日産公式のプロパイロット2.0報道向け技術説明会の質疑応答よりザックリ抜粋。ザックリしすぎて見づらいと思うがスマン。

【プロパイロット2.0そのものの性能について】
・プロパイ2.0はナビとセットでの動作か?
→ナビ連動ルート走行とは別に、目的地をセットしなければ同一車線をどこまでも走っていくACC&LKA&ハンズオフで走る。

・同一車線走行中に路駐車がいるなど障害物に対して
→前提としてはあくまで「運転支援」なので、緩減速後に警報を出し緊急ブレーキが作動する。

・前に車が割り込んだ時のシステムシャットオフは継続?
→あくまで運転支援でドライバーのオーバーライド優先のため、踏襲している。

・法定速度超過は?
→3D地図データか標識によるTSR(法定速度への自動調整機能)で補正するが、運転支援なのでドライバーの意思優先。
 ただしハンズオフは法定速度内のみ。

・逆走などイレギュラー運転に対して
→現時点でそこまで開発できていない。そこは次の課題だから今はドライバー頑張れ。

・煽り運転に対して
→前や側方への監視/回避能力は高いが、後ろから追われた時に速度を上げたり横に避けるような機能は無い。

・他社に対する優位性は?
→同一車線内ハンズオフとナビ連動ルート走行運転支援の高度な連携は世界初

・どのくらいのシーンを想定して開発したのか?
→1万をくだらない多様なシーン。日本の1万4千kmの高速道路全てを走りきる。他の車との関連性もシミュレーションで再現、検証してきた。

・夜間は?
→ヘッドライトの照度範囲内なら昼夜の精度差は出ない。

・センサーについて
→レーダーとソナーは最新の高解像度モデルを使用した上で、細かい対象物判別はカメラで行っている。LIDERはレーダーとカメラの性能を超える機器がなかなか存在しないためプロパイ2.0で使う必要性は感じていない。

【ハンズオフについて】
・JCT内でハンズオフ可能か?
→長く同一車線区間が続くようならできる場合もあるが、一般的には無理。

・ハンズオフ中の居眠り運転に対して
→警報を鳴らしてハンドルに手を添えるよう指示、警報レベルを段階的に上げても戻らないなら緊急停止する。

・ハンズオフ走行中に車線が読めなくなったら3D地図データで補正して走るのか?
→ランドマーク(構造物)で位置把握するので、その場合は地図データで走る。

【HDマップ(3D高精度地図データ)について】
・3D高精度地図データの更新頻度は?
→年に数回、コネクテッドで自動配信

・画像と3D地図データのマッチングはカメラだけ?
→GPSで概略特定(精度10m)、3D地図データの車線とランドマーク位置を照合により横方向は5cm、前後方向は1m程度の精度を常に出している。

・3D地図データはサーバー側にあるのか?
→機能の前提であり、車内の「マップコントローラー」内にデータが存在する。