福井晴敏:
・F91でニュータイプが登場しなくなったのは
 F91までの数十年の間に、ニュータイプにまつわる何か酷いことがあったから。
 手をつけたら人類が滅んでしまう、世界を揺るがす決定的なことが起きた。
・ニュータイプはwifiとネットに近い。
あの世界では体が滅んでも魂は存在し続け、最終的に自我は溶け合って共有される。
 それを受信するのがニュータイプ。しかも彼らはメカニカルの援用を受けると、
 無限のエネルギーを引き出して現実世界に物理作用をもたらすこともできてしまう。
 それは死後の世界と現世を隔てる界面を揺るがす、凄まじく危険な力なんです。
・「UC NexT 0100」プロジェクトはニュータイプはこんな危険なものだったのか、ということに人間が直面する話になっていく。
・核兵器は広島と長崎が焼かれたという人類の共通体験があるように、今後どこかで一度非道い目にあって、
 ニュータイプの威力を目の当たりにする事になる。それは虐殺とかではなく、生死の界面を揺るがしてしまう。