そう言えば2日くらい前に「ロリータ」読み終わった
以下ネタバレあり

率直に言って面白かった
「高貴な血筋で育ちが良く教養もあってしかもイケメン」という主人公の自己評価はロリータにはまったく魅力として響いて
いなかったのだ・・・
ロリータは出会ったとき12歳だから25歳の年齢差は大きい
ハンバートは父親役(一応書類上はロリータの母親の夫)もまともに演じてくれなかったから父親という認識もろくにない
口先だけでは父親呼びすることもあるけど・・・金の無心のために
要するにハンバートが勝手に恋人を気取ってただけでロリータにとっては何でもない人だったんだよねえ
ロリータは途中で黙ってハンバートの前から消えるんだけど本当にその程度の相手
再会したロリータはハンバートとのことは「あー、そんなこともあったね」ってくらいの認識だった
16歳で結婚しててもうすぐ子供が生まれる状態であっても(つまり自分の趣味から完全に外れてしまっている)ロリータに一緒に
いてほしいと頼むハンバートだったけどロリータは有り得ないと一蹴
いや女の子は逞しいですね・・・そしてオッサンの痛さが際立つ
その対比が面白い