【ケルベロス打ち切り事件】

週刊少年チャンピオンで2010年から2011年にかけて連載されていた
『ケルベロス』(作:フクイタクミ)の連載終了直前、最後の約一か月に
作中、並びにチャンピオンスレで起こった一連の騒動、及びその後
スレに残した多大な影響を指す。

この作品は主人公の景が「崩」という八柱の化け物を世に開放してしまい、
崩の監視役である「狗骸」雪房を身にまとった「墓守」として、崩を再封印するのが
テーマであったが、八崩を封印した後を匂わせる展開が中期から色濃く出始めた。
そして八崩最後の一体を倒したところで一週の休載が入り、休載明けは
人工墓守「仇喰」に瞬殺されて姿が出ておらず、後に名前だけ出てきた
八崩の一柱、赤目嵐が幼女の姿で復活して仇喰に付き添っており、
狗骸と同じように仇喰の鎧となるという新展開で始まった。

……が、次週突如臨海学校編が始まる。

水着に恋に友情に、チャンピオン読者は読者サービスに喜ぶ半面、困惑と底知れない不安を
感じずにはいられなかった。そして案の定、「あと三週で終わりです」という
巻末コメントが載ってしまう。
「なぜ打ち切りの直前に休載を入れるのか?」
「そもそも打ち切りならなぜ新展開を開始させたのか?」
と、編集部に対する不審が渦巻くこととなった。

その後、チャンピオンスレでは「水着と臨海学校は打ち切りフラグ」
という本来なら