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忌まわしい女の話 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001あー
垢版 |
2017/09/06(水) 12:53:29.120
長くなるけど聞いてくれる人いるなら書く。
0002夢見る名無しさん
垢版 |
2017/09/06(水) 12:55:32.210
聞くよ
0003夢見る名無しさん
垢版 |
2017/09/06(水) 13:12:06.020
今から10年くらい前の話だけど、当時、俺は大学生だった。
地元を出て京都へ単身、アパートは京都駅から1kmくらいの街中だった。
大学は全国的にも有名な私立大学だったが、俺は専門学校も出てから浪人して入学したため、周りは3つ下の弟世代ばかりでかなり劣等感を感じていた。
そんな俺でも仲の良い友達はできたが、連中にも年齢についてはサバをよんでおり、偽りだらけの学園生活だった。
地元の中学高校とそこそこ女にモテてきたおれだったが、京都ではからっきしだった。
さらに年齢で劣等感を感じていたため、学園内における恋愛に対しても相当奥手になっていた。
恋愛に対して奥手になっていた俺が見つけた恋愛ツールがハンゲームというサイトだった。
0004あー
垢版 |
2017/09/06(水) 13:13:23.900
恋愛ツールとは言ったが、端緒は純粋にゲームをするためであって、特に大富豪を好んでプレイしていた。
はじめの内は純粋にゲームを楽しんでいたが、気づくと俺はアバターなるものに手を出していた。
このアバターをお洒落に着こなして(思い出すだけでも顔から火を吹きそうだが)友達掲示板なるもので自己PRして募集すると、(アバターが)可愛い女の子がくるわくるわ!
いとも簡単にたくさんの女の子たちと友達になれたのである。
彼女たちの多くとは、伝言板にてコミュニケーションを取り合うだけの仲だったが、話が弾み特に親しくなった子とは、チャットをしながら一緒にゲームをプレイしたりもした。
やがて俺は、ハンゲ界にはハンカレ∞ハンカノ≠ニいう概念があることを知った。
いわゆるネット恋愛であり、今時めずらしくもないが、当時の俺には新鮮だった。
そのようなカップル連中を、はじめは「気色悪い」と軽蔑できた俺だったがそれも長くはなかった。
白状すると、羨ましくなってしまったのである。
0005あー
垢版 |
2017/09/06(水) 13:14:10.960
そうして俺は、女の子たちにモテるがために次第にアバターにのめり込んでいった。
ハンゲ界では、アバターがステータスなのだ。
すぐに一人目のハンカノができたが、メンヘラだったためすぐに別れた。
問題の女(仮にA子)は、二人目のハンカノだった。
出会いは、友達掲示板に投稿されていたA子のPRを見た俺が、相手の伝言板に書き込んだことがきっかけだった。
彼女は滋賀の人間だった。
俺たちはすぐに仲良くなり、大富豪やタイピングゲームなどを好んで一緒に楽しんだ。
やがて、俺たちは付き合うことになった。
ここが地獄の入り口だった。
0006あー
垢版 |
2017/09/06(水) 13:14:49.990
A子は29歳だった。
当時の俺と比べてずいぶん年上だったが、年齢差を感じることなく意気投合していた。
やがて俺たちは、ハンゲームという枠を越えスカイプで通話する仲になった。
関西弁を使うA子とより親密になれたと俺は喜んだ。
だが正直、A子の声は可愛くなかった。
老け込んだダミ声のような気がした。
しかし、性欲モンスターと化していた俺には、そんなことどうでも良かった。
会いたい
と思った。
そこで俺は、写メを交換しないかと提案した。
A子は渋った。
なぜかと理由を追及すると、自信がないということだった。
俺は引かなかった。
「顔なんて気にしないよ。どんな容姿でも好きって気持ちは変わらない」
などと、もっともらしく、粘り強く説得し、ついに交換の了承を得た。
A子は美人だった。
俺は、興奮して舞い上がり、A子をさらに好きになった。
会いたい
と思った。
0007あー
垢版 |
2017/09/06(水) 13:15:15.690
高ぶる感情を抑えきれず、俺は思いきって
「会おうよ」
と言った。
ダメもとだったが、A子は、
「もう少し待ってくれる?」
となかなか前向きな反応をみせた。
嬉しかった。
その後も、スカイプをやりながらゲームをしたり、アバターについて話したりした。
そして、具体的にいつどこで会うかについても話し合った。
場所は、とりあえず京都駅に待ち合わせることになった。
ひさしく味わっていなかった恋人気分に俺は酔いしれた。
本気で好きになっていた。

約束した当日、俺はかなり早起きして、ヘアスタイルをばっちりキメ、1番気に入っている服装で、京都駅へ向かった。
歩いて行ったが、道中不安と期待でドキドキした。
A子とメールを通じて京都駅の近くにスタバがあるので、そこで待ち合わせることになった。
先に俺が着いたが、ややあって彼女も着いたとの連絡があった。
俺は高揚し血眼になって辺りを見回した。
そして、俺と同じく待ち人を探すかのような女を一人、視界の端でとらえた。
0008あー
垢版 |
2017/09/06(水) 13:15:41.120
続きはまたあとで
0009夢見る名無しさん
垢版 |
2017/09/07(木) 11:14:37.590
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0011あー
垢版 |
2017/09/09(土) 17:53:17.230
おけ
0012あー
垢版 |
2017/09/09(土) 21:20:08.030
女の顔はよく見えなかった。
俺は、はやる気持ち押し殺し、おそるおそる女の方へ近づいた。
あらかじめ知らされていたのと同じ服装をしたその女の顔が、徐々に鮮明になった。
心の中で交錯していた期待と不安、前者が急速に萎み影を潜め、後者がゆっくりと膨張していったのを、俺は今でもよく覚えている。
『頼む、違っててくれ』
はっきりと心の中でそう叫んだ。
そんな不安をいち早く打ち消したく、俺は思いきって女に歩み寄った。
そして、女と目が合った。
俺は反射的に目をそらそうとしたが、女が、
「俺君?」
と呟いた。
俺の中で築き上げてきた何かが、瞬く間に崩れ去った。
会うためにこれまで費やしてきた時間と労力を思うと辛かった。
A子は、糞ブスだった。
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