昭和の終わり頃に、大正時代から続いてきた世界に冠たる日本の自転車製造技術は、その殆どが海外に流出してしまった。
そして歴史的に伝統的な自転車文化が存在していなかった国で、労働賃金の格差を利用して製造だけが行われるようになった。
現地の製造に関わる者たちは、これならもっと安く作れる、ここは見えないので手を抜けるだろう、と安物作りに邁進した。
現在の粗悪自転車による国土汚染はその結果である。

歴史を巻き戻すことは出来ないが、幅を効かせている粗悪自転車輸入業者が滅び、自転車全体の品質と価格向上を推し進めれぱ
この見るに堪えない環境も改善されるだろう。