角川映画版の製作が石森プロに知れた時に、
角川春樹事務所や平井和正サイドは石森プロのマネージャーと水面下で交渉するわけだが、
秋田書店版は明らかに石森章太郎と平井和正との共同著作物だし、
無印幻魔の1巻-3巻までのストーリーも平井和正ひとりで考えたものではなく石森章太郎もアイディアを出して練っていた物だったようだ。
パッと聞くと石森プロがイチャモンつけたみたいに聞こえるけど、石森章太郎としては自分をハブって無印幻魔やるのはおかしいと純粋に考えていたのかも知れない。
だから角川春樹も映画プロジェクトが暗礁に乗り上げるかも知れないと考えたし
平井和正も自分の非を認めて原稿料と印税は5対5に配分にして過去に遡って支払うという話に応じたのかも知れない。