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【貴志祐介/及川徹】新世界より 神栖3町【別冊少年マガジン
0001作者の都合により名無しです
垢版 |
2014/01/30(木) 23:46:41.72ID:IDmYIE2C0
別冊少年マガジンにて連載中の「新世界より」について語るスレ

原作/貴志祐介 漫画/及川徹
第1話ためし読み
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000006024

前スレ
【貴志祐介/及川徹】新世界より 神栖2町【別冊少年マガジン
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1389496456/

関連スレ
新世界より 白石71町
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1387974871/
【ハゲまして】貴志祐介 その36【おめでとう】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1388628465/
0319スクィーラの復讐
垢版 |
2014/07/02(水) 00:41:17.63ID:6eYkG42h0
 「後悔は地獄でしなさい」

 スクィーラはそう言うと、残りの町民全員を残らず影の中に引きずりこんだ。

 「さてと、残りの者達も始末していきますか」

 スクィーラは暗黒の影を更に広げていき、町全体にいる町民達を片っ端から捕らえ、暗黒の池の中に沈めていった。

 暫く歩いているとスクィーラは一人の女を見つけた。

 「あの女は……!」

 そう、忘れもしない。裁判の時にスクィーラの魂からの叫びを嘲笑したあの女裁判長だ。

 影に捕らえられた女裁判長は必死でもがいていた。

 「お、お前は!?」

 「お久しぶりですねぇ、貴方の笑い声が未だに耳から離れませんよ……」

 女裁判長を拘束していた影を解除するスクィーラ。

 「ハァハァハァ……! た、助けてくれ!」

 「おやおや? 一年前とは立場が逆転しましたねぇ?」

 女裁判長の惨めな姿を見てスクィーラは笑いを堪えるのに必死だった。

 「神を称するのならこの状況を打開したらどうですか? 目の前にいるバケネズミ一人に怯える神など滑稽でしかありませんねぇ! ハハハハ!!!!」

 「な! 舐めるなぁ!!」

 女裁判長は呪力でスクィーラを殺すと試みる。

 が、聖遺物の使徒としての力を得た今のスクィーラに効果などあるわけがない。

 自分に与えられた力……、黄金の男に仕える使徒達の持つ力の幾つかがスクィーラに譲渡されている。

 数万にも及ぶ人間の魂の霊的装甲は到底町の人間の呪力で崩せるようなものではない。

 「散々我等が恐怖していた呪力がこんなものですか……。こんな程度でよく神など名乗っていたものですね」

 「あ、ああ……!!」

 自分の持つ呪力が通じないことに恐怖する女裁判長。

 ガタガタと震える女裁判長を見下ろすスクィーラは嘆息する。

 「貴方には創造の力を使う価値すらありません。形成程度で十分でしょう」
0320315
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2014/07/02(水) 00:59:44.27ID:RN2CN23s0
>>317

おっと悪い、誤字があった。
× ではミノシロモドキが瞬に「PKのない奴隷王朝&狩猟民たちはどうなった?」と聞いた時
○ ではミノシロモドキが瞬に「PKのない奴隷王朝&狩猟民たちはどうなった?」と「聞かれた」時

それでは、瞬の問いにミノシロモドキが「何と」答えたか言ってもらおうか。
他の読者さんは助け舟出さないでね。彼?の実力を試すから。
0321消え失せろ、神栖66町崇拝者。
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2014/07/02(水) 01:23:03.76ID:6eYkG42h0
>>320
あの場でハッキリと答えずに「ご質問の点に関しては不明です」って煙に巻いただけだろ。

というか俺がミノシロモドキが瞬に対して言った内容は「バケネズミの正体は奴隷王朝&狩猟民の方々です」って
言うとでも思ったか?wwwwww
0322スクィーラの復讐
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2014/07/02(水) 01:24:02.63ID:6eYkG42h0
 スクィーラはたった一言、詠唱した。

 『形成
  Yetzirah』

 するとスクィーラの手から無数の目に見えない程に細い糸が伸び、そしてそれは女裁判長の身体を絡めとる。

 「な!? これは!?

 「ああ、これは辺獄舎の絞殺縄と言いましてねぇ……。私が持っている力の中では特に取るに足らない力ですよ。ですが貴方程度を殺すのなら
これで十分でしょう」

 「や! やめて!? ぐぇぇぇぇえええええ!!??」

 スクィーラは糸を操作すると、女裁判長の身体を締め上げ始めた。

 この辺獄舎の絞殺縄は鉄すらも両断する鋭利さを誇る強度の糸であるが、本来は絞殺用の代物だ。

 じっくりと数時間かけて女裁判長の全身の骨を砕いていく。

 自分が味わった地獄の苦しみを存分に味わって貰いたいのがスクィーラの考えだ。

 そしてスクィーラは自分の目の前に佇む一人の女を目にする。

 「渡辺様……」

 「スクィーラ……、これは貴方がやったの?」

 狼狽した様子で尋ねる渡辺早季。

 スクィーラが生きていた中で最も馴染みのある人間だった少女だ。

 夏季キャンプでの出会いが始まりであり、それを機にこの女と縁を持った。

 「私が生きていたことが驚きですか?」

 「ええ……。貴方達バケネズミが一年前にしたことを覚えてる? 何の罪もない町の人々を大勢殺したのよ!?
あんなに酷いことをしてまだこんなことをするの? 姿形に違わず心もケダモノね!」

 スクィーラに向かって吼える早季。
0323スクィーラの復讐
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2014/07/02(水) 01:25:43.49ID:6eYkG42h0
 
 「貴方達だとて我等バケネズミの命を虫ケラ同然に消してきました!! それで我等が何の疑問も恐怖も抱かないと思っているのですか!?
我等を踏みつけにしておいて被害者気取りのつもりですか!?」

 「当然でしょ!! 呪力も持たない貴方達バケネズミは使い捨てにされるのは当たり前よ!! ええ、そうよ。呪力がある私達と貴方達とじゃ
格が違うわ!! 先祖のしてきたことを反省も後悔もしていない被害者気取りの貴方達バケネズミが思い上がらないで!!」

 所詮こんなものだろう。自分達バケネズミの境遇など端からこの女に理解できる筈もない。バケネズミの命を消費することに関して何の疑問も躊躇も
持たない。

 「ええ、確かに私達は貴方達バケネズミを役に立たなければ始末するわよ。だけどだからどうしたの? 最初からバケネズミと人間が対等になれるわけがないし、
貴方は単に支配者になりたい一心で町に反乱を起こしただけでしょう!? 身の程をわきまえずに身勝手な欲望で町の人たちを殺してきたケダモノの癖に!!」

 「貴方は町の委員会に命を狙われたでしょう……? 自分の命を狙った者達にそこまで肩入れする理由は何ですか?」
 
 「決まってるじゃない。あんな委員会でも薄汚いバケネズミよりはマシって意味よ」

 「そうでしょうね……。元は人間であった我等の過去の歴史を見ても貴方は眉一つ動かさないでしょう。所詮は呪力を持っているだけの神様気取りでいる女には
バケネズミの何たるかなど分かる筈もないですからね! 渡辺様、いや渡辺早季!! 貴様と貴様等呪力使いは本日を持って日本列島から滅びる!! 新人類という
癌細胞をこの国から私が残らず消し去ってくれるわ!!」

 
 そう、これは自分独自の創造であり、黄金の男から渡された能力の中で最大の力を持つ。

 これこそが神栖66町、並びに呪力使いである新人類をこの国から一掃する絶対的切り札。

 スクィーラはかつてない程に気力と魂をこの詠唱に込める。
0324スクィーラの復讐
垢版 |
2014/07/02(水) 01:29:43.53ID:6eYkG42h0
 『神を埋葬する墓掘り人たちの叫び声を、まだ我々は聞いていないのか?
  Horen wir noch Nichts von dem Larm der Todtengraber, welche Gott begraben ?

  神の死骸が腐敗している臭いを、まだ我々は嗅いでいないのか?
  Riechen wir noch Nichts von der gottlichen Verwesung ?

  あらゆる殺害者中の殺害者である我々は、どうやって自分を慰めたらよいのか?
  Wie trosten wir uns, die Morder aller Morder ?

  世界がこれまで所有してきた最も聖なるもの、最も力強いもの、それが我々の小刀によって血を流しているのだ。――誰がこの血を我々から洗い流してくれよう?
  Das Heiligste und Machtigste, was die Welt bisher besass, es ist unter unseren Messern verblutet, --- wer wischt diess Blut von uns ab ?

  どのような水によって、我々は自分を洗い清めることができよう?
  Mit welchem Wasser konnten wir uns reinigen ?

  創造
  Briah―

  神は死んだ
  Gott ist todt 』

 
 自分の有する最も強力かつ激烈、凄烈、絶大な創造が瞬時にして日本列島を覆い尽くした。

 それは神を称する者達へ贈る最大級の呪いだった。

 この創造の中にいるだけで呪力を消失する。元の人間に戻るのだ。

 呪力を持つ人間達の存在そのものを根絶やしにしたいというスクィーラの渇望が国全体を飲み込む程に広がったのだ。

 「え……? な、何!!??」

 「渡辺早季、これで貴様も単なる人間の女になったわけだ」

 「そ! そんな馬鹿な!?」

 スクィーラは同様する早季を尻目に、黄金の男から受け取った能力の一つである拷問器具を形成する。

 「鉄の処女、アイアンメイデンです」

 「な!? 何をするの!? 離しなさい!!」

 スクィーラは地面にへたりこんだ早季を強引に立たせると、大きく扉を開いたアイアンメイデンの中に放り込む。

 アイアンメイデンはその名の通り、入れた者の血を残らず吸い尽くす目的で作られた中世時代の拷問器具だ。

 扉にびっしりとついた鉄の棘が入った者の身体中に突き刺さる。

 「嫌!? 開けて!! お願い!!」

 「我等を軽んじた罰です。地獄の業火に焼かれながら後悔しなさい!!」
0325315
垢版 |
2014/07/02(水) 01:51:28.00ID:RN2CN23s0
>>321

ふうん、つまりあんたはミノシロモドキが「知ってたのにはぐらかした」と「原作・アニメで明記されてた」というんだな。
さて読者諸君、こいつを聞いてどう思う?ミノシロモドキは何と言ってたっけ?
0327消え失せろ、神栖66町崇拝者。
垢版 |
2014/07/02(水) 02:05:03.66ID:6eYkG42h0
>>325
ミノシロモドキが何を言おうと、バケネズミが非能力者の子孫であることには変わりの
ない事実なんだけどね〜。

バケネズミに関してはキャンプの時に会ったミノシロに記録されていないだけなのに、ミノシロの
情報が全てだと思い込んでいるクチかな?さて読者諸君、なぜスクィーラは裁判の時に
自分達は人間だと叫んだのでしょう?
0328消え失せろ、神栖66町崇拝者。
垢版 |
2014/07/02(水) 02:07:16.35ID:6eYkG42h0
あ、ここは>>325の人に答えてもらおうかな。他の皆はヒントとか与えないでね〜。
>>325の記憶力を試すテストだから。

なぜ裁判の時にスクィーラは自分達は人間だと叫んだのでしょう?
0329スクィーラの復讐
垢版 |
2014/07/02(水) 02:08:09.75ID:6eYkG42h0
懇願する早季の願いを一蹴したスクィーラは、アイアンメイデンの扉を勢いよく閉めた。

 「ぎゃ!? ぎゃあぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!」

 早季の絶叫が鉄の処女から響き渡る。

 「クハハハ!!!! 呪力使いは皆殺しにしてやる!!!」

 早季の絶叫を聞いて溜飲を下げたスクィーラは町の生き残りを探し始めた。

 すると遠くで走っている若者の姿がある。よく見れば朝比奈覚ではないか。

 スクィーラは素早く辺獄舎の絞殺縄を形成すると、走る覚の首目掛けて糸を走らせる。

 「ぐげぇぇぇ!?」

 覚は首に巻きついた糸に引っ張られて勢いよく転倒する。

 そしてスクィーラは一瞬で覚との間合いを詰める。

 聖遺物の使徒としての力は純粋な身体能力も飛躍的に向上させていた。

 「お! お前……はぁ!?」

 「お久しぶりです朝比奈様……」

 スクィーラは聖遺物の糸を覚の全身に絡みつかせる。

 「ぐ! 苦じい!?」

 細い糸でありながら、その様はさながら獲物を締め上げる大蛇にも似ていた。

 「これから一週間掛けてじっくりと貴様の全身の骨を粉々に砕くでしょう。精々地獄で我々バケネズミを殺してきた
ことをしろ!!」

 「こ! これを解いてくれスクィーラ! お願いだぁぁ!!」

 自分の全身に食い込んでくる糸による激痛のせいか、命乞いをしてきた。しかし今のスクィーラにとっては
覚の命乞いなど心地よい音楽にしか聞こえなかった。

 「貴様等神様気取りの町の人間達がそういう顔をするのが見たかったのだ! ハハハハ!!!!」

 スクィーラは酔いしれていた。自分達バケネズミを蹂躙し、搾取してきた町の人間達が消えていくのを。

 呪力という歪みそのものを浄化するという自分の使命にどこまでも……。
0330作者
垢版 |
2014/07/02(水) 02:11:52.22ID:6eYkG42h0
これにて「スクィーラの復讐」を終わります。少なくともスクィーラの性格を
改変せずに作ったつもりなんだけど。
0334作者の都合により名無しです
垢版 |
2014/07/02(水) 10:14:04.57ID:RN2CN23s0
やあ、325だよ。昨夜の毒吐きとさっきの連投すまんな。
これはもう先述の原作スレで言ったほうがよさそうなので書いてくるわ。
0335作者の都合により名無しです
垢版 |
2014/07/02(水) 11:06:14.85ID:RN2CN23s0
・・・と言いたいところだが、重要なことを見落としてた。

(引用開始)
2014/07/02(水) 01:23:03.76 ID:6eYkG42h0
>>320
あの場でハッキリと答えずに「ご質問の点に関しては不明です」って煙に巻いただけだろ。

2014/07/02(水) 02:05:03.66 ID:6eYkG42h0
バケネズミに関してはキャンプの時に会ったミノシロに記録されていないだけなのに、ミノシロの
情報が全てだと思い込んでいるクチかな?
(引用終了)

やっぱりこの人はろくに見てないと分かるね。「はっきりと答えずに煙に巻いた」のが、何で数十分後に「知らなかった」になるんだ?全然意味が違うよね?
「煙に巻く」ってのは要するに「知ってはいたがしゃべると不都合なので『気炎をあげて相手をとまどわせ(広辞苑第五版)』た」って意味。
そういや僕のツッコミが入りだしてからペースが急に落ちてるよな。彼?が空白の数十分に何をしていたか想像はつくが。
0336作者
垢版 |
2014/07/02(水) 19:16:54.66ID:6eYkG42h0
>>335
ん?ああ、君か。アニメ版の方にまで出張してご苦労様。

ミノシロモドキにしてもキャンプの時の個体に関しては
バケネズミの正体が「記録されていない」だけで、他の個体に関しては
記録されていただけじゃん。それにキャンプの時のだって「信頼のおける資料文献が極めて少数で」
とも言ってるよね?その少数の資料の内容を聞こうと思えば聞けたわけだし、少数ってことは
全く情報がないってわけでもない。にも関わらずミノシロモドキが「ご質問の点に関しては
不明です」って答えたわけだ。その少数の文献の情報も開示せずにさ。これこそ
「煙に巻く」のと同じだよね。
0341作者の都合により名無しです
垢版 |
2014/07/06(日) 22:17:17.93ID:YAR/Ca6t0
つうかここ漫画版のスレやで。
件のSSはアニメ&原作設定やんけ!スレチもええとこやで。さんざん向うのアニメ版スレ荒らしといてまだ満足せえへんのやな(呆)
0344作者
垢版 |
2014/07/17(木) 01:19:39.54ID:BOBA+QQEi
せっかくなんで理想郷に投稿してあるもう一つの作品、「スクィーラがグラズヘイム入り」を投下する。
0345スクィーラがグラズヘイム入り
垢版 |
2014/07/17(木) 01:20:35.47ID:BOBA+QQEi
 今日もまた苦痛と回復のサイクルが繰り返される。無限地獄の刑を言い渡されたスクィーラは自分の身体に襲い掛かる想像を絶するレベルの激痛と苦痛に苛まれていた。

 バケネズミの隠されてきた真実を知り、神の名を騙って自分達を虐げる町の人間達に戦いを挑んだ。

 が、結果は敗れた。切り札であった少年の愧死機構は自分達バケネズミに大して働き、それを察知され、奇狼丸の捨て身の作戦により少年は命を落とした。

 裁判の傍聴席の人間達の自分を嘲笑う声が頭から離れない、自分達バケネズミに対する人間達の蔑みの視線が目に焼きついている。

 スクィーラの抱く無念、悔しさ、怒り、憎悪が呪力によって蝕まれ、破壊されていく過程で受け続ける苦しみと痛みを幾らか和らげていた。

 最後まで自分達バケネズミをケダモノとしか見れない渡辺早季、朝比奈覚。

 特にこの二人に対する怒りは日に日に激しさを増していく。

 この刑を受けて数日の間はただひたすらに襲いかかる苦痛の嵐に叫び声を上げ、涙を流していたスクィーラ。

 だが日が経つにつれて自分の中に宿る人間達に対する憎悪、憤怒が受ける苦痛を少しづつではあるが上回りはじめたのだ。

 呪力により受け続ける苦しみと激痛を町の連中に対する怨念に変換している。

 自分の全細胞、全神経を呪力によって蹂躙され続けるスクィーラの精神は憎しみと怒りによって保たれている。

 並みのバケネズミであればとうの昔に発狂して精神が崩壊しているに違いない。

 「この世のいかなる生物も味わったことのない苦痛と恐怖の刑」とはよく言ったものだ。

 スクィーラは心の中で、町の人間達に対して嘲笑していた。

 スクィーラにとって、町の人間達が自分に与えるのは「この世のいかなる生物も味わったことのない苦痛と恐怖の刑」などという大それた刑罰などではない。

 現に今のスクィーラの精神は崩壊してもいないし、発狂もしていない。

 スクィーラに呪力を送り続けている拷問官はスクィーラの目が死んでいない、恐怖に怯えていないことが腹立たしいのか、呪力を強め、スクィーラの身体中の細胞を暴走させる。

 自分の身体がグロテスクに変形していく過程での激痛と苦しみは今までよりも一層激しくなる。

 しかしそれと同時に人間達に対する怨念、怨嗟、憤り、憎しみは増していく。

 例え自分が今とは違う生物にされようと、どんなに拷問しようと、絶対に自分は折れたりはしない。

 スクィーラ胸には神栖66町の者達に対する地獄の業火の如く燃え広がる赫怒の念が確かにあった。

 休む間もなく続けられる拷問であるが、スクィーラは自分の身体に奏でられる蹂躙と激痛の協奏曲が暴走している時に不可思議な言葉が聞こえてきた。

 それはここ数日の間に続けられている言葉だった。

 最初は何を言っているのかが聞こえなかったが、今はハッキリを何を話しているのかが分かった、そしてこの言葉は自分に語りかけていることも知った。
0346スクィーラがグラズヘイム入り
垢版 |
2014/07/17(木) 01:21:11.56ID:BOBA+QQEi
 例えば、己の一生がすべて定められていたとしたらどうだろう

 人生におけるあらゆる選択、些細なものから大事なものまで、選んでいるのではなく、選ばされているとしたらどうだろう。

 無限の可能性などというものは幻想であり人はどれだけ足掻こうとも、定められた道の上から降りられない。

 富める者は富めるように。貧しき者は飢えるように。善人は善人として、悪人は悪人として。

 美しき者醜き者、強き者弱き者、幸福な者不幸な者


 ――――そして、勝つ者負ける者。


 すべて初めからそうなるように……それ以外のモノにはなれぬように定められていたとしたらどうだろう。

 ならばどのような咎人にも罪はなく、聖人にも徳などない。

 何事も己の意思で決めたのではなく、そうさせられているのだとしたら?



 ただ流されているだけだとしたら?



 問うが、諸君らそれで良しとするのか?

 持てる者らは、ただ与えられただけにすぎない虚構の玉座に満足か?

 持たざる者らは、一片の罪咎なしに虐げられて許せるか?


 否、断じて否。
0347スクィーラがグラズヘイム入り
垢版 |
2014/07/17(木) 01:21:49.99ID:BOBA+QQEi
 それを知った上で笑えるものなど、生きるということの意味を忘れた劣等種。人とは呼べぬ奴隷だろう。

 気の抜けた勝利の酒ほど、興の削げるものはない。運命とやらに舐めさせられる敗北ほど、耐え難い苦汁はない。

 このような屈辱を、このような茶番劇を、ただ繰り返し続けるのが人生ならよろしい、私は足掻き抜こう。

 どこまでも、どこまでも、道が終わるまで歩き続ける。遥か果てに至った場所で、私は私だけのオペラを作る。ゆえに、諸君らの力を借りたい。

 虐げられ、踏み潰され、今まさに殺されんとしている君ら、一時同胞だった者たちよ。

 諸君らは敗北者として生まれ、敗北者として死に続ける。その運命を呪うのならば、私のもとに来るがいい。

 百度繰り返して勝てぬのならば、千度繰り返し戦えばよい。千度繰り返して勝てぬのならば、万度繰り返し戦えばよい。

 未来永劫、永遠に、勝つまで戦い続けることを誓えばよい。

 それが出来るというのならば、諸君らが"術"の一部となることを許可しよう。

 永劫に勝つために。獣のたてがみ――その一本一本が、諸君らの血肉で編まれることを祝福しよう。

 今はまだ私も君らも、そして彼も……忌々しい環の内ではあるものの。

 これから先、ここでの"選択"が真に意味あるものであったと思えるように

 いつかまたこの無限に続く環を壊せるように

 さあ、どうする。諸君ら、この時代の敗北者たちよ。私に答えを聞かせてくれ。







 戦うか、否か――。
0348スクィーラがグラズヘイム入り
垢版 |
2014/07/17(木) 18:30:28.06ID:+O5VExOM0
 「た、戦う……!」

 スクィーラは自分に語りかけてくる何者かの問いかけにそう答えた。

 今の自分……いや、バケネズミ達はこのまま人間に蹂躙される側で終わるのか?

 他のバケネズミ達は自分達が人間であったことを知らずに一生人間達に酷使されるのか?

 自らの人生に希望も未来も持てず、人間達に生殺与奪権を握られたままでいいのか?

 自分達のコロニーは神である人間達の好きなようにさせていいのか?

 否、断じて否。

 そんな未来は認めない、そんな一生は認めない、そんな結末は決して認めない。

 スクィーラは謎の言葉を聞き、益々人間達への怒りを募らせていった。

 ミノシロモドキに記録されていた自分達の真実に気がつかなければ自分は一生町の人間達を神を崇め、種族の未来など考えられなかっただろう。

 念入りに計画し、人間達に反旗を翻したはいいものの、人間達に最終的には敗れた。

 こんな結末は受け入れたくない、こんな結果は認めたくない。だが今の自分の状況を変えるのは不可能だろう。
0349名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2014/07/17(木) 18:46:33.70ID:+O5VExOM0
 スクィーラは呪力によって弄ばれ続ける自分に対しても怒りと悔しさを滲ませる。

 拷問を受け続ける日々が更に一ヶ月程続く。自分の身体は最早バケネズミの原型を留めてはいない身体になっているだろう。

 自分が何者なのか、それすらも分からなくなる程思考回路が鈍っていた。

 しかしそんな中でハッキリと分かることがあった。

 町の人間に対する途方もない憎しみ、怨念、爆発しそうな程の怒りは確かに自分の身体に刻まれていた。

 何の生き物になったのかは自分でも分からない、町の人間達から見ればおぞましき「何か」に映ることは確かだろう。

 しかしそんな姿になっても町の人間達に対する感情は聊かも揺らいでいなかった。

 例え違う生き物になってしまおうと、脳をいじられようが、細胞をいじられようが人間達に対する怨嗟の念は確かに存在していた。

 生きているのか死んでいるのかも実感が沸かない、自分の手足が存在しているのかも、周りの景色が何なのかも分からない。

 しかしそんな状況の中でさえ「憎しみ」は死んではいなかった。

 今の自分に残っている思考はただそれだけなのだが。

 どう足掻こうと今の自分に何かできる筈もない、呪力がある人間達と自分達バケネズミとの差は歴然としている。

 本物の、正真正銘の「神」でもない限りこの状況は覆せまい。

 そんな絶望的な状況の中でも「怒り」、「憎しみ」は決して絶やさなかった。

 それがなくなれば「負け」となるだろう。苦痛からの解放という名目で「死を望む」など絶対にしない。

 自分の存在意義、それは町の人間達に対する純粋なまでの殺意の塊となることだった。

 そんな中自分の意思に語りかけてくる声が聞こえた。今までの声とは違う、もっと優し気な……、自分を労わるような……哀れむような声だ。

 この声は聞き覚えがあった。そう、自分もよく知っている古い馴染みの声にそっくりだった。

 そしていい終えると、スクィーラは自分の「意思」が消えていくのを感じた。
0350名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2014/07/17(木) 18:55:34.80ID:+O5VExOM0
 気がつけばスクィーラは見知らぬ場所に蹲っていた。どこかは知らない、だが周囲を見渡してみればどこかの玉座らしき場所だった。

 それにしてもなんと荘厳な場所だろうか。この場所にいるだけで押しつぶされる程の圧迫感だ。

 自分のような者には不釣合いな場所だと言える。

 赤いカーペットのような絨毯が玉座の場所にまで伸びている。どこかの宮殿だろうか?

 だがそもそも自分は確かに消えた筈だ、なぜこのような場所にるのだろうか?

 自分は二足歩行で立ち、服も着ている。

 バケネズミ以外の生き物に姿を変えられたと思っていたが、今の自分は拷問を受ける以前のままの五体満足の姿だ。

 解放されたのか? それはありえない。自分は町の人間達を大勢殺した。そんな重罪人である自分が釈放などされようか?

 だとすればここは「死後の世界」というものだろうか? スクィーラがそう考えていると、玉座から声が響いてきた。

 「成程……卿がスクィーラか?」

 それは何と重く、何と神々しき響きだろうか。言葉の重みそのものが町の人間達とは比べ物にならない。

 言葉一つだけでも押しつぶされてしまいそうな感覚だ。

 スクィーラは玉座の方角に目を向ける。玉座に「ソレ」は確かに座っていた。

 単なる人間が玉座に座っているなどという次元ではない、威厳、佇まいの何もかもが凡百の人間とは一線を画している。

 長く伸ばされた金色の髪の毛は眩いばかりの輝きを放っていた。見慣れない服を着ているものの、そんなことなどスクィーラにとってはどうでもよかった。

 「こちらへ参れ」

 その一言だけで玉座の方まで歩いてきた。戸惑うことなく、躊躇いもなくスクィーラは玉座の男の言葉に従った。

 この男は一体何者なのだろうか? 単に玉座に座しているだけにも関わらず、自分の命が握られているような感覚だった。

 町の人間達にこれ程の存在の者はいなかった。いや、そもそも金色の髪の男が「人間」であるかどうかすら怪しい。

 この男を「人間」などとういうカテゴリーに置けるのかどうかすら分からない。
0352名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2014/07/17(木) 20:17:22.45ID:+O5VExOM0
 だとすればこの男は……。

 「貴方様は……、「神」でございましょうか……?」

 町の人間達に対する憎しみも、怒りも忘れ去ってしまう程に玉座の男の放つ圧倒的なまでの存在感。自分に掛かる重力が何倍にもなったかのような感覚。

 間違いなく今の自分は玉座の男を恐れている。自分の体に存在する全細胞が目の前の男には逆らうなという警告を発していた。

 この男が「神」というのならばスクィーラ自身も納得がいく。

 無意識の内に玉座の男に向けて深々と頭を垂れるスクィーラ。

 違う、余りにも違う。この男は自分とは何もかもが違いすぎる。

 「ふっ……、そう見ても構わぬが。卿の魂、中々に面白いのでな。カールが拾ってきてくれたそうだ」

 「魂……?」

 男の言葉にスクィーラは自分が本当に死んだのではないだろうか?という疑念が生まれる。

 この玉座の間にいること、自分が五体満足であることなど、捕らえられて拷問を受けていた状況から考えれば説明が付かない。

 「卿は「戦い」を望むか?」

 「……はい」

 玉座の男の言葉に、スクィーラは答える。

 自分が拷問を受けている時に語りかけて来た言葉はこういう意味だったのだろうか? スクィーラ人間達の勝利に終わるという「結末」を認めなかった。

 語りかけてきた言葉の中の問いかけにスクィーラは「戦う」ことを望むと答えた。

 「卿は「人間」として認めて貰いたかったのだろう?」

 「ええ、私達バケネズミの現状を打破する為に町の人間達に戦いを挑みました……、しかし結果は敗れました! 私は悔しい! 我等バケネズミはこのまま永遠に人間達に酷使されることを! 我等は同じ人間である筈なのに!!」

 スクィーラの中に溜まっていた町の人間達に対する嫌悪、憎悪、憤怒の感情と戦いに敗れた後悔の念と合わさり、一気に爆発する。

 「私は総てを愛している。無論卿もだ、スクィーラ。我が愛は破壊の慕情、そこに例外などない。卿も我が総軍の一つとなるがいい、卿の部下達の魂も全て回収済みだ」

 スクィーラは玉座の男の言葉に胸を打った。この男の言葉に嘘などないとスクィーラは確信した。根拠至々の話ではない、真実玉座の男は心からそう言っているのだと直感で理解できたからだ。

 「戦わせて下さい……! 我等の……我等バケネズミの誇りを守るために……!」
0353名無しさん@お腹いっぱい。
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2014/07/17(木) 20:36:41.41ID:+O5VExOM0
 玉座の男は町の人間達のような「偽りの神」ではなかった。神として敬うならば、従うならばこの男を迷わず選ぶ。

 男が自分を見つめる眼は町の人間達のように蔑みの目ではなかった。

 「いいだろうスクィーラ。グラズヘイムは間もなく卿のいた町に顕現する。卿も我が総軍の一つ、獅子の鬣の一本となりて戦いに参ぜよ」

 「喜んで……!」

 自分達の未来が変わるのなら……、例え悪魔にだろうが魂を売る。自分達は「人間」なのだ。ただ、その思いを胸に戦うとスクィーラは誓った。
0354作者の都合により名無しです
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2014/07/18(金) 01:43:35.13ID:tOxS3F37I
>>285
長いしつまらない
0355スクィーラがグラズヘイム入り
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2014/07/19(土) 20:48:17.45ID:HHoKKRoj0
 スクィーラは上空千メートルに浮かぶグラズヘイムから、地上にある神栖66町を睥睨していた。

 自身が神と呼ぶに相応しき存在から授かった「力」を存分に発揮したく、胸が躍っていた。

 そう、自分達バケネズミを存分に虐げ、搾取し、恐怖と絶望と死の象徴であった町の人間達に思い知らせてやらねばならないのだ。

 スクィーラはそんな神を称する存在に戦いを挑み、そして敗れた。

 敗れたスクィーラは裁判にかけられ、延々と続く呪力による無限地獄の刑を受けることになったのだ。

 その時のスクィーラの無念たるや到底言葉などで表現しきれるものではなかった。

 五百年にも渡る自分達種族の苦しみの歴史を捕らえたミノシロモドキを通じて知った時の衝撃は今でも忘れられない。

 自分達は非能力者の人間の子孫であり、五百年前に科学技術を持つ集団によりその姿形を醜いバケモノに変えられた。

 これまでの自分達の生は一体何だったのだろうか?

 ミノシロモドキに記された真実を知るまではひたすらに神に忠誠を誓い、神の為に働くことこそが自分達の役割だと信じていた。

 しかし真実はどうだ? 自分達は元は人間であり、先祖の犯した罪でこうして醜いケモノに作り変えられ、今日に至るまで延々と抑圧され続けてきた。

 呪力を持たないから、それだけの理由でこんな姿になったというのか?

 スクィーラは自分達がこのまま紛い物の神達に踊らされたまま終わるということを当然良しとはしなかった。

 当然だろう、こんな真実を知れば町の人間達を心の底から神などと敬うことが出来るだろうか?

 断じて自分達は消耗品の家畜などではない。

 スクィーラが町の人間に反旗を翻す決意をしたのはミノシロモドキの真実を知ってから数十分後のことだった。

 そして悪鬼の少年、メシアを用意し、緻密かつ用意周到な計画を十年以上にも渡って練ってきた。

 全ては自分達の未来の為、偽りの神に抗う為にだ。

 が、同じバケネズミである奇狼丸の裏切りとも呼べる行いにより、スクィーラは敗れることとなった。

 長年に掛けて作り上げた計画が奇狼丸一人によって脆くも崩れることとなってしまった。

 全てが終わったと思った

 自分達バケネズミの未来はそこで潰えたかに思えた。

 が、思わぬ助けの手がスクィーラに差し伸べられることになる。

 そう、町の人間と比較することすらおこがましいと思える程の隔絶した『存在』に。

 黄金の化身を思わせる金色に輝く髪の毛、その場にいるだけでその男の周囲の全てが陳腐な装飾品とすら思えてくる存在感、
言動の端々から感じる重厚感、彼が目の前に存在しているだけで自然と地べたに額を擦り付けてひれ伏したくなる。

 何もかもが違いすぎるのだ。例えばこの男が自分に「死ね」と言えば何の躊躇もなく即座に命を捨てているだろう。

 本物の、正真正銘神の化身としか思えない玉座に座る黄金の男に救われたスクィーラ。

 そしてその男から『力』を授けられたスクィーラ。

 そう、その力を使って自分達の未来を切り開かねばならないのだ。
0356スクィーラがグラズヘイム入り
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2014/07/19(土) 22:55:42.24ID:HHoKKRoj0
 この力は正確に言えば玉座の男の隣に佇む黒衣の影法師から贈られた物であるのだが。

 「スクィーラよ、私は卿がこの世界を作り変える光景が見たいのだ。わかり易く言えば卿の世界は牢獄のようなものだろう。
私は卿を見込んで、この世界に終止符を打つ大役を任せたいのだ。出来るか?」

 「元よりそのつもりです。貴方達から贈られたこの力、存分に使わせていただきます」

 下界に広がる神栖66町を見据えながら背後にいる黄金の男に言うスクィーラ。

 「獣殿、彼をこのグラズヘイムの一員としてお迎えにならないのですか?」

 「ああ、カール。私はこの者が歪んだ世界を壊す瞬間が見たくてな。我等がこれからしようとしていることと何の差がある? 我等と同じく牢獄に囚われている
者こそ、我等の持つ苦しみも理解できているというもの。この者がこの世界でシャンバラを築く姿も、目的を果たした我等の姿と重なるとは思わんか?」

 「その通り。真に惜しい人材ではありますが、獣殿がそう言うのであれば」

 「それでは行って参ります」

 「健闘を祈るぞスクィーラ」

 後方の神に別れを告げたスクィーラはグラズヘイムから飛び降りる。そしてそのまま町目掛けて凄まじいスピードで急降下していく。

 「町の人間共よ!! 我等バケネズミを苦しめてきた償いをしてもらうぞぉ!!!!」

 地上の町目掛けて落下しながら咆哮するスクィーラ。

 それは巨大な猛獣の轟吼を思わせる程の響きであり、確実に下の町にまで届いているに違いない。

 そしてついに町の中心部である広場に両足で着地するスクィーラ。

 着地時の衝撃により自分の周囲数メートルが陥没する。
0357スクィーラがグラズヘイム入り
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2014/07/19(土) 22:56:21.34ID:HHoKKRoj0
 「な! 何だぁ!?」

 「こ、こいつはスクィーラだ! そんな馬鹿な!?」

 広場には数十名程の町の人間がいた。今の時間では自分が死んでから一年程の歳月が流れているらしい。

 バケネズミの反乱による打撃からようやく回復してきたという所だろうか?

 町の人間達も一年前のバケネズミの反乱時にバケネズミに対する恐怖を植えつけられたに違いない。

 自分達に従っていた家畜に手を噛まれたのだ。

 「お久しぶりです町の神様方。いや、最早貴方達は神などではない、神になった気でいるだけの無力な人間様ですね」

 スクィーラは周囲の人間達を見回しながらゆっくりと近づく。

 「バ! バケネズミめ!! 死ね!」

 案の定、恐怖に駆られた町の人間の一人がスクィーラを呪力で殺そうとしてくる。スクィーラも自分に呪力が降りかかってくるのを感じた。

 が、呪力でスクィーラを拘束することはできず、スクィーラは容易く呪力による『縛り』を引きちぎる。

 「そ! そんな馬鹿な!?」

 「ありえない! 呪力を振りほどくなんて!!」

 町の人間達の間で動揺が広がっている。

 無理もないだろう、呪力が通用しないバケネズミの相手などしたことはないのだから。

 「それでは私の番ですね」

 そう、町の人間達に絶対的かつ絶望的なまでの力の差を思い知らせる為にわざと呪力を受けたのだ。

 そして神より授かった力をスクィーラは解放する。

 スクィーラの口から呪いの響きを思わせる程のおぞましく、聞く者に恐怖を与える歌声が紡がれていく。
0359作者の都合により名無しです
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2014/07/22(火) 06:09:58.79ID:nYADH26t0
ヲッサン向けドリー夢ばっかだなこいつ
一般でやんなキモイんだよ
0360作者の都合により名無しです
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2014/08/03(日) 18:31:59.15ID:wC3sWSyN0
動物虐待者リスト
犯罪者◆樋口昭彦(44)◆日本興業銀行行員◆東京都世田谷区砧3◆猫を洋弓銃で殺害
犯罪者◆北田哲生(33)◆さくら銀行行員◆川口市栄町二◆猫の頭部切断して玄関先に放置
犯罪者◆大久保雄路(21)◆中卒無職◆宇都宮市清住1◆ハムスター20匹以上殺した後、飼い犬、猫を蹴りやゴルフクラブで撲殺
犯罪者◆森山博人(37)◆無職◆神戸市須磨区東落合1丁目◆自宅のベランダから猫6匹を投げ落とし殺す
犯罪者◆長谷川正宏(33)◆那覇市立神原中学校教諭◆那覇市樋川のマンション8階◆猫をマンション8階から投げ捨て
犯罪者◆上原宏之(38)◆川崎市建設局土木管理部主査◆東京都大田区西六郷2◆猫を粘着テープ巻きにして車に放置猫23匹殺
犯罪者◆松原潤(27)◆九州大学工学部卒無職◆広島県呉市焼山西3丁目◆ネットに猫虐殺写真公開
犯罪者●栗山龍(40)●猫虐殺が出来るSMクラブ経営者(検索おすすめ)
犯罪者●松本誠(28)●無職●大阪鶴見花博公園で猫を岩に叩き付け池に投げ殺す
犯罪者●村元隆俊(32)●飼い犬を虐待死火を点けて殺す、止めに入った祖母も灯油をかけ殺害
犯罪者●増田和春(57)●農業●犬の悲鳴に気がついた、無職女性の飼い犬の首を切って殺す。
犯罪者●館山祐子(50)●北海道苫小牧市、元ペットショップ経営●犬計6匹餓死させる「エサをやったが食べなかった」
まだいますので、お楽しみに!
全員精神異常者です
今も生きている鬼畜共です
0361作者の都合により名無しです
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2014/08/09(土) 00:19:24.15ID:zi+itfh10
根付いた慣習を青臭い感傷だけで矯正しようとして、無理なら排除してやろうと言う、現実に即してない極めて幼稚な展開には辟易する。
現実主義のスクィーラをただのロマンチストもどきにしてるあたりも、何か根本的に勘違いしてるように思える。
全体的に、独善的かつ断定的かつ一方的な思想の押し付けが極めて不快。共感出来ないこと甚だしい。
これは作者本人の性質なんだろう、スレ違いで歓迎されてなくて流れにも合ってないのに、厚顔にも連投している様からもわかる。
文章力以前の問題で、これでガキならまだしも、もしいい年こいた大人なら矯正は無理だろう。
それでも、そういうのを帳消しにするほど面白いの書ければ別だが、単純に面白くない、文章のセンスも面白さも皆無。
もし小説家志望だったら、まあ一生ワナビやることになるだろう。趣味や同人で書くのも、周囲に迷惑なだけなので到底オススメできないレベル。

単行本最終巻出て漫画版のスレきたら変なのがいて気分が悪くなった。
死んでほしい。
0363作者の都合により名無しです
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2014/08/10(日) 12:10:39.25ID:YbflIIV10
>>361はかまってちゃんに餌をやるのが趣味なの?
変なのが調子乗るから感想書き込むな

単行本の最終巻の感想書いてけよ
0369作者の都合により名無しです
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2014/08/19(火) 01:26:03.70ID:t7p4Bt9I0
>>363よ、君の言うことも分からなくはないがこれはしゃあない。ああいう輩に騙されて読みもしないのにクソミソに中傷する人が増えるのは防がないといかんからね。
魔砲少女とか魔法先生とかのヘイト創作があちこちで問題になってることだし。

>現実主義のスクィーラをただのロマンチストもどきにしてるあたりも、何か根本的に勘違いしてるように思える。
>全体的に、独善的かつ断定的かつ一方的な思想の押し付けが極めて不快。共感出来ないこと甚だしい。

例の荒らしはまさに>>361が言う通り。人物の言動といい設定と言い、原作見ずにアフィブロか何かで人の感想鵜呑みにした可能性が高い。もう何がやりたいのか自分でもわかってないんだろう。
あとミノシロモドキの情報とバケネズミ誕生の秘密が上の方で議論されてたが、脳内補完と曲解しすぎなんだよなあ。
しかもミノシロモドキがバケネズミの状態を「知ってたが言わなかった」のと「知らなかった」のと、矛盾する答えを僅か二、三行に併記し放置する才能を発揮してるんだし。
0375作者の都合により名無しです
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2014/08/27(水) 03:16:13.71ID:ckx9HZXV0
>>374
あれ新人漫画家なら、どこでも変わんないんじゃないかなぁ。
月刊なら週刊よりスケジュールはマシだけどアシ雇ってたら
原稿料だけではトントンか赤字。コミック売り上げでようやく
利益が出るってのは普通なんじゃ…。
0382作者の都合により名無しです
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2014/09/14(日) 22:00:42.47ID:Lksh6ak10
早希ちゃん26歳と覚のセクロスが2〜3コマしかなくてしょんぼり
もっとガッツリ犯れよ16ページ位に渡って
0390作者の都合により名無しです
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2014/09/22(月) 12:58:51.30ID:4AbjKFLk0
原作をずっと昔に読んで最近アニメと漫画を見たけど、
早希が美人、まして巨乳のイメージはまったくなかったわ・・・
0392作者の都合により名無しです
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2014/09/23(火) 17:52:48.65ID:jvjbphrD0
あの26歳の程良く熟れた身体が、屈強な男に組み敷かれて
ズッコンバッコンされる所が見たかった
0394作者の都合により名無しです
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2014/10/11(土) 19:19:18.89ID:4sCEYz0CI
最後の方、記念館に東京大決戦っていう戦闘の様子を再現した模型があるけど、
あれだと早季ちゃんなかにシャツ着せられてるんだな
さすがに指導者になる人があんなエロい格好してたってのはまずかったのか
0396作者の都合により名無しです
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2014/10/31(金) 22:43:20.08ID:dgcHNaTS0
読み切りって最終巻に収録されてないの?
されてないとすればどの単行本に入ってるのだろう
0402作者の都合により名無しです
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2014/11/22(土) 13:48:02.57ID:eOVMGPPPO
新世界より0のコミカライズも及川徹先生でぜひ♪
0403作者の都合により名無しです
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2015/02/09(月) 21:05:39.91ID:YXxOhuyn0
旬と悟のHシーンがないのは許せんな女のからみはいらねえ
0404作者の都合により名無しです
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2015/02/15(日) 17:19:03.86ID:LLRby55tO
むしろマリアが巨乳イメージだったし、麗子って原作だと空気だったような。
0406作者の都合により名無しです
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2015/03/13(金) 06:24:26.56ID:L4Ktiu8L0
読み始めたけどアニメと同じで悪鬼編から急に良くなるな
業魔まで読んで読むのやめようかなと思ったけど悪鬼導入部で持ち直した
ところどころ設定おかしいの気になるけど。富子さんの毒攻撃とか鏑木の最初の攻撃とかえ?って思っちまった
でもそれ抜かせば富子さんの奮闘は感動したし鏑木と猫のタッグ戦も良かったわ
レズとオリキャラちょっときついけど
0408作者の都合により名無しです
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2015/03/18(水) 12:31:18.26ID:EkdEocZY0
読者が原作読んでこうだったらいいなって考える理想をそのまま書いたような漫画だった
バケネズミと人間の和解とか人間の教育改革とか、あとおまけとはいえ最終巻の真理亜と悪鬼とかね
0409作者の都合により名無しです
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2015/03/22(日) 07:42:17.00ID:r0LeoKtl0
ホモシーソ省いたのはカスゆるさん
0412作者の都合により名無しです
垢版 |
2015/04/22(水) 09:57:48.04ID:aRHaXCN70
漫画版は真理亜がなんであんなにボノボ社会にショック受けてたのか謎だ
別にどんな社会でもあの子が一番好きとかはあると思うんだが、実はこの世界はボノボ社会だった!って言われてどうして私の早季への愛は偽りだったみたいな感想になるんだろ
愧死機構や攻撃抑制に関してもそうだけど細かいところがなんかまとまってない漫画なんだよな
0414作者の都合により名無しです
垢版 |
2015/07/01(水) 22:58:15.30ID:KvmYfUD90
>>412
本来のボノボ行為がストレス発散の為とか説明されてショック受けたんでしょ?
後は自分は早季を性欲の吐け口にしていただけだったのかと思いつめて情緒不安定
0419作者の都合により名無しです
垢版 |
2015/11/23(月) 14:12:20.17ID:EhjipTL2
他のコミカライズとかしてるんじゃないか?
バトル描写とか意外に書けてたから新世界よりは逆にエロが邪魔だったなー
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