>>309
よくそんなこと聞けたね
戦争体験者の人は加害体験はそうそう語らないよね

戦争後の平和な時代に生まれ育って、そこから当時の人々をあれこれいうのも
なかなか難しいし、実際その時代に生まれていたら拷問されて殺されても
反戦を唱え続けられはしなかったのではないかと思います
せいぜいただひたすら沈黙を続ける、積極的に協力しない、その程度だったに
違いないです
ましてや、兵士として戦場へ行き命令されたら、それに反抗するなんて
できないのではないでしょうか
もちろん、そんな中でも必要最小限しかやらないという選択はあるかもしれませんが。

話は変わりますが、ダッハウやアウシュビッツの収容所から
生還し世界的ベストセラー「夜と霧」を書いた
ヴィクトール・フランクルは、戦時中の収容所のような極限の中にあっても
人間の最後に残るのは、その人がユダヤ人であるかナチスの党員であるか
とかそういうことではなく、その人がどういう人かだけだったと言っていました

同じ収容されているユダヤ人の中にも、仲間を裏切って
自分だけが生き残ろうとするものもいたし、看守の中にも温情をかけてくれるものもいた
最後に残るのは、人生からの問いにどういう応答をしたか
それだけだったと。

まあいろいろ後から言うのは簡単ですが
本当にその場にいたら自分ならどうしたか
想像力を働かせて考えるしかないですね