番組内のインタビューで、庵野さんはネット上の書き込みを見たことをきっかけにアニメ制作への熱意を失い、自死を考えたと明かす。

「自分としては世の中とかアニメを好きな人のために頑張ってたつもりなんですけど、庵野秀明をどうやって殺すかを話し合うようなスレッドがあって。
どうやったら一番うまく僕を殺せるかっていうのがずっと書いてある。こうやって殺したらいい、こうやって殺したらいいって。それを見た時にもうどうでもよくなって。アニメを作るとか、そういうのはもういいやって」

2回ほど「危険」があり、1度は電車に飛び込もうとし、2度目は会社の屋上から飛び降りようとするほど追い込まれたという。
しかし、「死ぬのは別にいいんだけど、死ぬ前に痛いのは嫌だ」と考えたことで、踏みとどまったという。

SNSが普及した現代で深刻な問題となっているネット上の誹謗中傷。心ない言葉の書き込みが、いかに人の心を傷つける「凶器」となるか、思い知らされる場面だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c5f149e0311c6ebcdcc75478d9c2c37bd607449