愛知県警東海署交通課に勤務する50代の男性警部補が、飲酒運転事故の証拠品や捜査書類を廃棄した疑いがあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。県警が証拠隠滅と公文書毀棄の疑いで調べており、容疑が固まり次第、書類送検する方針。

 捜査関係者によると、警部補は2015年に発生した事故の捜査をしないまま、運転手の呼気のアルコール濃度を測る「飲酒検知管」や捜査書類を捨てた疑いが持たれている。

 今年5月の内部調査で不正が発覚。同署は、捜査を再開したが、証拠が廃棄されており、道交法違反(酒気帯び運転)容疑での立件が困難になっているという。県警は、他の事件、事故についても廃棄の有無を調べている。

 事故は無免許の男が飲酒運転し、単独事故を起こしたという。

http://www.sanspo.com/geino/news/20171108/tro17110811530004-n1.html