なんか待たせたようでごめんなさい
GAT-05ミクラス GAT-06アギラ

GAT-02L2の後継機であるGAT-04ウインダムであるが、本来は05ミクラス、06アギラとの共同運用が前提とされていた。
04ウインダムがストライカーパックを活用したバランス型で、GAT-X105の完全量産型と言われていたがその欠点も等しく
受け継いでいた。すなわち、どんな状況にも対応できるかわりにそれぞれの分野に特化した機体には劣る面もおおい、と
いう点である

アクタイオンプロジェクトで初期GAT-X機の再生産と試験運用が始まった際、ストライクEも砲撃戦特化のヴェルデバスター、
接近戦特化のブルデュエルと連携運用して高い戦果を誇った戦訓から、ストライクの量産型ともいえるウインダムにも砲撃戦、
接近戦を担当する僚機が必要とされ、企画された

GAT-05,06の最大の特徴として、ストライカーパックシステムの廃止があげられる。それぞれが砲撃戦、接近戦に特化した設計
のため、コスト面や整備面を考慮。そのうえでフレームそのものにそれぞれに向いたチューニングを施しており、その性能はそれ
ぞれバスターガンダム、デュエルガンダムの完全量産型か、もしくはそれぞれを凌駕するものと評価されていた

GAT-05ミクラスが砲撃戦特化型でフレームそのものはパワー重視のセッティングをしている一方、装甲はTP装甲にとどめて
火力にエネルギーを振れるようになっている。バスターの量産機として設計されたが火器は125mm 2連装高エネルギー長射程
ビーム砲 シュラークを手持ち式一連にかえたビームバズーカと、本体内蔵型の580mm複列位相エネルギー砲 スキュラが搭載
された

GAT-06アギラは接近戦特化型で装甲もVPS装甲を搭載したが、ブルデュエルのようにフォルテストラをまとわず、より軽量化を
図って接近戦に特化した設計をしている。設計時点での連合軍MSの手持ち武器はすべて扱えるが、特徴的な装備として15.78m
対艦刀「シュベルトゲベール」を小型簡略化して対MS戦に特化した実体剣「ワキザシ」が与えられている

なお量産の目途は立っていたが先行配備されたウインダムが鳴かず飛ばずだったため、同系の技術が使われた05,06の実戦配備
は見送られた。