○3. トルクスプリット式
 (3-1. パッシブトルクスプリット式)
 (3-2. アクティブトルクスプリット式)

(3-1. パッシブトルクスプリット式)
 入力軸と出力軸の回転差を利用してトルクの伝達を行う装置を利用して4WDにする仕組みになっている。
 トルク伝達の特性はメカの仕組みやチューニングによるところが大きく、
 初めからプリロードがかかっているものや、
 必要の無い時には完全に二輪駆動になる事を目的にしたものも存在する。

(3-2. アクティブトルクスプリット式)
 走行状態によってほぼ二輪駆動からほぼ直結4WDまでコンピュータでコントロールされるシステム。
 コンピュータ制御によって駆動を自由に設定できる事から、
 通常は二輪駆動を基本にするものや常に四輪駆動にしているものがあり、制御は車種によってかなり異なる。
 一般的な制御は、発進時はほぼ直結4WD状態にし、発進後は回転差を許容する為の弱い結合、
 低速で操舵を感じたらほぼ2WD、ABSが働くブレーキならクラッチを弱めて、前後輪の回転差が大きくなれば直結4WD状態にして、
 その状態が長く続くと2WDにしているものと思われる。

○4. モーター式
 モーター駆動による4WDである。
 前輪のみモーター、後輪のみモーター、4輪全てモーターのものがある。