MAN-08E エルメス偵察型
エルメスのビットを各種カメラに改造し性能向上著しい連邦のMSなどをねちっこく撮影、解析してしまおうというかなり切羽詰まった企画。
高価な機体を直接的な戦力にしないのは如何なものかという批判が相当あったが「一般兵には扱えない特殊機だし準備中のララァ・スンの機体は当初の機体だから平気平気」と丸め込んだ。
製造中の追加増産機や予備パーツなどからかき集めて完成した機体にいつものフラナガン研究所から特性が高くても戦闘に向かないニュータイプ候補生が派遣された。
早速慣らし運転もそこそこに出撃。紺色に塗られた機体とビットは視認性が低くやすやすと連邦のテスト運用艦隊に接近。
両腕両肩にビームキャノンを装備したGMや両肩が丸くないガンキャノンなど見た事もないMSや手足のあるボールなどを死角を突きつつ舐めるようなカメラアングルで撮影に成功する。
意気揚々として帰投したエルメスよりデータが抽出されたが、候補生とはいえども超高速で操作されるビットのカメラ映像を見続けた技術者が次々と画面酔いして卒倒。解析が終わる頃には戦争も終わっていた。