RGM-89R-S ジェガンR型スカンダ

 第一次オールズモビル戦役後、未だ大型機全能説に拘る一部の軍官僚によって改修指揮された機体。
スカンダとは偉駄天の由来となったインドの神の意。
ジェガンR型をベースに、オールズモビルや小型機に対応できるだけの機動力を追求した作りになっている。
この機体の特徴としてスラスター増設やプロペラント増量ではなく、スラスター強化と排熱の効率化に注力しており、
胸部ダクトはM型、膝にも当時モダンだった排熱ダクト、ふくらはぎにはRFグフを模した放熱口、左腕には冷却剤タンクを兼ねたガントレットを採用。
大腿部側面と肩前部の装甲には伸縮式のファンを備え、後頭部装甲も一部省略して放熱。RMS-099のビームピストル強化モデルをメイン火器とする。
 装甲面より放熱口が目立つような異形は「ゼブラーマン」「保健室(=冷却ベッド)のサボり魔」などと呼ばれ、
どんなに丁寧に操縦しても数回の出撃で強度が限界に達するため「ヅダの末裔」「ガザの孫」などとやゆされ、
あてがわれたパイロットは自他共に貧乏くじを認めレッドアウトや脱水症状が多発、運用終盤には専ら自動操縦の特攻機かバリアー扱いだった。

尚アナハイム・エレクトロニクスでは当機を現地レヴェルのマイナーチェンジである、素人仕事であるとして関与を否認している。