何で最近の漫画ってテンポがアホみたいに遅いのか?
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長く続けてほしいってのもあるが
昔みたいにシンプルにテンポいい話はウケないってのもあるだろうな >>65
長く続けさせるのはしょうがないにしても、こちら側での連載期間および費やされた話数と
劇中の状況進展発展等々が余りにも反比例し過ぎてたりすると何かこう、ね……長く続けてるってのに
いまさら一体、何をそんなにイヤがるんだろう? って感じで。 >>65
そういうモンかね? そりゃ単に作者の体力切れに対する無用な不安なだけじゃないんだろうか? 作者の体力切れに対する
↓
作者が自分の作家生命に対して 漫画のテンポの遅さの一つになってると思われる、板垣恵介言う所の「『あしたのジョー』で
力石とカーロス・リベラが闘ったらどうなるのか?」を一つの作品内に描き過ぎてる問題についてだが……
まぁ、確かに俺だって見たいけどさ、そのせいで折角の主人公の描写が希薄化しちゃったり
テンポ減衰しちゃったりするってのはチョット違うハズだと思うんだ。そういう内容こそ本編を
一区切りさせてから描いたり、本編と同時進行連載する形で何処かに描かせてもらったりすればイイのに、と。
ムリか? 同時連載はムリなのか? 鳥山明「設定とか色々考えてたけど全部書こうとすると長くなり過ぎるからカットした」
それを全部書こうとするのが今の漫画家 >>70-71
実力は出し惜しみしちゃあダメでしょうに、とでも言われたらどうすんだよ…… >>70-72
本編で設定をクドく説明するよりは
スピンアウト外伝などで描写不足の設定を補完する程度が良いと思う
それこそDBの滅びの未来の話のように 設定はただ説明するだけのものじゃないよ
うまくストーリーの中で魅せるものだよ >>69-70
どんなに素晴らしいアイデアや構想があっても
作品にとっていいかどうかの取捨選択が適切にできてこそ名作だからな
今は>>5もあるし、売れると作者のつめこみたい欲求にブレーキをかけてくれる存在が減るんだろう >>75
(・д・)つ>>38-39
まぁ半村良であれ国枝史郎であれ、ちゃんと終わらせられてる長編と中短編のほうが多いんだがね……なぜか誰も言わないけどさ。 望月三起也・作の短編漫画「帰ってきたガンマン」についての本人の述懐から。
――今と違って大昔は短編というのが好まれていたのですね。
長編と違い短いページの中にきっちり話を収める“技”モノで、ページ数気にせず
活劇シーンを先延ばしにしていたら、逆に描けないその苦労、トライが作家として苦しくもあり面白くもあるのです。
ですから、長編より制作時間は掛かるのです。長編の二倍は掛かってる。
その作業内容が「ストーリー」と「コマワリ」どう縮めて……
しかもテーマは大きく、小さくならず、さらにラストにはアッと言わせるオチで完成されて、それが短編の良さなんです。
だから依頼されると喜んじゃって、断ったことがない。長編とはまったく違う楽しさ味わえるンですねぇ。
そんな中でこういう楽しさの見つけ方を読者の方から貰ったりすると、
「判ってくれてる、この人。短編の良さ、魅力はそこなんだよ!」と、声を大にして言いたいですねぇ。
今はそういう意味で短編という舞台が各誌とも見掛けないなァ、そういう時代じゃないンだろうか?―― ――【「石ノ森章太郎 ビッグ作家究極の短編集」収録の1,997年に行われた対談から抜粋】
藤子A:(009ノ1連載時は)月に何枚くらい描いていたの。
石ノ森:多いときは六百枚。ちょうどマンガ雑誌が増えて来た時期だったからね。
藤子A:当時ぼくらも週刊三本くらいやってた時代で、量は一種のステイタスだったからね。
石ノ森:いまは本当に馬鹿な事だと思われるだろうけどな。
藤子A:今月の漫画家のページ数ベストテン、とかがあって競ってたりした。
さいとう・たかを:危機感をいっつも持っていた。断ったら仕事、もう来んのと違うのか、って。
石ノ森:それとね、何て言うか、描きたいものが一杯あったんだよ。
藤子A:でも量を描くっていうのは大事で、いくら頭の中でどんな傑作を描いても、現実に原稿にしないことには、死んじゃうのよ。
だから何でもかんでも描くっていうのは大事なことでね、そういう意味ではいい時期だったよ。
石ノ森:描いてることによって新しい発見もあった。やり方や見方とかね。
いまの若い人は才能あるけど、やらないじゃない、一つのパターンにはめちゃって。
藤子A:火事場の何とか力っていうけれど、イザとなったら凄いアイディアが出る、そして描ける。
いまは週刊一本なら一本ってなってるけど、一人の漫画家が色んな作品をいっぱい描くことも必要なんだ。ちょっと寂しいね。
石ノ森:すごく合理的になり過ぎてる。日本の税制が悪いんだ(笑)―― >>63
尾田は一度、少年漫画というのは子供がおこづかいの範囲で楽しめる巻数であるべきだ、と反省してたことがあったが
あらすじを追えるサイトができたり、比較的安めな総集編を出したりしてることで反省は切り上げて
長編化路線を加速させているな それ言うなら子供の小遣いじゃ週刊誌買うのもかなりの出費できついだろ 確かに無駄に長い漫画はあるけど、短ければいいってもんでもない
あらすじさえ追えればいいってんならともかく、演出を楽しみたいなら昔の漫画みたいにポンポン進むと味気ないんだよ
スラダンとかジョジョとか早くしたら演出あっさりし過ぎて魅力減る >>81
的外れ
演出の充実は無駄な長さの言い訳にはならない
スラダンやJOJO(すくなくとも前半の部)は無駄な長さで叩かれてるわけでもないし
例としても不適切
必要な演出の充実があり無駄な長さになっているなら演出以外のストーリー構成等で無駄な長さを改めればいいし
無駄に充実した演出のせいなら演出を手控えればいい >>82
逆
スラダンはジョジョはあの長さがあるからこそ魅力あるって言ってる
「無駄ではない長さもある」って話
このスレの流れは明らかに「短い方がいい」って方向性で話してるだろ
>無駄に充実した演出のせいなら演出を手控えればいい
なんでそんな事しなければならん?
「短い」事に魅力感じる人もいるように「長い」事自体に魅力感じる人もいるんだよ
長い=悪って話し方になってるからそこを指摘してるだけ
あんたは「内容良いまま短く出来る」って、同じ面白さなら短い>長いって前提で語ってる
それがおかしいと言ってる *無駄な*長さで叩かれてるわけでもない
このスレは別に短ければいいという趣旨でもないし
「テンポがアホみたいに遅い」もの以外の長さは否定していない
そんなところに長さが問題視されてないものを挙げるのは的外れ
話の流れが読めてないだけ >>84
お前はそうかもしれないけど、とにかく長いのを否定する奴は確実にいるよ 星矢に例えると青銅二軍と雑兵の戦いみたいなのを
平気で何週もかけて描くのが今のジャンプかな テンポが遅い
引き延ばし
長期連載
これを同じに考えてる奴が多い気がする 先の展開を思いつかなくて作者が時間稼ぎしてるからだろう ドラゴンボール読んだらブリーチに例えると東仙ポジのイメージがあるドドリアが初登場からほんの数週で倒されて展開がめちゃくちゃ早かった 洋画と和ゲーの違いと一緒だな。
前者は限られた時間内に抑えるために本当は入れたいセリフや描写も削って
コンマ何秒単位で綿密に調整された無駄のないストーリーに仕上がって
結果として名場面が輝き後々まで語られる作品が出来上がる。
後者は時間無制限で技術とアイデアを詰めれるだけ詰めた結果
ダラダラと無意味な演出を垂れ流し何が言いたいのかわからん印象の薄い作品になる。 よう言われるのは
昔の漫画は最初に設定されたゴールにすんなり着くけど
人気あったら新たなゴールが設定されていく付け足し型の引き伸ばしで
近年の漫画は連載始めて人気が出たらゴールまでの過程がどんどん引き伸ばされていくタイプの
引き伸ばしって事だね 北斗の拳も引き延ばしと後付け設定がひどかったけど
テンポは悪くなくて27巻で収まってる 北斗、DBなどの昔の漫画は作者が終わらせたいのに無理矢理続けさせ無計画な引き延ばしになってたのに対し
最近は作者が計画的に引き延ばししてるから長く持つ >>96 >>98 >>99
呉智英夫子のワタリ感想から抜粋。
――私自身、カムイ伝を愛読すること人後に落ちるものではなかった。
しかし、カムイ伝はいささか重厚に過ぎた。忍者武芸帳も重厚ではあったが、
何よりも物語としての躍動感があり、ページをめくる時の期待感に満ちていた。
カムイ伝には、これが少しばかり希薄だった。 別に重厚さの意義を否定するつもりは無いが……
その分、カムイ伝と並行して描かれたワタリは、掲載が少年マガジンだったこともあり、軽快でスピード感があった。
描画もカムイ伝とワタリとでは、重厚と軽快という違いがある―― >>100
ジャンプがあんなにキチガイ染みた引き伸ばし強要するなんて昔の漫画家は知らなかったんだろ
そうした犠牲を沢山見て、現在の漫画家は強かになったと思われる >>102
なんでもかんでもジャンプのせいにばっかしすんなって話だがね……
今の漫画家が強か? 単なる怠惰&職務放棄の間違いじゃあねえの? >>100
昔の漫画は需要がものすごいから読者が望む引き延ばしだけど
最近の作者が望む引き延ばしは読者無視だろ ジャンプは長い漫画をかなり終わらせたな
こち亀終了(1976-2016)
ナルト終了(1999-2014)
ブリーチ終了(2001-2016)
トリコ終了(2008-2016)
銀魂もこのところ終わりモード(2004-)
残りはいろいろ金にもなるんでやめさせられないワンピくらいか
…と思ってたらハンタが再開してたw
話数
892 ワンピ(1997-)
668 銀魂(2004-)
371 ハンタ(1998-)
287 ハイキュー(2012-)
275 斉木楠雄
248 ソーマ
178 相撲
168 ヒーローアカデミア
142 ブラッククローバー
96 ゆらぎ荘
95 鬼滅
72 ネバーランド >>105
ワンピとハンタは約20年も続いてんのか…
10才の小学生が30のおっさんになるやんけ
20年分さかのぼるのも新規の今の子供にはハードル高い気もするし少年誌ってなんだろうってなる >>106
ドカベンやサイボーグ009に何の文句があるんですか >>104
>昔の漫画は〜
「アストロ球団と今のマンガ、昔の野球と今の野球について思うのって、
いまウサギ跳びとかって体に悪いものだってわかってるし、一日300球投げたら
肩壊れるのってわかってるじゃないですか、データで。でも昔はデータなんて無いから、
みんなウサギ跳びしちゃう。その中でたまたま生き残って来た物凄い素質の奴が、王選手になったり
稲尾みたいなピッチャーになったりする。けど、もう出ないと思うんですよ。もう、みんな知ってるから。
七分で止めたほうが利口だし、長持ちするし。アストロって稲尾や王の時代のマンガだと思うんですよ。
あんなムチャを強いたらダメなのは学んだから、これからマンガ家がそれを強いられることはない。
アシスタントを増やすとか、隔週連載にしていくと思うんです。だけど当時はそんなのは無いから、死ぬまで描けと……
で、死ななかったものだけが凄い作品を生み出すってシステムじゃないですか。なんだろな、この凄まじさは」
「最近のマンガも読んでるんだけどさ、絵とかは確かに上手くなってるけど気迫とか荒唐無稽さとか
志とか……退行してるよね。漫画家が自分でセーブしちゃうんだろうな」 >>109
なるほどな
発展途上期の成功例不足・知識不足ゆえにまかりとおってた部分に良さがあったってのは分かるな
あとゲームなんかだと演出やデータ量が増えることはある意味いいことだけど
その反面制約が多すぎたがゆえの工夫やシュールさ、規制や自重があまりなかったからこその面白さが
今では失われてしまってるってのも同じようなことだろうな >>110
それもあるけど話の進めさせ方についても、ってことだね……
「続けようと思ったら、続けられない事はなかったの。でも、他のマンガ家を悪く言う気も無いけど、
他の作品をパクったり、自分の作品の一番人気のあるころのリメイクしたりするでしょ。そうなるのが
俺は否だったの。そんな惨めな姿で『アストロ球団』を葬りたくなかったんだ」
「今はね、連載を五年くらい平気でやるでしょ。話がなくても、五年ぐらいやってますよね。戦い戦いで
試合を続けてるけど、今の長い作品と彼が描いた作品は違うんですよ、密度が。そこに入ってるものがね」 ハンターは暗黒大陸編で終わってしまうから、どうでもいい船の中のザコ戦をつないで2年は引き延ばす予定 >>112
>暗黒大陸
王位継承問題なんかどうでもいいから暗黒大陸のことをやれよって話だね。
ヒソカ? 旅団? もうどうでもいいよ、出なくてw >>109,111に追記。
「岸川:それに80年代以前のマンガって、もうひとつ上の大先輩に
展開をジリジリ遅くして引っ張るあしたのジョーや巨人の星があったのに反発したのか、再読すると
今より一話の展開は早いですよね。一コマ一ページあたりの情報量も物語の進行上、多かった。
現在の週刊誌なら数週掛けて描くシーンをサラッと行っちゃう。
伊集院:話の展開に時間をかけて、もう少しタメたりしても良いのにってマンガもありましたよね。
でも、とにかく打ち切られないうちに結果を出さないとっていうのがあるから、早い早い。
今は逆に、ちょっと引き伸ばしすぎなんじゃないのってのも多いけど。
岸川:読みきりに近い形こそベスト、って発想は今では逆に非効率で、商業ベースに乗らないということなんでしょうか」
「中島 週刊の連載一本とは別に、月刊の単発モノとか愛読者賞もあったから、頭がもうウニだよね。
伊集院:その仕事のペースを調節してくれる人っていなかったんですか?
中島:いないよ。
伊集院:アシスタントは何人くらい?
中島:5,6人くらい。
伊集院:仕事を断ろうとはしなかったんですか?
中島:いや、仕事が来てる内が花だと思ってたからさ。当人の実績と技量に応じて受ければいいものを
どんどん引き受けて、もうほとんど思考停止。干される恐怖ってありましたからね」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています