――人気作だけに続編も、そろそろ気になるのですが?

小形:今、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が動いていますので、こちらを終わらせたら…。
それと福井さんも“違う宇宙”に行かれているので、早く帰ってきてもらって(笑)。
福井:いやいやいや、逆に帰れなくなってんのよ、今。「ハサウェイいつ? そろそろ帰ろうかな?」とか「ハサウェイいるな、じゃあこっちいっとくか」みたいな(笑)。
小形:ようやく1作目が5月公開ですから。宇宙世紀の中で『UC』の役割はまだ終わっていませんからね。
福井:ユニコーンガンダムのサイコフレームは、『機動戦士ガンダムNT』でも解決していない問題で、これだけすごいものが、その後、十数年で影も形もなくなった理由っていうのは何だろうって。
もう技術としてタブーなものになっていて、誰も触れていない。おそらくもう一回大災害があったはずなんです。

――U.C.0100におけるジオン共和国の自治権問題についても、『機動戦士ガンダムUC』において何度かワードとして登場していますよね。

福井:そうですね、その辺りとかぶることになると思いますね。
小形:(ジオン共和国の自治権放棄は)どこかで触れざるを得ないと思うんですよね。
ハサウェイの時代はU.C.0105、すでに先の時代なので。
福井:そうそう、(ジオン共和国の自治権放棄を)抜けた先に進んでいる。
小形:サイコフレームを封じられた時代なんです。
福井:だからこそ、U.C.0100年前後に何かあったんだろうと。その何かを描くこと、それを以て、おそらく『UC』の役目は終わりですよね。
小形:という考え方だったんですけど、ちょっとまだわかんないですよね(笑)。
いや、当初はそこをやる予定でしたが、結局、『閃光のハサウェイ』の状況を含めた上で、おそらく考えいくことになると思います。
https://bandai-hobby.net/site/auto_trans/interview/