http://www.skyperfectv.co.jp/special/gundam/
●富野由悠季監督
第1作の「機動戦士ガンダム」('79年)が成功し、引き続きシリーズを手掛けるにあたって誓ったのは、
似たものにしないということ。
「機動戦士Zガンダム」('85年)も「機動戦士ガンダムZZ」('86年)でも、新しい手法を追求して、
前例のないものに仕上げました。
“延長線上にあるものを作っていたら自滅する”というのはガンダムから学んだことです。

一方で、全く変わらなかったのは、作品に対する“本気度”です。
それぞれ作品のツラは違うけれども、全部本気で制作したし、そこに嘘はない。
なぜなら少しでも嘘をついたら子どもは見てくれないからです。
そして1,000万人が見てくれるような“俗受け”する作品を作らなければ意味がない。
ガンダムの35年の歴史は、僕にいろんなことを教えてくれました。
後に続くスタッフは、それを考えて頂きたいですね。

1,000万人が見てくれたガンダム、累計1,000万個、単品100万個以上…
上記を達成したのは下記と視聴率から1st再放送、Z、ZZ、シード、SDガンダム
※単品100万個以上は1st38種、MK−U、Z、ZZ、ストライク
※シード運命と00は百万人見てくれた可能性あり
Gレコは7大ガンダムを超えられるか!

●オトナファミ2013年3月号
年始め恒例インタビュー
富野由悠季 2013年の日本に立つ
――では最期に新作のメインテーマとメインターゲットを教えて下さい。
富野:子供です。そして、100年持つ作品にする。

●富野曰く、100年持ったガンダムがZとZZ
2002.4.15グレートメカニック4/双葉社/協力:サンライズ、バンダイ他/91P
富野由悠季監督インタビュー
原文開始
「だからタミヤ模型のあの零戦は、50年、いや100年売れるかもしれない。
”クラシック”とはそういうものでしょ。」
「「ガンダム」以後の、うーん、どれくらいまでだったらいいのかなあ。まあ、
「Z」や「ZZ」は加えてもいいかもしれないけれども、
あれはみんな”クラシック”」になったんです。
だからこれは、誰がなんと言おうと関係なく、生き残るんです。」
原文終了

「クラシック」の意味
・長く時代を超えて規範とすべきもの

●GUNDAM 35th ANNIVERSARY BOOK YOSHIYUKI TOMINO 1979-2014/20140823
定価:2,000円(税込)/編集:角川書店/発売:株式会社KADOKAWA
富野由悠季監督が寄稿し、イベントにも参加

5Pより
ガンダムは中高生の女の子の支持から始まった作品
6Pより
フォウ・ムラサメの話以上に厚みのある物語はつくれなかった
7Pより
カミーユがちょっと踏ん張ったら、ジュドーになるんだよね