RGM-86S GM3高機動型

U.C.0094年、陳腐化が指摘されつつも未だ多数が就役中のGM3の延命と高性能化を目的として考案された強化改修案
肩部アーマーを大型スラスターユニット付き(プロペラントタンク内臓)のものに変更
両腰横のハードポイントに大型バーニア付きテールバインダーを固定し
さらにバックパックをテールスタビレーターを備えた推力強化型のものに変更するというもの

これにより既存のGM3が安価に機動力と運動性はガンダムタイプに匹敵するレベルに達する高機動機となるが
改修にともない、大型ミサイルランチャーのハードポイントが使用てきなくなることで
この時期のGM3の主な運用方法である中〜長距離での火力支援機として運用できなくなることと
高機動機特有の操縦難易度の高さから現場部隊には嫌われ、実際に改修された機体はごく少数に留まる

しかしこの高機動力を活かせる一部の腕利きパイロットに当機は高く評価されて長きに渡り愛用され
U.C.0109年に次々世代機ヘビーガンと入れ替えに退役した連邦軍最後のGM3はこの高機動型であった