そういう説はあるけど、しかし、ガンダムというかWB隊がなかったら、もっとジオン優位な戦況が続いてそうでもある。
ジオンのエースやMAを撃破しまくりだし、囮としても超優秀だし、戦況を変え得るところになぜかwいるし。
物量とか国力とか考えると、ジオンは負けるしかなかったけど、政治や士気を考えると、連邦がかならず勝つというものでもないから。
そもそも「ジオンに兵なし」のレビル演説がなければ、ジオンの実質的勝利が見えてたんだし。

以下、代替が効かなそうな戦績。

ジオン北米部隊がひっかき回された上、ガルマ戦死。WB隊がいなければ、ガルマが戦功を焦ることもなく、シャアが奸計を謀ることもなく。
何もなければガルマは、現地上流階級とうまくやってたようだし、政治的にも地上をもっと把握できそうだった。

オデッサ作戦での寝返りの事前発見と水爆弾頭無効化。もし寝返りが成功していたら、ジオンが勝利していたかも。
オデッサ作戦が失敗していたら、連邦の戦線維持は難しくなっていたのではないか。陸上戦力的にも政治的にも。

ジャブローへの進入がばれたおかげで、ジオン北米部隊の最後の大戦力を消費させた。
冷静に考えると、入り口がわかったところで今さらの降下作戦でジャブローを落とせるわけもなく、ジオン地上軍としてはむしろ持久戦を視野に入れて、戦力を温存するべきだった。
ガルマもマクベもいなくなって、もう大局的な判断はできなくなっていたかもだし、そこにつけこむシャアの意図的な浪費だったのかもだけど。

テキサスコロニーで、マクベを撃破。
マクベはこんな戦況のこんなところでMS戦なんかするべきではなかった。
ガンダムがいなければ、そんな近視眼的な行動はせず、戦略的に参謀や兵站をしていただろう。

ソロモンで、ビグザムを撃破。
戦略兵器ソーラシステムのおかげで、ソロモン攻略成功は確定的だったけど、ビグザムを撃破できなければ、攻略に直接参加した連邦軍部隊は壊滅していたかも。
そうなっていたら、ソロモンを制圧してコンペイトウとして利用できるようになるまで、もっと時間がかかっていただろう。

コンペイトウで、エルメスを撃破。
あの時点でのアムロのガンダムでなければ、エルメスの攻撃を受け続けるしかなく、そうなると、連邦軍の戦力は地味に削られるし、士気も低下していただろう。

ア・バオア・クーで、ジオング撃破。
シャアが、アムロのガンダムにこだわらずに、ジオン軍艦隊防衛でも連邦軍艦隊攻撃でも、どちらでもいいからちゃんとしていたら、戦局はまだわからなかった。
連邦軍も、ソロモン攻略、ソーラレイ攻撃で戦力をかなり失った後であり、そもそも簡単な攻略ではなかったので。