日産リーフ、今は「待ち!」。「買い」になったら私が応援団長になります!
2017年12月9日 [試乗&解説リポート]
ttp://kunisawa.net/?p=28907

何かと話題の電気自動車ながら、現時点で購入対象になるのは『日産リーフ』のみ。果たして「買い」だろうか?
結論から書くとクルマの完成度や魅力度について高く評価しながら「待ち」ということになる。
なぜだろうか? 先代リーフを2台購入した私が紹介したい。

新型リーフの性能については「全く問題無い」と言い切っておく。満充電すれば実力で240km
(冬場ヒーター使うと200km程度)くらいの航続距離を持つし、外出先で困ったら日産ディーラーに行けば
急速充電器があるため、30分の充電で200km近く走れるだけの電力を確保出来る。

性能が十分なら、何が問題なのか?

クルマとしての性能も必要にして十分。加速などスポーツモデルと言っても良いほど。では何が問題か?
エンジン車と比べた時のコストパフォーマンスである。電気自動車に搭載されているリチウムイオン電池は
無限の寿命を持っているワケでなく、5年くらい使うと新車時の80%くらいの容量に減る。

初代リーフの場合、新車時に130kmほどだった航続距離が100kmになってしまう、ということ。
納得出来る費用でのバッテー交換プログラムなどあれば問題無いのだけれど、日産は何のアナウンスもしなかった。
私は何度か記事を書いたりするなど日産に対し質問をしたのに、無回答。

結果、従来型リーフは中古車市場で価値が認められず、驚くほど安価な売買相場になった。下取り査定も、ほとんどゴミの金額。
かといって航続距離100km(ヒーター使うと60km)のクルマに乗り続けるのも悩む。初代リーフユーザーは売ると損。
乗り続けるのも修行という厳しい状況に直面している。