http://toyokeizai.net/articles/-/182421?page=3
実際、オウム真理教事件のとき、ガンダムとオウムとを重ね合わせて論じられたこともあった。

まったく違う。覚醒者もへったくれもない、人はどこまで行っても人だ。広い世界で小さな人間がどう生きているかというリアルな物語だったのに、いつのまにか飛び抜けた人間、特別な人間の物語に変わっていたのだ。選民思想の物語、何とも危うい。

そこで私は自分の理解するガンダムを世に提示しようと決心した。もちろん原作者・監督の富野由悠季氏には許可を取った。余計な部分を削り、必要なものを付け足すと話した。彼は一言「見させてもらうよ」だけだったな。