみ
そしてアンカーもろとも盗賊団を引っ張り、その体を雪の中にぶち込むのであった

その光景にサヴァの兵士も息を呑み…
ケンの前に膝をつくと ケンに力を貸してほしいと頼むその兵士
どういうことか、とケンは事情を問いただすと…

「実はわが国の王は余命いくばくもなく わが国の行く末を憂いております
 なぜなら辺境の野獣どもはその王を恐れて攻め込んでこないのです
 しかし もし王が死ねば我が国は……」

そしてその人物は、ヘルメットを外してケン達に自らの正体を明かす
そのサヴァの国の人物は女性… サヴァの王女、サラと彼女は名乗るのであった

<続く>
0317南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/07(木) 17:08:43.84ID:???
  <第219話 英雄(おとこ)あり!の巻>

山道の洞窟の中を進み、サヴァの王国に案内されるケンとリュウ
王国への道が開き、最初に目に入ったのは地に産卵するおびただしい白骨と
山脈の谷間を埋め尽くす広大な町並みであった

「当時 この地の別名は神が捨てた地
 この白骨がかつてのこの国を物語っています
 この峻険な山脈により他国と隔離されたこの地は野獣どもの天下となっていたのです!!
 この白骨は野獣どもの無法の牙にかかって果てた罪なき人びとの悲しい躯」

そのために、彼女の父が立ち上がりサヴァの王国を救い出すが
父の体はもう限界に来ているという そのためにケンに救いを求めるサラだが
ケンにはリュウを助けてもらった恩がある、とその頼みを引き受けるのであった

「リュウよ かつておまえの父ラオウも神に捨てられた時代を拾おうとしたのだ」

サヴァの国の王宮 その玉座には老衰して座るのもやっとの国王の姿があるが…
兵士から民がお待ちとの報告を聞くと、国王は眼を見開き立ち上がる
そして民の前に姿を現す国王 沸き立つ民達の中には、ケン達一行の姿もあった
そこで兵士がドラを鳴らすと、その二本角に兵士を突き刺した猛牛が姿を現す
まさか国王はその猛牛を相手にしようと言うのか…リュウも驚きの表情を浮かべる

サラの話では、父王アサムは常にその強さを民に誇示しなければならない宿命を持つ
もし父王が衰えれば、サヴァ王国を狙う蛮族どもがなだれの如く押し寄せてくるであろう
おそらくはこの民衆の中にも野獣たちのスパイが紛れている
たとえ病んでいても…娘である彼女にも父をとめることは出来ない 涙ながらにサラは語るのであった
0318南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/07(木) 17:09:04.37ID:???
猛牛を前に立ち向かおうとする王アサムだが、そのとき不意に発作がアサムを襲う
吐き出す血を飲み込みながら、改めて猛牛と対峙する

(この国はアサムという一枚岩の上に乗った国 このオレが倒れれば国もまた崩壊する)

そして突撃してくる猛牛を前にアサムがその手刀を振るうと、その猛牛を両断してしまう!!
その光景に民達も喜び沸き立つ   不意にケンがアサムを狙う暗殺者の気配に気がつく
側の衛兵から槍を取ると、ケンはそれを天高くぶん投げる
そして暗殺者のボウガンが放たれる寸前、ケンの投げた矢が暗殺者の頭に突き刺さるのであった

「ふ――― まだあんな英雄(おとこ)が…… この国にはとどまる価値があるかもしれん」

<続く>
0319マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/07(木) 21:20:27.53ID:???
辺境の山国だから核戦争とは無縁だったのだろうか
世紀末らしからぬレベルには賑わってるようにも見えるけど
0320マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/07(木) 21:28:28.52ID:???
真っ二つにした牛はやはりサヴァ国民で美味しく頂いたのだろうか。
0322マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/08(金) 15:21:01.74ID:???
王国とか急にファンタジー感の強い単語が出てきたな
ドラゴンクエストとかの影響か?あれでてから急に世界観の主流がSFからファンタジーに変わった感があるが
この作品まで影響受けるこたないのに・・・
0323南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/08(金) 17:25:05.60ID:3vk0mCy0
ケンは不意に、なぜ父王アサムは討ってでないのかをサラに問う
あれだけの腕があれば、病に犯される前にでもそれが出来たはずだが…
その問いに、父にはそれができない理由があるという…

  <第220話 血を吐く願い!の巻>

王アサムの前に、兄弟に声をかけてほしい、と願う一人の男
その言葉にアサムは子供の頭に手を添えて兄弟に力強い言葉をかけてくれるのであった
そして…アサムが城内へと戻ると、その限界を向かえ通路に倒れてしまう
そこにサラが駆け寄るが、アサムはそこにいたケンシロウの姿にも気がつく
サラがこの国を救ってもらうために連れてきた、とケンを紹介するが、アサムはその言葉に憤慨する
どこの馬の骨ともわからぬ男に、という言葉をサラは否定するものの

「女になにがわかる!! 男の性情は拳を交えてみねばわからぬ!!
 ケンシロウとやら 気の毒だがわしの病を知った今 ここから生かして帰すわけにはいかぬ!!
 かつてこの国のためと称し何人かの男がわしに近づいた
 だが そのすべてがわしを倒し国王にとってかわろうとする野望にとりつかれたクズどもであった
 だが この拳の前にことごとく砕け散ったわ――!!」

父王アサムのあまりの迫力にリュウも震え上がる そしてアサムの放つ手刀をケンは寸前で回避するが

「逃がしはせぬ!! わが大乗南拳は肉を切らせて骨を断つ!
 一撃必砕の剛拳!窮鼠にも容赦はせぬ!! うぬおーーっ この拳がかわせるか!!」

そして両手を重ねて放つ必殺の手刀を、ケンは片手で受け止めて見せる!!
0324南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/08(金) 17:25:35.48ID:???
病んでいてはオレは倒せぬ、とケンがアサムの喉を軽くつくと、アサムは膝をついてしまう
そしてその口からおびただしい血が吐き出され… 
不意にケンが暖炉からのぞく望遠鏡に気づき、それに向けて石を投げつける
するとそこから蛮族の暗殺部隊が姿を現した これでこの国はオレ達のもの、と下卑た笑みを浮かべると
その前にケンシロウが立ちはだかると、身の程知らずの暗殺者が向かっていくが
その体をケンが引っかくと暗殺者の身体が容易く輪切りにされてしまう
さらに抵抗する連れの喉を軽く突くと、その体がバラバラに弾け飛んでしまった

その光景にさしものアサム王も眼を見開く リュウがその拳、北斗神拳を紹介する
どうやら北斗神拳は彼の大乗南拳の奥義書にもその名が記されているとのこと

―北斗とは死を司る星 北斗あらわれた時 哀しみを語るがよい 心を開くがよい
 北斗蒼くふるえる時 道が開かれる―

「サ…サラ!! つ……ついに人を得た!!
 失礼は承知! 承知の上でお願いする その国をその手で拾いあげてくだされ!!
 お願いいたす!! この国を存続させるために! 
 この国の未来のために三人の後継者たちを抹殺してくだされ!!」
「その男たちとは?」
「わが国の副王 そして わが実子たちだ!!」

<続く>
0326南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/09(土) 17:03:37.16ID:???
アサム王が討ってほしい人物は自分の実の子供とはどういうことなのか…
サラも、それこそが父王アサムの哀しみだという

そしてアサム王は、副王は三人の副王、カイ、サトラ、ブコウを呼ぶようにサラに命ずるのであった

  <第221話 交わらぬ三帝星!の巻>

豊かな長髪にくちひげを蓄えたダンディーな長兄 カイ
短くそろえた黒髪に、ワイルドな髭がたくましいいかつい次兄 ブコウ
煌びやかな金髪が鮮やかな、若々しい顔立ちの末弟 サトラ

三人が揃って王アサムの前に現れる 王はこれから辺境の野獣どもの討伐に向かうという
ならば王の座は、と食いつく三人 それをこれから決めるとのことだが…
ならばもはやこの椅子は必要ない!!とブコウとサトラは三つの椅子の二つを叩き壊す
そして残ったひとつの椅子、王の座を三人が一斉に掴む 
一人として譲らぬ三人の副王が、ついにはその椅子も叩き壊してしまうのだった
……そんな三人の息子に、王アサムも深いため息をつき…ひとまずは三人を下がらせるのであった

「ケンシロウさん これでお解りいただけたでしょうか なぜこのアサムがあの三人の実子の払拭を頼んだか
 あの三兄弟は気力 闘力 拳力 そのすべてにおいて互角!!
 だが最大の酷似点はその性情!! いずれも他人に譲ることを知らず退くことも知らず!!」

それ故に、王アサムが倒れれば国は三つに分かれるであろう
アサムにはケンシロウのような英雄が現れるのを待つことしか出来なかったのだ…
そしてアサムはそのいさかいの始まりを思い返す… 
それは三人の息子が生まれ元気に育った頃 サヴァの預言者がアサムにある予言を下し、その手に三つの珠を携える
三つの星をそれぞれ持つ息子たちは、決して相 和することはないとその預言者がいい放つ
0327南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/09(土) 17:04:06.97ID:???
すると預言者は、この中から一人の星を選び…残りの星は消し去るように…即ち殺すように言う!
だがアサムの下には、三人で仲良く遊ぶ息子たちの姿が目に入り…
預言者はなおもアサムに詰め寄り、子を一人選ぶようにいい放つ預言者
…するとアサムはその三つの珠に手を伸ばし…それを三つまとめて砕き割る!!
アサムも国王である前に一人の父であった そして激昂のアサムが預言者を叩き割ってしまうのだった
子供たちの前に姿を見せ、駆け寄る子供たちを抱きしめながらアサムは涙を流すのだった…

「愚かと笑ってくれ… 今となっても なおこのアサムに息子を殺すことは……
 たしかに子を殺すことは父の道にそむくことといえよう
 しかしこの地を再び白骨の荒野と化すのには人の道にそむくことに…」

震えながらそう語るアサム… その肩にケンがそっと手を添える

「その心 このおれが拾おう」

<続く>
0329マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/09(土) 19:05:22.63ID:???
まあアサムの言い分もわかるがそれより預言者の態度が悪すぎw 王に向ける言葉じゃねーだろw
0330マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/09(土) 21:24:58.53ID:???
修羅の国のように実子以外の人間を育てれば良かったのかも
0331南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/10(日) 17:13:48.45ID:???
冒頭、サラは末弟サトラの下に顔を出していた
兄とはりある彼に、どうしても退けないかというが
サトラは兄二人では力不足と言い放ち、自分こそが王にふさわしいと豪語する
だがその言葉は上の兄と同じ言葉であった そういってサラは涙を流す…

  <第222話 滅びの序曲の巻>

その涙にサトラも僅かに反応を見せたようだが…心配はいらない、と笑みを見せるサトラ
…すると町に突如火の手が上がりはじめる! 辺境の蛮族が町を襲い始めたのだ
すでに二人の兄は応戦しているという その言葉にサトラも急いで現場に駆けつけるのであった
アサムが国を出て、もはや怖いものはないと暴虐のかぎりをつくす蛮族たち
そこにカイ、ブコウの軍勢も駆けつけ、蛮族どもを一斉になぎ倒す!
末弟サトラも加わり、張り合いながらも破竹の勢いで蛮族どもを蹴散らしていく三人
すると蛮族の首領が逃げる姿を目撃すると、三人は功を焦り揃って副官に追撃を指示する

首領を追いかける三人の副官だが…三人が揃って罠にかかってしまう!
落とし穴にはまった兵士たちを、首領が火炎放射器でまとめて焼き払う…!
その光景に三人の副王も苦悶の表情を浮かべる…
…だが不意に、蛮族たちの下に大雪が転がり落ちてくる 蛮族たちに大雪を転がり落とすのはケンシロウであった
現れたケンシロウにむけ火炎放射器を放つが、ケンはそれを拳圧だけで跳ね返す!!
さらに奪った火炎放射器を蛮族に向け、残った蛮族どもを一掃するケンシロウであった
一瞬にして蛮族どもを蹴散らしたケンの姿に目を丸くする副王達
……そんな三人の息子たちの醜態を見て、父アサムは涙を浮かべる…

「カイ ブコウ サトラ… 
 おまえたちが互いに退くことを知りさえしたら 互いに譲り合うことを知りさえしたら……
 こ…こんなことには…」

<続く>
0332マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/10(日) 23:27:11.81ID:???
顔で判断するなら悔い改めたサトラが王位に就くか、
三人とも死んでサラが女王になるかだな。
アニキ2人に希望は無い。
0334マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/10(日) 23:58:32.75ID:???
少年漫画としてそれはさすがにないだろう
ケンがなんやかんや動いて三人和解してくれるはず

そのあとで三人とも死にそうだけど…
0335南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/11(月) 17:02:17.12ID:???
冒頭、父の意思を伝えるものが待っていると三副王は玉座の間へ向かう
するとそこで彼らを待っていたのは、玉座に座するケンシロウであった

  <第223話 凄絶なる強者!の巻> (冒頭二色カラー)

ケンの姿に驚愕する三副王に…ケンは鋭い眼光で一言、どうどうといい放つ

「この国は…おれがもらう!!」

この国を出るか、死ぬかを選べ、というケンシロウに激昂するカイとブコウ
だがサトラは、その横で静かにその光景を見守るサラとリュウの姿に気がついた (二色カラーここまで)
ケンに怒りを露わにしながら、カイとブコウが玉座に座るケンに襲い掛かろうとするが
オレが先だ!とそれをサトラが静止する

「ちょうどいい機会だ この男で後継者を決めるというのはどうだ
 オレたちの拳は互角といわれている!! ならばここでハッキリと優劣をつけようではないか!!
 兵もよくみておけ!! この国の王にふさわしいのはだれの拳かをな〜〜!!」

この期に及んでまだ意地を張り合う三人… それもすべては父への愛ゆえに、と語るサラだが…
その頃、王アサムの下にどうか三人の副王の命を奪うのは考え直してほしいと説得する副官コドウ
だがアサムの意志は固い…

「おまえはわが腹心 あの三人のことはなんでも知っていよう
 あの預言者の出現以来 わしは国が三つに割れることを恐れた!!
 それゆえ三人の兄弟をまったく平等に育てた 分け隔てをするからこそ三人が割れるのだと
 書も拳も時間さえもすべて公平に 長兄次兄末弟の区別なく分け与えた
 時にはひとつの菓子さえも三つに割って」

三つに分けたケーキを手にとる三人の子供 
サトラはちいさいからちいさくてもいいよ、との言葉にアサムも笑顔になりつつサトラをなでなで
………だが その育て方が間違っていた、とアサムは後悔する…
無理に公平に育てたが故に、三人は退くことを知らずに成長をした  そして…
0336南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/11(月) 17:02:36.33ID:???
「おまえも知っていよう この黒影(アサムの乗馬)が一頭の素晴らしい駿馬を生んだ時のことを
 三人がほしいといった だが馬は一頭!! 
 そしてその結果は 三人とも退かず若駒を取り合っているうちに若駒は死んだ
 わかるかコドウ 餅ならば三つに割れる だが生き物は割ることができぬ」

ましてサヴァ王国は人々が住まう国…割ることなどできはしない
三人が死ねば、あとは副官のコドウが国の指導者に落ち着くだろう
そしてアサムも自らの命を捨て、辺境の蛮族と刺し違える覚悟であった…
そのアサムの悲しい覚悟に、コドウも涙を流す… だれもアサムの心を拾うことはできないのか…

玉座に座るケンにサトラがそのナギナタを軽やかに振り回す
だがそれをケンは玉座に座ったままだまって見ている 立って戦えと催促するサトラに
ケンはこのままで十分だ、と玉座に座ったままサトラを挑発
その態度に激昂したサトラが向かってくるが、ケンはカーペットを思い切り踏みずらしてサトラの体勢を崩す
ナギナタを奪いつつ、倒れたサトラの顔をべしべし足蹴にするケン 
ボコボコにされて倒れるサトラを起こしてもう一度だ、とナギナタを返してあげる
怒りのサトラがナギナタをケンに向け、その胸を突く!! 
だが、ケンの胸を突こうとした瞬間、サトラのナギナタは粉みじんに砕け散ってしまった
そしてケンの前に膝をつくサトラの頭を掴み、グリグリと押さえつけながらいい放つ

「大海を知らぬ者がどうして王となれる
 世も知らず 人もみえず まして親の心もわからぬ者が…
 さあ 次はどいつだ 腕くらべは終わりか 井の中の蛙ども!!」

<続く>
0337マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/11(月) 19:39:40.39ID:???
兄弟弟子や実の兄と殺し合ったケンだからこそ、こんな身勝手な理由で争ってる三兄弟には思うところがあるのだろうか
挑発しながらも圧倒的な実力を見せ付けるケンはかなりマジギレモード入ってるように見える
0339マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/11(月) 19:45:00.61ID:???
子育ては難しいんだな…
平等ならみんな良い子に育ちそうなもんなんだが。
0340マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/11(月) 23:27:16.16ID:???
1988年13号
■ドラゴンボール:鳥山明
■北斗の拳:原哲夫・武論尊
■ついでにとんちんかん:えんどコイチ
■NATASSIA:車田正美
■聖闘士星矢:車田正美
■シティーハンター:北条司
■魁男塾:宮下あきら
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■キャプテン翼:高橋陽一
■おとぼけ茄子先生:高橋ゆたか
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■THE MOMOTAROH:にわのまこと
■燃えるお兄さん:佐藤正
■山下たろーくん:こせきこうじ
■ゆうれい小僧がやってきた:ゆでたまご
■ゴッドサイダー:巻来功士
■はるかかなた:渡辺諒
■コスモスストライカー:田中誠一・戸館新吾
新連載の入れ替わりが激しいのは昔からだけど、正直ここのところ北斗の方が浮いてきてる気がする
浮きっぷりで言えば亀有も相当なんだけど
今やドラゴンボールや聖闘士星矢が明らかに看板
特に北斗が牽引して居た従来のジャンプよりやや高めの幅広い年齢層が
シティーハンターとかに食われてきてる気がする
ゆでたまごの新連載が打ち切られそうなのもあって世代交代の諸行無常を感じていたら
まさか北斗の方が世代交代をネタにするとは…
0341南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/12(火) 17:01:20.72ID:???
こうしてサトラを容易く下したケン
次は次兄ブコウが前に出ると、ケンはその玉座から立ち上がる

  <第224話 非情の拳にこめて!!の巻>

さすがにオレが相手では立ち上がるしかないようだな、と言うブコウだが
ケンはその言葉を否定し、ブコウには片手で相手をしよう、といい放つ
……ケンは静かに、だが確かに、彼らに向けその怒りの炎を燃やしていた

ブコウがケンに向けフレイルを振るう それを容易く回避するがフレイルの鎖がケンの体に絡みつく!
ブコウがニヤリと笑い、続けておびただしい鎖縄でケンの体を絡みつかせる!
羽交い絞めにしたケンに向けその拳を振るうブコウだが
その鎖縄を片腕で引きちぎり、その剛拳を受け止めブコウの体を投げすてる!
サトラもブコウも容易く下され、息を呑む長兄カイ 
うろたえている隙に、ケンはカイの背後を取りその頬を張り倒す!!

その強さに動揺しながらも、それだけの腕があるならなぜアサムを狙わぬ、と言うカイに
ケンは答える アサムは不治の病に犯されていると
なぜその事実をだまっていた、とサラに詰め寄り三人だが… そんな彼らにサラは涙を浮かべ…

「な…ならばそれを伝えたら兄さんたちは昔にもどれましたか!!
 昔のあの中の良い時代に!!
 もどれはしない!! かえって兄さんたちによる後継者争いがそれだけ早く!!
 それを父がどれほど悩んでいたか… 病以上に父は苦しんで………」

アサムは今、死を覚悟して蛮族の討伐に向かっている…二度と会うことはないだろう
するとケンは、アサムの遺品として三人にひとつのオルゴールを取り出し、サトラに投げ渡す
0342南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/12(火) 17:01:45.67ID:???
それを受け取ったサトラがオルゴールを回し…優しい音楽が流れ始める
その音楽と共に三人は、子供の頃オルゴールを子守唄に流していた父アサムの姿を思い出す…
親父の思いに、三人は何を思うか    …そして、ケンが彼らの前に出て

「父の愛に溺れ その父の愛を忘れ盲目となったクズども!!きさまらに 生きる資格はない!!」

ケンは三人に向け、怒りの形相で仁王立ち…!!
そしてカイに向け手刀を繰り出す!それをとっさに十字受けで凌ぐが、その衝撃で床が思い切りへこんでしまう

「痛いか!! この痛みはアサムの痛みの比ではない アサムはきさまら三人に心を残して死ぬのだ!!」

カイに向けとどめの一撃を繰り出そうとするケンだが
そこにサトラが飛びつき、ケンの攻撃を阻む!!

「兄者 今だ オレの体ごとこ…この男を――!!
 あ… 兄者 兄者は死んではならぬ 生きて親父に伝言を!! 
 オ…オレたちの愚考を親父に謝ってくれ――!! お…親父が死ぬ前に そ…そのひとことを――!!」

ケンを羽交い絞めにしながら、サトラは涙ながらにそう叫ぶ…!

<続く>
0343マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/12(火) 21:48:55.61ID:???
子供時代の兄弟の部屋がなんかファンシーで和んだw
三兄弟は和解ルートいけそうだな
0344南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/13(水) 17:04:22.25ID:IGmduqXs
  <第225話 王として死す!の巻>

オレの身体ごと貫け、と叫ぶサトラだがケンは容易くその拘束を引き剥がす
そしてサトラにむけその拳を振るおうとするが、今度はブコウがその腕に飛びついた!
オレの分も親父に詫びてくれ、とブコウも涙ながらに叫ぶが…
ケンは容易く、二人まとめて投げ飛ばす!! それでもふたりは再度ケンを押さえつけようとするが
ケンの一撃が二人に襲いかかろうとする寸前、ケンを止めるカイの叫びが響く

「まっ…まってくれ!!たのむ!!
 オレたちが井の中の蛙であること よーくわかった たとえ三人でもあんたにはかなうまい!
 な……ならば願わくば こ…この命でそのふたりを見逃してやってくれ!!
 たのむ!こ……このオレは長兄 わが弟たちを殺すことはできぬ!!」

退くことを知らなかった三人が、初めて自らの命を投げ出してまで兄弟を救おうとする…
ケンは三人に圧倒的な力を見せ付けることで、三人の心をひとつにしたのだ
その言葉に…ケンはサトラとブコウをひっぺがし、今はここにいない父王アサムに向け語る

「ふ〜〜〜 これでいいのか アサム!!」

その頃アサムは蛮族たちを相手に病床の身ながら大立ち回り
だが病に犯された身はもはや一刻の猶予もない 口から血を吐きながらもアサムは蛮族の掃討を急ぐ
そんなアサムの姿を見て、自らのりこんできた理由がわかったと蛮族の長ヒューモが彼の前にその姿を現す
その巨体をにじり寄らせるヒューモに立ち向かおうとするアサムだが、その時アサムの口からおびただしい血があふれ出る!
そのままアサムの体は雪山の大地に倒れこんでしまう 倒れたアサムの体をヒューモが足蹴にして、アサムの覚悟をあざ笑う
アサムの頭を踏みつけながら息子のこともコケにするが、その言葉がアサムの怒りに火をつけた
顔を踏みつける足を払ってヒューモをこけさせるアサム 
ヒューモも反撃に剣を振るうが、アサムの手刀に断ち切られてしまう!
0345南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/13(水) 17:04:41.21ID:???
「おまえになにがわかる!! オ…オレは王などにはなりたくなかった!!
 ただ父として 一介の兵士として死にたかった!!
 だが許されなかった!うぬら野獣どもがいる限りな!!
 野獣の心しかもたぬきさまらにわかるか オレの心が!! 親の心がわかるか――!!」

激昂したアサムの一撃が、ヒューモの体をバラバラに寸断する!
だが…それがアサムの最後の力であった 再びおびただしい血を吐きながら膝をつき…

「こ…こうするしかなかったのだ… 
 カイ… ブコウ… サトラ… わが息子たちよ!!許せ!!
 ち…父が!!父が王として死ぬことを!!」

雪山にアサムの最後の叫びが響き、涙と共にアサムの体は地に倒れるのだった…

<続く>
0346南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/14(木) 17:14:00.06ID:???
雪山に倒れ、一人最後のときを迎えようとするアサム
せめて最後に、息子たちに会いたかった、とわが子達のことを思い…
……アサムの前には、夢か幻か、三人の息子の姿があった

  <第226話 父よ子よ!の巻> (本日巻頭カラー&二色カラー)

だがその息子たちは、夢でも幻でもなくしっかりと現実のものであった
かすかに手を伸ばす父に、三人がその腕をしっかりと握り締め、兄弟達の諍いを父に詫びる三人

「す…すまなかった 親父!!」
「親父の心を知らずオレたちは自分のことだけを ゆ…許してくだされ
 あ……あの北斗の男が教えてくれたんだ 一番大切なものを!!」

息子達の言葉に、アサムの目から涙があふれ出る

「わ……わしの心を 本当の心を拾ってくれた!!
 あ……あの退くことをしらぬ三人が…… 今 昔の三兄弟に……」

安堵しながら、アサムは気を失ってしまう 命こそあるが急いで国に帰らなければ
……だがその時、長兄カイの背に一本の槍が突き刺さる…!!
三人から僅かに離れた場所で、スノーバイクに乗って逃げる蛮族の残党の姿があった
が、重症の身でありながらも父を案じるカイは気丈に振る舞う

「笑え!!ち…父が 父が目覚める!!
 親父に気づかれてはならん!! よ…ようやく三人がひとつになったのだ
 オ…オレが欠けるのを悟られてははならぬ!!」
0347南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/14(木) 17:14:32.24ID:???
兄の言葉に、弟二人は涙を浮かべつつも…
父が目覚めようとするとその涙をこらえ、父に国へ帰ろうと声をかける
弟二人が父アサムを運ぶが…兄はそれについていくことはできなかった…

「ん…!? カ……カイはどこに?」
「……心配はいりません オレ達兄弟は二度と離れはしません
 ほら あそこで背後の守りを!!」

サトラがそういって、カイは丘の上で手を振っていた…
手を振るカイにアサムは笑顔を浮かべ…カイは静かに父と弟達に別れを告げる…
膝をつくカイの前に、ケンシロウが姿を見せる
どうにか槍を引き抜くカイは、その槍に刻まれていた紋章に気がつく
それは極北の聖国 ブランカの紋章であった 辺境の野獣を操っていたのはブランカの手のものなのか…
カイはケンシロウにその槍をわたし、ケンに後を託して息絶えるのだった…
……ケンは倒れるカイの姿に、静かにその怒りを燃やす…!

<続く>
0348マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/14(木) 20:17:15.56ID:???
武論尊は何故素直にハッピーエンドにせずいつもバッドエンドを書きたがるの?
0349マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/14(木) 21:59:18.77ID:???
まあ北斗の拳自体壮大なバッドエンド後のお話だしね
とはいえやっぱりここは兄弟親子揃って幸せになって欲しかった
0350マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/14(木) 22:01:16.00ID:???
喜劇性と悲劇性の主流はのらくろと手塚治虫の時代から繰り返された物だが
梶原一騎後にサンデーが喜劇性を主流にした後、北斗が悲劇性を盛り返したかと思ったが
ドラゴンボールが再び喜劇性を主流にしてしまって同じ雑誌内ですごい競争が起きてる気がする
0351マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/14(木) 23:08:49.96ID:???
リュウが何もしてないな…
ケンは稽古ぐらいつけてやってるんだろうか。
0352マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/14(木) 23:37:11.81ID:???
正直子供バットより影薄いよね
ラオウの息子、以外にあんまり個性ないからだろうか
0353南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/15(金) 17:29:58.40ID:???
サヴァの王国では、新たな国王の誕生に市民達から歓声が上がる
カイの亡骸は玉座に座らせ、その両脇でブコウ、サトラが市民達に手を振るのであった

  <第227話 大いなる死よ!の巻>

三人の副王が一つになればサヴァは磐石、と沸き立つ市民達
壇上では兵士が、父王アサムの姿が民衆に紛れていることに気がつく
この壇上にお連れしなければ、というが…

「いや あの場所こそ父の選んだ場所なのだ 父が愛した民たちの中こそな…」

アサムの下にはサラ達が側に付いていたが、アサムはもはや目も満足に見えていなかった…

「コ…コドウ どうだ息子たちは さ…三人とも揃っておるか!?」
「は…はい!カイ様を中央に三人ともりっぱに!!」
「そうか…… ようやく ようやく一介の民として ひとりの兵士として死ぬことができる
 ここまで二十数年 思えば長い道だった」

アサムの言葉と共に、二人は若かりし頃のことを思い出す… 

―――――

おびただしい数の死体が転がる山道、その惨状を嘆くアサム
やはりこの国を一つにするために、アサム自身が立ち上がらなければ、と決意するが…
それではアサム自身の幸福を放棄する事になる、それはいずれ息子達も犠牲にする事にある、とコドウがいうが…
アサムの決意は固く、こんな時代だから誰かがやらねば、と息子達を抱きしめながらいうのだった

―――――

あれから幾多の戦いと苦難を経て…アサムはついに自らの、民達の幸福を手にすることが出来た…
0354南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/15(金) 17:30:44.15ID:???
不意に子供が遊んでいたボールが、アサムの下に転がってくる
アサムがそのボールを子供に拾って差し出してあげ、子供の頭を撫でてあげる

「ボウヤ…… この国は好きかい?」
「う…うん!好きだよ 父も母もこの国が大好きだって」

その言葉にアサムも笑顔を浮かべる そんなアサムの姿にサラもリュウもその目に涙を流す…
よろめくアサムの手をケンが掴み アサムはそんなケンに感謝の言葉を述べる

「ケンシロウさん ありがとう い…今……わしが望んだものがすべてここにある!」
「あなたの気持ちがわかったのは息子たちだけではない この国の民は 皆あなたの子だ!!」 
「ケ…ケンシロウさん……… こ……これでやっとわしは父として死ねますな……」

その言葉と共にアサムは涙を浮かべ…
そして、アサムの長い長い戦いに幕を下ろし その天寿を全うするのであった…

こうしてサヴァの戦いは終わり、ケンは再び旅路に向かう
ケンの姿をサラたちも見送り…サトラはオレも出かけるか、と体を伸ばしながらいう
やはり国王は一人でなければならない、とサトラは自らその身を引こうとするつもりのようだが…
だがどうやらブコウも同じことを考えていたようだ 互いに国を譲り合う二人に、兄弟は揃って笑いあい
サトラのボディブローがブコウの腹に突き刺さる!!

「わ…わかったか!サラ! オレは不意打ちが得意な卑劣な男なんだ
 こんな男が国王などになった国は潰れる
 目が覚めたら兄者に伝えてくれい 兄のおさがりを弟は着ることはできる
 だが弟の服は兄では着れぬ 国を継ぐのは兄が本筋とな!!
 遠い国からいつでも新王ブコウの栄誉を祈っているわ!!」

そういってサトラも何処かへに旅に出る
ブコウもサトラの旅路を涙を流して見送り、命を賭けてサヴァを守る決意をするのであった

<続く>
0356南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/16(土) 17:25:00.20ID:???
雪道を走るバイクに乗って、笑みを浮かべるサトラ
彼が懐から指輪を取り出し、ようやくこの指輪をあいつの指にはめさせることができると呟く
  
   <第229話 顔なき聖像の巻>

そこにサトラがケンとリュウの姿を見つけ、そちらに向かう
何かあったのか問いただそうとすると…彼らの前にはブランカ兵達の死体が転がっていた
…それを見てサトラの表情が変わり、ケンの胸倉を掴みあげる
ケンが、彼らがサヴァを狙っているという言葉をサトラは信じられずにいた…

「それはなにかの間違いだ ブランカの民がそんな暴挙を起こすわけがない
 ブランカの民は絶対に争い事はせぬ その温厚な性情ゆえブランカは羊の国といわれているのだぞ」

ともあれブランカに行けば真実が明らかになるであろう
深い霧があふれ出る谷間の先に、ブランカへ向かう国境の村があるという
…霧の谷を抜け、一行が目にしたものは 氷に包まれた美しき回廊であるが
その回廊に立ち並ぶ聖像たちは、そろってその顔が削り取られていた…!
…そこにふらつきながらこちらに近づく人影に気がつく
その人物はサトラが遣いに出したサヴァの兵士、ラモンであった
ラモンはこの国の異変を伝えるためにここで待っており、今すぐ逃げるようにサトラにいうが
だがそれはブランカの罠であった ケン達の周囲をブランカの兵達が取り囲む

「この国は生まれ変わったのだ 神より偉大な指導者によってな〜〜〜っ!!」
「この国がかわってたまるか―――っ!!」

ブランカ兵がサトラにむけハープーンを放つ
それを剣で弾きながら、サトラの剣による一撃がブランカ兵を一刀両断する!!
0357南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/16(土) 17:25:18.80ID:???
……だが、真っ二つにされながらも兵士はサトラの首を掴み締め上げる!?
半分になりながらサトラの首を掴む兵士のこめかみをケンが突き、これがこの国の真実といい放つ
そして襲い掛かる兵士達を、ケンの百裂拳でまとめてぶっ飛ばす!!
弾け飛びながらも、兵士達はやはり揃ってブランカ万歳を叫び絶命する…

(断末魔にさえもブランカの名を こいつらは間違いなくブランカの兵士!!)

まちがいなく彼らがブランカの兵士と知り、愕然とするサトラ 
狂信に堕ちたブランカに、一体何が…倒れるラモンに問うサトラだが
ブランカの王女のためにこの国は変わってしまった…そういいのこしラモンは息絶える…

「王女の…ため…に… う…う…そ…そんなことが そんな……
 なぜブランカがサヴァを狙う!!サヴァの王女はオレの許婚…
 オレが唯一愛した王女の国が なぜだ!!」

<続く>
0358一話分ミスった;
垢版 |
2016/07/16(土) 17:26:32.07ID:???
冒頭、蛮族の首長ヒューモがやられサヴァから逃げ出そうとする蛮族たち
……そこに、兜にブランカの紋章を刻んだ甲冑を着込んだ軍勢が蛮族の前に立ちはだかる

  <第228話 狂信者たち!の巻>

ブランカの偵察隊に出会い、助かったと声を上げる蛮族たち
ご苦労だった、と声をかける偵察隊だが…その時、偵察隊の剣が蛮族の腹に突き刺さる!
もはや蛮族どもは用済みと言うわけか… そう語りながら、蛮族を排除した偵察隊の前にケンが現れる

「フ…そうだ 利用価値がなくなったものは消す! この男どもはアサムを衰えさせるための捨て駒に過ぎん!!
 そして今こそ 我らブランカ正規軍がサヴァに攻め込む!! サヴァの命運はここに完全に尽きるのだ!!
 なぜなら我らはブランカ王国の人間以外は人として認めぬ
 つまりサヴァの民衆は皆殺しになるということだ!!」

…ならばまずおれを敵に回すことになる、とケンは指の骨を鳴らしながらそういい放つ
だがケンはサヴァの人間ではない ケンがここで死ぬ理由はない、とブランカの兵がいうが

「人としておまえたちを生かしておく理由もない!」

ならば死ぬがよい、とその剣を鈍く輝かせブランカの兵士が襲い掛かる
その剣を裏拳一発でへし折り、へし折った剣の刃を兵士の顔面に突き刺す!
さらに兵士達がニードルガンをケンに向けて放つが、兵士の死体を縦にニードルを凌ぐ
そして兵士達が一斉に三日月刃のナイフを手に跳びかかるが、それを回し蹴りで一掃するケン
よろめきながらも立ち上がろうとするが、その瞬間北斗神拳によりその体が弾け飛ぶ
……だが、その体が弾け跳び、崩れ落ちながらも兵士達はなおもケンに立ちはだかろうとする…!?
0359南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/16(土) 17:26:53.18ID:???
(たしかに致命の秘孔を突いた!なのに なおも敵に立ち向かうとは!!
 こ…この男たちは一体…!!)

ボロボロになりながら襲い掛かるブランカ兵士達を、その拳で砕き散らす
バラバラに弾け飛ぶことで、ようやく兵士達は絶命したようだが…

「……… ケ…ケン!! こ…この人たち… まるでなにかにとりつかれているとしか…」

リュウもその兵士達の凄絶さに戦慄する   
その時ケンが、リュウの後ろにブランカ兵がニードルガンを向けていることに気がつく!
放たれたニードルを、とっさにケンが手刀で払い兵士の体を蹴り飛ばす
今際の際に、ブランカ万歳と叫びその兵士の身体が弾け飛ぶのであった…

「ブランカ…!! 狂信者の国か!!」

<続く>
0361南斗粗筋拳の使い手@一応もう一回
垢版 |
2016/07/17(日) 17:02:58.96ID:???
雪道を走るバイクに乗って、笑みを浮かべるサトラ
彼が懐から指輪を取り出し、ようやくこの指輪をあいつの指にはめさせることができると呟く
  
   <第229話 顔なき聖像の巻>

そこにサトラがケンとリュウの姿を見つけ、そちらに向かう
何かあったのか問いただそうとすると…彼らの前にはブランカ兵達の死体が転がっていた
…それを見てサトラの表情が変わり、ケンの胸倉を掴みあげる
ケンが、彼らがサヴァを狙っているという言葉をサトラは信じられずにいた…

「それはなにかの間違いだ ブランカの民がそんな暴挙を起こすわけがない
 ブランカの民は絶対に争い事はせぬ その温厚な性情ゆえブランカは羊の国といわれているのだぞ」

ともあれブランカに行けば真実が明らかになるであろう
深い霧があふれ出る谷間の先に、ブランカへ向かう国境の村があるという
…霧の谷を抜け、一行が目にしたものは 氷に包まれた美しき回廊であるが
その回廊に立ち並ぶ聖像たちは、そろってその顔が削り取られていた…!
…そこにふらつきながらこちらに近づく人影に気がつく
その人物はサトラが遣いに出したサヴァの兵士、ラモンであった
ラモンはこの国の異変を伝えるためにここで待っており、今すぐ逃げるようにサトラにいうが
だがそれはブランカの罠であった ケン達の周囲をブランカの兵達が取り囲む

「この国は生まれ変わったのだ 神より偉大な指導者によってな〜〜〜っ!!」
「この国がかわってたまるか―――っ!!」

ブランカ兵がサトラにむけハープーンを放つ
それを剣で弾きながら、サトラの剣による一撃がブランカ兵を一刀両断する!!
0362南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/17(日) 17:03:17.87ID:???
……だが、真っ二つにされながらも兵士はサトラの首を掴み締め上げる!?
半分になりながらサトラの首を掴む兵士のこめかみをケンが突き、これがこの国の真実といい放つ
そして襲い掛かる兵士達を、ケンの百裂拳でまとめてぶっ飛ばす!!
弾け飛びながらも、兵士達はやはり揃ってブランカ万歳を叫び絶命する…

(断末魔にさえもブランカの名を こいつらは間違いなくブランカの兵士!!)

まちがいなく彼らがブランカの兵士と知り、愕然とするサトラ 
狂信に堕ちたブランカに、一体何が…倒れるラモンに問うサトラだが
ブランカの王女のためにこの国は変わってしまった…そういいのこしラモンは息絶える…

「王女の…ため…に… う…う…そ…そんなことが そんな……
 なぜブランカがサヴァを狙う!!サヴァの王女はオレの許婚…
 オレが唯一愛した王女の国が なぜだ!!」

<続く>
0363マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/17(日) 17:37:52.44ID:???
サトラだけ単独エピが貰えたか。やはりイケメン末弟は扱いが違う。
0364マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/17(日) 23:51:38.95ID:???
カイもブコウもろくな出番もらえなかったしな
カイに至っては腕前を披露する前に張り倒されたしw
0367南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/18(月) 17:25:24.89ID:tkqVOagV
  <第230話 盲愛の果てにの巻>

冒頭、ブランカの町 母親が赤子を抱きかかえ、泣き叫びながら助けを求める
どうやら赤子が息をしなくなってしまったとのことだが…
そんな母親の方に手を添え、ブランカにはあのお方 光帝バラン がいると母親に語るヒゲ
バラン様なら赤子を救える、と市民達も揃って光帝バランの下へ向かうのだった

広場に集まり、バランを待つ市民達 その中にはケン達一行の姿もあった
そしてそこに降臨する、ウェーブのかかった長髪の鋭き瞳を宿した男 光帝バラン
彼が母親の赤子を抱き、高々と掲げると…息をしなかったはずの赤子が大きな産声を上げた!

………その直前、バランは赤子の首筋をその指で突いたのをケンは見逃さなかった

またひとつ奇跡を目の当たりにし、沸き立つ市民達だが
その光景を認めず、バランに反発する市民が一人不平を叫ぶが
その市民の前に、バランが近づき…彼の胸をバランの指が突く
バランの凄みに気圧されたか、市民は捨て台詞を吐きながら逃げ出そうとする
リュウとサトラもその光景に、本当に奇跡が起きたと目を丸くするが…
ケンはそれを秘孔を突いたことによるものだと見抜いていた
…そしてバランを信じぬものに与えられるのは、死の制裁!!
ケンの言葉通り、その市民は肉体が破裂してしまうのだった
だが彼らはその死をなんとも思わず、光帝バランに心酔しきっていた

「ほらみなさい バラン様に唾するものは罰を受けるのです
 光帝バランはその名のとおり我らにとって神より偉大な光!! そして我らを導く父!!
 我らの命はあの方のもの!! おお太陽の子よ!!」

その光景に戦慄するサトラとリュウ …なぜこんな所にあれほどの男が…ケンはそう呟くのだった
0368南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/18(月) 17:26:14.83ID:???
場面変わってブランカの居城 そこではブランカの王女ルセリがひそかに脱走を企てていた様子
ブランカの武将オルガの先導で王女を連れ出そうとするが…ドアを開けると、バランがその前に立ちはだかる…!
やむを経ず剣を抜き、我らには神の加護があるとバランに立ち向かうオルガだが……

「神!? 陳腐な!そんな言葉はもはやない! バランだ このバランに祈れ!!」

オルガの剣を片手で受け止めるバラン  オルガの顔面にその指を突き刺し、その顔面を上半身ごと無理矢理引き裂いた!!
ルセリもナイフを抜き抵抗しようとするが、バランはそのナイフを肩に受けながらもバランは涼しい顔であった
そして、バランはルセリの髪に手を通し長柄その体を抱き寄せ

「それで気がすんだか ルセリよ…なぜわかってくれぬ
 ブランカをとったのも… サヴァの国をとると決断をしたのも…
 おまえがサヴァのサトラを愛するからだ!! なぜわかってくれぬ このオレの愛を!!」

ルセリに向けそう語りながら、バランの瞳からは涙があふれ出る…

<続く>
0369南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/19(火) 17:13:04.16ID:???
  <第231話 涙にぬれた約束!の巻> (本日二色カラー)

オレの愛がなぜ解らぬ!と叫びながら、肩に刺さったナイフを抜きルセリに迫るバラン
その問いに、わたしの愛はひとつとこたえるルセリ その言葉に、サトラを浮かべ憤慨するバラン…

その頃サトラ達は下水道から王宮への潜入を試みていた
だが不意にケンが二人を止める …耳を済ませるとどこからか悲鳴が聞こえてくる…
…王宮の地下では、おびただしい数の人たちが次々と裁判の名を借りた処刑を受けていた
処刑されているのは、おそらくはブランカの王族達…

「あ〜〜あとがつかえておるので 裁判は手みじかにおこなう!!
 よし次 旧ブランカ宮廷作曲家のシマム!!
 おまえか!おまえのことはよく知っているぞ いい曲を作るじゃないか 

 よ っ て 死 刑 だ !!

 おまえの曲は傑作だ!!それは国王を楽しませ奉仕したことになろう
 重大な罪であ〜る!!」

拘束され引きずられながらも、きさまらのような悪党にブランカは屈せぬ、と叫ぶシマム
その言葉がカンにさわったか、彼の処刑は裁判長が行う様子
シマムの顔を足蹴にしながら、その斧を振り上げた時…ケンがそのどたまをけりとばす!
倒れた裁判長の顔を踏みつけ、唄ってみろといい放つケン 手下はすでに北斗神拳で破裂してしまった
というわけで 

【歌ってみた】裁判長がケンシロウに脅されながら歌声を披露してみた

しかしケンは裁判長のダミ声演奏を、そんなまずい声と一蹴しながらその顔を踏み潰してしまうのだった

(二色カラーここまで)
0370南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/19(火) 17:13:55.08ID:???
助けられたシマムがサトラの姿に気がつく
われわれには力及ばず、ブランカの国は…シマムは無念の涙を浮かべる
王女ルセリも、一度は死の決意をしたと言うが…
かろうじて留まり、今は強い意志でバランの狂愛を拒み続けているという
ルセリのその意志の源、そして死の決意を消し去ったのはサトラとの約束であると語る…
どういうことなのかリュウが尋ねると、サトラは苦悶の表情を浮かべつつ懐から指輪を取り出す

「すべてはこの指輪が…… オレに三兄弟の争いの愚を最初に説いたのはルセリなのだ」

―――――

それは一年ほど前…
サトラは王女ルセリに必ずサヴァの国王になると約束し、彼女に婚約の指輪を手渡そうとする
だが…その指輪を指にはめる寸前、ルセリは涙を流し…今はコレを受け取ることは出来ない、と指輪をはめることを拒否し

「あなたは退くことを知らない…争いは哀しみを生むだけです
 今はわたしの涙でぬれたこの指輪も
 あなたたち三兄弟が退くことを知らねば いつかは多くの人びとの血でぬれた指輪となりましょう」

そう涙ながらに語り、はっきりと今のサトラを拒絶するように指輪を彼の手に返し、彼の元を去る…

(なぜだ!なぜわかってくれぬ!ブランカの王女を妻とするにはサヴァの王でなければ釣り合いがとれぬのだ!!)

―――――

……今になって初めて、ルセリの涙を理解するサトラ
そして、必ずや彼女の元へ…そう決意するサトラであった

<続く>
0371マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/19(火) 18:13:44.57ID:???
秘孔を使うという事はバランも誰か既存キャラの子かな。ジャギの息子とか。
0373マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/20(水) 00:20:07.12ID:???
女の為に闘う男は最後死ぬからサトラも例外から逃げられない
0374南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/20(水) 17:19:05.13ID:???
冒頭、前回のルセリの言葉を一蹴するバラン
サトラはおのれの才覚で代わったわけではないといい放つが
ルセリは、それも神の意思であると返し… バランの目が、突如憎悪をむき出しにしたように見開かれる

「ぬくく〜 またしても神か!!」

  <第232話 憎悪すべきもの!の巻>

 神!!
 神!!
 神!!

そう叫ぶバランが、不意に頭を抑え…少女の姿がその脳裏に浮かぶ…

「なにができる!! 実体のない神に!! なにが できるか―――っ!!」

そして激昂したバランが部屋一面を破壊しつくしてしまう
…そこに兵士からサトラがブランカに潜入したとの報告が上がる
その報告に…バランはニヤリと不気味な笑みを見せた

下水道の敵はケンがあらかた一掃し、バランの居城へ潜入を果たす
居城の分厚い扉を開くと、ルセリの姿を見て叫びながら彼女の元へ駆け寄るサトラ
だがそこに、壁に飾られたエイリ○ンの彫像を破壊しながら現れたバランがサトラの顔面を掴む!
だがこんな男はいつでも殺せる、とバランはサトラの体をポイし
オレの相手はその男、とバランはケンシロウを指名  怒りを露わにするサトラを下がらせ、バランの相手はケンが引き受ける

「し…しかしバランはオレの敵!!」
「おまえの兄 カイとの約束だ おまえをここで死なすわけにはいかん!!」

そう諭され、サトラもやむなく折れる こうしてバランとケンとの戦いが幕を開ける…
0375南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/20(水) 17:19:37.01ID:???
初手はバランが仕掛ける バランの見せる構えは北斗神拳 七点掌と見切るケンだが
上段に構えを取り突きを待ち構えると、その突きが寸前で腹を狙う軌道に変わる!
寸前でその突きを払い落とすケンだが、見切りきれずその体に傷を追ってしまう

(残影蠍拳(ざんえいかつけん)か…… たしかに似ている…しかし北斗神拳ではない)

傷をおったケンを前に高笑いをあげ、所詮この男は神の使者なのではないと言い、祈りは無駄といい放つバラン
……だが、なぜバランはそれほどまでに神を否定するのか…ルセリのその言葉に

「否定?否定などなまやさしい!オレの中にあるのは憎悪!!神に対する憎悪だ!!」

激昂と共に、バランは自らが神を憎むに至った経緯を語り始める
若かりし頃、彼には一人の妹がいた だがその妹が病に倒れ…
バランは薬が手に入ったと寝込む妹にその薬を差し出そうとするが、
妹はそれを全うな手段で手に入れたものでないと思い、その薬を受け取るのを拒否する
もし助かったとしても、それは神様が許さない 祈ればきっと神様が…
そう語る妹の言葉に、バランも共に神への祈りを捧げるが… だが、そんな妹に神が与えたものは 死 であった…

<続く>
0376マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/20(水) 19:18:40.91ID:???
>壁に飾られたエイリ○ンの彫像

最近映画ネタが露骨だなw
0378南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/21(木) 17:02:30.41ID:???
  <第233話 無慈悲なる神の巻>

妹に待ち受けていた死の運命とは…バランは憎しみの形相を浮かべながらその時のことを思い返す…

―――――

少年のバランが水行をこなしつつ妹の命を神に懇願するバラン
妹ユウカの命を救えるなら、どんな苦難にも耐える、と白い息を吐きながら冷たい水を浴びるが…
だが、そんなバランに待っていたのは、妹の死という残酷な現実であった…
バランがもってきた薬さえもってくれば、助かったはずの命であった 
…それを神が許さぬと、妹は最後までその薬を飲もうとしなかった…
バランはその目の前の神像の口に薬を押し当てながら怒りを露わにする

「なっ…なぜだ なぜ!! これがきさまを信じすがった人間に対する仕打ちか――!!」

そしてバランは怒りのままに、その神像を破壊するのであった……

―――――

神などまやかしにすぎぬ、と叫びながらケンに殴りかかるバラン
ケンもその凄まじい拳圧に、ガードしながらもよろけてしまう
追撃の突きに胸を切り裂かれながら吹き飛ぶケン
ケンですら歯が立たぬのか、そう叫ぶサトラだが…
今のはケンが皮一枚でかわしていると、リュウはその攻防を見切っていたようだ

ケンとバランの激しい戦いの最中…不意にルセリが膝をつく
バランの話では、彼女もまた神を信じた愚かさのせいで傷を負ってしまったという
それはバランがブランカの国に流れ着いた時であった…
0379南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/21(木) 17:03:01.11ID:???
―――――

ブランカの国を目前に見下ろすバランとその部下 その時不意に雪山で爆発が起こる
どうやらブランカの民が蛮族たちに襲われている様子
…だがその民は蛮族たちを前にしながらもその人物は手を合わせ祈りを絶やさぬ
すべては神の御心のままに…そういうブランカの信者を前に蛮族はその足にナイフを突き刺す!!
下卑た笑みを上げながらそのフードを切り裂くと、そこから見目麗しい女性…ルセリの素顔が現れる

その女性を見た瞬間、バランは蛮族たちに跳びかかり彼らを一掃する
…命を救われた女性は、バランを前に 神様がわたしを救ってくれた と語る
その言葉にバランも困惑する おまえを助けたのはオレ、バランだと主張するものの
ならばそれも神の意思、と語るルセリ 
…彼女のその姿に、バランは妹ユウカの姿を重ねるのだった…

―――――

「その時オレは決めた この国で神以上の存在になると!!
 この強者のオレを信じればおめおめと死ぬことはないのだ!!」
「おまえはルセリに妹の姿をみたのか」
「そうだ そしてルセリは わが妹ユウカと生き写しなのだ!!」

<続く>
0380マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/21(木) 18:57:22.57ID:???
バランは単に暑苦しいから妹やルセリに嫌われてるだけなんじゃないか。
0381マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/21(木) 21:37:53.40ID:???
バランの戦い方は北斗神拳+他流派の拳法の複合スタイルと言うところか
なんか闘い方を見るにジャギのむすこ、とは行かなくても何らかの関係者というのは信憑性が出てきたかもしれん
0383南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/22(金) 17:36:42.80ID:???
  <第234話 覇王の影!の巻>

彼がその身柄を奪ったルセリは、彼の妹ユウカとうりふたつだという
ほおっておけば、妹と同じ運命が待っているであろう…

「ならば!! ならばその神への妄想を砕くには このオレが神より偉大になるしかないのだ!!」

そういってバランがその手をかざし、放つ闘気がケン、サトラの足元寸前を吹き飛ばす
そしてバランが二人に襲いかかろうとするが、それをルセリが腕を掴み静止しようとするが…

「や…やめて お願い!! わ…わたしのためにというのならもう戦いはやめて!!
 これ以上の暴走は き…きっとユウカさんも悲しみます!!」
「暴走!! こ…これほどいってもまだわからぬのか!!」

そこにサトラも、バランの手は借りなくともルセリを守ってみせると言い張るが
…その言葉にバランの眼光がギラリと輝き
その弱い拳ではオレからルセリも奪い返せぬ、とサトラにむけ闘気を放つ!
バランの放ったその技…北斗剛掌破にケンシロウも目を見張る

倒れるサトラに、強くなければルセリは守れないといい放つバラン
だが、神にとって代わった人物など一人もいないとサトラも返すが…

「いや ひとりいた!! 天を握ろうとした男!  拳 王 という巨人!!」
0384南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/22(金) 17:37:13.37ID:???
バランの口から出た思わぬ人物、拳王…リュウの父親でもあるその名にリュウも衝撃を受け…
神に取って代わるのであれば、オレを倒す以外に道はないとケンが前に出てその指の骨を鳴らす
それをみてバランは薄笑いを浮かべながら、片手でねじ伏せてやるとその片手をかざす
ケンもその片手をつかみ組み合う二人 バランも薄笑いを浮かべ…

バランの手は、一瞬で握り潰された

悲鳴を上げながら驚愕するバラン そしておまえごときラオウの足元にも及ばぬともいい放つケン

「な…なに きさまはラオウを!?」
「この世で最も愛が深く そして強かった男…… それゆえ天を握ろうと歪んだ!!」

うろたえながらもバランは再び北斗剛掌破を放つが ケンはそれを容易く払い、その闘気を霧散させてしまう

「教えてやろう おまえの拳では決して神にはなれぬ男!!
 ふお〜〜 これが真の北斗神拳  北 斗 剛 将 破 !!」

ケンの放つ剛将破がバランを吹き飛ばす! その凄まじい衝撃にバランも血反吐を吐き倒れてしまう

「きけ バランよ 拳ではおれをしのぐラオウすら 神を超えることはできなかったのだ
 ラオウは知っていたのだ 最後に人を救うものは暴力ではなく愛であることを
 そそて…もはやおのれの暴走をとめることができぬことを!!
 だ…だからその暴走をとめるために やつはこの拳の前に 自ら倒れることを望んだのだ!!」

その言葉と共に、ケンは涙を流しながら拳を握り締める…

<続く>
0386南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/23(土) 17:27:14.54ID:???
「ラ…ラオウが!! あの拳王が倒れた!? そ…そんな戯言が信じられるか!!
 ま…まして、あのラオウが自分(おのれ)の生き方を否定したなどと!!」

ラオウが倒れた、と涙と共に語るケンの言葉 だがバランはその事実を信じられなかった

  <第235話 拳にて砕けるにあらず!!の巻>

そして、バランとラオウとの馴れ初めが思い返される…
……荒野を埋め尽くすおびただしい死体の山と、拳王と対峙するハゲ
滝のような汗を流しながら、ハゲはナギナタで切りかかろうとするも

「このオレの首を狙うなど 虫ケラなみのたわけ者よ!!
 うぬの軟弱な拳でこの拳王が倒せると思ったか!!」

拳王の放つ北斗剛掌破がハゲを天高く吹き飛ばし、そのままその体をバラバラにしてしまう!
そこに居合わせたバランも、その光景に眼を見開くのであった

―その時のオレの目には ラオウはまさしく神を凌駕した男だった―

バランはその光景をみて、拳王にその拳を教えてほしいと頼み込む
妹を殺した神への敵を討ちたいとの言葉に、拳王もバランの同行を許すのであった
バランは必死で拳王からその技、北斗神拳を見よう見真似ながら経絡秘孔、そして剛掌破も会得した
だが…拳王は突如バランを切り捨てたのだという 
雨の振る世紀末の廃墟…バランはそこでであった少女に死んだ妹の面影を見た
…死んだ両親を前に、雨の中立ち尽くす少女にマントをかけてあげるバラン

「しっかりしろ さもなくばおまえも死ぬぞ!! いいか 生きるんだ なにがなんでも生き抜くんだ!!」

少女もバランのその言葉に涙を流すのだった…
0387南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/23(土) 17:27:33.73ID:Bape7L10
……だが、その少女を拳王は横から掻っ攫うとバランにこの娘を殺せ!と命ずる
そんなことできない、というバランの言葉に、拳王は一瞬儚げな表情を浮かべ…その目を見開く
情を捨てず神に復讐などなすことなどできない、と拳王はバランに剛掌破をぶつけ去るように命ずるのだった

ラオウは一片の情も認めなかった そのラオウが自分の生き方を覆したなど…バランは信じられぬ思いであった
するとバランはルセリを盾にする!!

「オ…オレはそのラオウの言葉で変わったのだ!! このバラン 勝利を握るためには一切の情は捨てる!!
 サトラ!ルセリを愛するならケンシロウを殺せ!!そいつを殺してルセリを愛で守ってみせろ できるか――っ!!」

ルセリを人質にして二人を脅迫するバランだが……そこにリュウが一歩前に出る
…どこか後光をまとうようなリュウの姿にバランも困惑を覚え…
リュウのその眼差しに、ラオウが一瞬見せた悲しみを帯びた目が重なる…!

「バランよ… この少年は拳王ラオウのたったひとりの忘れ形見だ
 ラオウがおまえを切り捨てたのはおまえの中に自分と同じ弱さをみたからだ
 ラオウもまたおのれの子リュウを捨てることも忘れることも出来なかった ラオウも自分と戦っていたのだ」

バランも苦悶の表情ながら、リュウにむけその拳を振り上げ…

―お兄ちゃん…わたしが死んでも泣かないで… ユウカ…楽しかったよ…優しいお兄ちゃんがいたから……―

……バランは、その拳をリュウに放つことは出来なかった……

「負けた…もはやここまで… ラオウの子よ おまえの涙はオレの心を砕いてしまった!!」

涙を浮かべるリュウの姿に、バランも涙を流しながらリュウの体を抱きしめるのであった

<続く>
0389マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/23(土) 21:57:41.61ID:???
なんであんな理不尽の塊のような拳王のもとに人が集まるのか不思議
大部分は勝ち馬に乗りたいモヒカンやコウケツのようなゲスばかりなんだろうけど
0390マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/23(土) 23:35:39.65ID:???
>―お兄ちゃん…わたしが死んでも泣かないで…
>ユウカ…楽しかったよ…優しいお兄ちゃんがいたから……―

これ車田の漫画にもなかった?
0391マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/23(土) 23:47:00.05ID:???
リュウがオーラを発揮できるとはな。
次回あたりからは本格的に北斗神拳を伝授し始めるかな。
0392南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/24(日) 17:00:30.43ID:???
バランは抱きしめたリュウの体をはなすと、ふらつきながらもどこかへと向かおうとする

「フッ…オレの歩いてきた道は汚れ歪んでいたようだ 元にもどさねばならぬ…」

  <第236話 死すために男は…の巻>

城の地下にて、トゲ鉄球でブランカの要人たちを撲殺するハゲ
こんなザコ殺し飽きた、と牢屋に入った要人の大物を殺させるように牢番にすごむハゲ
バランの許しが無ければ開けぬ バランなど関係ねえと一触即発のにらみ合いの牢番とハゲ
そこにバランも現れ、すべての処刑をやめるようハゲに命ずるがその命令を拒否するハゲ

「フン もともとバランの名を利用して人殺しを楽しんでいたんだ!!
 てめえのいうことなんぞきくものか ちょうどいい おまえをぶっ殺してこのオレがブランカの王になってやるわい!!」

そんな横暴な振る舞いのハゲに向け、バランが手をかざすと 放たれた剛掌破がハゲの体をバラバラに砕く!
牢を空けるとそこに幽閉されていたのは、旧ブランカの王であった
王にこの国を返すときかきた、というバランの言葉にバランの側近たちも驚愕する
そして、彼らにはバランの最後の頼みがあるという…

ブランカの街では、光帝バランが旧ブランカの王族に捕らえられたと騒ぎになっていた
うろたえる市民達の前に現れたのは、磔にされたバランの姿であった…
市民達に助けを求めるバランを前に、うろたえる市民たち…

「皆のもの あの男は光帝バランではない ニセモノだ!!
 もしあの男がバラン様なら奇跡を起こす!! この矢がバラン様に届くはずは無い!!」

そういってバランの側近は、震えながらもバランに向けその弓を引く
0393南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/24(日) 17:01:04.28ID:???
兵士達も磔にされたバランに弓をむける 助けなければ、と飛び出そうとするリュウをケンが止める

「な…なぜ助けに行っちゃいけないの!?」
「バランはそれを望んではいない バランの死に様をよくみておくのだ!!」

……そして、彼らの放つ矢が磔にされたバランに放たれ、その矢がバランの体を貫く…!!
バランのその最後に、腹心も涙を流すのであった

バランの処刑が終わり…最後にバランは、サトラとリュウにむけ最後の言葉を語る…

「サトラよ あ…愛は最強 その愛でルセリを守るがいい
 リ…リュウ 惨めな死に様をみせてしまったな…」
「う…ううん!! そ…そんなことない ぼくにはとてつもなく大きく……」
「フ…そ…その言葉で…こ…このバラン 笑って……」

その言葉を最後に、バランは僅かな笑みを浮かべ…その息を引き取るのであった…

「バラン…ラオウになりかわってリュウに男の死に様を教えてくれたか」

<続く>
0394マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/25(月) 07:20:44.41ID:???
バランは結局なんだったのかよくわからんまま死んだな
0396マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/25(月) 16:51:36.50ID:???
このままならサトラがブランカを取り戻した英雄として漁夫の利を得られるな。
0397マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/25(月) 17:07:20.53ID:???
長編エピソードかとおもったらやけにあっさり終わったな
意外と最終回近いのかも
0398南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/25(月) 17:11:58.82ID:???
世紀末の夜の洞窟 眠りにつくリュウ
寝返りを打つと、そこに置かれた書き置きに気づき目を覚ます
慌てて洞窟から飛び出すリュウだが、すでにケンの姿はなかった…

  <第237話 愛すれど遠く…の巻>

[リュウ!おまえはその小さな体にすでに哀しみを知る心を刻み付けた
 おまえに教えることはもうなにもない あとはラオウの血がおまえを進むべき道に導くであろう]

…するとそこに、リュウの前にバルカとシンゴが姿を現す 
どうやらケンの計らいでバルカ親子がリュウの世話をしてくれる様子
…リュウは涙ぐむ目をぬぐい、ケンに向けて語る

「わかったよケン オレはケンと過ごした月日を決して忘れない
 そ…そしてもっともっと大きくなって いつの日か父ラオウを超えてみせる!!
 ケン!オレはケンにそれを誓うよ!!」

涙と共に叫ぶリュウ それと共に夜空にひとつの流れ星が落ちる
……世紀末の荒野で、ケンも黒王に跨りながらその流れ星を見ていた
そしてケンは、黒王とともにユリアの眠る地へと帰るのであった……

ユリアの墓前に帰ってきたケン ユリアの墓前に供えられた花に気がつく
すると、マミヤがその前に現れた どうやらその花はリンとバットが供えてくれたとのこと
ケンを待っていたマミヤが、リンとバットに起きたある悲しい出来事を話し始める…

「リンとバットは幸せに暮らしていたのではないのか」
「さ……最初は幸せそのものでした
 しかしバットの中にはあなたのことが いつもリンとあなたのことが
 バットは… リンを心から愛するあまり自分の幸せを放棄したのです」
0399南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/25(月) 17:12:47.51ID:???
―――――

それは、リンとバットとの結婚式が行われた日の事であった
誰もがその二人を祝福するが   バットは誓いの口付けを前に、苦悶の表情を浮かべる
バットの自分を愛しているか、との問いにリンは笑顔で応えるが…

「ち…ちがう!! お…おまえのおれに向けられた愛はいつわりの愛!!
 カイオウにうまれた死環白のために生まれた愛なのだ
 死環伯を突かれる前 おまえの心の中にあったのはケンシロウという男

 お…おまえが真に愛すべきは 真に愛すべきはケンシロウなのだ――っ!!」

涙と共に、バットはリンの秘孔を突いた…!

―――――

「バットはその拳でリンの記憶を奪った 死環白が破れないのならすべてを空白にもどそうと
 それからバットはリンを連れて旅に あなたとの思い出をリンに蘇えらせるために……」

ユリアの墓に供えられた花は、バットがユリアへの許しを請うための花であろうか…
マミヤは二人を追ってほしいとケンに頼むが…

そのころ、件のリン、バットは初めてケンと出会った牢屋の前にいた…
リンはバットに背中を押され、その崩壊した牢屋に足を踏み入れる…
バットはそこで出会ったケンシロウのことを思い出すが…
リンはなにもわからない、と呟くのみであった……

<続く>
0402マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/25(月) 21:50:06.26ID:???
バットとリンはやはりこうなったか
頼むからこの二人はハッピーエンドで終わらせてほしいが…
……万が一バットが死ぬようなことになったらこの漫画見限るかもしれん
0403マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/25(月) 23:02:38.19ID:???
ぶっちゃけ遠慮なく見限ってよくね?
最近は北斗自体は明らかに低調だけど雑誌としては500万部近く出してんだぞ
その端緒は間違いなくキン肉マンやキャプテン翼さえ過去の物にしてしまった北斗の拳だが
今この部数を叩き出してるのは間違いなくドラゴンボールと聖闘士星矢という北斗さえ過去の物にしてしまった2作だろう
まぁ思い出深い作品をそう簡単に見限りたくない気持ちは分かるが・・・
0404南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/26(火) 17:19:22.12ID:???
冒頭、マミヤはケンに二人を追うように頼み込む
リンちゃんならユリアも許してくれる、とのマミヤの言葉にケンはユリアのことを脳裏に浮かべる…

  <第238話 奇跡の光!の巻>

―――――

川原が側に流れるのどかな一軒屋 そこで木を削り女人像を掘るケン
おそらくはユリアをモデルにしてるのであろう 本をその手に添えながらケンをみつめるユリア
ユリアが笑顔を見せると、ケンも自然と顔がほころぶ
…だが、不意にユリアが咳き込んでしまう …ついにユリアの体は限界を向かえ、天に帰る時が来ようとしていた…

「あ…あなたと暮らしたここでの短い間 本当に…本当に平和で…夢のように幸せでした…
 だ…だからもう… わたしのことは忘れて…
 わ…わたしのことはもう…いいの… これからはリンちゃんに…
 お…お願い わたしにはわかるの リンちゃんは一途にケンのことを
 こ……今度はリンちゃんにその幸せを… そ…それだけがわたしの心残り お…お願い…」

ユリアの言葉に、ケンも笑顔でわかったと返し…その言葉にユリアも笑顔を浮かべ
そして、ユリアは静かに天に帰るのであった……

―――――

場面は現在に戻り、ユリアの墓をみつめるケン そしてケンは黒王に跨り…
二人の下へいってくれるのね、とマミヤはいうが…ケンは二度と二人に姿を現すことはない、と返す…
自分さえいなければいずれ二人は結ばれるだろう、とケンがいうものの…

「な…なにをいっているの! それじゃリンの気持ちはどうなるの!!
 ケ…ケン あなたって人はどうして女の心がわからないの!!
 バ…バットだってリンの心がわかっているから自分のリンへの愛を犠牲にしてもリンのために!!」

「……そのバットの心ゆえに… おれには想い出が多すぎる… 闘い 散っていった強敵(とも)たちがいる」
0405南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/26(火) 17:19:58.63ID:???
天に浮かぶ強敵(とも)たちの姿を浮かべ、ケンは何を思うであろうか……
そして、さらばと一言言い残し、ケンはマミヤの元を去るのであった…

落雷と豪雨の荒れ狂う空模様、ケンと黒王は険しく細い崖道を進んでいくが…
その時、ケンは荒れ狂う空に ユリアの涙を見た
それと同時に、黒王の足も止まる 黒王も本心では二人の下に向かいたいのか…
さらに突如、ケンの七つの傷が痛みを帯びながら光り輝く…!?

そしてケンの眼前に落雷が落ち―――


―――夜が明け、場面はリンとバットに変わる バットが井戸から水を汲んであげるが
その水を受け取ろうとするリンの手が止まる どうやら誰かが近づいてきているようだが…
……その現れた人影に、バットは驚愕する 水を求めさ迷い歩く、その男はケンシロウであった
倒れるケンに慌てて駆け寄るバット だが……

「ケ…ケン!?  お…おまえはだれだ…… おれを知っているのか」

再会したケンは、その記憶を失ってしまっていた…

<続く>
0407マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/26(火) 23:16:07.12ID:???
また急だが、リュウやバランの話を捨てて急遽リンとバットの話に白黒つける気なのか
ここの所カラーや表紙も減ったとはいえ掲載順も真ん中位だったが
マジで最終回近いのかもしれん
0408南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/27(水) 17:01:17.73ID:???
  <第239話 その力強き拳は!!の巻>

リンとケン、二人の記憶が失われたということに驚愕するバットだが

(な…ならばふたりとも今は空白! なにが起ころうが今からの歴史!!
 このまま空白からふたりの愛が芽生えればいいのだ あえて二人の記憶を蘇えらせることはない!!)

倒れるケンに、リンが水を差し出す その水を受け取るケンに、リンが柔らかな笑みを浮かべる
……このケンの記憶と出会いを、誰が仕組んだのか…そう思うバットが、空にユリアの姿を浮かべる
ユリアがこの出会いを導いてくれたのであろうか…

アジトに戻り…横になっていたケンが目を覚ますと、そこにリンが食事をもってきてくれた
どうやらバットは今は食料調達で外に出ているとのこと
…記憶を失ったもの同士、語り合う二人…

アジトの入り口にはバットの姿があった …二人の歴史を作るにしても、問題が一つある…

(それはケンが記憶と共にすべてのものを失っているかどうかだ)
「ケン 悪いがたしかめさせてもらう」

バットがそう呟くと、その後ろから悪党どもも姿をみせる 
どうやらバットの「いい女がいる」という紹介に釣られたようだ
デコに割れたハートのペイントをしたハゲが、下卑た笑みで手錠をジャラリンとちらつかせる

食事を済ませだいぶ良くはなったが、まだ体が本調子とはいい難いケン
そこにリンの悲鳴が響きわたる!!
0409南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/27(水) 17:02:01.47ID:???
悪党共に壁際に追いつめられ、手錠をかけられるリン
そこにふらつきながらもケンが姿を現すが…

「いやがっているんだ はなしてやれ」

ケンが悪党に向けた言葉は、おおよそ我々の知るケンとはかけ離れたようなセリフであった
その言葉に、野人のような風体の悪党がズカズカ近づいてケンの首根っこをつかみビンタべしべし
さらに鉄拳一発でケンをぶっ飛ばす悪党 やはりケンは記憶と共にその拳も失われてしまったのか…?

崩れる壁からどうにか抜け出し、ふらつきながらも悪党に向かうケン
ケンの体に、悪党が剣を突き刺す! 抵抗しようとするリンもぶったたかれ、無理矢理黙らされてしまう…
口端から血を流し気を失うリン… その姿に、ケンの瞳が見開かれる
悪党がとどめをさそうとするが、ケンがその刃を素手で掴み、野人の顔面にびんたをぶちこむ
するとその一撃で野人の顎が外れてしまう ハゲも大斧を振りかぶって襲い掛かろうとするが
ケンがその顔面に鉄拳をぶち込む! 
その一撃でハゲの顔面は陥没し、さらに北斗神拳によりその体が破裂してしまうのであった
見守っていたバットも、ケンはすべてを失ってはいないと安堵の表情を浮かべていた
……思いもよらぬ自身のその力に、ケンは困惑するのであった…

<続く>
0410マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/27(水) 21:20:56.84ID:???
殴っただけで人が破裂するとか、何も知らない人間からしたらめっちゃ怖いわなw
かといってあんまり説明しすぎると記憶を取り戻しちゃいそうだし、この辺のさじ加減は難しそうだな
0411マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/27(水) 21:47:30.18ID:???
死してなお記憶を消すとかユリア怖すぎる…迷わず成仏してくれ
0412マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/28(木) 00:58:27.28ID:???
ケンシロウとリン、ふたりとも記憶を失ってこれからどうなるんだろう
このままふたりが結ばれるのは考えにくいし
0413マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/28(木) 16:20:21.04ID:???
空白のままバットを選ぶか記憶を取り戻す切っ掛けがバットになるかで3人の関係清算するんかな?
でもラオウの時にケンを追いかけなかった時点でおれん中じゃもう決着というか巣立ってんだよなあ
0414南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/28(木) 17:11:37.02ID:???
軽く振っただけで大男を一撃で倒してしまう自身の力…
そして、ケンの胸に刻み込まれた七つの傷… 果たして、自分は一体何者なのか…

  <第240話 愛をくれた者のために!の巻>

リンもまた、七つの傷をどこかで見たとおぼろげながら思い出す…
その光景を荒野の高台から見下ろすバットも、これでオレの役目は終わった、と呟く…
……涙と共に、バットはリンからわかれようとして…その前にマミヤが姿を見せる
これで本当にいいのね、というマミヤの言葉にバットも頷く

「愛する女の幸せを願ってこそ男! かつてレイがあんたの幸せを願ったように
 どうせあてのない旅 あんたを送って行こう」

そういってバットはバイクに跨り、マミヤに目配せするのであった

夜も更け…バットの帰りが遅いとふと呟くケン
…部屋の隅で不安そうに縮こまるリンに、ケンが毛布をかけてくれた

「どうやら…ふたりともあの男に捨てられたらしい」

そういって、ケンが不安げなリンに笑顔を向けるのであった

バイクに跨り荒野を疾走するバットとマミヤ その通り道、おびただしいカラスの群れを見つける
このあたりはゾルド軍の縄張り 何があったのか様子を伺うと…
おびただしい数の死体の山…! 
さらにその死体にはすべて両目を一文字に切り裂かれ、さらにその胸にはケンと同じ七つの傷が刻まれていた
0415南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/28(木) 17:12:13.08ID:pr3Rp3Y1
「バ…バカな!! ゾルド軍は皆腕のたつ屈強な男たち そうやすやすと軍ごとつぶすことなどできぬ」

一体この男たちに何があったのか…困惑するバットとマミヤ
そこにかろうじて生き残りを見つけるが…

「ボ…ボルゲ…… こ…この世に…なぜあんな人間が存在するのだ… あ…… 悪魔でさえ顔をそむける」

そう言い残し男は息絶えてしまう… …ボルゲの名を聞き、バットの顔が青くなる…
そしてゾルドは復讐と怨念の鬼、盲目の男ボルゲと対峙していた所であった
ボルゲはその手の甲に付いた傷を見せつける その傷はゾルドが20年前につけた傷だという
その傷一つのために、ボルゲはゾルド軍を諸共に潰したのだ…!

「このオレ様に傷をつけたやつは一生忘れねえっ 皆殺しだあっあっあ」
「こ…この悪魔め!! わが白爪妙拳(はくそうみょうけん)でしとめてくれる!!」

そういって剣を向け構えを取るゾルド だがそうはいかん!とボルゲの耳がピクピクと反応を見せる

「目はみえずともこの耳からは逃げられないあっあっあ〜〜
 そしてオレが地獄の淵からもちかえったこの拳法からもなあ〜〜!!」

その異様なる出で立ちにゾルドの顔に冷や汗が混じるが、物怖じせずボルゲの頭に向け剣を振るうが
その剣がボルゲの頭に阻まれ、切り裂くことが出来ない!?
切られたボルゲの皮一枚…人造皮膚がはがれ、その下に仕込んだ装甲が現れる
震え上がるゾルド、その目をボルゲが一文字に切り裂きさらにその胸に七つの傷で貫く!
ゾルドを下したボルゲは、ケンシロウへの怨念を撒き散らしながら荒野に不気味な笑い声を響かせる…
0416南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/28(木) 17:12:46.98ID:pr3Rp3Y1
「ボルゲの体には一滴の血も流れてはいない 流れているのは"執念"というドス黒い炎だけ
 そして今 その執念の矛先がケンに向けられていようとは!!」

おそらくはボルゲのこの暴虐もケンをおびき寄せるためのものであろう
どうやらボルゲの両目はケンが奪ったものとのこと
…ボルゲの執念を危険視するバット ましてすべてを忘れた今のケンには…
するとバットはおもむろに自らの肌着をはだけさせ

「やっとおれの死に場所がみつかったようだ」

バットがそういうと、自分の胸にその指を突き刺す!?

「さ…幸いボルゲは目が見えぬ 胸に七つの傷をつければおれが倒れてもこの傷を調べ ケンと思う
 お…おれがボルゲを倒せればそれでよい もしおれが倒れてもそれはケンが死んだことになる
 本物のケンは二度とボルゲの執念におびやかされることはない

 おれは…おれはケンにあわなければおそらくコソ泥のまま野たれ死にしていただろう
 こ…これはそのケンのために…
 そ…そして… このおれに愛という光を教えてくれたリンのために!!」

かつて幾多の戦士が、愛に殉じ戦いを繰り広げた
そしてバットもまた、ケンへの、リンへの愛のために死地へと赴く…

<続く>
0417マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/29(金) 07:21:55.70ID:???
バット死にそう…
というかバットの死で二人が記憶を取り戻すのが見え見えなんですがそれは
0418マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/29(金) 09:29:18.77ID:???
逆にケンが死んでバットに北斗神拳伝承か主人公交代させて
「胸に七つの傷」の伝説を受け継がせるのでは
0419マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/29(金) 12:34:12.07ID:???
バットがリュウに北斗神拳を伝える役になるかとも思ったが
ちょっと秘孔が使えるだけでそこまで極めてないだろうなあ。
0420マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/29(金) 15:10:38.93ID:???
レイはあれ以上どうしようもなかったけどマミヤが今幸せには見えないな
レイ以上の男は現れないだろうから一生思い出を抱いて一人でただ生きるだけ
もしリンに記憶が戻ったらやはりバットとの思い出に縛られそうだ
0421南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/29(金) 17:35:37.25ID:???
冒頭、ボルゲは前回つけられた傷を自分で縫合中
ケンシロウへの怨念を吐きながら、傷の縫合をしていると
そこにケンシロウと名乗る男が殴りこんできたという その言葉にボルゲが目を見開く

ボルゲの前に殴り込みをかけるのは、七つの傷を付けたバットであった

  <第241話 あの日の少年の巻>

七つの傷を見て、兵士達も目の前の男がケンシロウに間違いないとボルゲに言う
バットもケンのような振る舞いでボルゲを挑発すると
復讐を遂げる機会をついに得たボルゲが、喜び震えながらバットの前にその巨体をにじり寄らせる

「きこえるかケンシロウ この脈打つ鼓動が!!
 このボルゲの全身がきさまに復讐できる喜びにうちふるえておるわー!!」
「ならばその鼓動を永久にとめてやろう」

…その戦いを見守るマミヤが、バットの言葉を思い出す
このことは、決してケンには知らせないでほしい、との言葉に
マミヤも憂いの表情を浮かべながら、バットの勝利を祈る…
そしてバットとボルゲの戦いが幕を開けようとしていた

「この数年間きさまを殺すためあらゆる被疑をあみだし完成したあああ〜〜
 そしてその拳は日ごと強くなる恨みによって無限に強大になったあああ!!
 じっくり味わうがいいわ〜〜っ!! 多頭凶蛇棍(たずきょうじゃこん)!!」

懐からヘビの如き多節棍を取り出し、バットに向け棍を振るう
それを容易く回避しようとするバットだが、その棍が変幻自在の動きを見せる!
とっさに距離をとりどうにか棍から逃れるが 今度は煙幕をはりバットの視界を奪おうとする
…煙幕に紛れ、ボルゲの棍が音を立てる…

(こ…このままではやつの術中に… 耳だ…やつの耳を閉ざさねば!?)
0422南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/29(金) 17:36:15.05ID:???
バットはでっかいドラを見つけるとそちらに向け走る
ボルゲも棍を振るいバットの足を止めようとするが、それを思いっきり飛び上がって回避しようとする
だがそれでも避けきれず、皮一枚かすめ地面に倒れてしまう
そして棍の先端がバットの顔を貫こうとするが、それをとっさに回避し後ろのドラを響かせる
ドラの轟音にバットを見失うボルゲ 勝機は今、とバットが跳びかかり剣を振るう!
だがボルゲもとっさに篭手でその剣を防ぐが

(腕も封じた もはやボルゲに打つ手なし! 勝った!!)

勝利を確信したバットだが…その直後、バットの胸はボルゲの隠していた右腕の剣に貫かれた
ボルゲはわざと劣勢になり油断を誘っていたのだ それを見ていたマミヤも顔色が変わる
そして倒れたバットをボルゲはめったやたらに突きまくる…!

(やはりケンにはなれなかったか…… で…でもこれでいい… これでケンとリンは……)

ボルゲに痛めつけられながらも、バットの脳裏にはケンとリンのことが浮かぶ
…その光景を見ていたマミヤも、どうしたらいいのか、と葛藤する…

……その頃、ケンとリン リンは、三人が始めて出あったとバットが言った場所にケンを案内していた様子
すでに街は廃墟のようだが… そこに、牢屋の壁に[ケンのバカ]と掘られた落書きを見つけるケン
その落書きに、ケンの記憶が僅かながらよみがえろうとしていた…
0423南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/29(金) 17:36:32.17ID:???
―――――

牢屋で寝そべるケンに、悪態をつきながらもっていたナイフで壁に[ケンのバカ]と掘るバット少年
ふとケンのほうに目をやると、背中を怪我しているのに気がついた
しょうがねえなあといいながら、バットは懐から傷薬を取り出した 
世紀末では薬も貴重な品ではあるが… そんなバットに優しいコソ泥だ、とからかい気味にいいながら笑みを浮かべるケン
そこに街の人から取調べを受けさせるためにバットを呼ぶ 慌ててバットが薬のビンを物陰に隠すバット
ケンもこれを使ったんだから共犯だぜ、と口止めを約束させつつ笑みを浮かべるバット…

―――――

ケンがその記憶を頼りに、物陰を探っていると…埃をかぶった薬のビンを見つける
そのビンをみて…ケンはバットの名を思い出すのだった

<続く>
0424マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/29(金) 22:53:55.55ID:???
どう考えてもケンシロウが記憶を取り戻してボルゲを倒すパターンだな
0425マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/30(土) 01:33:13.79ID:???
ボルゲはどうでもいいんだがリンとバットどうすんだコレ
0426マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/30(土) 13:37:04.54ID:???
こんなモヒカンに毛が生えた程度の名前有りの雑魚にやられてくれるなよバット・・・
成長したときはすげえ燃えたのに・・・
0427南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/30(土) 18:03:01.04ID:???
バット…記憶の中で浮かんだあの少年が、ケンと出会ったあの青年と重なる
だがなぜ、自分を知っていながら自分の前から消えたか…? ケンの脳裏には新たな疑問が浮かぶ

  <第242話 あこがれとともに!の巻>

その頃バットは、ボルゲの手により十字架に磔にされてしまっていた
磔にされたバット…ケンシロウに復讐の炎を燃やすボルゲがその体を痛めつけ始める…!
もはや見ていられず、マミヤはケンに助けを求めようとするが…

―マミヤさん おれに少しでも友情を感じているのなら…―

バットの言葉が、マミヤのその足を止め…マミヤは自身の無力に涙を流す……

その頃ケンは牢屋に座りながら、自らの記憶の糸を手繰り寄せる
そんななか、リンが高台にあるバケツを取ろうとして…不意に足場が崩れる!
体勢を崩すリンが―――

自らを持ち上げるモヒカンと、その体に百裂拳をぶち込む男の姿が、リンの脳裏に浮かぶ
そして、その猛攻にさらされたモヒカンがリンを落とし

―――足場が崩れ倒れそうなところを、ケンに抱きかかえられるリン リンもその温もりに、何かを思い出そうとする…

「わ…わたしは……幼いころあなたとあっているような気がする…」
「……… そうか…ならば探さなければなるまい おれたちの過去を知っているあの男を…」
0428南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/30(土) 18:03:38.55ID:???
ボルゲの拷問に痛めつけられるバット その髪をつかみ上げバットの首筋に噛み付いた!
その首筋をメキメキと噛み砕きながら、ボルゲのその屈辱が思い出される

―――――

洞窟内を包囲するボルゲ軍 どうやらその洞窟内にケンシロウがいるらしい
するとボルゲ軍の火炎放射部隊が洞窟内に火炎放射をぶち込む!
だが、ケンシロウは炎の中からボルゲの前に姿を現す 
だが炎に焼かれた身はさしものケンシロウでも辛そうで、ボルゲを前に膝をついてしまう

「だれだ…卑怯な!」
「あああ卑怯といわれようが痛くもかゆくもないわ!!
 闇討ちでもなんでもきさまの首さえとればこの世の人間すべてがこのボルゲ様の前にひれ伏す!!
 ケンシロウ〜 その首を揚げこのボルゲが この世に君臨してやるわ〜〜!!」

大鎌を振り上げるボルゲに、ケンは流れるような手刀を繰り出すと
その手刀は、ボルゲの目のみを鮮やかに切り裂いて見せた!!

「世の中がみえなければ 二度と世に君臨しようなどと思うまい」

―――――

そんな身勝手な怨念をバットにぶち込み、その顔面を滅多打ちにするボルゲ
だがその責め苦に声をあげるバットに、本物のケンシロウか不審におもう
だがどうせニセモノならすぐにばれるから問題ないと、ボルゲが次に取り出したのは手持ちの電動ドリルであった…!
0429南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/30(土) 18:04:05.00ID:???
見せ付けるようにドリルのスイッチをいれ、眼前でドリルを回すボルゲ
そして、ゆっくりとバットの体を、ドリルが貫きその肉をえぐる…!!
その激痛に白目を向きながらも、悲鳴を上げるのを必死で耐えるバット

(た…耐えろ!耐えるのだバット!! ケンのように!!)

……バットの脳裏にケンの姿が浮かび、バットの目から涙が流れ出る……

(ケン…笑わないでくれよ… あんたはいつもオレのあこがれだった…
 初めてあんたの強さをみた時…オレは腰を抜かしてションベンまでチビッちまった…
 そ…そしてあんたの優しさ… 唯一の母と呼べる人が死んだ時…力強く肩を抱いてくれたのはあんただった……)

ボルゲの責め苦はまだまだ終わらない、さらに今度は腹にドリルを突き刺しバットの口からはおびただしい血が噴き出す!

(ケン!おれはいつも心の中ではアニキとよんでたんだ!!
 ケン!リンお…おれの分も幸せに!! さらばだ!!)

バットがその眼を見開き、自害しようとするが…ボルゲはそれを見抜きバットの自害を阻む
ボルゲの復讐の宴は、まだ始まったばかりである…

<続く>
0430マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/30(土) 19:16:46.39ID:???
うわああイタイイタイイタイ、電動ドリルとかエグ過ぎ
0431マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/30(土) 23:08:41.16ID:???
こんな外道を目を潰しただけで許すケンシロウって一体
0432マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/31(日) 00:31:13.25ID:???
これはいつの回想だろう。
バットがまだ子供で、リンを連れてない頃だよな。
0434南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/31(日) 17:46:29.52ID:???
冒頭、ボルゲの兵士はバットの自害を阻むためにその口をさるぐつわでふさぐ
そしてボルゲの手による生き地獄が再会され、バットの肉と血が撒き散らされる…!!

  <第243話 究極超人復活!!の巻>

その凄惨な光景に、マミヤも震えながら涙を流し…

「こ…こんな時祈ればいつもケンが風のようにあらわれてくれた
 け…けど今やケンはその記憶を失って……

 でも…でもバットあなたひとり苦しませやしない わたしにできることはひとつだけ
 一緒に死んであげる」

涙と共に、マミヤはボウガンを手にする ドリルがバットの目を貫く寸前、ボルゲに向けボウガンを放つが
矢の風切り音を察知し、矢を払い落とすボルゲ さらに棍を振るいマミヤをその目の前に引きずり出す!

(マ…マミヤさん な…なぜ!!みすみす殺されるようなものだ)

…ボルゲにやられ、倒れるマミヤがボウガンに手を伸ばし… その照準をバットに向ける

(やはりわたしではボルゲを倒せない あ…あなたを苦痛から救うにはあなたの命を奪うしか…)
「せ…せめてそれしかわたしには………」(許して バット……)

最後の力で、バットを苦しみから救おうとするマミヤ…
……その引き金を引こうとする寸前!突然ボルゲの兵士達がぶっ飛ばされる!?
ボルゲの兵士達をなぎ倒し、そこに現れたのは… 記憶を失ったはずのケンシロウであった…!
0435南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/07/31(日) 17:47:06.70ID:???
ケンはボルゲに、痛めつけていた男がケンシロウとは別人であることを告げる
そして改めて、ボルゲは本物のケンシロウと対峙する ケンにむけて凶蛇棍を放つボルゲだが
ケンは動じず、ボルゲの隠していた右腕を砕く!!

(記憶をなくしても本能でボルゲの隠した腕を見抜いていたなんて!!)

記憶をなくしていながらも、衰えをみせぬケンの実力にマミヤも驚愕
ボルゲも狼狽しながらも、その背中からクモのようなクローアームを展開しケンを羽交い絞めにする
そして仕返しとばかりにケンのどたまにヘッドバッドをしこたまぶち込み!
ボルゲの執拗なヘッドバッドで、自身の人造皮膚がはがれ装甲がむき出しになるのも構わず、強力な一撃を見まう!
倒れたケンにナイフを抜きとどめを刺そうとするボルゲ、ケンもそれをとっさに押さえようとするが僅かに胸を貫かれる
ボルゲに馬乗りにされ、今にもとどめを刺される寸前 その光景にバットは…

(ケ…ケン!! こ…ここであんたが殺られちまったら おれは…おれはなんのため!!
 なんのために死んでいくんだよ!! リンはどうなるんだよ!!
 ケン!
 ケン!
 ケン!! 死んじゃだめだ ケン!)

「ケ―――――――ン!!」

涙を流しながら猿轡を噛み切り、バットの魂の叫びが響く
そのバットの叫びに、ケンも眼を見開き 馬乗りになるボルゲの顔面に鉄拳をぶち込む!!
強烈なケンの一撃に、ボルゲも意識が朦朧としろれつが回らない

「なんてコブシだ 脳が片寄っとまったじゃねえか」
「知っていよう  北 斗 神 拳 はこの程度ではないことを
 久しぶりだなボルゲ! 二度までは生かさぬぞ!!」

バットの魂の叫びが、ケンの記憶を取り戻させた 驚愕するボルゲに向け、ケンはその指の骨を鳴らす

<続く>
0436マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/31(日) 20:34:29.21ID:???
記憶をなくしてもなおバットよりはるか上の実力なんだな、ケン
伝承者は伊達じゃないということか、所詮バットがコソドロ上がりに過ぎないと見るか…
0437マロン名無しさん
垢版 |
2016/07/31(日) 22:32:03.58ID:???
ケンシロウがボルゲを倒した後どうなるんだろ
リンも記憶を取り戻すのか
0438南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/08/01(月) 17:01:30.10ID:???
「ケ…ケンが…北斗神拳とボルゲの名を……!! ケ…ケンに記憶が蘇った!!」
「バ…バット おまえの叫びがおれの闇をきり払った すまぬバット おれのためにそこまで!」

バットの思いに、ケンも涙を流す そしてバットを磔にする十字架を剛掌破で粉砕する!

  <第244話 死を賭して なお悔いず!!の巻>

砕け散る十字架から、バットの体を抱きしめるケン

「死なせはせん… おまえはおれにとって弟だ!!」

ケンのその言葉に、バットの顔にかすかに笑みがこぼれる
リンにバットを任せると…ケンは怒りの形相でボルゲに向き直り ボルゲの顔面に一撃をぶちこむ!!
人工皮膚が弾け跳び頭の装甲がむき出しになってしまうボルゲ
たまらず兵士からもらったトゲトゲヘルメットでさらに頭部の守りを固めるボルゲだが
それを前にケンの気が高まり…肥大化した筋肉がケンのジャケットを破り!
眼を見開いたケンが放つ百裂拳がボルゲのヘルメットごとその顔面を砕く!
ボロボロになったボルゲの顔面に、人差し指を突き刺し

「地獄でも二度とおれに顔をみせるな」

突き刺す指に力を込めると、ボルゲの身体が破裂してしまうのであった
こうしてボルゲとの戦いに決着がついたと思われたが…
ボルゲはまだ生きていた!血まみれの体でリンも道連れにしようとするボルゲだが
そのナイフの切っ先をバットがわしづかみにして遮る!

(死なせはしない リ…リンをこんな所で)
0439南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/08/01(月) 17:01:49.20ID:???
バットは、リンの方は今だ記憶を取り戻していないとみて、リンとは無関係を装うような言葉を向ける
バットはケンのほうにチラリと目を向け……

(おれがいればケンとリンは結ばれぬ ならば…さらばだ!!)

そして、バットとボルゲ、互いの剣がその体を貫く…! 
その一撃でボルゲもついに力尽きるが、バットももはや…リンが瀕死のバットに駆け寄るが

「い……いったはずだ お…おれはおまえなんか知らない ただのコソ泥だよ気にするな
 おまえのことは砂漠でひろっただけだ これだけの上玉だ きっと高く売れると思ってな
 だが そいつが命とりだったぜ 
 い…行けよ… お…おまえはおれにとって疫病神だ とっとと消えてくれ
 は…早くどっかに行ってくれよ」

冷たい態度でリンを突きはなそうとするバットであったが…リンはそんなバットに涙を浮かべ

「バット 変わらないのね いつまでも…」

…記憶を失ったはずのリンが、バットの名を呼びその体を抱き寄せた

「あなたは い…いつも…そ知らぬ顔をしてわたしをかばってくれた
 そ…そして今度は命まで捨てて…」
「お…おまえ 記憶が…!!」

<続く>
0440マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/01(月) 20:04:22.74ID:???
>「死なせはせん… おまえはおれにとって弟だ!!」

ケンがこれを言うと色々感慨深い…
0441マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/01(月) 20:42:51.71ID:???
末弟だもんね
しかし命懸けての愛を示した以上、振るにせよ受け入れるにせよ
リンとバットの関係にケリは付くだろうけど
ケンはどうするんだろう?また荒野をさすらい人助けの一話完結か?
北斗神拳を巡る強敵や世紀末の人々で長編ストーリーか?
0443南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/08/02(火) 17:04:06.40ID:x3JOY6q5
  <第245話 さらば愛しき者たちよ…
         そして荒野へ…の巻>

ケンが記憶を取り戻したように、リンもまたその記憶を取り戻していた
バットの優しい目が、リンの記憶を呼び戻したと涙ながらに語り
バットの手を握り締めながら、バットとリンの過ごした子供時代のことを思い返す…

「フ…と…とんだ誤算だったな
 ふたりとも記憶がもどってしまって ふたりを結びつけようとしたおれの もくろみはまんまとはずれてしまった…
 だ…だけど… こ…このまま犬死なんていやだぜ」

もはや息も絶え絶えのバットが、震える手をケンに伸ばし…

「ケ…ケン た…たのむ リ…リン!!
 も…もし… このおれを哀れと思うのなら おれのことは忘れてくれ
 そしてケン… どうかリンを幸せに… リンとふたりで幸せになってくれ
 し…死んでいく人間の最後の願いだ お…おれに約束を!!」

ケンはそんなバットの手を握り締め、バットの願いを「約束しよう」と返し
リンもバットの言葉に頷き…そんな二人にバットもかすかに笑みを浮かべると、その口からおびただしい血があふれ出る…

「し…しかしおれはおっちょこちょいだな
 い…いつも自分で勝手に思いこんで 勝手に行動起こしちまって
 結局ドジ踏んじまって ケンやリンやみんなに迷惑かけちまってな
 昔から本当におっちょこちょいで しかたねえなあ………」

「そんなことはない この傷も この傷も おまえの受けた傷はおれやリンのために負ったもの
 おまえの優しさの証だ!!

 おまえは すばらしい男だった!!」
0444南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/08/02(火) 17:04:24.16ID:x3JOY6q5
バットもその言葉に、ついに涙を溢れさせ…震える手で、ケンとリン、二人の手を繋がせる

「こ…これで もうなにも思い残すことはない
 ケ…ケン! マ…マミヤさん リン! さ…さようなら…」

その言葉を最後に、バットは静かに息を引き取った………

・・・バットが息を引き取ってからしばらくたち
ケンの後をついていこうとするリンだが、不意にバットが頭をよぎり

「バットは………バットは よくいっていました
 ケンのことを兄と思っていると 心の中ではきっと兄さんと呼んでいたのでしょう
 肉親のいないバットはそう呼んでケンを追い続けてきた
 そのあなたから最後に弟と呼ばれてさぞ喜んだことでしょう

 わかっています 自分がなにをしなければいけないかを
 やはり バットの死とひきかえに幸せにはなれません
 わたしはバットのそばから離れません 一生バットのお墓のそばにいてあげたい
 そうでしょ ケン?」
「行くがいい おれの心はいつもおまえのそばにいる」

リンもその言葉に涙を浮かべながら、バットの元へ戻る

(わ…わたしは今やっとわかりました だれを愛すべきかを)

バットの遺体の元に戻り、バットは私におくらせてくださいとマミヤに言うリン
マミヤもその言葉に頷き…リンは倒れるバットを抱き寄せると

 バットの肉体から、心臓の鼓動が響く…!?

そして、バットのその体に北斗七星が輝き、その肉体が復活を始める…!!
蘇りつつあるバットを前に、リンとマミヤの涙は喜びの涙に変わっていた
0445南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/08/02(火) 17:05:14.73ID:x3JOY6q5
ケンもそれを見て…天のユリアに語りかける

(ユリア これでいいのだろう)

天のユリアは、かすかな微笑を浮かべていた それをみてケンも笑みを返し
そしてケンは一人、世紀末の荒野へと向かう…

……北斗神拳伝承者 ケンシロウの物語は、ここに一つの終わりを迎える
だが、世紀末救世主 ケンシロウの戦いは終わらない
この世界には、まだまだ救世主を求める虐げられし者たちがいる
彼らの嘆き、苦しみの声があるかぎり、ケンシロウの戦いは続く…!

―おれの墓標に名はいらぬ!! 死すならば戦いの荒野で!!―

戦いの荒野の先で、ケンを待つのは暴虐にさらされる民達か
あるいは、まだ見ぬ強敵、まだ見ぬ英雄か…


世紀末のとある町で、悪党達に襲われる民達 そこに何者かが足を踏み入れる
子供を抱きかかえながら、その男に助けを求める老人 そしてハゲの悪党もその男に襲いかかろうとするが
現れたその男は、悪党の額に指を突き刺す!! 
悪党から指を引き抜くと、その男…ケンシロウは、ただ一言いい放つ

     「おまえはすでに 死んでいる!!」



  完
0447マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/02(火) 19:13:33.46ID:???
修羅編で完結させるべきだった
ラオウが天に帰った?時点で終われば良かったのはいうまでもない
0448マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/02(火) 20:11:56.20ID:???
これケン、そのうち自分が望む望まないに関わらず拳王やバランみたいな象徴に祭り上げられそうだな
とはいえケンの戦いは終わらない、と言うラストは悪くない終わりだと思うけど
0449マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/02(火) 20:18:58.39ID:H7IiM2VJ
最近掲載位置は真ん中辺りでカラー貰ってなかったとはいえ読めるレベルだったが
これだけ他の連載陣凄いとさすがに厳しかったか
キャプテン翼やキン肉マンでさえ破れなかったサンデーの壁をぶち破った時点で
厳しい言い方だが役目は終わっていたのかもしれない
というかこれほど他の連載の芽が出てくるとは思ってなかったわ
0450マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/02(火) 20:53:27.29ID:???
人気があるから引き延ばしするのは理解出来るが露骨過ぎる
0451マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/02(火) 21:45:06.41ID:???
いや、これ…
バットに死んでほしかった訳じゃないけどあの状態を助けられるなら
レイとか以外の殆どの人を助けられただろ
0452マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/02(火) 22:34:45.24ID:???
終わるにしても世紀末の世界や、北斗神拳の在り方に何らかの決着は
つけるラストになると思っていたのだが…何も纏めずに終わったな。
0453マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/03(水) 19:11:51.59ID:???
北斗神拳の、というかケンの在り方はユリアが死んだ時点でここに帰結するしかなかったと思う
後付けでアレコレ北斗神拳関係が出たから決着ついてないように見えるだけでは
しかしやっぱ30巻近い巻数は大長編と言っていいし、ジャンプの飛躍に最も貢献した作品だと思うが
ラストまで面白かったキン肉マンに比べると伝説と位置づけるか迷うな
これから先ドラゴンボールや聖闘士星矢は何巻で終われるかな
0454南斗粗筋拳の使い手
垢版 |
2016/08/07(日) 20:08:24.48ID:NaWVPGSI
話題もないと思うけどいちおう、本日から楽屋裏開始ということでー
やーなんというかやっぱり修羅編以降はちょっちアレな感じになってしまったねえ
0455マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/07(日) 21:53:43.38ID:???
バンチの蒼天は途中から読むの止めた
あれは一応番外編だよな?
特にバンチの末期は251の作者に堀江自身の自慢話描かせ
批判したいから最後まで読んだが2度と見たくない
ゼノンは他に読みたい作品がなく最初から読んでいない
0456マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/07(日) 23:44:35.91ID:???
世紀末とモヒカンのいない北斗なんてケツを拭く紙にもなりゃしねってのによぉ!
0457マロン名無しさん
垢版 |
2016/08/08(月) 04:14:54.66ID:???
蒼天、AH、キン肉マン・・・ヒットの数や規模から見ても一番軽く見られていたであろうゆでたまごが
まさかここまで復活すると思っていた人はどれだけ居ただろう
0458マロン名無しさん
垢版 |
2016/12/24(土) 02:34:44.42ID:???
北斗ってジャンプのみならず80年代のバトル漫画ブーム作ったの?
北斗以前にあれくらいのバトル漫画ってあるの?甲賀忍法帖とかはのぞいて、あくまで漫画で

それ以前はバトルって言うと、兵器者、ロボットものがメインで肉体バトル漫画ってなると明日のジョーになっちゃうの?って感じで
ファンタジー肉体バトル漫画ってのは北斗で作ったジャンルなのかな?
0459マロン名無しさん
垢版 |
2016/12/25(日) 08:26:57.04ID:???
キン肉マンやリングにかけろのほうがファンタジー肉体バトルだな。
つまり源流はタイガーマスクあたりか。
0460マロン名無しさん
垢版 |
2016/12/29(木) 13:27:13.30ID:???
北斗以前が喧嘩なら北斗やキン肉マン辺りからバトルになった感はする
梶原一騎とかかなりバトル寄りなんだがどっかスポーツや喧嘩というか地に足が着いている
史料がないのでただの印象でしかないが、戦争でもないただの戦いに世界の命運が賭けられると言うのは明らかに北斗以降増えた気がする
0464マロン名無しさん
垢版 |
2017/09/23(土) 13:49:20.90ID:WEG80c2E
苺味かね
0465マロン名無しさん
垢版 |
2017/10/05(木) 18:19:12.85ID:D2wf1OBx
あげ
0466マロン名無しさん
垢版 |
2017/12/19(火) 09:55:35.84ID:???
☆ 私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。現在、
衆議員と参議院の両院で、改憲議員が3分の2を超えております。
『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。国会の発議は
すでに可能です。平和は勝ち取るものです。お願い致します。☆☆
0467マロン名無しさん
垢版 |
2018/04/30(月) 21:29:34.79ID:oxiPEmHX
おr
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