投石という遠距離攻撃を得意とする獣の巨人が構造物を背にして
その屋上に小型の巨人、顎と車力(銃座を背負っているので視覚は良好)を配し
獣の巨人の弱点うなじを守る、おそらく戦術的にはこの上ない必勝の布陣だ
そしてジークは投石で周囲の建造物を破壊し遮蔽物の無い状況を作る
これは一見パラディ島勢力には危機的状況なのだが実はそうでもない
同時に、顎と車力にとって身を隠せるだけの遮蔽物が無い空間が出来てしまったのだ
獣が倒された(ようにみえる)事で地面に降りざるをえなくなった車力は、
サシャによって銃座のパンツァー隊を狙撃され、雷槍の乱射を受けることになる
絶好の布陣を崩して前進したジークにはますます疑念が残る