同時刻:日登町武道館

 突然、ゴゴゴゴという地響きと共に、日登町武道館が大きく揺れた。
 揺れは強く、長く、テーブルの上のモノも次々と落下していく。

バルトフェルド「ああくそ! せっかく挽いたコーヒーがこぼれちまった。しかしなんだこの揺れは。地震か?」

 そこへ、血相を変えてバーニィが飛び込んでくる。

バーニィ「た、た、た、大変です!」
バルトフェルド「今度はどうした!」
バーニィ「それが、ラクスさんたちのいるステージが突然割れて……!」
バルトフェルド「なんだと!? 二人に怪我は!」
バーニィ「それは大丈夫です。急いで避難しましたから。でも、割れたステージの下からとんでもないものが」
バルトフェルド「とんでもないもの? なんだいそれは」
バーニィ「リングです! 巨大なリングが、ステージを突き破って出てきたんです!!」

 日登町武道館:メインステージ

フリット「ようやく揺れは収まったけど、ステージの下から現れたこれって」
ウッソ「四角いマットに鉄柱に張ったロープ……どう見てもリングですよね、プロレスの」
ガロード「だけど無茶苦茶でかくないか! MSが暴れられるサイズだぞ」
クリス「そういえば昔アムロさんに聞いたことがあるわ。かつて日登町武道館は、ロボットプロレスの聖地と呼ばれてたって」
ガロード「ロボットプロレスの聖地!?」


 再び中央区の幹線道路
 
カミーユ「なんだ今の映像は。それに、あのリングは一体……」
アムロ(Z)「あれこそ日登町特設リング。かつてザ○ボットやダ○ターンも戦ったという、伝説のリングさ!」
クワトロ「カミーユ・ビダン、そしてジュドー・アーシタ。我々はあそこで、キミたちに2対2のスペシャルタッグマッチを申し込む!!」
カミーユ・ジュドー「「ス、スペシャルタッグマッチだって〜〜〜!!?」」


 次回、『オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟』夢のニュータイプタッグ編に続く